イオンシネマWEBスクリーンとは？ U-NEXTとの違いや注意点、映画特典の使い方を解説

本記事では、「イオンシネマWEBスクリーン」のサービス内容や支払い方法などの基本情報はもちろん、「U-NEXT」との違いや切り替え方法など気になる点について解説。あわせて、入会特典のポイントを使ってイオンシネマの映画チケットを発行する手順もわかりやすく紹介します。

「イオンシネマWEBスクリーン powerd by U-NEXT」とは、イオンエンターテイメントとU-NEXTが共同で提供する動画配信サービスです（以下イオンシネマWEBスクリーンと表記）。月額料金は、「U-NEXT」と同じ2189円（税込）。

配信コンテンツの数および内容は「U-NEXT」とまったく変わりません。映画・アニメ・ドラマなど32万本以上の動画が見放題で楽しめるほか、料金内で190誌ほどの雑誌が読み放題です。また、毎月1200円相当のU-NEXTポイントが付与される点も同じです。

冒頭で、「イオンシネマWEBスクリーン」と「U-NEXT」のサービス内容はほとんど同じだと解説しました。しかし、まったく同じというわけではありません。細かな違いがいくつかあるので、以下で紹介していきます。

U-NEXTとイオンシネマWEBスクリーンは、利用できる支払い方法が異なります。具体的には以下の通り。

U-NEXTには、登録方法が3通り存在します。具体的には（1）iPhone・Androidスマホのアプリ内決済システムによる登録、（2）ブラウザ経由での登録、（3）Fire TV経由での登録の3種類。それぞれプラットフォームごとに異なる支払い方法を利用できます。

一方、イオンシネマWEBスクリーンの登録方法は「ブラウザ経由」のみ。登録方法がひとつしかないため、必然的に利用できる支払い方法も少なくなってしまうというわけです。

「U-NEXT」「イオンシネマWEBスクリーン」ともに、初回登録者には31日間の無料トライアルを提供しています。この無料トライアルに登録すると、それぞれ特典として以下の「U-NEXTポイント」が付与される仕組みです。

イオンシネマWEBスクリーンが1500ポイントに対して、U-NEXTは600ポイント（キャンペーン開催時を除く）。入会特典に「900ポイント」の差があるというわけです。

U-NEXTもキャンペーン開催時にはポイントが増量する可能性があるものの、常時1500ポイントが付与されるのはかなり魅力的です。入会特典ポイントを目当てにしている人は、イオンシネマWEBスクリーンに加入するのも手かもしれません。

なお、この入会特典ポイントは用途が定められていません。映像作品のレンタルや電子書籍・コミックの購入、映画引換クーポンの発行など好きなように使ってOKです。

U-NEXTでは、「U-NEXTポイント1500pt」を「映画チケット引換クーポン」に交換できるサービスを提供しています。この映画引換クーポンを利用すれば、さまざまなシネコン（映画館）で実質無料で映画を鑑賞することが可能です。

ここで注意したいのが、映画引換クーポンを利用できるシネコンの種類。以下の通り、U-NEXTとイオンシネマWEBスクリーンでは、利用できるシネコンの種類に大きな差があります。

上表を見て分かる通り、イオンシネマWEBスクリーンは「イオンシネマ」の映画引換クーポンしか発行できません。TOHOシネマズや109シネマズなど他のシネコンの映画引換クーポンは一切発行できないというわけです。

「近所にイオンシネマがない」という人には、イオンシネマWEBスクリーンをあまりおすすめできないのが現状です。自分の生活圏にイオンシネマがあるか、加入前によく確認しましょう。

「イオンシネマWEBスクリーン」から「U-NEXT」へのサービス切り替えはできません。仮にイオンシネマWEBスクリーンを一度解約をしてU-NEXTに再入会したとしても、（同じ情報を使って登録した場合）イオンシネマWEBスクリーンの仕様が適用されてしまいます。

筆者がヘルプセンターに問い合わせたところ、イオンシネマWEBスクリーンとU-NEXTはアカウントが共有されており、解約をして契約を切り替えても同じアカウトントと見なされてサービス内容は変わらないとの回答でした。

規約上、登録できるのは1人1アカウントとなっているため、電話番号やメールアドレスだけ変えて再加入するのも遠慮してもらいたいとのこと。もし、イオンシネマWEBスクリーンのユーザーが上記のような目的でU-NEXTに切り替えたい場合は、家族に加入をしてもらい、1ユーザーにつき3人まで登録できる子アカウントで利用することを案内されました。

イオンシネマWEBスクリーンの新規入会特典として付与される「U-NEXTポイント1500pt」を使って、実際にイオンシネマで映画を観てきたので、そのやり方を具体的に紹介します。

なお、ここではイオンシネマのチケット購入サイト（e席リザーブ）を利用する方法を紹介しますが、劇場の自動発券機や窓口で直接「映画引換クーポン」を適用することも可能です。イオンシネマのチケット購入方法については、以下の記事を参照ください。

イオンシネマWEBスクリーンの特設ページにアクセスし、［31日間無料トライアル］ボタンを押します。続く画面で［映画チケット1枚分をゲット］ボタンを押してください。

氏名や生年月日、メールアドレス、電話番号といった本人情報を入力します。すべて入力したら利用する予定の劇場を選択し、［次へ］を押しましょう。

SMSによる電話番号認証が求められます。自身の番号を入力したら［本人確認コードを送信］を押してください。しばらくするとSMSに4桁の認証コードが届くので、これを入力して［本人確認コードを認証］をタップしましょう。

画面を一番下までスクロールして［利用開始］ボタンを押します。すると、即座に「1500ポイントが付与されました」という画面が表示されます。

画面が自動で切り替わり、ファミリーアカウントの追加と雑誌読み放題に関するチュートリアルが表示されます。後で設定や確認ができるので、ここでは「追加しない」→「U-NEXTホームへ」の順に進みます。

U-NEXTのホーム画面が開いたら［映画チケット割引］をタップ。［クーポン発行に進む］を押してください。

利用するクーポンを選択します。注意事項などに目を通したら［ポイントを利用して0円で購入］を押してください。

確認画面が表示されたら一読し、［認証して発行］をタップしましょう。

U-NEXTに登録している電話番号宛に着信があるので、これに出ます。自動音声で「認証番号は、〇〇です」と伝えられたら、これを確認して「認証コード」の欄に入力。［認証してクーポンを発行］をタップすればOKです。

認証が完了し次第、クーポン発行画面が表示されます。記載されている「チケット購入番号」と「暗証番号」は、イオンシネマで入場券に交換する際に必要なものです。スクリーンショットで記録しておきましょう。

「e席リザーブ」にアクセスしましょう。イオンシネマアプリをインストールしてもOKです。

e席リザーブ（ワタシアター）の画面が開いたら、ひとまず［会員にならずに購入］をタップします。イオンシネマを利用する機会が多い人は、新規登録（無料）をしておくと便利かもしれません。

利用する予定の劇場を選びます。

続いて、映画を観に行く日（上映日）を選びましょう。上映日は、2日後まで選択可能です。

指定した日に上映される作品タイトルが一覧で表示されるので、任意の作品を選択して「上映スケジュール＆空席情報」をタップ。予約可能な時間帯を選択して、［予約購入］ボタンを押します。

予約購入できるのは、上映開始20分前までのタイトルに限られます。混雑具合によっては受付終了になってしまう場合もあるので、チケットの予約は余裕をもっておこないましょう。

続いて、予約可能な座席が表示されます。好みの場所を選択したら［仮予約をして次へ］を押してください。

チケット種別の選択画面が表示されたら、「ACチケット」を選んでください。前述した「購入番号」と「暗証番号」を入力し、チケット情報確認を押しましょう。

確認が済んだら、[＋]ボタンを押して消費するチケット枚数を選択。[チケットを選択して次へ]→[次へ]の順にタップして進みます。

利用規約に同意したら、予約内容の確認画面が表示されます。一読しながら画面をスクロールし、購入者情報（電話番号やメールアドレス）を入力。追加料金がなくても、支払い方法の選択は必要です。

すべての情報を入力したら[予約情報を確認する]を押してください。

予約内容や購入者情報などの最終確認画面が表示されるので、画面をスクロールして間違いないかチェックします。問題なければ、[購入する]ボタンを押してください。

すでに支払いを済ませているので、基本的には料金は発生しません。ただ、3D上映や4DX上映などは別途追加料金が請求されます。

最後に、完了画面が表示されます。ここで記載されている4桁の「予約番号」は、上映日当日劇場で入場券を発行するために必要なものです。メールでも同じ内容が届きますが、念のためスクリーンショットなどで記録しておくと安心でしょう。

入力したメールアドレス宛に「e席リザーブ」からメールが届いているはずです。メールに記載されている「予約番号」もしくは「QRコード」を使って劇場で入場券を発行してください。

上映日の当日、イオンシネマについたら自動チケット発券機に向かいましょう。イオンシネマの劇場には、通常のチケット発券機（画像左）のほかにネットでチケットを予約・購入した人専用の発券機（画像右）が設置されています。

どちらでも同じ手順でチケットを発行できますが、通常チケット発券機は当日券の購入者で混雑している可能性が高いので、e席リザーブ利用者専用の発券機を使うのがおすすめです。

通常のチケット発券機を利用する人は、最初の画面で［e席リザーブ発券の方はこちら］を選択します（e席リザーブ利用者専用の発券機ではこの画面は表示されません）。

チケット引き換えの認証方法を選択します。どちらでも構いませんが、「QRコード」のほうが失敗がなく手間もかからないのでおすすめです。

「QRコードを読み取り部分にかざしてください」と表示されたら、メールに記載されているQRコードをチケット発券機にをかざします。

QRコードが読み込まれると、予約内容が表示されます。間違いなければ、[確定]ボタンをタッチしてください。

取り出し口からチケットが発券されます。入場時間になったらこのチケットを劇場スタッフに提示して、指定のスクリーンに向かいましょう。