「Rチャンネル」とは？ 見ればポイントが貯まる楽天の動画配信サービス

楽天が運営する無料のリニア型動画配信サービス「Rチャンネル」では、さまざまなジャンルのチャンネルをテレビ感覚で視聴できます。見るだけでポイントが貯まる、ポイ活の側面を持っている点も魅力の一つです。

この記事では、Rチャンネルとはどんなサービスなのか、メリット・デメリットや実際の使い方について解説します。

Rチャンネルとは、楽天の運営する「リニア型」動画配信サービスです。テレビのようにプログラムに沿って番組が配信されるので、リアルタイムで視聴できます。すべての番組が無料で提供されており、楽天ユーザーでなくても利用可能です。

楽天ユーザーなら、ログインしてRチャンネルを視聴するだけで楽天ポイントが貯まるのも特長。好きな番組を視聴しながら、ポイ活もできるお得なサービスになっています。

Rチャンネルでは、45以上（2023年7月7日時点で全47）のチャンネルがリアルタイムで視聴できます。一部を除いたほとんどのチャンネルが24時間配信されているので、いつでも見たい時に楽しめます。チャンネルはニュース/報道、スポーツ、アニメ、ドラマ、ドキュメンタリー、劇場/公演、キッズなどさまざま。多分野をカバーしているので、興味のあるチャンネルがすぐに見つかるでしょう。

多くのチャンネルが見逃し配信にも対応しており、1週間以内ならいつでも見返すことができます。ただし、録画やダウンロードをして手元に動画を保存しておくことはできません。

Rチャンネルで視聴可能なチャンネルは以下の通りです。

ドラマや映画、アニメなどは24時間配信しているので、飽きずに楽しめます。

子どものいる家庭にとって心強い味方となる「しまじろうチャンネル」などのほか、ニュースや趣味系のチャンネルなど、仕事・家事の合間やちょっとした待ち時間などに気軽に楽しめるものが揃っています。年齢制限のあるチャンネルはアプリで視聴することはできません。

Rチャンネル最大の特徴は「ポイ活」の側面がある点です。視聴することにより以下の要領でポイントが貯まっていきます。ポイントを貯めるためには楽天IDとの連携が必要です。

NET-VISION対応テレビ、スマホ、PCから1分以上視聴した場合の視聴時間が合算されて、獲得ポイントが決定します。ポイント付与は集計の翌々月の中旬ごろ。付与されるポイントは3カ月の期間限定ポイントになります。

毎月1日～末日までの間で月次集計がおこなわれ、同一月内であれば、別日の視聴でも視聴時間が合算されます。ただし、現在の累計視聴時間の確認はできません。もしランキング上位を狙っている場合は、自分で視聴時間を管理する必要があるでしょう。1チャンネルの連続視聴は3時間までなので、つけっぱなしで放置しても3時間以降はポイント付与の対象外となります。

また、1人で複数の楽天IDを持っている場合、1つの楽天IDのみがポイント付与の対象です。また、1つの楽天IDで複数デバイスを使って同時視聴した場合、1デバイスのみがポイント付与の対象です。楽天による調査で1人で複数端末の視聴をしたと判断された場合には、キャンペーンの適用対象外になる可能性があります。キャンペーン参加中の同時視聴には注意が必要です（複数デバイスで別の番組を同時に視聴すること自体は可能）。

Rチャンネルは、以下のデバイスで視聴が可能です。会員登録やログインの必要はなく、ブラウザやアプリからすぐに視聴を開始できますが、番組を視聴してポイントを貯めるには楽天IDでのログインが必要です。

• PCブラウザ（Safari・Google Chrome）
• スマホ（ブラウザ・アプリ）
• タブレット（ブラウザ・アプリ）
• Net-VISION（Net.TV）のリモコンボタンのついたスマートテレビ

Rチャンネルの一番の魅力は、すべて無料で利用でき、楽天ポイントも貯められるという点です。そのため、有料の動画配信サービスに比べると不便な点も多々あります。ここでは、Rチャンネルのメリットとデメリットを紹介します。

Rチャンネルは、視聴するだけで楽天ポイントが貯まります。つけっぱなしで放置した場合、最大で3時間までしかカウントされませんが、作業用のBGMにしたり、見たかったアニメやドラマを一気見したりしていれば、自然に視聴時間が累積されていきます。

1時間で貯められるのはわずか1ポイントですが、無料で貯まる上、有料動画配信サービスでしか見られない番組も配信されていることがあります。とにかくコスパが良いのが特長です。

また、視聴時間が3カ月連続で1時間を超えれば獲得ポイントが2倍になるので、よりポイントが貯まりやすくなります。ただし、上述のようにランキング入賞を目指すなら相当な時間をRチャンネルの視聴に割く必要がありそうです。

国内外の幅広いジャンルのチャンネルが用意されていて、ほぼすべてが24時間視聴可能。また、オンデマンド形式ではなくそのときに放送されているものを視聴するので、これまで知らなかったジャンルの情報を得るきっかけにもなります。

放送から1週間は見逃し配信も可能です。また、アニメなどは1シーズン分を一気に配信していることもあるので、1話から最終話までまとめてチェックできます。無料で1シーズン分を視聴できるサービスは貴重と言えるかもしれません。

楽天ポイントを貯めるには楽天IDでのログインが必要ですが、Rチャンネル自体はログイン不要で誰でも視聴できます。

スマホやタブレットではアプリでの視聴が便利ですが、アプリをダウンロードしなくてもブラウザでRチャンネルの公式サイトにアクセスすればOK。たとえば出先で暇つぶしが必要だったり、急に子どもがぐずってしまったりして、いちいち会員登録やアプリのダウンロードをするのがためらわれる時でもスムーズに視聴を開始できます。

Rチャンネルのデメリットのひとつは、番組の録画やダウンロードができないという点です。見逃し配信に対応していないチャンネルは、放送中にリアルタイムで視聴するほかありません。どうしても見逃したくない場合は、通知機能を上手に活用しましょう。

また、放送中の番組だけでなく、見逃し配信も録画・ダウンロードができません。Wi-Fiのない場所でRチャンネルを視聴すると、思いもよらない通信量を消費してしまう可能性があるので注意が必要です。

Rチャンネルは2022年9月に始まったばかりのサービスということもあって、コンテンツやアプリの機能はまだまだ少ない印象です。

特にコンテンツのボリュームに関しては、数万本の動画が見放題で楽しめるような他の有料動画配信サービスと比較すると、物足りなさを感じてしまうのはやむを得ません。見逃し配信サービス「TVer（ティーバー）」や、20チャンネル以上が無料で楽しめる「ABEMA」を使うような感覚で利用するのがいいでしょう。

アプリの機能についても、お気に入りや通知といった最低限のものは備えているものの、レコメンドや倍速再生、字幕と吹替の切り替えなど、動画を視聴するにあたって便利なプラスアルファの機能は搭載されていません。

アプリの立ち上げに時間がかかるのも気になるところ。バックグラウンド再生にも対応していません。さらに、ブラウザ版は検索や見逃し作品のソートもできないため、十分満足できる使い心地とは言えないかもしれません。

Rチャンネルをスマホで見るなら、ブラウザ版よりも多機能なアプリ版を使うのがおすすめです。ここではスマホアプリ版Rチャンネルの使い方を解説します。

ポイントを貯めるなら楽天IDでログインした状態で視聴しましょう。

アプリ右上の人型アイコンをタップし、楽天IDでログイン・新規会員登録をタップします。

確認画面で、iPhoneの場合は続ける、Androidの場合はログインをタップします。

他の楽天サービスを利用中ですでにログインされていれば、自動ログインが実行されます。続けるをタップすると楽天IDの連携が完了します。

ログイン画面が表示された場合、IDもしくはメールアドレスとパスワードを入力してログインします。

「テレビ放送中」タブを選択すると、現在放送中の番組が表示されます。カテゴリーからチャンネルを選ぶか、検索ボタン​​からキーワードやジャンルで見たい番組を検索しましょう。

キーワード検索をすると、「ただいま放送中」「見逃し」「放送予定」の項目別に検索結果が表示されます。「放送予定」欄のベルマークをタップすれば、放送開始前に通知されます。

番組詳細を表示すると、SNSなどでの共有、放送中の番組の再放送予定の確認、チャンネルのフォローができます。

「放送日程」タブからは、チャンネルごとの番組表が確認できます。フォローしたチャンネルは「フォロー中」タブに集約され、後から探しやすくなります。

放送中の番組は、番組の詳細確認と音声のオンオフ切替、画質の設定ができます。

上下の矢印マークをタップしてチャンネルを移動させ、テレビをザッピングする感覚で利用してみましょう。他のチャンネルをタップすれば、他のチャンネルに直接移動することも可能です。

「見逃し」タブをタップすると、見逃し配信に対応している番組が一覧で表示されます。番組を選ぶと、放送中の番組と同様にSNSなどでの共有、再放送予定の確認、チャンネルのフォローなどができます。

「放送中」タブと同様の機能に加えて、見逃し配信は10秒スキップができます。「関連動画」からは関連する見逃し配信番組の確認もできます。

アプリをインストールする必要のないブラウザ版なら、デバイスにこだわらずRチャンネルをより手軽に利用できます。ここでは、ブラウザ版Rチャンネルの使い方を解説します。

ポイントを貯めるなら楽天IDでログインした状態で視聴しましょう。

Rチャンネルにアクセスし、右上のログインをタップします。

IDもしくはメールアドレスとパスワードを入力してログインします。これで、楽天IDとの連携が完了です。

Rチャンネルのトップページに、現在放送中の番組が一覧になって表示されています。

番組を選択するとすぐに再生されます。番組情報をタップすると、番組の詳細確認とチャンネルのフォローができます。再生画面では音声のオン/オフ切り替えのみが可能です。

「番組表」タブから番組表を表示し、「見逃し」マークがついている番組を選択して視聴を開始します。

視聴画面は音声のオン/オフ切替のみできる仕様です。見逃し配信に対応している番組は、放送中でも最初から視聴するを選択すれば、番組の冒頭から再生できます。

Rチャンネルについてよくある質問とその答えをまとめています。