iPhoneの写真をバックアップする6つの方法【パソコン/iCloud/Googleフォト/iTunesなど】

iPhoneの写真をバックアップ保存する2つの方法【パソコン/Googleフォト】

iPhone内に溜まった写真やビデオをバックアップしていないと、なくしたり壊れてしまった時などにデータが失われてしまう可能性があります。また、iPhoneの容量が圧迫されていて、写真を退避させたいという場合もあるでしょう。ときどきは、iPhoneの写真をPC(パソコン)やクラウドのストレージサービスにコピーしておくと安心です。

今回は、WindowsパソコンやMacのローカルへの保存のほか、iCloudやGoogleフォト、Amazon Photosといった各種クラウドサービスを活用して、iPhoneにある大事な写真をバックアップする方法を紹介します。

【iPhone】無駄な「写真」の容量を上手に節約して、ストレージの空きを増やす方法まとめ

バックアップ方法を選ぶ

スマートフォンの写真をバックアップする時は、インターネット上のクラウドサーバに保存する方法と、PCのハードディスクなどローカルにあるストレージに保存する方法に大別できます。

どちらがいいんだろう?と考えたくなりますが、正解は「両方を利用する」です。ローカルとクラウドにはどちらも一長一短がありますが、2つを併用することで、それぞれの足りない部分を補うことができます。

クラウドとローカルのメリット・デメリット
メリット デメリット
クラウド
  • 手間がかからない
  • 故障や自然災害に強い
  • 容量や画質に制限があることが多い
  • 基本的に有償
ローカル
  • 基本的に無料
  • 容量がなくなるまで利用できる
  • 故障や災害に弱い
  • バックアップ操作が必要

今回、クラウドやローカルを使った6種類のバックアップ方法を紹介します。なかには有償だったり、画質に制限があったりしますので、それぞれの違いを知り、使いやすいサービスを選ぶのがポイントです。

今回取り上げる写真バックアップ方法
バックアップ先 容量サイズ 料金 画質 アクセス
クラウド iCloud写真 5GB〜 月額130円〜(5GBまで無償) オリジナル ウェブ、アプリ
Googleフォト 無制限 無料 高画質(圧縮あり) ウェブ、アプリ
Amazon Photos 無制限 プライム会員は無料 オリジナル ウェブ、アプリ
ローカル PCストレージ PCの容量 無料 オリジナル PC
iTunes PCの容量 無料 オリジナル 不可
おもいでばこ 1TB/2TB 実売2万4000円前後 オリジナル PC、アプリ、TV

クラウドにiPhoneの写真をバックアップ保存

クラウドにバックアップを作成するメリットは、手間がほとんどかからないことと、端末の物理的なクラッシュや災害などでファイルを失うリスクが低いことです。その一方、容量が大きくなると料金が発生するものがほとんどです。

「iCloud写真」に写真をバックアップする

「iCloud写真」は、iOSに備わっている写真の同期機能です。「写真」アプリにある写真と動画を、全自動でiCloudにアップロードし、どの端末からもアクセスできるようにします。

iCloud写真でバックアップする

標準機能なので誰でも使えるのが便利なところです。設定アプリの[写真]→[iCloud写真]をオンにするだけのかんたんな操作で利用できます。写真とビデオはこれまで通り「写真」アプリから表示できるほか、[iCloud写真]をオンにしたほかの端末や、Web上の「iCloud.com」でアクセスできます。

ただしiCloudストレージを使うため、初期状態の5GBではあっという間に容量を消費します。本格的に使うには、月額料金の発生する有料プランへのアップグレードが必要です。

iCloud写真でバックアップする

月額130円で50GBのプランが用意されている

iCloudストレージのアップグレードは[設定]アプリから[ユーザー名]→[iCloud]→[ストレージを管理]→[ストレージプランを変更]の順にタップして、プランを選択します。

また、オリジナル写真はクラウドに保存されていますが、iPhoneで写真を削除するとクラウド上のオリジナル写真も削除されてしまう点は注意が必要です。iCloud写真は、写真のバックアップ機能というよりも、「同期」機能と考えるとわかりやすいでしょう。

「iCloud」の使い方──容量やログイン方法、バックアップ、iCloud Drive利用、写真共有、メール、ミュージックライブラリなど

「Googleフォト」に写真をバックアップする

Googleフォト

Googleアカウントを持っているなら、無料の「Googleフォト」をぜひ使いましょう。写真や動画をバックアップできる無料のサービスです。便利なことに、無制限の容量を使うことができます(「高画質」選択時)。

その代わり、写真や動画には圧縮がかかります。ただ、圧縮といっても見て分かるほどの変化はありませんし、1600万画素までのファイルはオリジナルの大きさで保存されます。現行ラインアップのiPhoneの画素数は1200万画素なので、3024×4032ピクセルの大きさのまま保存されるというわけです。

「Googleフォト」がスマホユーザーにとって最強である4つの理由──写真を容量無制限で保存できる無料クラウドサービス

また動画をバックアップする時は、4Kや1080p/60fpsで撮影した動画は1080p/30fpsに変換されます。こちらも容量の制限はありません。PCへの転送(ローカル)と併用すれば、バックアップは万全でしょう。

Googleフォトに写真をバックアップする手順

Google フォトで写真をバックアップする

まずはiPhoneに「Googleフォト」アプリをインストールします。

アプリを起動したら、写真へのアクセスや通知を設定し、続いてバックアップの設定を確認します。

Google フォトにバックアップする

バックアップの画質は[高画質]のままで構いません。また無駄なデータ通信を防ぐため、「Wi-Fiを利用できないときはモバイルデータ通信を使用する」はオフで使うのがおすすめです。最後に[確認]をタップします。

なお、Googleアカウントにログインしていない時は、Gmailのアドレスを入力する必要があります。Google(Gmail)アカウントを持っていない人は、下記記事を参照してアカウントを作成してください。

Gmailアカウントの作り方、新規作成・複数管理・削除・復活まで(iPhone/Android)

Google フォトにバックアップする

iPhoneにある写真や動画のバックアップを開始します。バックアップ中は写真に同期マークのようなアイコンが表示されます。バックアップはWi-Fiに接続した環境で行います。

次回以降は画面を下方向にドラッグすると、新しい項目をバックアップします。バックアップが完了すると、画面の一番上に「バックアップが完了しました」と表示されます。

Google フォトで写真をバックアップする

他の操作をしながらバックアップするには、iPhoneのバックグラウンド更新をオンにしておきます。

「設定」アプリの[一般]→[Appのバックグラウンド更新]を開いて、「Google フォト」のバックグラウンド更新をオンにします。

Google フォトにバックアップする

バックアップした写真や動画は、「Google フォト」に保存されます。

Google フォトで写真をバックアップする

Chromeを使っている場合は、GoogleやGmailにログインした状態で右上に表示されるメニューボタンを使うと、簡単にアクセスできます。

ところでiPhoneで撮影した写真は、オリジナルのファイル形式で保存されます。HEIC形式で撮影した写真は、Googleフォト上でJPEGに変換できないため、ダウンロードして別のアプリで開きたい時は対応アプリが必要になります。

【iPhone】標準カメラアプリの使い方と設定 完全ガイド

Google フォトで写真をバックアップする

Googleフォトにバックアップした写真は、他のユーザーとかんたんに共有できます。共有アルバムを作成してほかのユーザーに公開したり、Facebook、Twitterなどへ投稿できます。

「Googleフォト」の使い方 超入門──初期設定から写真・動画のバックアップ、共有、アルバム作成、ダウンロード、PC版の活用まで

「Amazon Photos」に写真をバックアップする

Amazon Photos

月額4900円のプライム会員に、容量無制限で開放されているのが「Amazon Photos」です。Google フォトと違うのは、オリジナル画質で保存できることです。動画は5GBまでと制限がありますが、写真を圧縮せずに撮影したままの画質で保存できるのが大きな特徴です。

Amazon Photosに写真をバックアップする手順

Amazon Photosで写真をバックアップする

バックアップは「Amazon Photos」アプリから行います。アプリを起動したら、ユーザー情報を入力してログインしてください。

Amazon Photosで写真をバックアップする

写真へのアクセスや通知の設定を行ったあと、自動セーブをオンにするため[OK]をタップします。[後で]を選択した場合、アップロードするファイルを手動で選ぶことになります。

Amazon Photosで写真をバックアップする Amazon Photosで写真をバックアップする

写真のアップロードを開始します。しばらくすると、アップロードしたファイルが[あなた]に表示されます

Amazon Photosで写真をバックアップする

バックアップの設定は[その他]→[設定]→[アップロード]で行います。プライム会員でも、ビデオはアップロードの対象外にしておくことをおすすめします。ビデオは、5GB(Fireタブレットユーザーは10GB)までしか保存できないためです。また[モバイルデータを使用して写真を自動保存する]もオフにして、無駄なデータ通信を防ぎます。

ちなみに、Amazon Photosはプライム会員でなくても、Amazonのユーザーであれば使えます。ただしこの場合は、ストレージの容量が5GBまでに制限されます(有償でアップグレードすることは可能)。

ローカルにiPhoneの写真をバックアップ保存

ローカルへの写真バックアップとしては、パソコンのストレージやiTunesを利用した方法などが挙げられます。

パソコン(Windows PC/Mac)に写真をバックアップする

パソコンへのバックアップは、iPhoneの写真やビデオをPCにコピーする(取り込む)ことで行います。画質の劣化がなく、オリジナルの状態で取り込むことができます。写真を取り込んだあと、端末のデータを削除すれば、iPhoneストレージの容量の節約にもなります。

Windows PCにバックアップする

写真を転送するには、iPhoneとPCをUSBケーブルで接続します。

PCに写真をバックアップする

「PC」フォルダに表示されるiPhoneを(例:○○ の iPhone)を開きます。

「Internal Storage」→「DCIM」とたどると、写真を収めたフォルダが表示されます。フォルダやファイルをコピーすればバックアップを行えます。

PCに写真をバックアップする

インポート機能を使って、まとめてコピーすることもできます。

「PC」フォルダに表示されているiPhoneのアイコンを右クリックして[画像とビデオのインポート]を選択します。

PCに写真をバックアップする

しばらくした後に「○個の新しい画像とビデオが見つかりました」というウインドウが表示されます。

まとめて読み込むには、[すべての新しい項目のインポート]を選択してから、[インポート]をクリックします。

PCに写真をバックアップする

アイテムを選択したい時は、[インポートする項目を確認、整理、グループ化する]を選んで[次へ]をクリックします。インポートする写真をグループで選べます。

PCに写真をバックアップする

[インポート]をクリックする前に[その他オプション]をクリックすることで、ファイル名や保存場所を指定できます。また写真やビデオをiPhoneから削除するための、[インポート後にデバイスからファイルを消去]というオプションも用意しています。

設定したら[OK]をクリックします。

PCに写真をバックアップする

インポートを開始します。

インポート中にエラーが発生することもあります。その場合は[再実行する]を選んだ状態で、[続行]をクリックします。

PCに写真をバックアップする

初期状態では「ピクチャ」フォルダに写真が保存されます。インポートした日のフォルダが作成されているので、開いてみましょう。

ところでインポートを行うと、拡張子が「.AAE」のファイルが写真と一緒に作られることがあります。これはiPhone上で写真を編集した時に作られるファイルで、Windowsからは開けません。困るのは、せっかく編集した写真が未加工の状態で保存される点です。

編集済みの写真をPCに保存するには、iCloud写真やGoogle フォトなどのクラウドにアップロードした写真をWebサイトからダウンロードするか、またはメール送信などを使って転送します。

スマホの写真をパソコンに移行(取り込み保存)する方法【Android】
パソコン(PC)に保存してある写真をスマホへ移行する方法【iPhone/Android】

Macではイメージキャプチャや写真、AirDropで転送

Macを利用しているなら、「イメージキャプチャ」や「写真」アプリのほか「AirDrop」も使えます。

Macに写真をバックアップする

「写真」アプリ

「イメージキャプチャ」と「写真」は、Macの「アプリケーション」フォルダにあるアプリです。写真を読み込むには、iPhoneをMacに接続して「読み込む」ボタンをクリックします。写真を1枚ずつ選択して読み込むことや、すべての新しい項目をまとめて読み込むことができます。どちらにも、読み込み後にファイルを削除するためのオプションを用意しています。

写真アプリは、iCloud写真で同期した写真を表示するのにも使います。ただ写真アプリでは、読み込んだ写真をほかのアプリで開くのに、ファイルをJPEGなどに変換する「書き出し」操作が必要です。これが面倒なら、Finderのフォルダにファイルを直接コピーできるイメージキャプチャが便利です。

Macに写真をバックアップする

「イメージキャプチャ」ではフォーマットを選べる

イメージキャプチャでは、任意のフォルダに写真とビデオを読み込みます。また画面左下のオプションを利用することで、「HEIC」「JPEG」のどちらでも読み込めます。

Windowsと違い、Macでは編集したファイルもそのまま保存できます。Macの場合は編集前と編集後の両方の写真が読み込まれます。

「AirDrop」の使い方──写真・動画などを送受信する方法【iPhone/Mac】

iTunesで写真をバックアップする

PCを使ったバックアップは、実はもう1つあります。それはiTunesを使う方法です。iTunesでは、iPhoneの情報をすべてコピーしたバックアップを作成できます。

ただしこちらは、iPhoneを復元するためのバックアップです。バックアップがあれば、iPhoneがクラッシュしても、バックアップ作成時点にさかのぼって状態を復元できます。しかし、バックアップから任意の写真やビデオを取り出すことや表示することはできません。iTunesバックアップは、iPhoneのクラッシュに備えたり、写真やビデオのバックアップの予備をとっておく必要があるときに作成するとよいでしょう。

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iTunesのバックアップは、基本的に手動で行います。iPhoneのをケーブルで接続した状態で、デバイスアイコンをクリックして[概要]タブを開きます。iPhoneに保存されているパスワードなども完全にバックアップするため、[iPhoneのバックアップを暗号化]をオンにしておきます(暗号を復元するためのパスワードを設定が必要です)。[今すぐバックアップ]をクリックすると、PCにバックアップが作成されます。

iTunesを利用したバックアップについては下記の特集も参照してください。

iPhoneを初期化して復元する方法、iTunes/iCloudバックアップも解説【パスワード忘れ・LINEなど】

「おもいでばこ」に写真をバックアップする

スマートフォンで写真を撮っても、なかなか見る機会がないというのはよくあることです。写真をうまく活用できていないと感じている人におすすめなのが「おもいでばこ」です。見た目はたんなる外部ストレージですが、写真整理に特化しているのが特徴です。大量の写真を整理するだけでなく、日頃から写真を鑑賞して楽しみたいという人向けの製品です。

おもいでばこ(PD-1000S)

PD-1000Sシリーズ

おもいでばこでは、Wi-Fiやアプリ、メモリーカード経由で写真を取り込み保存します。iCloud写真から写真を取り込む機能を備えており、iCloudからおもいでばこへの移行がスムーズに行えます。スマートフォンやデジカメの写真など、これまでばらばらだった写真をかんたんに1カ所にまとめることができます。

そして最大の特徴は、とりこんだ写真をテレビにつないで家族みんなでわいわい楽しめることです。写真を自動で整理する機能があり、カレンダーで日付ごとに写真を表示したり、写真のみ、ビデオのみといったメディアの種類やカメラの機種別に絞り込んで表示したりできます。また写真の削除や回転、アルバムの作成など、写真整理をリモコンやスマホのアプリで行えます。

ラインアップは容量の違いで1TBと2TBの2種類を用意。最大で40万枚(2TB)の写真を収めることができます。

iPhoneの容量不足も解消、簡単に写真をバックアップして家族で共有できる「おもいでばこ」の魅力と使い方

検証端末:iPhone X(iOS 12.3)