Instagramで削除したストーリーやフィード投稿、リールなどは復元できるのか──「最近削除済み」機能を使えば、間違えて消してしまった投稿を復活させられます。
本記事では、インスタのゴミ箱機能「最近削除済み」の使い方や見方、削除した投稿を復元する方法などを解説。復元できないときに考えられる原因についても紹介します。
削除した投稿を復元できる、インスタのゴミ箱機能「最近削除済み」とは?

「最近削除済み」は、消してしまったフィード投稿やストーリーを最大30日間保管してくれる“ゴミ箱”機能です。削除後に保管できるコンテンツは以下になります。
- フィード投稿(アーカイブ含む)
- ストーリー(アーカイブ含む)
- リール動画
- Instagram動画(旧IGTV)
間違えて投稿を削除してしまったり、消した投稿を元に戻したかったりするときに、「最近削除済み」から該当の投稿を復元するといった使い方ができます。
Instagramでは、悪意あるユーザーにアカウントを乗っ取られた際、投稿済みの写真や動画を削除されてしまうケースがあり、それらを復旧する手段を要望する声が多くあったとのこと。それに応える形で、最近削除済みの機能が導入されたという経緯もあります。
そのため、「最近削除済み」からコンテンツを完全に削除または復元する際は、正当なアカウント所有者であることの認証が求められるようになっています。
削除した投稿はどこ? 「最近削除済み」の場所
「最近削除済み」に格納されたコンテンツははどこから確認できるのか、フィード/ストーリー/リール/Instagram動画の各投稿に分けて紹介します(最近削除済みに入っている投稿の復活方法は後述)。
フィード投稿(アーカイブ)を削除した場合
フィード投稿の削除後、どこでそれらの投稿が確認できるのかを解説します。
![[削除]を選択](/sites/default/files/styles/portrait_lg_1/public/2021/12/08/instagram-restore-post-11.jpg)
![[削除]を選択](/sites/default/files/styles/portrait_lg_1/public/2021/12/08/instagram-restore-post-12.jpg)
プロフィールグリッド上のフィード投稿を削除
プロフィールグリッド上に公開している投稿を、投稿右上のメニューボタン
から[削除]しました。


アーカイブしているフィード投稿を削除
アーカイブしている投稿も同じように、投稿右上のメニューボタン
から[削除]を選択しました。

これらの削除済みフィード投稿は、「最近削除済み」に保管されています。保管期間は30日間です。
プロフィール画面右上のメニューボタン
から[アクティビティ]を開き、[最近削除済み]へと進んでください。
画面上部のマス目状になったグリッドタブをタップすると、先ほど削除したフィード投稿とアーカイブした投稿が表示されています。
ストーリー(アーカイブ)を削除した場合
ストーリー投稿の削除後、どこでそれらの投稿が確認できるのかを解説します。


投稿後24時間以内のストーリーを削除
投稿してから24時間以内のストーリーを、画面右下のメニューボタン
から[削除]します。
![[削除]を選択](/sites/default/files/styles/portrait_lg_1/public/2021/12/08/instagram-restore-post-16.png)
ストーリーズアーカイブ内の投稿を削除
ストーリーズアーカイブ内にある投稿も、画面右下のメニューボタン
から[削除]を選択しました。

削除したストーリーは、「最近削除済み」に保管されています。保管期間は30日間ですが、ストーリーをアーカイブ保存に設定していない場合は要注意。投稿後24時間が過ぎると、「最近削除済み」に保管されたストーリーも完全削除されてしまいます(詳しくは後述)。
プロフィール画面右上のメニューボタン
から[アクティビティ]を選択後、[最近削除済み]と進んでください。
画面上部のストーリータブ(丸マーク)をタップすると、削除したストーリーの一覧が確認できます。
リールを削除した場合
リール投稿の削除後、どこでそれらの投稿が確認できるのかを解説します。


リール投稿の再生画面で、メニューボタン
から[削除]を選択しました。

これらの削除済みリール投稿は、「最近削除済み」に保管されています。保管期間は30日間です。
プロフィール画面右上のメニューボタン
から[アクティビティ]を開き、[最近削除済み]と進んでください。
画面上部のリールタブに切り替えると、先程削除したリールが確認できます。
Instagram動画(旧IGTV)を削除した場合
削除したInstagram動画の投稿は、どこでそれらを確認できるのかを解説します。
2021年10月より、IGTV動画は「Instagram動画」としてフィード動画と統合されました。リール以外の動画コンテンツは、「Instagram動画」として、プロフィール画面の動画タブにまとまって表示されています。
![[削除]を選択](/sites/default/files/styles/portrait_lg_1/public/2021/12/08/instagram-restore-post-18.png)
![[削除]を選択](/sites/default/files/styles/portrait_lg_1/public/2021/12/08/instagram-restore-post-19.png)
Instagram動画を再生し、画面右下のメニューボタン
から[削除]を選択しました。

これらの削除済みInstagram動画は、「最近削除済み」に保管されています。保管期間は30日間です。
プロフィール画面右上のメニューボタン
から[アクティビティ]を開き、[最近削除済み]と進んでください。
画面上部の動画タブへ切り替えると、先ほど削除したInstagram動画が確認できます。
削除した投稿を復元(復活)させる方法
「最近削除済み」で保管されている投稿は、期限内であれば元通りに復元させることが可能です。
「最近削除済み」から戻したい投稿を選択し、本人確認をおこなう


プロフィール画面右上のメニューボタン
から[アクティビティ]にある[最近削除済み]をタップします。![[復元する]を選択](/sites/default/files/styles/portrait_lg_1/public/2021/12/08/r-instagram-restore-post-28.jpg)

削除済み投稿一覧で復活させたい投稿を選び、それぞれの投稿にあるメニューボタンから[復元する]をタップすると、本人確認が求められます。
登録済みの電話番号またはメールアドレスに届く認証コードを使って本人確認をおこなう必要があるので、[次へ]を選択してください。

![コードを入力し、[認証]をタップ](/sites/default/files/styles/portrait_lg_1/public/2021/12/08/r-instagram-restore-post-26.jpg)
筆者は電話番号を登録していたため、SMS宛てに認証コードが届きました。Instagramの画面でコードを入力し、[認証]してください。
なお、一定の時間が経過してから再び投稿の復元をしようとすると、本人確認のための認証がその都度求められるようです。
認証が完了したら投稿を復元する
![[復元する]を選択すればOK](/sites/default/files/styles/portrait_lg_1/public/2021/12/08/r-instagram-restore-post-28_0.jpg)
本人確認が完了すれば、削除した投稿を復元できるようになります。投稿にあるメニューボタンから[復元する]を選択すればOKです。
このとき、「最近削除済み」に複数の投稿があっても、1つずつしか復活できないので、注意しましょう。
復活後は元の状態(場所)で投稿が表示される
「最近削除済み」から復活させた投稿は、元の投稿状態に戻ります。
![[復元する]をタップ](/sites/default/files/styles/portrait_lg_1/public/2021/12/08/r-instagram-restore-post-28_1.jpg)

投稿のアーカイブへ復元
たとえば、上の画像のようにフィード投稿のアーカイブから削除した投稿を復活させれば、アーカイブしてあった状態へと復元されます。プロフィールグリッドに再表示されるといったことはないので安心してください。
ただし、複数枚投稿内の特定の写真を削除して、「最近削除済み」から復元した場合(iOS版)は要注意。復元した写真は元の順番ではなく、その複数枚投稿の最後に追加されます(詳しくは後述)。



投稿後24時間以内に削除→復元をしたストーリー
投稿後24時間以内に削除したストーリーを復元すれば、(ホーム画面上部の)ストーリーズトレイに再表示されます。もちろん、閲覧者リストや親しい友だちリストなどもすべて元通りです。
削除する前に投稿した時点から24時間が経ったタイミングで、そのストーリーはストーリーズトレイから消え、アーカイブ上でしか確認できなくなります。
「最近削除済み」を使うときの注意点
「最近削除済み」を利用するにあたって、知っておくべき注意点をまとめました。
削除後30日が過ぎた投稿は完全削除されてしまう

「最近削除済み」内にコンテンツを残しておける期間は、最大で30日間です。投稿の下に残りの保管日数が表示されており、その日数を過ぎてしまうと投稿が完全に削除されるので注意してください。
インスタライブ動画には対応していない
インスタライブは「最近削除済み」機能が適用されません。一度削除してしまったライブ動画は復元できない点に注意が必要です。ただし、ライブ動画は配信終了後に「ライブアーカイブ」へ保存されるようになっています。
アーカイブされていないストーリーは24時間が経過すると完全削除される
ストーリーは、投稿後24時間でフィード上のストーリーズトレイから消える仕組みです。
過去のストーリーは「ストーリーズアーカイブ」へと保存されていますが、アーカイブ機能を有効にしていない状態で削除されたストーリー投稿は、投稿後24時間が経過すると即座に完全削除されてしまいます。

「最近削除済み」に残しておける期限は、実質的に投稿後24時間になるというわけです。上の画像のように、アーカイブ保存機能をオフにした状態で投稿を削除すると、保存期間が残り「23時間」と表示されました。


これを避けるには、プロフィール画面右上のメニューボタンを開き、 →[設定]と進みます。「ストーリーズをアーカイブに保存」をオンにしておきましょう。
これで、設定をオンにする以前のストーリーもすべてアーカイブに表示され、「最近削除済み」にも最大30日間保管されるようになります。
複数枚投稿の特定の写真を復元した場合は写真の順番に注意
複数枚投稿内の特定の写真を削除して、「最近削除済み」から復元した場合(iOS版)は、その写真が元の順番ではなく、その複数枚投稿の一番最後に追加されます。

![ゴミ置場アイコン→[削除]と進む](/sites/default/files/styles/portrait_lg_1/public/2021/12/09/r-instagram-restore-post-46.jpg)
たとえば、5枚の写真をアップした複数枚投稿の2番目に掲載されている写真のみを削除して、「最近削除済み」から復元するとします。
投稿の右上にあるメニューボタン
から[編集]をタップすれば、3枚以上の複数枚投稿で画面の左上にゴミ箱ボタンが表示されるので、ゴミ箱ボタン→[削除]を選択し、2番目の写真を削除します。

削除後は「最近削除済み」に追加されるので、写真を選択して[復元する]をタップし、その投稿を確認します。


削除した写真を復元すると、削除前は3番目にあった写真が2番目に変わる


復元した写真は当該投稿の一番最後に追加された
すると、削除前は3番目にあった写真が2番目に変わり、元々2番目にあった写真は一番最後の5枚目に追加されていることが分かります。
このように、複数枚投稿で特定の写真を削除し、その後復元したとしても元の順番に戻らないので注意しましょう。