インスタグラム「下書き」の使い方──保存場所や消えた・保存できない原因なども解説

フィードやストーリーで作成途中の投稿を一時保存

インスタグラムで投稿を作成中に、やむを得ず中断しなければならないこともあるでしょう。この点、Instagramアプリには「下書き」を保存できる機能があるので、時間をかけて作った投稿が消えてしまう心配はありません。

本記事では、インスタの投稿を保存・編集・削除する方法を紹介。どこに下書きが保存されるのか、下書きが保存できない・消えたときに考えられる原因などについても解説します。

目次

インスタで「下書き」した投稿はどこに保存される?

インスタグラムの下書きは、投稿作成途中の写真・動画に何らかの編集を加えたり、キャプションなどを入力したりしていた場合に、その投稿を一時保存しておける機能です。

下書き機能はフィード・ストーリー・リールの3つで利用できますが、それぞれの投稿の下書き保存場所が少しわかりづらくなっています。まずは、フィード投稿ストーリー投稿の下書きが保存される場所を確認しておきましょう。

リールの下書きについては後述しています。

フィード投稿:下書きの保存先

フィード投稿はiOS版アプリとAndroid版アプリで保存先が異なります。

iOS版アプリの下書きの保存場所
iOS版アプリの下書きの保存場所

iOS版インスタグラムの画面

プロフィール画面右上の[+]ボタン(ホーム画面の[+]でもOK)から[投稿]を押します。投稿写真・動画を選択する画面に「下書き」の項目があるはずです。iOS版インスタで保存したフィード投稿の下書きは、ここで確認できます。

Android版アプリの下書きの保存場所
Android版アプリの下書きの保存場所

Android版インスタグラムの画面

Android版インスタの場合、ホーム画面下にある[+]ボタンをタップ。新規投稿画面で「下書き」にタブを切り替えると、保存した下書きが表示されます。

ちなみに、プロフィール画面右上の[+]ボタン→[投稿]からも新規投稿画面は開けますが、2023年3月現在、この方法では保存した下書きが表示されません。アプリの不具合または仕様変更なのかについては不明です。

ストーリー投稿:下書きの保存先

ストーリーの下書きの保存先は、フィード画面とプロフィール画面の2つから確認できます。iOS版、Android版ともに保存先は同じです。ここではiOS版インスタグラムの画面を使って解説します。

ストーリー投稿の保存先
ストーリー投稿の保存先

フィード画面左上の自分のアイコンをタップし、ストーリー作成画面を表示させます。次の画面で「下書き」を選択すると、保存済みの下書きストーリーが確認可能です。

ストーリー投稿の保存先
ストーリー投稿の保存先
ストーリー投稿の保存先

あるいは、プロフィール画面右上の[+]ボタン→[ストーリーズ]をタップし、次の画面で「下書き」タブをタップすることでも、ストーリーの下書きへアクセスできます。

【フィード】下書き保存・再編集・削除のやり方

フィード投稿を下書き保存する、再編集する、削除する方法を解説していきます。

投稿を下書き保存する

フィード投稿は、写真・動画ともに下書き保存できます。iOS版・Android版アプリでボタン表示が少し異なりますが、操作方法はほとんど変わりません。

  1. 新規投稿画面で画像(動画)の編集やキャプションなどを入力

    新規投稿画面で画像(動画)の編集やキャプションなどを入力
    新規投稿画面で画像(動画)の編集やキャプションなどを入力

    新規投稿画面からシェアしたい写真・動画を選び、編集画面に移動します。必要に応じてフィルターなどの加工をおこない、iOS版アプリでは[次へ]、Android版アプリでは[→]ボタンをタップしてください。

    次の画面でキャプションやタグ付け、位置情報の追加をします。キャプションは「あ」など1文字だけでもいいので何か入力しておきましょう。

  2. 前の画面に戻る

    前の画面に戻る
    前の画面に戻る

    キャプション入力画面の左上にある[<]ボタンで前の画面に戻ります。続いて、写真の編集画面でも[<]ボタンを押してください。

  3. 「下書きを保存」をタップで保存完了

    「下書きを保存」をタップで保存完了

    「このまま戻ると、編集内容は破棄されます」と表示されるので、そこで[下書きを保存]を選択すれば保存完了です。

    反対に[破棄]を選ぶと投稿が消えてしまうので注意しましょう。

下書き保存した投稿を再編集する

保存した下書きを再編集するやり方です。

フィード投稿の下書きを再編集する方法
フィード投稿の下書きを再編集する方法

新規投稿画面で再編集したい下書きを選び、右上の[次へ]ボタン(Android版は右矢印[→])をタップして進みます。これで、キャプションの修正やタグ付け、位置情報の追加などができるようになります。画像下の[編集]ボタンでは、写真へのフィルターや色彩調整などの編集が可能です。

あとは通常どおり[シェア]ボタンを押せば下書きの投稿が完了です。この時点でまだシェアはせずに編集を中断するなら、左上の[<]ボタンをタップで上書き保存しておきましょう。

下書きを削除する

下書きを削除する
下書きを削除する

フィード投稿の作成画面を開き、「下書き」の右端にある[管理]([管理する])をタップします。下書き保存した投稿一覧の画面で、右上の[編集](Android版では青い鉛筆マーク)を選択してください。

下書きを削除する
下書きを削除する

削除したい下書きを選択し、[完了](またはチェックボタン)をタップします。「よろしいですか?」と削除前の確認アラートが表示されたら、[投稿を破棄]を押すと、選択した下書きが削除されます。

【ストーリー】下書き保存・再編集・削除のやり方

ストーリー投稿を下書き保存する、再編集する、削除する方法を解説していきます。

投稿を下書き保存する

ストーリーの下書きは、保存期間が7日間に限定されます。下書き保存をしてから7日間が過ぎると、作成中のストーリーは完全に削除されて復元できなくなる点に注意してください。

ストーリー画面で画像(動画)を編集する
ストーリー画面で画像(動画)を編集する

ストーリー編集画面で写真や動画を選択し、文字入れなどの加工をします。

あとは、画面左上にある[<]ボタンをタップして前の画面に戻り、「メディアを破棄しますか?」の画面で[下書きを保存]を選択すればOKです。[破棄]を選んでしまうと、投稿が削除されるため注意してください。

下書き保存した投稿を再編集する

下書き保存した投稿を再編集する
下書き保存した投稿を再編集する

前述した手順でストーリーの下書き一覧画面を表示させます。ここから再編集したい投稿をタップすると、テキストやスタンプなどの加工を追加が可能になります。

再編集完了後に矢印[→]を押せば、下書き保存していたストーリーを投稿できます。再編集の途中で左上の[<]ボタン→[下書きを保存]をタップすれば、上書き保存もできます。

下書きを削除する

下書きを削除する
下書きを削除する
下書きを削除する

ストーリーの下書き一覧画面を開いたら、画面右上の[選択]をタップします。続いて削除したいストーリーを選び、画面下部の[削除]を押します。

「下書きを削除しますか?」の画面で[削除]をタップすれば、当該下書きは削除されます。なお、ストーリーの下書き投稿の保存期間は「7日間」です。保存期間を超えた場合も、当該下書きは削除されてしまいます

下書きが保存できない・消えた場合に考えられる原因

なぜか下書きを保存できない、保存していたはずの下書きが急に消えてしまった、というインスタユーザーの声をときどき耳にします。残念ながら、完全に消えてしまった下書き・作成中の投稿を復元することはできません。

再度投稿を作り直すしかありませんが、なぜ消えるのか知っておけば今後は下書きを不用意に失ってしまうことはなくなるはずです。ここでは、下書きが保存できない・消えた場合に考えられる原因について解説します。

原因1:写真の編集やキャプションの入力などをしていない

写真の編集画面

写真の編集画面

キャプションの入力画面

キャプションの入力画面

下書きは、写真の編集またはキャプションなどの入力のいずれかをおこない、少しでも手を加えた状態でないと保存できません

キャプションを1文字だけでも入力すれば、下書きとして保存することができるようになります。

原因2:アカウント(アプリ)からログアウトした

アカウントからログアウト

Instagramアカウントからログアウトすると、保存していた下書きはすべて消えてしまいます。下書きを保存している人は、ログアウトするかどうかを慎重に判断しましょう。

原因3:Instagramアプリをアンインストールした

Instagramアプリをアンインストールした

Instagramアプリをアンインストールすると、保存していたすべての下書きが消えます。

原因4:ブラウザ版・PC版のInstagramで投稿を作成している

インスタグラムの下書きは、アプリ版でのみ利用できる機能です。スマホのWeb版インスタグラムPC(パソコン)版インスタグラムには下書き機能がありません。

もちろん、ブラウザやPCからもフィードを投稿することは可能ですが、下書き機能が存在しないので、投稿の編集を中断すると保存されずに消えてしまいます。また、アプリ版で保存した下書きをブラウザ版・PC版で表示することもできません。

フィード投稿で下書き保存する可能性があるなら、アプリ版で作業するようにしましょう。

原因5:Instagramアプリのバージョンが古い、アプリに不具合がある

Instagramアプリに何らかの不具合が生じていると、下書きが保存できない・消えてしまう可能性もあります。軽微な不具合で下書きが表示されないのであれば、Instagramアプリを再起動することで解決するかもしれません。

アプリのバージョンが古い、不具合がある

iPhone 13Pro(iOS 16.4.1)の画面

アプリのバージョンが古い、不具合がある

Androidスマホの画面(Redmi note11、Android 12)

アプリの再起動は、ホームボタン搭載のiPhoneの場合、ホームボタンを二度押し、それ以外のiPhoneでは画面下から上方向にスワイプし、マルチタスク画面を起動します。Instagramアプリを上方向にスワイプすると、アプリが終了します。

Androidスマホでは、画面左下から右斜め上方向へスワイプし、マルチタスク画面を表示(機種により操作が多少異なります)。同様に、Instagramアプリを上に向かってスワイプして終了できます。

どちらの端末でも再度Instagramアプリを起動し、下書きが表示されるか確認してください。

また、Instagramアプリのバージョンが古いままだと、最新の機能が使えないだけでなく、不具合が改善されない可能性があります。アプリをしばらくバージョンアップしていないなら、最新版にアップデートしましょう。

原因6:下書き保存を実行した端末とは別のスマホを利用している

下書きを保存した端末と別の端末を使用している

下書き保存を実行した端末とは別のスマホから操作しているならば、同じアカウント情報でログインしたとしても、手元の端末では下書きした投稿が表示されません。

インスタの下書き投稿は、端末ごとに保存される仕様になっています。そのため下書きを保存した端末とは別の端末から再編集したくても、当該下書きは表示されません。複数端末でログインしているユーザーは、どの端末で下書き保存をしたのかを把握しておく必要があるでしょう。

インスタの「下書きを保存」に関するよくある質問と答え

ここではインスタで下書きを保存するときによくある質問と答えをまとめました。

リール投稿は下書き保存できる?

リール投稿も下書き保存が可能です(詳細)。

リール 下書き保存
リール 下書き保存

リール編集画面で戻る[<]ボタンをタップし、戻った画面の[✕]→[下書きを保存]でOK。途中まで編集したリールを下書き保存ができます。

詳しい手順などについては、以下の記事で解説しています。

間違えて消してしまった投稿の下書きは復元できる?

残念ながら、削除してしまった下書きの復元はできません(詳細)。

削除してしまった下書き投稿は復元できないため、再度投稿を作り直す必要があります。

ストーリー 期限切れ

またストーリーの下書きは、保存期間が「最初に保存してから7日間」となっています。保存期間を超えたストーリーの下書きは自動的に削除されるので注意しましょう。

PC版インスタグラムで投稿の下書き保存はできる?

PC版インスタには下書き保存機能がありません(詳細)。

PC版インスタを利用しているパターンでは、投稿の編集を中断してしまうと、当該投稿は一時保存されずに消えてしまいます。また、アプリ版インスタで保存した下書きをPC版で表示することもできません。

投稿の編集を中断する可能性がある場合は、アプリ版インスタグラムを使って作業するといいでしょう。

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