音楽配信サブスクを選ぶうえで、やはり気になるのは音質です。本記事では、楽天ミュージックの音質について詳しく解説します。これから楽天ミュージックに入会するにあたり、楽曲の音質が気になっている人は参考にしてください。

楽天ミュージックには通常30日間の無料期間が設けられていますが、入会時にキャンペーンコード「60rakuten」を入力すると無料期間が60日間に延長されるキャンペーンが実施されています。
過去に楽天ミュージックに入会したことがある人は対象外で、他のキャンペーンとの併用はできません。
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楽天ミュージックの音質は最高320kbpsだがハイレゾロスレスには非対応

楽天ミュージックの料金プラン
楽天ミュージックは楽天が提供している音楽配信サブスクです。
通常のスタンダードプラン(月額980円/年額9800円)に加え、楽天カード・楽天モバイル会員向けの割引プラン「楽天カード/モバイル会員対象プラン」(月額780円)、再生時間を月20時間に限定する格安プラン「ライトプラン」(月額500円/年額5000円)など、コストパフォーマンスに優れたプランを提供しています。
しかし、価格は魅力でも音質はどうなのでしょうか。楽天ミュージックでは、音質を「High」「Normal」「Low」の3段階から選べるようになっています。それぞれのビットレートはHighが320kbps、Normalが128kbps、Lowが64kbpsです。

楽天ミュージックの音質
ビットレートは音楽データの情報量を示すもので、一般的に数字が大きいほど高音質になります。楽天ミュージックで選べる320kbpsのHigh設定は、ロッシー(非可逆圧縮)音源を採用している音楽配信サービスの中では最高水準です。ただし、楽天ミュージックはハイレゾロスレスオーディオには対応していません。ハイレゾロスレスオーディオとは、高解像度(ハイレゾリューション)と音の劣化がない(ロスレス)という2つの特徴を持つオーディオ形式のことです。
楽天ミュージックは、多くの音楽配信サブスクと同じように320kbpsまで対応しているのでごく標準的な音質とも言えますが、普段楽しむうえで不足はありません。よりクリアな音で楽しみたいなら、Amazon Music UnlimitedやApple Musicのようなロスレス音源・ハイレゾ音源対応のサービスが適しています。そこまで求めないのであれば、楽天ミュージックの音質でも十分満足できるはずです。
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楽天ミュージックの音質を使いこなす
楽天ミュージックの楽曲を高音質で楽しむために、音質の設定方法とオフライン再生時の音質ついて解説します。
楽天ミュージックで音質を設定する方法



楽天ミュージックで音質を設定するには、まず画面左上のメニューボタン
からメニューを開いて[設定]→[再生設定]と進みます。
「Low(64kbps)」「Normal(128kbps)」「High(320kbps)」の3段階の中から音質を選択してください。
初期状態では「Normal」が選択されています。普段からいい音で聴きたいなら、「High」に切り替えるのがおすすめです。逆に、通信量を抑えたいときは「Normal」や「Low」を選びます。Wi-Fi接続時だけHighになるように設定することも可能です。
高い音質で楽曲を再生すれば、そのぶんデータ通信量を消費する点には注意が必要です。「Low」なら「High」の5分の1程度のデータ通信量となります。音質は劣化しますが、モバイル通信で長時間音楽を再生しても通信量を節約できます。
また高音質な楽曲を楽しむ際は、Wi-Fiに接続したりダウンロード機能を駆使したりすることでデータ通信量の消費を抑えられます。
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オフライン再生では音質の適用に要注意

音質の設定はダウンロードした楽曲にも適用されます。そのためオフライン再生の音質を向上させるには、「High」に設定した状態でダウンロードする必要があります。「Low」や「Normal」を選択した状態でダウンロードした曲があるときは、一度削除してからダウンロードし直します。
反対に、ダウンロードの品質を落として容量を節約したいときは「Low」や「Normal」を選択した状態でダウンロードします。「Wi-Fi接続時の高音質再生」をオンにしておけば、Wi-Fiネットワークへ接続しているときだけ高音質で再生できます。
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楽天ミュージックと他の音楽配信サブスクの音質を比較
楽天ミュージックのライバルとなる音楽配信サブスクはいくつかありますが、ここでは音質とコスパのバランスを考えて「Amazon Music Unlimited」「LINE MUSIC」をピックアップして比較してみます。
Amazon Music Unlimited/Primeとの違い
「Amazon Music Unlimited」と「Amazon Music Prime」は、どちらもAmazonが提供している音楽配信サブスクです。何を重視するかによって選ぶべきプランが異なり、音質重視ならAmazon Music Unlimited、コスト重視ならAmazon Music Primeといった選択ができます。

まずAmazon Music Unlimitedは、CD音質にあたるHD音源やさらに高音質のUltra HD音源(ハイレゾ)に対応し、ロッシー音源の楽天ミュージックよりもクリアな音で楽しめます。音質にこだわるなら見逃せないポイントです。


Amazon Music UnlimitedはUltra HDに対応する
楽天ミュージックは320kbpsに対応しますが、Ultra HD音源には対応していません。Amazon Music Unlimitedは3次元空間での音の広がりを再現する空間オーディオにも対応しており、音質を追求したい人に向いている音楽配信サブスクです。
また、年間プランを利用すれば年額9800円で利用できるので、楽天ミュージックのスタンダード年額プラン(年額9600円)と比べても大差はありません。音質面も考えると、一見Amazon Music Unlimitedのほうがコスパもよさそうに見えます。
しかし、Amazon Music Unlimitedの年間プランはプライム会員でなければ利用できません。当然プライム会員費とは別に請求されます。「たまにいい音で楽しみたい」といった程度なら、コストパフォーマンスが合わない可能性もあります。
この点で楽天ミュージックは、月額500円からのライトプランをはじめ、ライフスタイルや聴く頻度に応じてプランを選べるのが魅力です。

一方のAmazon Music PrimeはAmazonプライム会員向けの特典の1つとして提供されています。そのためプライム会員は追加費用ゼロで使えるのが最大の魅力です。広告なしで再生でき、音質も320kbpsで楽天ミュージックと同等です。
ただし自由に選んで聴けるオンデマンド再生に対応した楽曲は限られており、それ以外はシャッフル再生が基本となります。「毎日は聴かないけれど、たまに音楽があればいい」という人にはちょうどよいかもしれませんが、聴きたい曲を自由に楽しみたい人には物足りなさを感じるかもしれません。
LINE MUSICとの違い

コストパフォーマンスを重視するユーザーに注目してほしいのが「LINE MUSIC」です。LINE MUSICの音質は楽天ミュージックと同等の320kbpsなので、音質を気にするユーザーにもぴったり。LINE STORE決済なら割引価格で利用できるというサービスもあります。
さらに現在、サービス開始10周年を記念してお得なキャンペーンが実施されています。キャンペーンの内容は大きく分けて2つ。まず、初めて新規登録するユーザーは3カ月無料で試用できます。そしてLINE STORE決済で年間プランを利用すると、通常9600円の年額料金が半額の4800円になります。
これらのキャンペーンを併用すると最大15カ月間を4800円で利用でき、ひと月あたりの利用料金を320円に抑えることができます。数ある音楽配信サービスの中でも、かなりお得と言えます。キャンペーンは2026年3月31日までの期間限定ですが、終了までは余裕があるので、なるべくお金をかけずに音楽を楽しみたい人は検討する価値があります。
まとめ:強いこだわりがなければ楽天ミュージックの音質に不足は感じない

「最高音質でじっくり楽しみたい」といったこだわりを持っている人にとって、楽天ミュージックの音質は少し物足りないかもしれません。
それでも、楽天ミュージックはコスパに優れる音楽サブスクリプションサービスとして多くのユーザーに支持されています。音質は最高水準なので不足を感じません。よほど音質に強いこだわりを持たないのなら、楽天ミュージックの音質でも十分に音楽を楽しめるでしょう。
加えて、楽曲を聴くだけで楽天ポイントを貯められたり、楽天ブックスで使えるクーポンをもらえたりするなど、楽天サービスを日常的に利用している人にうれしい仕組みが揃っています。ライフスタイルや聴く頻度に合わせてプランを柔軟に選べるのも魅力です。
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