ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換える場合、ソフトバンクの違約金や楽天モバイルの契約事務手数料が発生することはありません。しかし、違約金はかからなくてもソフトバンク解約月の料金(満額請求)など乗り換え時には別の料金が発生する場合があります。
本記事では、ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換える際に発生する料金について詳しく解説。申し込み前の参考にしてください。
キャンペーン名(略称)とキャンペーンコード | 乗り換えで獲得できる楽天ポイント |
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三木谷キャンペーン(2798) |
1万4000ポイント |
楽天モバイル紹介キャンペーン(1784) |
1万3000ポイント |
他社から乗り換えキャンペーン(2091) | 1万ポイント |
初めての申し込みキャンペーン(1173) | 3000ポイント |
楽天カード会員限定キャンペーン(1234) | 3000ポイント |
楽天銀行会員限定キャンペーン(2660) | 3000ポイント |
ただいまキャンペーン(2207) | 2162ポイント |
もう1回線申込みキャンペーン(2331) | 3000ポイント |
ソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換えで違約金はかからない

結論として、ソフトバンクを解約しても違約金はかかりません。
2022年2月1日以降、更新月以外の解約でも違約金は免除となっています。2022年7月に実施された「電気通信事業法施行規則」の改正(※PDF)で消費者保護ルールが強化され、2年縛りの撤廃と違約金(契約解除料)を契約者に請求できなくなったことが影響していると考えられます。
例外として、法人向けの一部料金プランや固定通信サービスは、所定の違約金が発生します。たとえばソフトバンクの固定回線もあわせて解約するケースでは、契約解除料不要期間以外での解約は違約金が発生するため注意が必要です。
ソフトバンクからのMNP転出は原則無料
2021年4月1日に「携帯電話・PHSの番号ポータビリティの実施に関するガイドライン」(※PDF)が改正され、MNP転出は原則として無料になりました。そのため、ソフトバンクからのMNP転出料は無料となっています。
なお、ソフトバンクと楽天モバイルはいずれもMNPワンストップに対応しています。MNPワンストップとは、他社の回線に乗り換える際に従来必要だった「MNP予約番号」を発行することなく乗り換えられる制度のこと。ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換える際はMNP予約番号の発行が不要なので、スムーズに乗り換えられます。
楽天モバイルの契約事務手数料は無料

楽天モバイルは契約事務手数料が無料
楽天モバイルの契約事務手数料は無料です。2020年11月4日までは契約時に3300円の事務手数料が発生していましたが、現在は契約事務手数料が撤廃されており、新規申し込みと乗り換え(MNP)のどちらで申し込む場合も契約事務手数料は発生しません。
また、Webサイトおよび店舗での申し込みのどちらも契約事務手数料は無料です。Webサイトからの申し込みが不安な場合、楽天モバイルの店舗でスタッフと相談しながら手続きをするとよいでしょう。
楽天モバイルの店舗では、店舗限定キャンペーンが実施されていることもあるため、店舗に足を運ぶ前にチェックしておいてください。
ソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換えで発生する違約金以外の料金
前述したようにソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換えには違約金や事務手数料が発生しません。しかし、乗り換え時に別の料金が発生するケースがあります。思わぬ料金が請求されてしまったという事態に陥らないためにも事前にチェックしておきましょう。
ソフトバンク最終月の利用料金(満額請求)
ソフトバンク最終月(解約月)の月額料金は日割りされず、満額請求となります。ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換え(MNP)をした月は、ソフトバンク最終月の月額料金と楽天モバイルの初月料金が二重で請求されます。
ソフトバンクの料金の締め日は、20日と月末の2パターンがあります。締め日によって乗り換えタイミングが異なるので、My SoftBankで自身の締め日を把握し、乗り換えスケジュールを立ててください。また、「定額オプション+」や「準定額オプション」といったオプションサービスに加入している場合も、解約月は日割り計算されません。

ソフトバンクが月末締めのケース(楽天モバイルは月末締め)
ソフトバンクが月末締めの場合、月末近く(21日~25日)に乗り換えるのがおすすめです。万が一、締め日を跨いでしまうと乗り換え元のソフトバンクで翌月分の料金が丸ごと発生してしまいます。不備などで手続きがスムーズに進まないことを考慮し、余裕を持って乗り換えの手続きをおこなってください。

ソフトバンクが20日締めのケース(楽天モバイルは月末締め)
ソフトバンクの締め日が20日の場合、締め日が属する月の10日~15日ごろに乗り換えるのがおすすめです。締め日である20日を跨いでしまうと、乗り換え元のソフトバンクで翌月分の料金が丸ごと発生してしまいます。
締め日が20日と月末、いずれのケースも締め日を跨がないよう余裕のあるスケジュールで乗り換えの手続きをしましょう。
端末の残債(分割代金)

My SoftBankにて端末代金の残り支払い回数や支払い金額が確認できる
ソフトバンクで端末を分割購入した場合、解約後もソフトバンクから残債の請求がされます。端末代金の残り支払い回数は、解約から90日以内ならMy SoftBankにログインして確認ができます。ログインの際は、ソフトバンク契約時に使用していたSoftBank IDとパスワードを入力します。
解約後91日以上経過している場合、専用のWebサイトにて端末代金の残り支払い回数を確認できます。ログインの際は機種契約番号とパスワードが必要です。
また、My SoftBankやソフトバンクショップにて端末の残債を一括で支払うことも可能です。解約前であれば、チャットサポートでも一括払いの手続きを受け付けています。
ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換える手順と注意点
ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換え(MNP)をする手順は以下の通りです。楽天モバイルへのMNP転入をおこなう前にソフトバンクで解約手続きをしてしまうと、使用中の電話番号が失効してしまう恐れがあるため、手続きの手順には注意してください。
- 楽天モバイルのWebサイトから申し込みページにアクセス
- 楽天IDでログイン
- Rakuten最強プランを選択
- 15分かけ放題オプションの有無を選択
- SIMのタイプを選択(SIMカードまたはeSIM)
- 本人確認を済ませる
- 他社からの乗り換え(MNP)を選択して電話番号を入力
- 支払い方法を選択
- 申し込みを確定させる
楽天モバイルからSIMカードなどが郵送で届き、楽天回線に回線切替の手続きをするまでの間はソフトバンクの回線を利用することができます。
ソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換え方法については、以下の記事を参照してください。
ソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換えでよくある疑問と回答
ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換え(MNP)をする際に生じがちな疑問に回答していきます。
ソフトバンクで購入した端末の残債が残っている場合は?
端末の残債は、ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換え後もソフトバンクから請求されます。
前述の通り、解約日から90日以内ならMy SoftBankから残りの支払回数の確認ができます。解約後91日以上経過している場合、専用のWebサイトにて残り支払い回数が確認可能です。
ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えるベストタイミングは?
ソフトバンクの締め日は20日・月末の2パターンが存在するため、締め日によってベストタイミングが異なります。
前提として、乗り換え初月はソフトバンク最終月の月額料金に加え、楽天モバイルの月額料金どちらも満額請求されます。
ソフトバンクの月末締めの場合、月末近く(21日~25日)に乗り換えを目安に。20日締めであれば、締め日の5日~10日前を目安に乗り換えをするとよいでしょう(前述)。いずれの場合も、締め日を跨がないようにスケジュールに余裕を持って乗り換え手続きをおこなってください。
ソフトバンクのキャリアメールは楽天モバイルでも使える?
ソフトバンクの「メールアドレス持ち運び」サービスに申し込むと、楽天モバイルでも継続してキャリアメールの利用ができます。
ソフトバンクの「メールアドレス持ち運び」は、回線の解約後も引き続きソフトバンクのメールアドレスを利用できる有料サービス。回線解約後31日以内にMy SoftBankから申し込みが必要です。
1メールアドレスあたりの料金は月額330円または年額3300円です。

楽天モバイルでは、契約者が無料で使えるキャリアメール「楽メール」を提供しています。「メールアドレス持ち運び」サービスの利用料が負担に感じる人は、「楽メール」への移行も検討してみてください。