【iPhone】Touch ID(指紋認証)の設定と使い方、できない時の対処法も

iPhone SE(第2世代)登場で新モデルへの搭載も復活

iPhoneで「Touch ID」(指紋認証)を設定する方法と使い方、できない時の対処法も

Touch ID(タッチアイディー)は、ホームボタンがあるiOS端末で利用できる指紋認証センサーです。iPhoneでは5sから8までのモデルで使えますが、2020年4月の新型iPhone SE(第2世代)登場で新モデルへの搭載が復活しています。

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Touch IDなら、いちいちパスコードを入力せずロックを解除できたり、App Storeでコンテンツをダウンロードできたりするため、設定しておくと利便性も向上するでしょう。本記事では、iPhoneでTouch ID(指紋認証)を設定する方法について詳しく解説します。

Touch ID(指紋認証)とは?

Touch IDとは?

ホームボタンがあるiPhoneはTouch IDを搭載している

Touch IDとは、ホームボタンがあるiPhoneで使用できる指紋認証センサーです。登録している指紋でホームボタンに触れることで、パスコードを入力せずロックを解除できます。

Touch IDを使えるiPhone

iPhone 5s、iPhone SE(初代)、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone SE(第2世代)

なお、Touch IDの代替として「Face ID」が搭載されたiPhoneもあります。Face IDはホームボタンがないiPhoneで使用できる顔認証センサーで、iPhone X以降の端末に備わっています。

iPhone 5s以降のiPhoneには、Touch IDまたはFace IDのどちらかの認証センサーが搭載されていますが、両方が備わっているモデルはありません。

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Touch IDを設定(指紋を登録)する方法

Touch IDを利用するには指紋の登録が必要です。iPhoneの初期設定で指紋を登録しますが、別の指紋も登録したいということもあるでしょう。

Touch IDの登録は以下の手順で設定をおこなってください。本項目の最後には削除方法も紹介しています。

1「設定」アプリを開く

iOS11:設定アプリ

まずは「設定」アプリを開きます。

2「Touch IDとパスコード」を選択

【Touch ID】設定する方法

メニューから[Touch IDとパスコード]を選択し、パスコードを入力します。

3「指紋を追加…」をタップ

【Touch ID】設定する方法

新たに指紋を追加する場合、[指紋を追加…]をタップします。

4指紋を登録

【Touch ID】設定する方法 【Touch ID】設定する方法

Image:Apple

ホームボタンに指紋を当て、登録します。どの指を登録するか迷ったら、いつもiPhoneを持つほうの手の親指、または空いている手の人差し指を登録すればよいでしょう。また、普段ロックを解除する時と同じようにiPhoneを持ちながら登録すると、認識されやすくなります。

画面の指示に従って、ホームボタンに指を当てて離す動作を繰り返してください。指が湿っているとうまく登録できないことがあるので、しっかりと乾いた状態で触れるようにしましょう。

ブルッという振動を感じるまで、ホームボタンにタッチします。指を置く時は、ホームボタンは押さずに当たる程度にします。

5設定完了

【Touch ID】設定する方法

グリップ(指紋の境界線)の調整もおこない、完了画面で[続ける]をタップすれば指紋登録の設定は完了です。指紋は最大5つまで登録できます。

以後、登録した指紋による認証でロック解除やApp Store/iTunes Storeでの購入(詳細は後述)などが可能になります。

登録した指紋を削除する

【Touch ID】設定する方法

登録した指紋を削除するには、まず設定アプリから[Touch IDとパスコード]と進み、削除したい指紋を選択します。[指紋を削除]をタップすれば削除完了です。

また、同じ画面で登録している指紋の名前を編集できます。どの指で登録したのかわからなくなってしまうこともあるため、「右手の親指」などと登録しておくのがいいでしょう。

Touch IDで認証を解除する方法

Touch IDを設定すれば、iPhoneのロック画面を解除できるだけでなく、iTunes StoreやApp Storeでコンテンツを購入(アプリをダウンロード)する際にも利用できます。都度パスコードを入力する煩わしさから解放され、利便性も向上するでしょう。

iPhoneのロック画面を解除する

Touch IDを利用して、iPhoneのロックを解除してみましょう。

【Touch ID】ロックを解除する

ロック画面で、登録した指紋でホームボタンを押すと解除できる

スリープ状態でホームボタンを押すとロック画面が表示されるので、指紋を登録した指でホームボタンを軽くタッチします。認証に成功すればロックが解除されます。

【Touch ID】ロックを解除する

パスコード入力画面でもTouch ID認証できる

一度認証に失敗すると、パスコードの入力画面になります。パスコードを入力してロックを解除できますが、パスコードの入力画面で再度ホームボタンに触れてTouch IDによる解除のやり直しも可能です。

Touch IDでiTunes StoreやApp Storeのコンテンツを購入する

iTunes StoreやApp Store、iBooks Storeでは、Apple IDのパスワード入力の代わりにTouch IDでコンテンツを購入時の認証をおこなえます。

【Touch ID】iTunes Store / App Storeで購入する 【Touch ID】iTunes Store / App Storeで購入する 【Touch ID】iTunes Store / App Storeで購入する

左:[iTunes StoreとApp Store]が無効の状態中:Apple IDのパスワードを入力右:[iTunes StoreとApp Store]が有効になった

まずは「設定」アプリから[Touch IDとパスコード]を開いて、[iTunes StoreとApp Store]を選択します。

パスワードの入力画面が表示されたら、Apple IDのパスワードを入力して[OK]をタップ。これで[iTunes StoreとApp Store]が有効になりました。

【Touch ID】iTunes Store / App Storeで購入する 【Touch ID】iTunes Store / App Storeで購入する 【Touch ID】iTunes Store / App Storeで購入する

左:アプリをダウンロード中:Touch IDで認証する右:1度認証に失敗するとApple IDのパスワードも入力できる

iTunes Store、App StoreまたはiBooks Storeを開いてコンテンツを購入します。Touch IDの画面が表示されるので、登録した指で認証をおこなえばOKです。

Touch IDによる認証を失敗するとどうなる?

ロック解除画面でTouch IDの認証を5回失敗すると、Touch IDが無効となり、パスコード入力のみが有効となります。しかし、パスコードを一度入力すれば次回以降のTouch IDが有効になります。

App Storeなどでのコンテンツ購入時も同様に、認証を5回失敗するとApple IDのパスワードの入力が求められますが、一度パスワードを入力すれば次回以降にTouch IDを利用できます。

なお、万が一パスコードを忘れてしまったという場合は、以下の記事を参照してください。

アプリ起動時のロック解除を指紋認証(Touch ID)に設定する

アプリの起動時に、パスコードを設定してロックできるアプリが増えています。セキュリティが向上する反面、利用時にいちいちパスコードを入力する手間が難点でしたが、Touch IDをパスコードによるロック解除に適用すれば、その煩わしさも軽減できます。

Touch IDによるパスコード解除に対応するアプリとして、ここでは「LINE」「LINE Pay」「PayPay」の設定方法を取り上げます。

「LINE」での設定

【Touch ID】アプリごとに設定する(LINE) 【Touch ID】アプリごとに設定する(LINE)

LINEでTouch IDを利用するには、まず「ホーム」タブの設定ボタン[]→[プライバシー管理]と進み、[パスコードロック]をオンにします。

次に、パスコードを設定してください。ここで設定するパスコードは、iPhoneのロック画面を解除するパスコードではなく、あくまでもLINEアプリを起動する際のパスコードです。

【Touch ID】アプリごとに設定する(LINE)

[Touch ID]がオンになっていれば、LINEアプリ起動時にTouch IDによるロック解除が可能となります(LINEアプリ用のパスコードによるロック解除も可能です)。

【iPhone】LINEで指紋・顔認証による起動時のロック解除を設定する方法

「LINE Pay」での設定

【Touch ID】アプリごとに設定する(LINE Pay) 【Touch ID】アプリごとに設定する(LINE Pay)

LINE PayアプリでTouch ID認証を設定するには、まず[]タブから設定ボタンをタップ。[パスワード]を選択します。

【Touch ID】アプリごとに設定する(LINE Pay) 【Touch ID】アプリごとに設定する(LINE Pay) 【Touch ID】アプリごとに設定する(LINE Pay)

[Touch ID]および[ログイン・お支払い時のパスワード認証]をオンにします。このとき、それぞれLINE Payで設定したパスワードの入力が必要です。

両方をオンにしたら、次回のLINE Payアプリ起動時よりTouch IDによるロック解除が可能となります。

「PayPay」での設定

【Touch ID】アプリごとに設定する(PayPay) 【Touch ID】アプリごとに設定する(PayPay)

PayPayアプリを開き、「アカウント」タブから[セキュリティ]と進みます。[端末の認証を有効にする]をオンにしてください。

【Touch ID】アプリごとに設定する(PayPay) 【Touch ID】アプリごとに設定する(PayPay) 【Touch ID】アプリごとに設定する(PayPay)

[Touch IDを使用する]をタップし、Touch IDによる認証をおこないます。これでTouch IDが有効になりました。次回より、PayPayアプリを起動する際にTouch IDによる認証が必要となります。

指紋の登録や認証ができない時に「精度」を高めるコツ

iPhoneのホームボタンに指を乗せたものの、指紋がきちんと読み取れず認証がうまくいかない時があります。よくある原因を紹介しながら、認識精度を高めるコツなどを解説します。

指が濡れていないか

【Touch ID】指が濡れていないか

指が濡れていると、指紋を読み取るのが難しくなります。手を洗った後や風呂上がりなどは、しっかり拭いたつもりでも指紋が認識されないことが多いようです。水滴の付いたグラスに触れただけでも、認識されない原因になります。

この場合は、パスコードの入力オプションを表示し、パスコードを入力したほうがよいでしょう。運動した後に汗で湿っていたり、ハンドクリームなどの油分がついている場合も同様です。

センサーが汚れていないか

iPhone 指紋認証 Touch ID

Touch IDセンサーが汚れていないか確認

Touch IDセンサーが汚れていると、指紋を読み取りにくくなります。ホームボタンの埃や汚れは必要に応じて、拭き取っておきましょう。また、使っているうちに皮脂が付着してくるので、これも拭き取ります。

拭き取りには、糸くずの出ない柔らかい布(たとえば、メガネやレンズを拭くためのマイクロファイバークロスなど)を使うとよいでしょう。

よく使う指を複数登録する、登録し直す

Touch IDには、指紋は全部で5つまで登録できます。左右の親指と人差し指など、よく使う指を全部登録してもいいですし、よく使う指を2回登録してもかまいません。

乾燥の激しい冬季とそれ以外の季節では、指紋の形状が微妙に変化して、同じ指紋として認識されないことがあります。季節の変わり目などで指紋が認識されにくくなったら、同じ指を再登録しましょう(削除して登録し直してもOK)。同じ指を登録することで、指紋認識の精度が高まります。

前述した手順の通り、指紋を新たに追加したり削除したりして設定を見直してみましょう。

5つ以上の指紋を登録する裏ワザ

Touch IDには最大5つまでしか指紋登録ができないようになっています。しかし、以下で紹介する工夫をすることで、両手すべての指で認証をおこなえる登録が可能です。

【Touch ID】設定する方法

まずは通常どおり、「設定」アプリから[Touch IDとパスコード]→[指紋を追加…]と進んで、指紋登録(指でタッチ)の画面へ移ります。

【Touch ID】複数の指を指紋登録する

普通は1本の指を何度も繰り返しタッチして登録を続けますが、途中でもう別の指もタッチして繰り返し登録していきます。後半はグリップ(指の境界線部分)をタッチしていきますが、これも複数の指で繰り返しタッチして登録を完了します。

Touch IDの登録は、指紋を何度も読み取って特徴的な部分を抽出し、その有無で認証をおこなっているとみられていますが、同時に複数の指で登録した場合、その特徴的部分が1本の指に存在すると認識するようです。

デメリットとして、精度(指紋を認識してくれる割合)が下がる点が挙げられますが、筆者が複数回試したところでは認識できないということはありませんでした。

検証端末:iPhone SE 第2世代、iPhone 6s(いずれもiOS 13.5)

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