iPhoneでパスコード(パスワード)を忘れてロック解除できないときの対処法まとめ

こまめなバックアップが重要です
2018-11-28 12:28
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iPhoneでパスコード(パスワード)を忘れてロック解除できないときの対処法まとめ

iPhoneのパスコードを忘れたら、どのように対処すれば良いのでしょうか。

Touch IDやFace IDを搭載したiPhoneではロック解除に指紋や顔を使って認証できるため、かえってパスコードを忘れやすくなっているのが現状かもしれません。また、普段使っていない端末を久しぶりに充電し、いざ使おうとしたときにパスワードを思い出すのに苦労したという経験は誰にもありますよね。

パスコードを忘れると、iPhoneの電源を入れるときや再起動時、ソフトウェアアップデート時などに操作できなくなってしまいます。とくに再起動時にパスコードが分からないとロック状態を解除できなくなり、「指紋」や「顔」があるから大丈夫というわけにはいかなくなります。

ここでは、もしもの事態に備えて、iPhoneでパスコード入力に失敗してしまう場合にできる対策の基本手順を簡単にまとめました。紹介している手法は、ソフトバンク・au・ドコモの各キャリアで共通です。

パスコードを忘れたら、どうする?

パスコード入力に失敗しつづけたら、どうなるか

ロック画面でパスコードの入力を失敗し続けると、5回目の失敗で「iPhoneは使用できません 1分後にやり直してください」というメッセージが表示されます。

iPhone:パスコード入力の失敗

失敗を5回続けると出るメッセージ

6回目以降の失敗では、やり直しに要する時間が増えていき、11回目の失敗で同期済みのiTunesに接続しなければならなくなります。接続すれば再び入力可能となりますが、手当たり次第にパスコードを試すのは非常にきつい作業になります。

また、iPhoneには10回目の失敗でデータを消去する設定があります。この設定をオンにしていると、10回目の失敗でiPhone上のデータがすべて消去され工場出荷状態に初期化されます。

パスコードを忘れた場合の基本的な解決手順は初期化→復元

パスコードを忘れて思い出せない場合、iPhoneの初期化が必須です。

初期化の方法はおもに3通りあります。どの方法で初期化しても、バックアップデータがあれば最終的に元の状態へと復元できます。

重要なのは、データのバックアップをこまめに実行しておくことです。バックアップを保存しておけば、データ完全消去という最悪の事態を回避できます。

かんたんガイド
パスコードを忘れた場合の基本的な解決手順
  1. iPhoneを初期化する(パスコード設定を含む全データを消去)
  2. iPhoneをバックアップから復元する

※バックアップがなければ、初期化された状態のiPhoneを使うことになる(パスコードは再設定する)

1. iPhoneを初期化する

iPhoneを初期化する方法は、iCloudの「iPhoneを探す」機能がオンかオフかによって異なります。

「iPhoneを探す」機能がオンならiCloud.com経由での初期化(パターンA)、「iPhoneを探す」機能がオフなら同期済みのiTunesで初期化(パターンB)します。iTunesで同期したことがない場合は、リカバリモード(パターンC)を利用します。

以下、バックアップの復元までを含め、パスコードを忘れたときの対処法をまとめました。どのパターンで対処すべきか判断するときの参考にしてください。

フローチャート:パスコードを忘れたときの対処法

パターンA:iCloud.com経由で初期化

パターンB:iTunesで復元

パターンC:リカバリモードで復元

1-1. 「iPhoneを探す」がオンの場合

「iPhoneを探す」がオンの場合は、PCやタブレットなどを使ってiCloud.comにアクセスし、リモートでiPhoneを初期化します。「iPhoneを探す」アプリを使うこともできます。

パターンA:iCloud.comで初期化(iPhoneを消去)

iCloud.com:iPhoneを探す

iCloud.comをPCブラウザで見た画面

PCでhttps://icloud.com/#findにアクセスし、初期化する端末を選択します。続いて[iPhoneの消去]をクリックし、指示に従ってデータを消去します。

iPadや予備のiPhoneがあるとき、家族や友人のiOSデバイスを借りられるときなどは、アプリの「iPhoneを探す」を使うことでもiCloud.comと同様にiPhoneを初期化することが可能です。

アプリ「iPhoneを探す」をダウンロード
iPhoneを探す

なくした時に頼れる「iPhoneを探す」の使い方まとめ──アプリ/PCからの操作、紛失モード、オフ設定の場合にできることなど

1-2. 「iPhoneを探す」がオフの場合

「iPhoneを探す」がオフの場合、初期化にはPCが必須です。

iPhoneを以前に同期したことがあるなら、iTunesの「iPhoneを復元」を利用して復元できます。

過去にiTunesと同期したことがない場合は、リカバリーモードを使って初期化をおこないます。家族のPCを借りるときも同様です。パスコードがロックされているとデバイスの信頼を設定できないため、リカバリモードでの初期化が必要です。

パターンB:同期しているiTunesで初期化(iPhoneを復元)

いつもiPhoneを同期しているPCとiPhoneをケーブルで接続し、iTunesを起動します。

自動同期がオンになっている場合、自動的にバックアップが作成されます。自動的に同期しないように設定しているなら、[今すぐバックアップ]ボタンをクリックし手動でバックアップを作成します。この時点でバックアップを作成することで、初期化後に最新のデータを保持したiPhoneに復元できます。

iTunes:iPhoneを復元

iPhone接続時のiTunes画面

バックアップ作成後、[iPhoneを復元]ボタンをクリックし、iPhoneを初期化します。少し表現が分かりづらいかもしれませんが、この「iPhoneを復元」とはiPhoneを初期化して工場出荷時の設定に戻すことを意味しています。

パターンC:リカバリモードを使った初期化

iTunes:リカバリモードからの復元

「iPhoneを探す」がオフになっていて、iCloud.comで初期化できない場合や、iTunesと同期したことがない場合は、リカバリモードを使って初期化を行います。同期したことがあるのに、エラーが出てiTunesから初期化できない場合もリカバリモードにします。

リカバリモードの使い方は以下のとおり。

  1. 最新版のiTunesがインストールされているPCを用意し、iTunesを起動する
  2. iPhoneとPCをLightningケーブルで接続する
  3. 端末を接続している状態で強制的に再起動する
    • iPhone X以降、またはiPhone 8以降の場合:音量を上げるボタンを押して、すぐに放す。続けて音量を下げるボタンを押して、すぐに放す。最後に、リカバリモードの画面が表示されるまでサイドボタンを押し続ける
    • iPhone 7/iPhone 7 Plusの場合:リカバリモードの画面が表示されるまで音量を下げるボタンとスリープ/スリープ解除ボタン(電源ボタン)を押し続ける
    • iPhone 6以前の端末の場合:リカバリモードの画面が表示されるまでホームボタンとスリープ/スリープ解除ボタン(電源ボタン)を押し続ける
  4. Appleロゴが表示された後、リカバリモード(iTunesに接続する画面)が表示されたらボタンを離す
    iTunes:リカバリモード
  5. iTunesに警告メッセージが表示される(警告メッセージの内容は環境によって異なる可能性あり)
    iTunes:リカバリモード
  6. [復元]ボタンをクリックし、指示に従ってiPhoneを初期化する(iTunesで数GBのソフトウェアがダウンロードされるので、数十分程度を要する可能性が高い。もしダウンロードの途中でリカバリモードが終了してしまったら、2〜5の手順を繰り返す)

PCがないときの対処法

「iPhoneを探す」がオフだと、iCloud.com経由の初期化ができず、PCを使って初期化するしかありません。このときPCを用意できなければ初期化ができず、パスコードの再設定も不可能となります。

PCを使用できない状況ならば、あらかじめ「iPhoneを探す」をオンにしておくか、パスコード連続失敗時のデータ消去設定をオンにして、データを初期化できるようにしておきましょう。

また、こうした準備ができないままリカバリモードから復元することになってしまった場合でも方法はあります。知り合いからPCを借りる、Apple Store直営店、正規サービスプロバイダに相談するといった手段も検討してみましょう。

2. iPhoneをバックアップから復元する

どの方法でiPhoneを初期化しても、きちんとバックアップを保存していれば、元の状態にiPhoneを復元できます。

結局のところ、もっとも重要なのはバックアップがあるかどうかです。バックアップを作成しないままパスコードを忘れてしまうと、iPhoneのデータを保存できません。

バックアップ先は、iCloudとiTunes(PC)の2種類。どちらでも構わないので、必ずバックアップは作成しておきましょう。

2-1. バックアップがある場合

初期化したら、バックアップからデータを復元します。リカバリモードから復元したときは、アクティベーションをおこなうために、Apple IDとパスワードの入力が要求されることがあります。

「Appとデータ」の画面で「iTunesバックアップから復元」もしくは「iCloudバックアップから復元」を選択すれば、復元できます。

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2-2. バックアップがない場合

バックアップを作成していない場合は、初期状態のiPhoneを使うしかありません。「Appとデータ」の画面で「新しいiPhoneとして設定」を選択し、iPhoneを工場出荷時の状態に戻します。

iPhoneの初期化と復元の方法について

本記事では、リカバリモード以外の初期化やバックアップからの復元に関する説明は簡潔なものに留めています。さらに詳細な解説が必要な場合は、下記記事を参照してください。

iPhoneを初期化して復元する方法、iTunes/iCloudバックアップも解説【パスワード忘れ・LINEなど】

検証端末:iPhone XS(iOS 12.1)