Instagramは2022年7月14日(米国時間)、サブスクリプション機能に購読者限定のフィード投稿や、購読者とのチャット機能などを新たに導入したと発表しました。
📣 Subscriptions Update 📣
Subscriptions are a great way for creators to have a predictable income & for fans to get exclusive content from creators that they love.
This update includes:
- Subscriber Chats
- Subscriber Reels
- Subscriber Posts
- Subscriber Home pic.twitter.com/5PzDTcwn8d— Adam Mosseri (@mosseri) July 14, 2022
Instagramのサブスクリプション機能は、2022年1月から米国内の一部のクリエイターを対象としてテストが開始されていました。今回、テストに参加したクリエイターからの要望に基づき、以下の新機能が導入されています。

サブスクリプション機能のテスト開始時は、購読者に向けた投稿はストーリーとインスタライブのみ対応していました。今回の新機能で、写真やリールといったフィード投稿も購読者限定として投稿できるようになります。Instagram責任者のAdam Mosseri氏によると、購読者限定のフィード投稿機能はクリエイターから最も要望の多かった機能とのことです。
購読者限定のフィード投稿には、従来の購読者限定のストーリーやインスタライブと同様に、紫色のバッジが表示されます。ストーリーやインスタライブが一時的なコンテンツであるのに対し、フィード投稿は削除されない限りはいつでも閲覧できます。クリエイターはストックしたサブスク限定フィード投稿をセールスポイントとして宣伝すれば、ユーザーの興味を引いて購読にもつなげられるでしょう。

サブスクライバーチャットは、最大30人の購読者とクリエイターがグループDMでチャットできる機能です。
クリエイターと購読しているファンの距離を縮める機能では、登録中のクリエイターの投稿にコメントなどをすると、サブスクライバーのアカウントに紫色のバッジが表示される機能がありました。今回導入されたサブスクライバーチャットでは、30人までの複数人同時とはなるものの、クリエイターと直接チャットをすることができます。クリエイターと直接やり取りができる場面を増やすことで、サブスクのプレミアム感が上昇し、登録者の離脱防止や新規登録者の増加にも影響する可能性もあります。

サブスクライバーホームでは、購読しているクリエイターのプロフィール画面から、購読者限定の投稿をフィルタリングして閲覧できます。購読者はサブスクライバーホームを利用することで、数多くのフィード投稿からサブスク限定投稿のみを閲覧できるため、投稿を見逃してしまう心配がなくなります。
なお、Instagramのサブスクリプション機能は、現時点で米国内のクリエイターを対象としてテストが実施されています。米国以外での展開予定などについては不明です。