メルカリの手数料は高い? 他社との比較や計算方法、安くするコツまで徹底解説

「手数料高すぎ」と言われがちですが、何事も工夫次第です

不用品などを簡単に売買できるフリマアプリ「メルカリ」。出品は無料でできますが、商品が売れたときや商品代金の振り込みの際に手数料を支払う必要があり、また購入者も決済方法によっては手数料がかかることがあります。

そこで本記事では、メルカリの手数料は高いのか、他サービスと比較。必要になる手数料の種類や計算方法を解説したうえで、できるだけ安くする方法も紹介します。

メルカリの手数料は高い? 他サービスとの比較

ヤフオク!

PayPayフリマ

メルカリ

メルカリで商品の取引をする際に必要になる手数料には、主に「販売手数料」「振込手数料」「決済手数料」の3種類があります。

  • 販売手数料:出品物が売れたときにその代金に応じて出品者がメルカリに支払う手数料
  • 振込手数料:売上金が振り込まれるときに出品者が支払う手数料
  • 決済手数料:購入者が支払いをする際にかかる手数料

これらの手数料を、同じフリマアプリのラクマ、PayPayフリマ、ヤフオク!と比較してみましょう。

なお、ラクマは楽天が運営するフリマアプリ、PayPayフリマはYahoo! が運営するフリマアプリで、この2つのサービスはほぼメルカリと同様に出品者が価格を決めて出品します。一方ヤフオク!は、一番高値をつけた人が落札者になるというオークション形式のサービスです。

メルカリ、ラクマ、PayPayフリマ、ヤフオク!の手数料比較
  販売手数料(出品者) 振込手数料(出品者) 決済手数料(購入者)
メルカリ

販売代金の10%

200円または400円

無料または100円

ラクマ

販売代金の6%+税

無料または210円

無料または100円※

PayPayフリマ

販売代金の5%

無料または100円

無料

ヤフオク!

  • 8.8%(Yahooプレミアム会員)
  • 10%(Yahooプレミアム会員以外)

無料または100円

0円~100円
※不動産など特殊カテゴリには別途手数料あり

※ラクマの決済手数料は2022年5月31日をもって一部変更になります。

出品の際に一番気になるのは販売手数料ですが、一番安いのはPayPayフリマの一律5%。メルカリとヤフオク!(Yahoo!プレミアム会員以外)の10%は、他サービスと比較すると現時点では高いといえるでしょう(2022年5月現在)。

振込手数料については、メルカリは一律200円の振込手数料がかかり、「お急ぎ振込」を利用するときにはさらに200円を追加で支払う必要があります。メルカリ以外のサービスは独自の金融機関と提携していて、ラクマは楽天銀行で1万円以上の振込は無料になり、PayPayフリマやヤフオク!はPayPay銀行の振込手数料が無料になります。

決済手数料は、どのフリマアプリでも無料~200円に収まっています(ヤフオク!での不動産など特殊カテゴリを除く)。ただし、クレジットカードのリボ払いや各種後払いでの清算など、購入時以外の手数料が別途必要なケースがあるので注意しましょう。

メルカリで商品を購入する際に支払う手数料

メルカリで購入者が払うことになる決済手数料は、決済方法によって異なります。

決済手数料

決済手数料は、メルカリで商品を購入した際に、購入者がメルカリに支払う手数料です。それぞれの決済手数料は以下の通りです。メルペイスマート払いで購入した際の決済手数料は無料ですが、メルペイスマート払いの清算には手数料がかかる場合があるので注意しましょう。

無料 100円
  • クレジットカード払い
  • メルペイ残高払い
  • メルカリポイント払い
  • Apple Pay
  • Fami Pay
  • メルペイスマート払い
  • コンビニ払い
  • ATM払い
  • キャリア決済

メルペイスマート払いの決済手数料

メルペイスマート払いとは、その月に支払った金額を翌月まとめて清算することができるシステム。メルカリで購入したときだけでなく、街のお店やネット通販でメルペイを利用した場合でも金額は合算され、支払い上限は自分で決めることができます。クレジットカードのような使い方でメルペイを使えるというイメージです。

このメルペイスマート払いの決済手数料は清算時にかかり、支払い方法によって異なります。「自動引き落とし」「メルペイ残高へのチャージでの支払い」で清算する場合、メルペイスマート払いの決済手数料は無料です。「コンビニ/ATM」で清算する場合、支払金額によって手数料が変わります。

メルペイスマート払いのコンビニ/ATM清算時手数料
  • 2000円未満:220円
  • 2000円以上、2万円未満:330円
  • 2万円以上、3万5000円未満:550円
  • 3万5000円以上、4万円未満:770円
  • 4万円以上:880円

売上金やポイント、メルペイ残高などを支払いに充てる場合でも、手数料の計算は利用金額をもとにおこなわれます。

たとえば支払金額が3万5千円のとき、売上金1000円を支払いに充当して実際の支払いが3万4千円になったとしても、手数料は3万5千円をもとに計算され、770円になるということです。

メルペイスマート払いを利用すると、通常は翌月に一括で清算になりますが、任意で定額払いを選択することも可能です。ただし、定額払いは所定の年率に応じた手数料が必要になるので注意が必要です。

メルカリで商品を出品する際に支払う手数料

メルカリで商品を出品する際に出品者が主に支払う手数料には「販売手数料」「振込手数料」があり、特殊なケースではその他の手数料がかかることがあります。

商品が売れた場合の販売手数料【計算方法を紹介】

メルカリで出品した商品が売れた場合、販売代金から一律10%の手数料が差し引かれます。

たとえば販売価格が3000円の商品の場合、10%の販売手数料300円が差し引かれ、手元に残る販売利益は2700円になります。

手数料や販売利益は出品画面で確認できます。あらかじめ手元に残る金額をチェックしておきましょう。

売上金の振込手数料

ゆうちょ銀行以外の振込スケジュール

ゆうちょ銀行の振込スケジュール

ゆうちょ銀行のお急ぎ振り込みスケジュール

通常、売上金は振込スケジュールに基づいて振り込まれ、ゆうちょ銀行とその他の金融機関では振込スケジュールが異なります。

ゆうちょ銀行への振込申請のみ、「お急ぎ振込」を利用してその他の金融機関と同じ振込スケジュールにすることができます。ただし、お急ぎ振込を利用すると通常200円の振込手数料にさらに200円のお急ぎ振込手数料を上乗せして、合計400円の手数料が必要になります。

その他の手数料(出荷手数料・ライセンス料)

メルカリに出品する場合、販売手数料の他に、まれに必要になる手数料もあります。

出荷手数料は、らくらくメルカリ便の集荷サービスを利用した際にかかる集荷料。自宅までヤマト運輸のドライバーが集荷に来てくれますが、1回の取引につき30円かかります。

ライセンス料は、著作権者からメルカリでの販売許諾を受けている著作物の二次創作にかかります。メルカリが二次創作の販売を許可しているのは漫画『宇宙兄弟』スマホゲーム『Ingress』の2種類。これらの二次創作を所定のカテゴリー内で販売する際、販売手数料10%に上乗せして、著作権者へライセンス料として10%支払う必要があります。

決済手数料を安くする方法(買う人向け)

メルカリで少しでも割安に商品を購入したい場合、直接の値下げ交渉も有効ですが、決済手数料はなるべく抑えたいもの。ここでは決済手数料をできるだけ安くする方法を紹介します。

メルペイ残高払いなど、手数料がかからない支払い方法を選ぶ

メルカリには、決済手数料がかからない決済方法がいくつかあります。

支払い方法選択画面には手数料が表示される

メルカリの決済方法の中で、決済手数料がかからないのは「クレジットカード払い」「メルペイ残高払い」「メルカリポイント払い」「Apple pay」「Fami Pay」「メルペイスマート払い」です。

このうち、メルペイスマート払いの清算に「コンビニ/ATM」を使用すると手数料がかかるので注意しましょう。

メルペイスマート払いの清算方法を「自動引落し」あるいは「残高で清算」にする

決済方法にメルペイスマート払いを選択すると、購入の時点で手数料がかかることはありませんが、メルペイスマート払いの清算をする際、清算方法によっては手数料がかかることがあります。

メルペイスマート払いで選べる清算方法は「自動引落し」「残高(チャージ)で清算」、「コンビニ/ATM」の3種類。このうち「コンビニ/ATM」の清算では220円~880円の手数料がかかってしまうので、できるだけ手数料を節約したいなら清算方法を「自動引落し」もしくは「残高(チャージ)で清算」にしましょう。

なお、メルペイスマート払いの清算には月々の支払金額を一定にする「定額払い」を選択することもできますが、実質年率15%以上の手数料がかかるので、手数料の節約には向かないでしょう。

振込手数料がかからない/安くする方法(売る人向け)

メルカリに出品する際の手数料のうち、販売手数料は必ずその都度支払わなければなりませんが、振込手数料については節約する方法があります。

まとめて振込申請をする

基本的な振込手数料の節約方法は、まとめて振込申請することです。メルカリでは売上金が直接銀行に振り込まれるわけではなく、振込申請という手続きをして初めて売上金が振り込まれます。

振込には1回につき200円の手数料がかかるので、こまめに申請するのではなく、ある程度売上金額がまとまってから振込申請するのが手数料節約のコツです。ただし、売上金には売上金を取得してから180日以内の振込申請期限があり、期限をすぎると売上金が失効してしまう場合があります。必ず振込申請期限を確認するようにしましょう。

メルカリやメルペイをより安全に利用するためのシステム「アプリでかんたん本人確認」をおこなえば、売上金の振込申請期限がなくなります。

本人確認には、スマホでマイナンバーカードを読み取る方法と、運転免許証などの書類と自身の顔を一緒に撮影する方法の2方式があり、次のようなメリットがあります。

  • 売上金の振込申請期限がなくなる
  • 売上金で買い物ができる(ポイントをチャージする必要がなくなる)
  • 支払い用銀行口座の登録・チャージ(入金)ができるようになる
  • 「本人確認済バッジ」が表示され、購入者にとっての安心につながる

メルペイ残高を決済に利用する

売上金を現金にすることなく、直接使うのも一つの手数料節約方法です。売上金でポイント購入してメルカリでの買い物に利用すれば、手数料をかけずに売上金を使うことができます。

また、アプリから本人確認済みなら売上金は直接メルペイ残高になります。メルペイ残高はメルカリでの買い物、メルペイスマート払いの清算のほか、街の買い物でメルペイを利用するときにも使用できます。

EDITED BY
SORA