Hulu(フールー)を4年以上使ったレビュー:加入をおすすめする理由と気になる点を徹底解説

2019-03-27 21:16
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Hulu(フールー)を4年以上使ったレビュー:加入をおすすめする理由と気になる点を徹底解説

映画やドラマ、アニメなどを見放題で、また高画質な映像で場所を問わず楽しみたいという人におすすめしたいのが、動画配信サービスの「Hulu(フール―)」です。

Amazonプライム・ビデオ」「U-NEXT」「Netflix」など、様々な動画配信サービスが鎬を削る中、筆者はそれらのサービスと並行して約4年ほどHuluを利用してきました。今回はHuluに加入してよかった点や、気になった点など実体験をもとに総合的に評価してみます。

見放題ならでは、人気の海外ドラマを一気に観られる

Huluの無料トライアル

他の動画配信サービスでは1カ月の無料トライアルが主流ですが、Huluの無料体験は2週間と少し短め。しかし、個別課金されるレンタル作品は一切なく、全作品見放題の快適さを堪能するのに2週間は十分かもしれません。

国内における動画配信サービスの先駆けとなったHulu。映画好き、海外ドラマ好きだった筆者が、「スカパー!」ときどきレンタルビデオというライフスタイルから、見放題の動画配信サービスの利用へと切り替わるのは当然の流れだったと思います。映画やドラマを見るのに、毎月4000円近くかかっていたのが、たった933円(税抜)で済んでしまうという割安感に当初強く惹かれたのを覚えています。

とはいえ、Huluは最安値のサービスではありません。国内の動画配信サービスは500円〜2000円前後まで料金にはバラつきがあり、Huluの定額933円というのは総合して見ると標準的な価格帯です。それでも他のサービスに乗り換えなかったのは、配信されているコンテンツに魅力を感じていたからにほかなりません。

米国発のサービスだけに、最新作から過去のタイトルまで海外ドラマはさすがのラインナップ。何年も継続して制作されているドラマはシーズン1から見始めることができ、終了しているドラマなら最終話まで、課金を気にすることなく一気に視聴できます。Huluで見始めてファンになったという作品にも多く出会うことができました。

HBOの代表作 ゲーム・オブ・スローンズ

注目ドラマを国内で最速配信する「Huluプレミア」など、日本初上陸のコンテンツもたくさんあります。アメリカで圧倒的な人気を持つケーブル局「HBO」の代表作『ゲーム・オブ・スローンズ』を定額でシーズン1からまとめて観ることができるのはHuluのみです。

また「FOXチャンネル」のリアルタイム配信では、本国での放送とあまり変わらないタイミングで「ウォーキング・デッド シーズン9」の最新話が配信されており、最新シーズンの日本最速リアルタイム配信も予定されています。話題になっている海外ドラマを観たいなら、まずはHuluの配信ラインナップを一度チェックしてみることをおすすめします。

詳しいラインナップはこちら

テレビ番組の見逃し配信や子供向けコンテンツも充実

見逃し配信作品huluオリジナル作品

左:見逃し配信作品のラインナップ右:Huluオリジナルドラマも充実

海外ドラマ以外の作品もたくさんあります。親会社である日本テレビのドラマやバラエティーを中心に、TBSやWOWOWのコンテンツも数多く視聴できます。見逃し配信では、放送中のドラマやアニメがオンエアから1週間ずらして配信されていますので、1話目を見逃しても(よくあることですが)、Huluで遡ってチェックできるのが便利です。

また、Huluでしか観ることのできないスピンオフ作品やオリジナルドラマも話題です。毎回豪華なキャストを起用したHuluとWOWOWの共同製作ドラマにも注目が集まります。ドキュメンタリーをはじめとする自然科学系の作品も数多く配信されていて、好きな人は楽しみが尽きません。

キッズカテゴリ

キッズカテゴリ。ディズニーアニメをはじめ、NHKエンタープライズ作品、ウルトラマンシリーズなど、アニメや子供向け映画などが豊富に揃う

「キッズプロフィール」が用意されていることからも分かるように、子ども向けの番組もとても充実しています。アニメや特撮番組、知育番組などが集められており、かつて子どもだった大人も喜ぶラインアップです。当時親しんだ名作をお子さんと一緒に観るのもよいですし、子どもの頃に観られなかった番組を存分に楽しむこともできるでしょう。

新作か旧作か、それが問題だ

映画のラインナップ

ドラマやアニメに強いHuluですが、映画は好みが分かれるかもしれません。映画タイトルそのものはジャンルに偏りがなく、本数も多いのですが、新作映画はほとんど配信されません。公開から間もない新作映画を観たい場合には、先行配信もおこなう「U-NEXT」やオリジナル映画が国際的にも評価の高い「Netflix」など、映画に注力している他の配信サービスを検討する余地がありそうです。

もっとも、新作ではなく旧作が見たいなら評価は180度変わるでしょう。黒澤明や小津安二郎、ヒッチコックといった古典作品をはじめ、昭和から平成にかけて放送された特撮物やアニメなど幅広いラインアップです。『タイタニック』や『ミッション:インポッシブル』など、古典以外にもいわゆる名作ものが多いので、往年の人気作品を見返したい人にはちょうど良いボリュームかもしれません。

また、毎週水曜日に「新着配信スケジュール」が更新され、洋画・邦画含め50本近い作品が入れ替わりで配信されます。『オーシャンズ11』『オーシャンズ12』『オーシャンズ13』のように、シリーズがまとめて追加されることも多く、見逃していた作品を観るよい機会になります。

リアルタイム配信

リアルタイム配信は「FOXチャンネル」「ナショナル ジオグラフィック」「Baby TV」など。「BBCワールドニュース」は日本語同時通訳版と英語版が揃う

残念ながら、スポーツ番組や音楽番組は少ない印象です。Huluのリアルタイム配信には「ジャイアンツLIVEストリーム」や「MotoGP」というチャンネルが用意されていますが、配信は不定期です。「国内ドラマ・TV」のジャンルには「スポーツ」のカテゴリーがあり、ヨガやピラティスのトレーニングプログラムなどが配信されています。

スポーツや音楽に関しては、安室奈美恵の引退ドキュメンタリーや、東京マラソン特集など、大きなイベントの際に特別番組が配信されるイメージととらえてよいでしょう。

テレビでもDVD以上の高画質で楽しめる印象

Huluが便利だと感じるのは、様々な機器で視聴できる点です。インターネット対応テレビの他、PCやスマホ、タブレット、Apple TVやChromecastAmazon Fire TV(Stick)、そしてPlayStation 4などのゲーム機に対応しています。セットトップボックスやゲーム機を経由して大画面のテレビで楽しめるのは、Huluの大きな特徴です。

Hulu対応機器

2019年3月よりケーブルテレビ業界との連携もスタート。該当するケーブルテレビを利用しているユーザーは、より手軽に入会・視聴できるようになります。

ところで、大画面のテレビで見る時に重要なのは画質です。この点、HuluではすべてのコンテンツがHD(720p)の画質で見られます。古い作品もHD画質にコンバートされていますので、YouTubeなどで見るより断然きれいです。テレビで観る際はDVDより高画質に感じることが多いです。古い作品を大画面で観返したい人には重要なポイントでしょう。

キャストアイコンキャスト先デバイス

キャストアイコン(テレビのマーク)をタップすれば、アプリ(iOS/Android)から以外にもテレビの大画面で楽しむことができる

英語字幕付きで見られる作品も

このほか地味に便利なのが、英語字幕で見られる点です。すべてのコンテンツが対応しているわけではありませんが、「洋画を英語字幕で楽しむ」特集に掲載されている作品のほか、「英語字幕」で検索し、該当コンテンツを探すことができます。語学の学習に役立ちそうです。

洋画を英語字幕で楽しむ

「洋画を英語字幕で楽しむ」のカテゴリでは、字幕表示に対応するコンテンツが一覧で表示される

また、お子さんがいる家庭では前述の「キッズプロフィール」が便利です。キッズ用のプロフィールを選択することで、キッズカテゴリ以外の作品は表示されなくなり、子どもが知らずに暴力的・性的な映像を目にする危険を回避できます。また、プロフィール設定で吹き替え再生を標準設定にすることもできます

オーナープロフィールの画面ではオーナーを含め最大6つまでプロフィールを追加することができ、お気に入りリスト・視聴履歴をそれぞれのプロフィールで管理することができます。

キッズプロフィールプロフィールを追加できる

左:キッズプロフィールにはペアレンタルコントロールの役割も右:プロフィールの追加画面

最後に敢えてHuluの弱点を挙げるなら、ユニークな特集やきめ細かいジャンル分けがあまり充実していない点でしょう。検索機能では監督や出演者を入力して作品を検索することはできます。また、作品の詳細情報で特定の出演者やスタッフの名前をタップ(クリック)すれば、各出演者・スタッフの作品一覧を表示させることはできますが、いずれも観たい作品や演者がある前提での検索が必要です。

カテゴリ一覧特集一覧

今後に期待したい特集一覧

目を引くようなおもしろい特集や詳細でユニークなジャンル分けは、思いもよらず観たい作品に出会うきっかけになります。配信作品を思う存分堪能できる工夫はもっと充実させてほしいと感じます。

なお、2018年8月にはGoogle Homeなどのスマートスピーカーに対応し音声での操作ができるようになったほか、ダウンロード機能も追加され移動中のオフライン再生が可能に。今後のさらなる改良に期待したいところです。

まとめ

Huluは、レンタルビデオ3~4本の値段で、5万を超えるコンテンツが見放題です。追加料金は一切かかりません。レンタルビデオや個別課金制の動画配信サービスなら、たまたま借りた映画がつまらなかったりするとショックを受けますが、Huluならまったく気にならないでしょう。配信期限が設けられている作品もありますが、返却の手間や延滞の心配もありませんから、自分のペースで見ることができるのも動画配信サービスならではです。

動画配信サービスを選ぶ最終的なポイントは、見たいコンテンツがあるかどうかという点に尽きます。上述のとおり、海外ドラマやテレビ番組の見逃し配信、名作系のラインナップは充実しています。Huluには2週間の無料体験期間がありますので、迷っている人はまずは自分好みのコンテンツがあるかお試しで検討してみましょう。

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