インスタグラムのリールでは、最大60秒のショートムービーを撮影・編集できます。複数の動画を組み合わせたり、早送り再生にしたり、BGMをつけたりと、無限に編集が楽しめるからこそ完成までに時間がかかることも。
そこで便利なのが「下書き」です。途中まで作成したリールを下書きとして一時保存しておけば、好きなときに再編集ができます。本記事では、下書き保存のやり方や、その保存場所、下書き中のリールを削除する方法などを解説します。
リールを下書き保存する方法
編集に手がかかりそうなリールは、途中まで作った投稿データを適宜保存しておくと便利です。ここでは、作成中のリールを下書きとして保存する方法を解説します(編集の再開については後述します)。
編集途中のリールを下書き保存へ移動させる手順


リールの編集途中で、画面下の[次へ]をタップします。キャプションやタグ付けの作成画面へと進みますが、入力の必要などはありません。
ここで[下書きとして保存]を選択すれば完了です。キャプションやタグ付けは、後から編集できるので安心してください。
下書き保存後に編集できない作業や機能とは
下書き保存する前に編集していた動画には、再編集時に利用できない機能があります。
- 最初に設定したリール動画の長さ(15・30・60秒)は下書き保存後に変更できない
- 下書き保存前の動画の速度は変更できない
- 下書き保存前の動画にタッチアップ(美肌など)効果を追加できない
- 下書き保存前の動画の撮り直しはできない
上記のように、再編集時に速度調整(早送りなど)や撮り直しはできません。また、後からタッチアップ機能を使って肌をキレイにするといった加工も使えないので、下書き保存をする前に作業を終えておく必要があるでしょう。
ただし、以下の機能や作業であれば、下書き保存前の動画にも適用可能です。
- 保存前の動画の切り取り(尺調整)
- 音源の追加
- アテレコ(ボイスオーバー)
- エフェクト
- スタンプや文字の入力
下書き保存する前の動画にも、後から音源を付け加えたり、尺を調整したりできるのはありがたい機能。じっくり考えたい作業があるなら、下書き保存を使わない手はないでしょう。
下書き保存したリールはどこにある?
下書き保存したリールはどこへ移動するのでしょうか。また、下書き中のリールは第三者に公開されないのかどうかも気になる点です。
下書き保存したリールはプロフィール画面へ移動する


下書き保存したリールは、プロフィール画面にある「リール」タブに追加されます。左上のグレーアウトしたリールに「下書き」と表示されているはずです。
下書き中のリールが複数ある場合でも、「リール」タブには一つしか表示されませんが、下書き投稿をタップすると下書きリールの一覧が確認できます。
下書き中のリールは第三者には非公開
下書き保存したリールがプロフィール画面の「リール」タブに追加されることから、「自分以外のフォロワーに見えているのでは……」と不安に思うかもしれません。
この点、自分以外の第三者に下書き中のリールは表示されないので安心してください。
下書き保存したリールを再編集する方法
下書き中のリールを再編集して、シェアするまでの手順を紹介します。
下書き保存中のリールから再編集するものを選択する


プロフィール画面の「リール」タブから下書き一覧を表示させたら、編集を再開したい投稿をタップします。
キャプションやタグ付けなどの入力をするだけなら、次の画面で必要なものを入力し[シェア]すればOKです。音源や動画の追加をする場合は、右上の[編集]をタップします。
動画の追加や編集、尺の調整をおこなう


画面左上のカメラボタンをタップすると、新しく動画の追加ができるようになります。
前述したように、下書き保存する前に設定した動画の長さ(15・30・60秒)の上限に達すると、動画は追加できなくなります。


画面下の[<]ボタンをタップすると、下書き保存前の動画(クリップ)の長さ調整(切り取り)や削除ができます。
リール動画全体の編集後、キャプション入力をしてシェア


動画の追加などが終わったら、最後にリール全体の編集をします。文字入力やスタンプなども追加できるので、画面上のメニューから試してみてください。
編集できたら[次へ]を選択。次の画面でキャプションやタグ付け、カバー画像の設定などをおこない、[シェア]をタップすれば投稿が完了です。
下書き保存中のリールを削除(破棄)する方法
下書き保存したリールを削除(破棄)する方法を解説します。

プロフィール画面の「リール」タブで、下書きリールをタップします。


リールの下書き一覧画面で右上にある[選択]をタップすると、各投稿が選べるようになります。削除したいリールを選択します。
画面下に表示された[破棄する]を押すと、当該リールの削除が完了です。なお下書き中のリールは、削除すると復元できない仕様になっています。