インスタグラムで投稿を作成中に、やむを得ず中断しなければならないこともあるでしょう。この点、Instagramアプリには「下書き」を保存できる機能があるので、時間をかけて作った投稿が消えてしまう心配はありません。
本記事では、ストーリーやフィード投稿の下書きを保存・編集・削除する方法を紹介。どこに下書きが保存されるのか、下書きが保存できない・消えたときに考えられる原因などについても解説します。
ストーリーを下書き保存・再編集・削除するやり方
まずはストーリー投稿を下書き保存する、再編集する、削除する方法を解説していきます。
ストーリーを下書き保存する方法
ストーリーの下書きは、保存期間が7日間に限定されます。下書き保存をしてから7日間が過ぎると、作成中のストーリーは完全に削除されて復元できなくなる点に注意してください。


まずはストーリー編集画面で写真や動画を選択し、文字入れなどの加工をします。
下書きを保存するときは、画面左上にある[×]ボタンをタップして、「メディアを破棄しますか?」の画面で[下書きを保存]を選択すればOKです。[破棄]を選んでしまうと、投稿が削除されるため注意してください。
下書きしたストーリーはどこで見られる?
フィード画面のストーリートレイから下書きを表示する


フィード画面上部のストーリートレイから自分のアイコンをタップし、ストーリー作成画面を表示させます。次の画面で[下書き]を選択してください。

すると保存済みの下書きストーリーが確認可能です。
保存した下書きの下部に、完全に削除されるまでの日数が表示されています。その日数が経過すると、下書きのストーリーが自動的に削除されます。
ストーリーをタップすれば編集を再開できます。
プロフィール画面の「+」ボタンから下書きを表示する


プロフィール画面からストーリーの下書きを見るには、まず右上の[+]ボタン→[ストーリーズ]をタップします。

次の画面で[下書き]をタップすれば、ストーリーの下書きを表示できます。
下書き保存したストーリーを再編集する


前述した手順でストーリーの下書き一覧画面を表示します。ここから再編集したいストーリーをタップすると、テキストやスタンプなどの追加が可能になります。
再編集完了後に、画面下の矢印[→]を押せば、下書き保存していたストーリーを投稿できます。


再編集の途中で左上の[×]ボタン→[下書きを保存]をタップすれば、上書き保存も可能です。
下書き保存したストーリーを削除する


ストーリーの下書き一覧画面を開いたら、画面右上の[選択]をタップします。続いて削除したいストーリーを選び、画面下部の[削除]を押します。

最後に「下書きを削除しますか?」の画面で[削除]を選ぶと、当該下書きは削除されます。
なお、ストーリーの下書き投稿の保存期間は「7日間」です。保存期間を超えた場合も、当該下書きは自動的に削除されてしまいます。
フィード投稿を下書き保存・再編集・削除するやり方
続いて、フィード投稿を下書き保存する、再編集する、削除する方法を解説していきます。
フィード投稿を下書き保存する方法
フィード投稿は、写真・動画ともに下書き保存できます。iOS版・Android版アプリでボタン表示が少し異なりますが、操作方法はほとんど変わりません。
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新規投稿画面で画像(動画)の編集やキャプションなどを入力
新規投稿画面からシェアしたい写真・動画を選び、編集画面に移動します。必要に応じてフィルターなどの加工をおこない、[次へ]をタップしてください。
次の画面でキャプションやタグ付け、位置情報の追加をします。キャプションは「あ」など1文字だけでもいいので何か入力しておきましょう。
前の画面に戻る
キャプション入力画面の左上にある[<]ボタンで前の画面に戻ります。続いて、写真の編集画面で[×]ボタンを押してください。
「下書きを保存」をタップで保存完了
「このまま戻ると、編集内容は破棄されます」と表示されるので、そこで[下書きを保存]を選択すれば保存完了です。
反対に[破棄](Android版は[やり直す])を選ぶと投稿が消えてしまうので注意しましょう。
下書きしたフィード投稿はどこで見られる?


インスタアプリ画面下部にある[+]ボタンをタップします。投稿写真・動画を選択する画面に「下書き」の項目があるはずです。保存したフィード投稿の下書き一覧は、それをタップすることで確認できます。
下書き保存したフィード投稿を再編集する


前述の方法で下書き一覧画面を開き、再編集したい下書きを選びます。Android版アプリの場合は下書きしたい投稿を選択し、画面右上の[次へ]ボタンをタップしてください。
キャプションの修正やタグ付け、位置情報の追加などができるようになります。右上の[編集]ボタンでは、写真へのフィルターや色彩調整などの編集が可能です。
あとは通常どおり画面下の[シェア]ボタンを押せば下書きの投稿が完了です。この時点でまだシェアはせずに編集を中断するなら、左上の[<]ボタン(Android版アプリは[←])をタップで、編集した内容を上書き保存できます。
フィード投稿の下書きを削除する
下書きを削除する方法は、iOS版アプリとAndroid版アプリで手順が少し異なります。
iOS版アプリの場合

iOS版インスタグラムの場合
まず、下書き一覧画面を開き、右上にある[選択]をタップしましょう。


削除したい下書きを選択し、画面下の[削除]→確認画面でも[削除]を押すと、下書きしたフィード投稿が削除されます。
Android版アプリの場合

Android版インスタグラムの場合
フィード投稿の作成画面を開いたら「下書き」画面に切り替え、右端にある[管理する]をタップします。


下書き保存した投稿一覧の画面で、メニューボタン
を選択→[削除]で投稿の下書きを消せます。ただし、[削除]をタップすると確認のダイアログなどは表示されず、即座に削除されるため気をつけてください。
下書きが消えた・保存できない場合に考えられる原因
なぜか下書きを保存できない、保存していたはずの下書きが急に消えてしまった、というインスタユーザーの声をときどき耳にします。残念ながら、完全に消えてしまった下書き・作成中の投稿を復元することはできません。
再度投稿を作り直すしかありませんが、なぜ消えるのか知っておけば今後は下書きを不用意に失ってしまうことはなくなるはずです。ここでは、下書きが保存できない・消えた場合に考えられる原因について解説します。
原因1:画像・動画の編集やキャプションの入力などをしていない


下書きは、写真の編集またはキャプションなどの入力のいずれかをおこない、少しでも手を加えた状態でないと保存できません。これはフィード投稿でもストーリーでも同じです。
キャプションを1文字だけでも入力すれば、下書きとして保存することができるようになります。
原因2:ストーリーで下書きを作って7日経過した
ストーリーは最初に下書きを作ってから7日経過すると、自動的に削除される仕組みになっています。保存していたはずの下書きが急に消えてしまった場合は、これが原因である可能性も考えられます。

ストーリーの下書き一覧画面で、下書きが削除されるまでの日数を確認できる
前述の方法でストーリーの下書き一覧画面を開くと、その下書きが完全に削除されるまでの残りの日数を確認できます。
原因3:アカウント(アプリ)からログアウトした

Instagramアカウントからログアウトする際、ダイアログには「保存した下書きはすべて引き続きこのデバイスで利用できます」と書かれていますが、筆者が実際に試してみたところ、ストーリーの下書きは残っていたものの、フィード投稿の下書きは消えてしまいました。
下書きを保存している人は、ログアウトするかどうかを慎重に判断しましょう。
原因4:Instagramアプリをアンインストールした

Instagramアプリをアンインストールすると、ストーリーもフィード投稿も、保存していたすべての下書きが消えます。
原因5:ブラウザ版・PC版のInstagramで投稿を作成している
インスタグラムの下書きは、アプリ版でのみ利用できる機能です。スマホのWeb版インスタグラムやPC(パソコン)版インスタグラムには下書き機能がありません。
もちろん、ブラウザやPCからもフィードを投稿することは可能ですが、下書き機能が存在しないので、投稿の編集を中断すると保存されずに消えてしまいます。また、アプリ版で保存した下書きをブラウザ版・PC版で表示することもできません。
フィード投稿で下書き保存する可能性があるなら、アプリ版で作業するようにしましょう。
原因6:Instagramアプリのバージョンが古い、アプリに不具合がある
Instagramアプリに何らかの不具合が生じていると、下書きが保存できない・消えてしまう可能性もあります。軽微な不具合で下書きが表示されないのであれば、Instagramアプリを再起動することで解決するかもしれません。


アプリの再起動は、端末の画面下から上にスワイプ(ホームボタン搭載のiPhoneの場合はホームボタンを二度押す)。Instagramを上方向にスワイプするとアプリが終了します。
Androidの場合は機種により操作が多少異なる場合がありますが、マルチタスク画面を表示させインスタグラムアプリを上方向にスワイプすればOKです。
再度Instagramアプリを起動し、下書きが表示されるか確認してください。
また、Instagramアプリのバージョンが古いままだと、最新の機能が使えないだけでなく、不具合が改善されない可能性があります。アプリをしばらくバージョンアップしていないなら、最新版にアップデートしましょう。
原因7:下書き保存を実行した端末とは別のスマホを利用している

下書き保存を実行した端末とは別のスマホから操作しているならば、同じアカウント情報でログインしたとしても、手元の端末では下書きした投稿が表示されません。
インスタの下書き投稿は、端末ごとに保存される仕様になっています。そのため下書きを保存した端末とは別の端末から再編集したくても、当該下書きは表示されません。複数端末でログインしているユーザーは、どの端末で下書き保存をしたのかを把握しておく必要があるでしょう。
インスタの「下書きを保存」に関するよくある質問と答え
ここではインスタで下書きを保存するときによくある質問と答えをまとめました。
リール投稿は下書き保存できる?
リール投稿も下書き保存が可能です。


リール編集画面で戻る[<]ボタンをタップし、戻った画面の[✕]→[下書きを保存]でOK。途中まで編集したリールを下書き保存ができます。
詳しい手順やリールの下書きの保存場所などについては、以下の記事で解説しています。
保存した下書きは第三者に見られる?
いいえ、見られません。
Instagramの下書き機能で保存したフィード投稿やストーリーの下書きは、保存したアカウントかつ保存した端末でのみ確認が可能です。
公開する前のフィード投稿・ストーリーの下書きが他のユーザーに表示されることはありません。
間違えて消してしまった投稿の下書きは復元できる?
残念ながら、削除してしまった下書きの復元はできません。
削除してしまった下書き投稿は復元できないため、再度投稿を作り直す必要があります。

またストーリーの下書きは、保存期間が「最初に保存してから7日間」となっています。保存期間を超えたストーリーの下書きは自動的に削除されるので注意しましょう。
PC版インスタグラムで投稿の下書き保存はできる?
PC版インスタには下書き保存機能がありません。
PC版インスタを利用しているパターンでは、投稿の編集を中断してしまうと、当該投稿は一時保存されずに消えてしまいます。また、アプリ版インスタで保存した下書きをPC版で表示することもできません。
投稿の編集を中断する可能性がある場合は、アプリ版インスタグラムを使って作業するといいでしょう。