【対処法】Kindleが再起動を繰り返す、木と少年の画面と真っ白画面の終わらないループの結末は

頼みの綱のカスタマーサービス

Kindle端末が再起動を繰り返し、画面操作を一切受け付けなくなったときの対処法を紹介します。

再起動を繰り返すKindle Paperwhite シグニチャーエディション 第11世代

目次

繰り返す再起動、Kindleが逝った経緯

買ったKindle本は、Kindle端末に自動的にダウンロードされます。

いつものようにiPhoneでウェブのKindleストアにアクセスし、Kindle本を購入。直前まで別の本を読んでいたKindle Paperwhite シグニチャーエディション(第11世代)に、買ったばかりの本がダウンロードされるのを待っていました。

ところが、ダウンロードがいっこうに始まりません。通信状況(Wi-Fi接続あり)やバッテリー残量(90%以上)、ストレージ空き容量(24GB強)などに問題なし。適当な本の無料サンプルをダウンロードしてみようと試みるも、書名は表示されるものの書影は表示されず、ダウンロードはまったく進みません。

そこで伝家の宝刀「端末の再起動」を設定メニューから実行することにしました。スマホやPCなど電子機器の調子がおかしい場合、再起動することで状況が改善することが多いためです。

結果は冒頭の動画のとおりで、Kindle Paperwhiteが再起動を繰り返すようになってしまいました。木と少年の見慣れた画面が数十秒表示されつづけ、真っ白の画面がちらついた後、再び木と少年の画面に戻る状況に。なお一晩置いておいても、このループは続いていました。おそらくバッテリーが切れるまで状況は変わらなかったことでしょう。

試した(試そうとした)対処法

Amazonのヘルプページや公式フォーラムを参考に、以下の対処法を実践してみました。電源ボタンの長押しは実際に試せましたが、ソフトウェア・アップデートとデバイスのリセットは試せませんでした。

筆者の場合は状況の改善は見られませんでしたが、事前にひと通りの対処法を試しておいたことで、最後の頼みの綱であるカスタマーサービスとのやり取りがスムーズになりました。以下の方法以外の対処法を案内されなかったので、ひとりのユーザーとしてできることはやったと評価できるはずです。

  1. 充電中に電源ボタンを長押しする

    付属USBケーブルで充電したまま、電源ボタンを長押しして起動する。

    筆者の場合

    再起動の繰り返しは改善しませんでした。バッテリー残量が不足している場合の対処法だと思われます。筆者の場合はバッテーリー残量が90%以上あったため、該当しないケースでしょう。

    バッテリー残量が不足している場合は、USBケーブルや電源アダプタを別のものと交換して、きちんと充電できるかを確認しましょう。

  2. 電源ボタンを長押しする

    USBケーブルを端末から外し、電源ボタンを40秒間長押しして再起動する。

    筆者の場合

    再起動の繰り返しは改善しませんでした。

  3. PC/MacとUSBで接続し、電源ボタンを長押しする

    PC/Macに接続して充電した状態で、電源ボタンを40秒間長押しして再起動する

    筆者の場合

    再起動の繰り返しは改善しませんでした。バッテリー残量が不足している場合の対処法だと思われます。

  4. Kindle端末を手動でアップデートする

    公式サイトの案内に従って、ソフトウェアを手動でアップデートする。

    Kindle電子書籍リーダーのソフトウェアを手動でアップデートする - Amazonカスタマーサービス

    筆者の場合

    PC/MacがKindle Paperwhiteを認識しないため実行できませんでした。

  5. Kindle端末をリセットする

    公式フォーラムの案内に従って、Kindle端末をリセットする。

    Kindle Paperwhite(第11世代)が再起動を繰り返す件について

    筆者の場合

    PC/MacがKindle Paperwhiteを認識しないため実行できませんでした。

  6. カスタマーサービスに問い合わせる

    ここまでの対処法をすべて試しても効果がなければ、経緯および対処したことをカスタマーサービスに説明する。

    Amazon.co.jp - カスタマーサービスに連絡

    Amazonに問い合わせる方法 電話・チャットで24時間日本語対応

    筆者の場合

    経緯と実際に試したことをテキストとしてリスト化しておいたので、カスタマーサービス担当者への説明がスムーズに進みました。端末をPCが認識しない以上、打つ手なしという結論のようでした。

結末:再起動問題は解決せず、故障交換してもらうことに

カスタマーサービスに問い合わせても筆者のKindle Paperwhiteの再起動問題は解決しなかったため、端末の故障・不具合として交換してもらうことになりました。1年間限定保証の期間内であったことが幸いだったというほかありません。カスタマーサービスでのやり取りは、事前に伝えることを準備していたこともあり、無駄なく非常にスムーズに終えることができました。

Amazon カスタマーサービス

Amazonカスタマーサービスとのやり取り。電源ボタン長押し等による再起動ができなかったことと、MacでKindleを認識できなかったことを伝えたところ、「デバイスの故障である可能性」とのことで交換してもらえることになった

交換する端末はカスタマーサービスで案内されたとおりに返品することになります。返品のやり方は、Amazonの通常の返品方法と基本的に同じ。メールで案内される返送手順に従って返品するだけです。

Kindle Paperwhite 交換端末

再起動ループが発生した夜にカスタマーサービスに問い合わせて、翌朝に故障端末を返送したところ、その翌日に新品のKindle Paperwhiteが届いた

Kindle Paperwhite シグニチャー エディション(第11世代)
Kindle Paperwhite シグニチャー エディション(第11世代)
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Amazon
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