LINEグループに勝手に追加されるのはなぜ? 原因と対処法

承認してないのに強制的にグループに参加させられる

多くの人が日常的に使用しているLINE(ライン)。そんなLINE上で昨今「知らない人だらけのLINEグループに勝手に追加された」事象が多発しています。招待が来たり、それを承認したりした覚えがないのに見知らぬグループに放り込まれてしまい、対応に戸惑ってしまう人もいるでしょう。

本記事では、LINEグループに勝手に追加されてしまう原因を解説。また、グループの強制参加を未然に回避する方法や、対策についても説明します。

LINEグループに強制的に参加させられる原因

友だち以外からLINEグループに勝手に追加されるのは特殊なケースではなく、設定次第で誰でも起こりうることです。LINEのアップデートでグループの追加方法が変更されたことや、見知らぬ人に友だち追加されたことが要因です。

原因1:グループ作成時、メンバーの招待・承認が不要になり、グループに追加された

グループを作成

2021年の9月ごろに実施されたLINEのアップデートにより、グループ作成時にメンバーの招待・承認が不要になりました。勝手にグループに追加されてしまう原因のひとつは、この仕様変更によるものです。

グループ作成者が「友だちをグループに自動で追加」をオンにすると、招待された側のユーザーは参加/拒否を選択できず、強制的にグループに追加されてしまいます。招待された側に通知が届くのは、グループで最初のメッセージがトークルームに送られた時。その段階で招待された側は「見知らぬ人から勝手にグループに追加された」という事実に気が付きます。見知らぬ人に既に友だち追加されていた場合、この機能により勝手にグループに追加されてしまいます。

原因2:見知らぬ人に友だち追加され、グループに追加された

マイQRコードの更新を怠っていたり、誰でも友だちに追加できるような設定にしていたりすると、見知らぬ人に友だち追加されてしまうおそれがあります。その結果、友だちとなった見知らぬユーザーがグループ作成者となり、「友だちをグループに自動で追加」をオンにしたことでグループに追加されてしまったというケースです。

そうした場合、さらなる被害を防ぐためにもLINEのセキュリティ設定を見直す必要があります。

追加されたくない場合でも参加を拒否する方法は無い

上記が原因で発生するグループ強制参加を未然に防ぐ設定や方法は、今のところありませんメッセージ受信拒否設定もグループには適用されないので、有効な対策にはならないのが現状です。

ただ、昨今投資の勧誘や詐欺などの悪質なグループ追加行為が増え、問題視されているのも事実です。今後、LINE社側で対策が施され、招待された側が参加/拒否を選択できる仕様に戻ることも十分考えられるでしょう。

LINEグループに勝手に追加されたときの対処法

グループに追加されてしまったら、すみやかに退会を選択しましょう。グループに追加される時点では参加の可否を選択する機能はありませんが、スパムや投資詐欺など悪質なグループ追加行為をする人から目を付けられないよう防犯しておくことはできます。セキュリティ面の強化も忘れずにしておきましょう。

対処法1:ブロックして通報、そして退会をする

ブロックまたは退会ボタンはトークルームに

ブロックまたは退会ボタンはトークルームに

通報を選択

「メニューボタン」→「その他」で通報できる

通報

通報の理由を選択し、同意して送信をタップ

見知らぬ人からスパム目的などでグループに追加された場合、すぐにブロックや通報、退会を選択しましょう。ブロックや退会は、グループのトークルームより選択できます。

通報する場合は、トークルームの右上にあるメニューボタンから「その他」へ。画面の末尾の通報をタップし、通報する理由を選び同意して送信をタップすると、通報することができます。

退会前の「荒らし」や「嫌がらせ」はNG

怪しいグループに追加されてしまったら、決して応答せず、すみやかに退会するようにしてください。グループ内部のメンバーを刺激するような荒らし行為や嫌がらせをすることは危険です。

面識のない人から勝手に友だち・グループに追加され、腹が立つ気持ちもあるかもしれませんが、荒らし行為により管理者から「通報」されてしまうおそれがあります。最悪のケースでは、利用規約に反していると判断され、アカウントの凍結措置を取られます。

対処法2:各種セキュリティ設定を見直す

友だちへの追加を許可をオフにする

友だちへの追加を許可をオフにする

マイQRコードを更新

マイQRコードを更新する

IDによる友だち追加を許可をオフ

IDによる友だち追加を許可をオフにする

迷惑な人から勝手に友だち・グループに追加されないためにも、各種セキュリティ設定を見直しましょう。

例えば、「友だちへの追加を許可」設定をオンにしていると電話番号やIDを知っているユーザーによる友だち追加が可能になります。ランダムに検索して出てくる電話番号やIDであっても、アカウントと紐づいていれば友だち追加ができてしまうのです。必要な状況以外では「友だちへの追加を許可」はオフにしておきましょう(「ホーム」タブの設定ボタン→「友だち」へ進み「友だちへの追加を許可」の横のトグルボタンをオフにする)。

また、マイQRコードの更新を怠ってしまうのもアカウント情報の流出につながります。マイQRコードやURLはこまめに更新しておきましょう(「ホーム」タブにあるQRコードボタン→「マイQRコード」でマイQRコードを確認することができる。更新は、QRコードの画面下部の更新ボタンをタップ)。

さらに、「IDによる友だち追加を許可」設定をオンにしていると、IDを知っているユーザーによる友だち追加が可能になり、IDの流出につながります。必要のない場合では「IDによる友だち追加を許可」設定はオフにするようにしてください(「ホーム」タブにある設定ボタン→「プライバシー管理」へ進み「IDによる友だち追加を許可」の横のトグルボタンをオフにする)。

その他、迷惑メッセージ・電話などへの対策は以下の記事で解説しています。

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