Instagram、サブスクリプション機能のテストを開始 定期購入者限定のストーリーやライブなど

ライブバッジに続き、クリエイターの収益化オプションを拡充

Instagramは2022年1月20日、一部クリエイターに対してサブスクリプションサービスのテスト導入を開始したと発表しました。ユーザーは特定クリエイターに対して定期購入(月額)することにより、以下の機能を利用できるようになります。

  • サブスク限定ストーリー:購入したクリエイターによる限定ストーリーを閲覧できる
  • サブスク限定ライブ:購入したクリエイターによる限定ライブを視聴できる
  • サブスク利用者の証明バッジ:定期購入者専用のバッジがユーザー名に付くことで、クリエイターに認識してもらいやすくなる
インスタ サブスク

ストーリー

インスタ サブスク

インスタライブ

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投稿へのコメント

クリエイターは、自分のサブスクライバー(サブスク利用者)に向けて、限定ストーリー投稿と限定ライブ配信をおこなえるようになります。

このとき、ストーリーやライブには紫色のアイコンが表示されるため、サブスク限定コンテンツであることが一目瞭然に。月額課金しなければ見られない特別感で、サブスクライバーにとってうまみのあるコンテンツとなるでしょう。

また、クリエイター側がサブスクライバーを認識できる紫色の専用バッジも導入されます。このバッジは、投稿へのコメントやDM画面でユーザー名の横に表示されます。一般ユーザーより優先してコメントを返信してもらえることをサブスクライバーは期待してよいかもしれません。

サブスク 登録

クリエイターのプロフィール画面にある[Subscribe]ボタンから登録する

すでにインスタライブに導入されている「バッジ」は、現在進行しているライブ中のみの投げ銭機能。一方で今回のサブスクリプション機能は継続的な支払いが見込めるため、クリエイターに安定した収益をもたらす重要なツールとなります。また、早くとも2023年までは、サブスクリプションによりクリエイターが獲得した収益に対し、インスタグラムから料金を徴収することはないとしています。

Instagram責任者のAdam Mosseri氏はツイートの中で、サブスクライバーのリストをInstagram外のアプリやウェブサービスなどに持ち出せることを明らかにしています。Instagram内で獲得した顧客リストを外部で活用できるようにして、クリエイターが自身のサブスクライバーとの関係性をより発展させられるようにすることで、Instagramにクリエイターを呼び込む(あるいは流出を防ぐ)狙いがあるものと思われます。

Instagramでは、今後数カ月以内により多くのクリエイターにサブスクリプション機能のテスト導入を広げていく予定だとしています。

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EDITED BY
BOTAN