【最新】iPhoneストレージ容量の選び方 おすすめ容量は何GBモデル?

【最新2019秋版】iPhoneのストレージ容量の選び方 おすすめの容量は何GBモデル?

iPhone 11シリーズが発売されました。昨シーズン登場したiPhone XSシリーズ、iPhone XRに比べると1万円ほど値下がりしています。新機種の登場でラインナップも変わり、Appleストアで現在販売されているのは全4ライン計6モデル(iPhone 11 Pro/Pro Max、iPhone 11、iPhone XR、iPhone 8/8 Plus)となっています。

iPhoneを購入する時に悩むのがストレージの容量です。ストレージと容量は同じ意味で、データを端末内に保存できる量を示しています。音楽や写真、動画、アプリなどを保存するごとに、ストレージの空き容量は減っていきます。容量が不足すると新しいコンテンツを保存できなくなり、写真も撮れなくなってしまいます。

iPhoneの容量不足時に空きを増やす方法まとめ

iPhoneの容量を確保するために、大事な写真や動画を削除するのはとても残念です。とはいえ、あまりに大容量なモデルを買うのも費用がかかってしまいます。そこで本記事では、各モデルおすすめの容量はどれか、どのような目安で選ぶべきかなど、自分に最適なiPhoneのストレージ容量(64GB/128GB/256GB/512GB)の選び方を紹介します。

まずはiPhone各モデルの大まかな違いをチェック

最初に、iPhoneのモデルごとの基本的な違いをチェックしておくべきでしょう。ストレージ容量の差も重要ですが、それぞれの特徴をわかっていないと失敗になりかねません。

下記の各iPhoneシリーズには、発売された年を記載しています。iPhoneはほぼ毎年、OSのメジャーアップデートが行われます。4〜5年程度は最新OSで利用可能なので、そこを頭に入れておいてください。たとえば2018年に登場した製品は、2022〜2023年頃まで最新OSが使えると予想できます。

つまり登場時期が古いモデルほど、最新OSで使える期間が短くなります。OSが古くなっても現役モデルとして使えますが、だんだんと新モデルとの差が大きくなります。安価でも登場が古いモデルは、当然寿命が短いと考えてください。

大手キャリアやMVNOでは他のモデル(iPhone 7やiPhone 6s)も一部販売されているので、そちらも簡単に紹介します

iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Max【2019年登場モデル】

iPhone 容量 ストレージ おすすめ 選び方

最新の最上位モデルです。ついにカメラがトリプルになり、超広角、2倍望遠で撮影が可能です。ディスプレイも新しくなった有機ELで、明るさが大幅に増しています。写真やビデオが美しく表示できます。また、バッテリー駆動時間が大幅に長くなっていることも見逃せません。

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iPhone 11【2019年登場モデル】

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新しく登場したスタンダードモデルです。ディスプレイサイズは6.1のみですが、本体はやや大きく重いので、購入前には持ちやすさが自分に合っているか、確認してみましょう。基本的には、iPhone XRのマイナーチェンジ版ですが、デザインが変わり、カメラはダブルとなっています。

iPhone XR【2018年登場モデル】

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6.1インチの液晶を採用するモデルで、ベゼルが細い表示エリアの広い製品では、最も安価となります。ホームボタンが廃止され、画面をスワイプしてさまざまな操作を行います。バッテリー駆動時間も長い高性能モデルです。ただし、カメラはシングルなので標準写真しか撮影できません。

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iPhone 8/iPhone 8 Plus【2017年登場モデル】

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ディスプレイサイズは4.7インチ、5.5インチでホームボタンを採用する最後のモデルです。iPhone 8はシングルカメラ、iPhone 8 Plusはダブルカメラになります。チップはA11 Bionicで世代は古くなっていますが、体感上遅く感じることはほとんどありません。

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iPhone 7【2016年登場モデル】

大手キャリアでも購入可能です。まだ利用者が多い製品ですが、寿命を考慮すると、これから新規で買うのはあまりおすすめしません。特に32GBモデルでは、早晩容量が足りなくなる可能性が大です。

iPhone 6s【2015年登場モデル】

UQモバイル等で購入可能ですが、さすがに古くなっているので、迷っているならおすすめしません。性能も遅く感じるケースが少なくないでしょう。モデルが古くなっても、新規一括購入では5万円台後半のケースがあります。それなら、iPhone 8をおすすめします。

現行iPhoneの容量ラインナップと価格(一覧表)

いまAppleストアで購入できるiPhoneのストレージ容量と価格をチェックしてみましょう。昨年に比べると、容量のパターンがわかりやすくなりました。全モデル64GBが用意されています。さらに、iPhone 11 Proシリーズは256GBと512GBになります。他モデルは64GBと128GBの2種類です。

iPhone容量ラインアップと価格(税別)
64GB 128GB 256GB 512GB
iPhone 11 Pro 10万6800円 - 12万2800円 14万4800円
iPhone 11 Pro Max 11万9800円 - 13万5800円 15万7800円
iPhone 11 7万4800円 7万9800円 9万800円 -
iPhone XR 6万4800円 6万9800円 - -
iPhone 8 5万2800円 5万7800円 - -
iPhone 8 Plus 6万2800円 6万7800円 - -

当然ですが、容量は予算が許すなら多いほうをおすすめします。iPhoneは、microSDカードなどによる容量追加には非対応です。つまり、どうしても容量が足りなくなったら、買い換えるか写真などを削除するしかありません。容量不足だとアプリのインストールさえできなくなります。容量はちょうど使い切るのではなく、余裕を持って選ぶのがおすすめです。

今シーズン絶対に注目しておきたいのが、価格とのバランスです。64GBと128GBの価格差は5000円しかありません。それで容量が倍になるのですから、どう考えても128GBを買うべきです。

迷ってしまうのはiPhone 11 Proシリーズです。64GBの上は128GBがなく、256GBとなります。価格差は1万6000円です。とはいえ、そもそも10万円を超えるモデルですから、256GBがおすすめです。

iPhone 容量 ストレージ おすすめ 選び方

iPhoneの容量をどのくらい消費しているかは、「設定」アプリから[一般]→[iPhoneストレージ]で確認できる

iPhone 容量 ストレージ おすすめ 選び方

画面を下にスクロールすると、たくさんのストレージを消費しているアプリがわかる

最新モデルはビデオで容量を大きく消費する

いま買える最廉価モデルのiPhone 8でも、4Kビデオが撮影できます。家庭用のテレビも4K対応モデルが増え、YouTubeにも4Kでアップできるようになっています。徐々に4Kを使う環境が整ってきているのです。これから、ますます4K動画を撮影する機会が増えることでしょう。

画質は大変美しいのですが、4Kビデオは同じ時間(長さ)の動画を撮影しても2倍以上の容量を消費します。実際に撮影した動画を見ると最高画質の「4K/60fps」の美しさにはうっとりしますが、容量は撮影時間が1分間で400MB、10分で4GB、100分なら40GBに上ります。64GBのモデルでは、合計30分程度の撮影が限界でしょう。

iPhone 容量 ストレージ おすすめ 選び方

4K動画の容量の目安がわかる。最高画質の60fpsは容量が大きい

iOS 11以降では、写真やビデオのファイルフォーマットが「互換性優先」「高効率」の2種類から選択できるようになりました。「互換性優先」が従来のモードです。「高効率」では、HEIF/HEVCフォーマットで最大50%もサイズが小さくなります。

【iPhone】無駄な「写真」の容量を上手に節約、ストレージの空きを増やす方法まとめ

iPhone 11シリーズでは、標準や2倍望遠撮影時にフレームの外側の写真を自動保存し、あとで編集に使える機能が搭載されました(ファイルは1カ月で自動削除)。こちらも、容量を消費する一因になるでしょう。なお、フレームの外側を保存するには「高効率」が前提になります。

美しい写真や新機能は魅力的なので、容量を気にせずに使いたいものです。また、新しいアプリは一般に容量が増えがち。「今まで通りにしか使わない」と思っていても、多めの容量を選択したほうが無難です。

iPhone 容量 ストレージ おすすめ 選び方

「設定」アプリから[カメラ]→[フォーマット]で写真や動画のファイルの種類を選べる

動画や音楽、ゲーム好きならストレージ容量は多めに

iPhoneに保存された音楽や動画にも、たくさんの容量が必要になります。最近は定額制の音楽配信(聴き放題)サービスや動画配信サービスが流行していますが、通信量が気になる場合は楽曲や動画をiPhoneにダウンロード保存し、オフライン再生して楽しむこともできます。また、ストリーミングサービス上にはないコンテンツは、iPhoneに保存するしかありません。

音楽は持ち歩く数が多くなると容量の消費が増える

音楽1曲あたりの容量は、実はそれほど大きくありません。マイケル・ジャクソンの『キング・オブ・ポップ』というアルバムの容量は、17曲で144MBでした。曲の長さや圧縮方法で容量は変わりますが、1曲当たり5〜10MB程度と考えてよいでしょう。

ところが、多くの音楽を持ち運ぶと容量がかなり消費されます。100曲で約1GB、1000曲だと10GBになります。アルバム50〜70枚程度で10GBになる可能性が高いのです。

iPhone 容量 ストレージ おすすめ 選び方

マイケル・ジャクソンの『Dangerous』という楽曲をApple Musicからダウンロードすると、容量は9MBだった

映画・ドラマのダウンロードはHD画質の容量を前提に

購入(ダウンロード)した映画やドラマをいつも持ち歩きたいなら、こちらも容量には注意が必要です。映画の容量もタイトルによって大きく変わりますが、高画質な1080p HD映像だと1タイトルで4GBを超えることは珍しくありません。

いまや、1080p HDの動画が標準的な画質になったと言っても過言ではありません。とりわけ個別に購入する映画は、なるべく良い画質で見たいと思うでしょう。新しいiPhoneを買うなら、1080p HD前提で容量の必要性を考えてください。

映画の容量はダウンロード前にiTunesなどで確認できます。たとえば『インターステラー』の容量を調べてみました。1080p HDで7.15GB、SD画質で6.49GBです。映画コンテンツを10本持ち歩きたいなら、50〜70GBの容量は覚悟したいところです。

iPhone 容量 ストレージ おすすめ 選び方

iTunesでのダウンロードは容量が大きい

Netflixでは、スマホの場合は標準画質の720×480のみでしかダウンロードできないケースが多いようです。例として『ザ・マミー』の容量を調べると469MBでした。映画やドラマのダウンロードは、コンテツや画質によってファイルサイズに大きな差があります。

たくさん持ち歩けば、容量はそれだけ消費することは言うまでもありません。映画や動画をダウンロードする機会が多いと思う人は、128GB以上のモデルをおすすめします。

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Netflixは比較的コンパクトに収まる

ゲームは1本あたり1GBを超えるものも

ゲームもiPhoneの容量を食います。1本で1GBを超えるゲームもあるので注意が必要です。とはいえ、一般的には容量の大きなゲームをたくさん利用することは、さほど多くないでしょう。プレイしなくなったタイトルは、削除していけばストレージ容量を節約できます。もちろん、ゲームが好きで多くのタイトルをインストールしておきたい方は、要注意です。

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ゲームは容量が大きなものが目立つ

LINEなどのアプリも意外と容量を食う

使い方によっては、さまざまなアプリも容量を多く消費します。おなじみの「LINE」も写真などを多くやりとりすれば、容量を食うのです。このあたりは人によって異なりますが、思ったより大きな容量が必要だと考えたほうが無難です。

また、地図や図鑑なども容量を多く消費します。新しく画面が美しいiPhoneでは、今まで使っていなかったアプリを使いたくなることもあります。現在消費している容量の5割増し程度を想定しておくと、安心して使えそうです。

iPhone 容量 ストレージ おすすめ 選び方

LINEなどのアプリも案外容量を多く消費している。カメラやNASのアプリも同様だ

あなたが選ぶべき最適なiPhoneの容量は?

ズバリ言ってしまうと、最低容量の64GBは敬遠したほうがよいでしょう。5000円の差で128GBが買えるなら、確実にそちらをおすすめします。「写真はほとんど撮らない」「LINEで写真のやりとりもしない」といった人、ほとんど電話とメール、インターネットの閲覧くらいしかしないない人なら、64GBで妥協できるかもしれません。

しかし、将来の下取りや買い取りでも64GBは不利になる可能性も少なくありません。繰り返しますが、5000円の差なら128GBを強く推奨します。iPhone 11、iPhone XR、iPhone 8は128GBが絶対のおすすめです。

iPhone 11 Proシリーズは128GBがなく、64GBの次は256GBとなります。ただ、こちらの価格差も1万1000円です。画面が美しいiPhone 11 Proをせっかく使うのですから、4K動画も頻繁に撮影することでしょう。そう考えると、iPhone 11 Proシリーズでは256GBが最低限、512GBを選ぶのも悪くありません。

iPhoneを安心して使うためには、バックアップも大切です。すべてのファイルをバックアップするには、消費容量と同じストレージが要求されます。256GBのモデルを買って200GB使ったならば、パソコンにも200GB近い空き容量がなければなりません。iCloudへのバックアップも、基本的には近い空き容量が必要になります。特に容量消費の多い4K動画は、整理しながら使うべきでしょう。

構成・文:戸田覚

編集:アプリオ編集部