楽天モバイルで「AQUOS R6」は使える?

ドコモ・ソフトバンク・SIMフリー版をそれぞれ解説

「AQUOS R6(アクオス アールシックス)」を持っていて楽天モバイルの契約を考えているけれど、楽天モバイルで使えるかわからないということはありませんか。

本記事では、販売元がドコモ・ソフトバンク・SIMフリーの「AQUOS R6」が楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」に対応しているか解説。楽天モバイル契約前に知っておきたい準備やAQUOS R6がどんな機種なのかについても紹介しています。

AQUOS R6は楽天モバイルに対応している?

まず、AQUOS R6が楽天モバイルの各種機能に対応しているか一覧表にまとめました。自分が所有している(または購入予定の)AQUOS R6のドコモ・ソフトバンク・SIMフリー版が、楽天モバイルの回線や通話に対応しているかチェックしてみてください。

AQUOS R6 楽天モバイル対応表
購入元 4Gデータ通信 5Gデータ通信 通話 SMS(楽天回線) SMS(パートナー回線) APN自動設定 ETWS(※1) 110/119などでの高精度な位置情報測位 eSIM対応 プラチナバンド(※2)
ドコモ × × × ×
ソフトバンク × × × ×
SIMフリー ×

ETWS:緊急地震速報や津波警報などの受信

※1:緊急地震速報や津波警報などの受信
※2:700Mhz帯(バンド28)

なお、APN自動設定に非対応の機種の場合、回線開通時に自身でAPN設定をおこなわないとインターネットに接続できないので注意が必要です。

2023年6月に「Rakuten UN-LIMIT VII」から「Rakuten最強プラン」に刷新されたことで、楽天回線エリア外に接続されるパートナー回線(au回線を使用)もデータ通信無制限となりました。

またAQUOS R6は、2024年6月に楽天モバイルが商用利用を開始したプラチナバンドにも対応していると思われます。プラチナバンドとは、ビル群や地下でも電波が届きやすい性質を持つ700〜900MHzの電波を中心とする周波数帯の俗称です。

プラチナバンドの対応エリアは主要都市部を中心に順次エリアを拡大している最中のため、端末が対応していたとしてもエリア次第では恩恵を受けられない可能性があります。

ドコモ版「AQUOS R6 SH-51B」の場合

楽天モバイル対応表

ドコモ版「AQUOS R6 SH-51B」の場合、一部機能は非対応だが問題なく利用できる

ドコモ版AQUOS R6 SH-51Bの場合、4G・5Gデータ通信、通話、SMS(楽天回線およびパートナー回線)に対応します。APN自動設定やETWSなどには対応しませんが、ほとんどの機能を利用可能です。

APN設定を自身でおこなうこと、ETWSの代わりに「Yahoo!防災」といったアプリを利用することに抵抗がなければ、普段使いするぶんには問題なく利用できるでしょう。

なお、楽天モバイルの5Gはまだ限られたエリアでしか利用できません。5Gデータ通信を利用したい場合は事前に5G対応エリアをチェックしておきましょう。

ドコモ対応周波数

楽天モバイルのプラチナバンドである700MHz帯(バンド28)が記載されている

ドコモの公表している対応周波数帯一覧(※PDF)にて、AQUOS R6 SH-51Bの対応バンドを確認してみると、楽天モバイルに割り当てられている700MHz帯のバンド28が記載されています。このことから、ドコモ版AQUOS R6 SH-51Bはプラチナバンドに対応した機種であると考えられます。

ソフトバンク版「AQUOS R6 A101SH」の場合

楽天モバイル対応表

ソフトバンク版「AQUOS R6 A101SH」の場合、一部機能は非対応だが問題なく利用できる

ソフトバンク版AQUOS R6 A101SHは、4G・5Gデータ通信、通話、SMS(楽天回線およびパートナー回線)に対応します。APN自動設定やETWSなどには対応しませんが、ほとんどの機能を利用可能です。

APN設定を自身でおこなうこと、ETWSの代わりに「Yahoo!防災」といったアプリを利用することに抵抗がなければ、普段使いするぶんには問題なく利用できるでしょう。

なお、楽天モバイルの5Gはまだ限られたエリアでしか利用できません。5Gデータ通信を利用したい場合は事前に5G対応エリアをチェックしておきましょう。

ソフトバンク対応周波数

楽天モバイルのプラチナバンドである700MHz帯(バンド28)が記載されている

ソフトバンクの公表している搭載周波数帯一覧(※PDF)にて、AQUOS R6 A101SHの対応バンドを確認してみると、楽天モバイルに割り当てられている700MHz帯のバンド28が記載されています。このことから、ソフトバンク版AQUOS R6 A101SHはプラチナバンドに対応した機種であると考えられます。

SIMフリー版「AQUOS R6 SH-M22」の場合

楽天モバイル対応表

SIMフリー版AQUOS R6 SH-M22はすべての機能を利用できる

SIMフリー版AQUOS R6 SH-M22の場合は4G・5Gデータ通信をはじめ、すべての機能が利用可能です。APN自動設定にも対応しており、楽天モバイルですべての動作確認がとれているので安心して利用できるでしょう。

SIMフリー版対応周波数

楽天モバイルのプラチナバンドである700MHz帯(バンド28)が記載されている

シャープのWebサイトにてSIMフリー版AQUOS R6 SH-M22の対応バンドを確認してみると、楽天モバイルに割り当てられている700MHz帯のバンド28が記載されています。このことから、SIMフリー版AQUOS R6 SH-M22はプラチナバンドに対応した機種であると考えられます。

これからAQUOS R6を購入して楽天モバイルの契約を検討しようという人は、SIMフリー版を購入するのがおすすめです。

AQUOS R6で楽天モバイルを契約する前の準備

【楽天モバイル】AQUOS R6

AQUOS R6

楽天モバイルの回線を契約するには、契約後に利用する端末がSIMロック解除されていることが前提となります。契約前に手持ちのAQUOS R6がSIMロック解除されているかどうか必ず確認しましょう。

また、楽天モバイルの契約には身分証明書(運転免許証やマインナンバーカードなど)や、乗り換えの場合にはMNP予約番号の発行(MNPワンストップ提供のキャリア・MVNOからの乗り換えの場合は不要)などが必要です。こちらも契約前に忘れず準備しておきましょう。

AQUOS R6はどんな機種?

【楽天モバイル】AQUOS R6
AQUOS R6の特徴
  • 最大240Hz駆動が可能なPro IGZO OLED(有機EL)を採用
  • 高性能CPUを採用し、スペック面は文句なしの構成
  • ライカ監修の1インチセンサーカメラで自然で美しい色合いの写真撮影が可能
  • おサイフケータイ、防水、防塵に対応、イヤホンジャックまで搭載

シャープの「AQUOS R6」は、2021年の夏モデルとして発売されたAndroidスマホです。画面は左右に大きくラウンドしているタイプで、最大240Hz駆動が可能な「Pro IGZO OLED(有機EL)」を採用し、美しくなめらかな表示を実現します。本体サイズは約74×162×9.5ミリ、重さは約207gとなります。

CPUはAQUOS R6発売時点で最高性能のSnapdragon 888 5Gを採用し、端末の動作に影響するメモリも12GB搭載。ストレージは大容量の128GBで、microSDカードでの拡張もでき、高級モデルとして文句なしの構成といえるでしょう。また、バッテリーも大容量の5000mAhなので、輝度を上げてゲームで遊んでもそれなりにもつはずです。

最大の特徴は、背面に搭載したライカ監修の1インチセンサーカメラです。有効画素数は2020万画素で、前モデルのAQUOS R5よりもセンサー面積が約5倍になり、自然で美しい色合いの写真を撮ることができます。ただしアウトカメラは1つだけで、超広角やズームは光学処理になります。望遠も最大で6倍までとなるため、使う人によって好みが分かれてしまうかもしれません。

国内メーカーのモデルらしく、おサイフケータイに防水、防塵も対応。本体の右側面には、音量調整とアシスタントキー、電源ボタンが並んでいます。さらに本体下部にはイヤホンジャックも搭載し、有線接続の高級イヤホンやヘッドセットとの接続も可能です。

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