iPhoneストレージ容量の選び方 おすすめ容量は何GBモデル?【2020年秋最新版】

iPhoneストレージ容量の選び方 おすすめ容量は何GBモデル?【2020年秋最新版】

iPhone 12シリーズが発売されました。旧モデルの販売も整理され、2020年10月現在手に入るのはiPhone 12 Pro、iPhone 12、iPhone SE(第2世代)、iPhone 11、iPhone XRの5機種となっています。

これにiPhone 12 Pro MaxやiPhone 12 miniも加わって、iPhoneはかつてないほどの多彩なラインナップとなり、高性能モデルを狙っている人から価格を抑えた買い替えまで幅広く対応しています。

iPhoneを購入する時に悩むのがストレージの容量です。ストレージと容量は同じ意味で、データを端末内に保存できる量を示しています。音楽や写真、動画、アプリなどを保存するごとに、ストレージの空き容量は減っていきます。容量が不足すれば、新たに写真を撮ることすらできなくなってしまうのです。

iPhoneの容量不足時に空きストレージを増やす方法 全まとめ

iPhoneの空き容量を確保するために、大事な写真や動画を削除するのはとても残念です。とはいえ、あまりに大容量なモデルを買うのも無駄な費用がかかってしまいます。

そこで本記事では、各モデルおすすめの容量はどれか、どのような目安で選ぶべきかなど、自分に最適なiPhoneのストレージ容量(64GB/128GB/256GB/512GB)の選び方について紹介します。

まずはiPhone各モデルの大まかな違いをチェック

最初に、iPhoneのモデルごとの基本的な違いをチェックしておくべきでしょう。ストレージ容量の差も重要ですが、それぞれの特徴をわかっていないと失敗になりかねません。

下記の各iPhoneシリーズには、発売された年を記載しています。iPhoneはほぼ毎年、OSのメジャーアップデートが行われます。4〜5年程度は最新OSで利用可能なので、そこを頭に入れておいてください。たとえば2018年に登場した製品は、2022〜2023年頃まで最新OSが使えると予想できます。

つまり登場時期が古いモデルほど、最新OSで使える期間が短くなります。OSが古くなっても現役モデルとして使えますが、だんだんと新モデルとの差が大きくなります。安価でも発売年が古いモデルは、当然寿命が短いと考えてください。

大手キャリアやMVNOでは他のモデル(iPhone 8やiPhone 7)も一部販売されているので、そちらも簡単に紹介します。

iPhone 12【2020年秋登場モデル】

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iPhoneのスタンダードモデルとして新たに登場しました。5Gに対応しているのが特徴です。ディスプレイは6.1インチの大画面ながら、狭額縁なので持ちやすくなっています。

iPhone 11から大きく進化し、高解像度(2532×1170ドット)の有機ELディスプレイを搭載。CPUは現時点で最新・最速のA14 Bionicを採用しています。本体カラーは5色から好みで選べます。

iPhone 12 mini【2020年秋登場モデル】

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Image:Apple

「ミニ」という名称が表すように、コンパクトな最新モデルです。5.4インチと比較的大画面ながら、狭額縁によって非常に小さな本体サイズになっています。iPhone SE(第2世代)と比べても、より小さいのが最大の特徴です。

とはいえ、最新モデルらしく5Gに対応し、CPUは最新のA14 Bionicです。本体は5色で、女性にも人気になりそうなパステルな色合いも用意しています。

iPhone 12 Pro【2020年秋登場モデル】

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最上位モデルのiPhone 12 Proシリーズの手ごろなサイズのモデルです。本体は新しいデザインに生まれ変わりました。光沢のあるステンレススチールのボディフレームが非常に目を引きます。カメラも3つ内蔵するのも上位モデルらしいところです。

本体の素材やデザインを除くと、iPhone 12との最大の違いがカメラですが、他にもディスプレイが明るくなるなど、違いは少なくありません。

iPhone 12 Pro Max【2020年秋登場モデル】

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Image:Apple

6.7インチディスプレイを搭載する最大のモデルです。デザインは、iPhone 12 Proと同じで、光沢のあるステンレススチールのボディが魅力的です。

iPhone 12 Proと比べても、画面サイズだけでなく、カメラのズームが違っています。また、バッテリーの容量も大きく駆動時間も長くなります。

iPhone SE(第2世代)【2020年春登場モデル】

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基本的には、iPhone 8の本体デザインそのままに、最新のCPU「A13 Bionic」を搭載した新製品です。ホームボタンを搭載し、画面の縁(フチ)が太いなど、デザインは従来のiPhoneそのものです。

しかし、4万円台から購入できる価格は魅力的で、エントリーユーザーを大きく増やす可能性があります。またiPhone 6〜iPhone 8からの買い換えも、使い勝手が変わらないメリットがあります。

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iPhone 11【2019年登場モデル】

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2019年発売のスタンダードモデルです。ディスプレイサイズは6.1のみですが、本体はやや大きく重いので、購入前には持ちやすさが自分に合っているか、確認してみましょう。基本的には、iPhone XRのマイナーチェンジ版ですが、デザインが変わり、カメラはダブルとなっています。

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iPhone XR【2018年登場モデル】

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6.1インチの液晶を採用するモデルで、ベゼルが細い表示エリアの広い製品では、最も安価となります。ホームボタンが廃止され、画面をスワイプしてさまざまな操作をおこないます。バッテリー駆動時間も長い高性能モデルです。ただし、カメラはシングルなので標準写真しか撮影できません。

iPhone XRは2018年登場のモデルなので、末永く最新OSで使えないことが予想されます。予算が限られる人も、iPhone SEかiPhone 11をおすすめします。

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iPhone 8【2017年登場モデル】

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ディスプレイサイズは4.7インチで、ホームボタンを採用するモデルです。カメラはシングル構成です。チップはA11 Bionicで世代は古くなっているので、長く使おうと考えるとヘビーなゲームは厳しそうです。また、最新OSで使える期間も長くありません。

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iPhone 7【2016年登場モデル】

さすがにそろそろモデルが古くなっているので、購入は慎重な判断が求められます。iPhone 11、SE以上がおすすめです。

現行iPhoneの容量ラインナップと価格(一覧表)

今、アップルストアで購入できるiPhoneの機種を容量別にまとめました。iPhone 12 Proシリーズは最低容量が128GBとなっているのがポイントで、512GBも選べます。他のモデルは、64GB、128GB、256GBが選べます。なお、iPhone XRのみ64GBと128GBの2択となります。

iPhone容量ラインアップと価格(税別)
64GB 128GB 256GB 512GB
iPhone 12 Pro - 10万6800円 11万7800円 13万9800円
iPhone 12 Pro Max - 11万7800円 12万8800円 15万800円
iPhone 12 8万5800円 9万800円 10万1800円 -
iPhone 12 mini 7万4800円 7万9800円 9万800円 -
iPhone SE 4万4800円 4万9800円 6万800円 -
iPhone 11 6万4800円 6万9800円 8万800円 -
iPhone XR 5万4800円 5万9800円 - -

当然ですが、容量は予算が許すなら多いほうをおすすめします。iPhoneは、microSDカードなどによる容量追加には非対応です。つまり、どうしても容量が足りなくなったら、買い換えるか写真などを削除するしかありません。容量不足だとアプリのインストールさえできなくなります。容量はちょうど使い切るのではなく、余裕を持って選ぶのがおすすめです。

注目したいのは、容量と価格のバランスです。基本的には、64GBと128GBの差額は5000円となります。また、128GBと256GBの差は1万1000円、64GBと256GBの差額は1万6000円です。これは、モデルを問わず共通となります。5000円の差で容量が倍になるのですから、128GBがおすすめです。

64GBなら5000円安く買えるわけですが、3年以上使い続けると足りなくなる可能性もあります。今の使い方と同じように利用するとは限らず、動画などをたくさんダウンロードする可能性もあるからです。特別な理由がない限り、128GBを推奨します。

256GB以上の容量は、動画や写真をたくさん保存するなど明確な用途がある人に推奨します。いま使っているiPhoneの容量をチェックして、100GBを超えているなら256GBモデルを手に入れたほうが長く使えるでしょう。

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iPhoneの容量をどのくらい消費しているかは、「設定」アプリから[一般]→[iPhoneストレージ]で確認できる

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画面を下にスクロールすると、たくさんのストレージを消費しているアプリがわかる

最新モデルはビデオで容量を大きく消費する

いま買える最廉価モデルのiPhone SE(第2世代)でも、4Kビデオが撮影できます。家庭用のテレビも4K対応モデルが増え、YouTubeにも4Kでアップできるようになっています。徐々に4Kを使う環境が整ってきているのです。これから、ますます4K動画を撮影する機会が増えることでしょう。

画質は大変美しいのですが、4Kビデオは同じ時間(長さ)の動画を撮影しても2倍以上の容量を消費します。実際に撮影した動画を見ると最高画質の「4K/60fps」の美しさにはうっとりしますが、容量は撮影時間が1分間で400MB、10分で4GB、100分なら40GBに上ります。64GBのモデルでは、合計30分程度の撮影が限界でしょう。

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最新のiPhone 12 Proでは、DolbyVisionでの撮影に対応。容量が1割ほど増える

iOS 11以降では、写真やビデオのファイルフォーマットが「互換性優先」「高効率」の2種類から選択できるようになりました。「互換性優先」が従来のモードです。「高効率」では、HEIF/HEVCフォーマットで最大50%もサイズが小さくなります。

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iPhone 11シリーズでは、標準や2倍望遠撮影時にフレームの外側の写真を自動保存し、あとで編集に使える機能が搭載されました(ファイルは1カ月で自動削除)。こちらも、容量を消費する一因になるでしょう。なお、フレームの外側を保存するには「高効率」が前提になります。

美しい写真や新機能は魅力的なので、容量を気にせずに使いたいものです。また、新しいアプリは一般に容量が増えがち。「今まで通りにしか使わない」と思っていても、多めの容量を選択したほうが無難です。

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「設定」アプリから[カメラ]→[フォーマット]で写真や動画のファイルの種類を選べる

動画や音楽、ゲーム好きならストレージ容量は多めに

iPhoneに保存された音楽や動画にも、たくさんの容量が必要になります。

最近は定額制の音楽配信サービスや動画配信サービスが流行していますが、通信量が気になる場合は楽曲や動画をiPhoneにダウンロード保存し、オフライン再生して楽しむこともできます。また、ストリーミングサービス上にはないコンテンツは、iPhoneに保存するしかありません。

音楽は持ち歩く数が多くなると容量の消費が増える

音楽1曲あたりの容量は、実はそれほど大きくありません。マイケル・ジャクソンの『キング・オブ・ポップ』というアルバムの容量は、17曲で144MBでした。曲の長さや圧縮方法で容量は変わりますが、1曲当たり5〜10MB程度と考えてよいでしょう。

ところが、多くの音楽を持ち運ぶと容量がかなり消費されます。100曲で約1GB、1000曲だと10GBになります。アルバム50〜70枚程度で10GBになる可能性が高いのです。

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マライア・キャリーの『Merry Christmas』という楽曲をApple Musicからダウンロードすると、容量は9MBだった

映画・ドラマのダウンロードはHD画質の容量を前提に

購入(ダウンロード)した映画やドラマをいつも持ち歩きたいなら、こちらも容量には注意が必要です。映画の容量もタイトルによって大きく変わりますが、高画質な1080p HD映像だと1タイトルで4GBを超えることは珍しくありません。

いまや、1080p HDの動画が標準的な画質になったと言っても過言ではありません。とりわけ個別に購入する映画は、なるべく良い画質で見たいと思うでしょう。新しいiPhoneを買うなら、1080p HD前提で容量の必要性を考えてください。

映画の容量は、ダウンロード前にiTunesなどで確認できます。たとえば『インターステラー』の容量を調べてみました。1080p HDで7.15GB、SD画質で6.49GBです。映画コンテンツを10本持ち歩きたいなら、50〜70GBの容量は覚悟したいところです。

なおiOS 14では、ストレージの管理の画面でダウンロード済みのビデオを管理できるようになっています。

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Apple TV+で『グレイハウンド』という映画をダウンロードすると、1.38GBの容量だった

ゲームは1本あたり1GBを超えるものも

ゲームもiPhoneの容量を食います。1本で1GBを超えるゲームもあるので注意が必要です。とはいえ、一般的には容量の大きなゲームをたくさん利用することは、さほど多くないでしょう。

プレイしなくなったタイトルは、削除していけばストレージ容量を節約できます。もちろん、ゲームが好きで多くのタイトルをインストールしておきたい人は要注意です。

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このゲームは、本体とデータを合わせると3.36GBの容量

LINEなどのアプリも意外と容量を食う

使い方によっては、さまざまなアプリも容量を多く消費します。おなじみの「LINE」も写真などを多くやりとりすれば、容量を食うのです。このあたりは人によって異なりますが、思ったより大きな容量が必要だと考えたほうが無難です。

また、地図や図鑑なども容量を多く消費します。新しく画面が美しいiPhoneでは、今まで使っていなかったアプリを使いたくなることもあります。現在消費している容量の5割増し程度を想定しておくと、安心して使えそうです。

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LINEなどのアプリも容量は少なくない。特に写真を大量に貼っているとより増えていく

あなたが選ぶべき最適なiPhoneの容量は?

ズバリ言ってしまうと、最低容量の64GBは敬遠したほうがよいでしょう。繰り返しますが、5000円の差なら128GBを強く推奨します。

「写真はほとんど撮らない」「LINEで写真のやりとりもしない」といった人、ほとんど電話とメール、インターネットの閲覧くらいしかしない人なら64GBで妥協できるかもしれませんが、将来の下取りや買い取りでも64GBは不利になる可能性は低くないでしょう。もちろん型落ちや中古などでも、32GB以下のモデルはおすすめしません。

iPhone 12 Proシリーズは、128GB以上しか選択肢はありません。ビデオもさらに美しくなっているので、今後撮影の機会も増えるでしょう。そう考えると256GBもおすすめです。そもそも10万円以上するiPhone 12 Proですから、128GBのモデルに1万1000円足して256GBを手に入れるのも妥当です。

iPhoneを安心して使うためには、バックアップも大切です。すべてのファイルをバックアップするには、消費容量と同じストレージが要求されます。256GBのモデルを買って200GB使ったならば、パソコンにも200GB近い空き容量がなければなりません。iCloudへのバックアップも、基本的には近い空き容量が必要になります。本体の容量以外にも気をつけるポイントがあるわけです。

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構成・文:戸田覚

編集:アプリオ編集部