カフェなどの無料Wi-Fiスポットを使い倒す方法、便利アプリの活用やセキュリティ上の注意点も

カフェなどの無料Wi-Fiスポットを使い倒す方法、便利アプリの活用やセキュリティ上の注意点も

自宅でスマホを使う場合は、Wi-Fiに接続すればパケット消費を抑えられますが、外出時でもパケット消費量を気にせず動画を見たりネットサーフィンをして過ごしたい人も多いはず。そこで利用したいのが、街中や全国チェーンの飲食店などで接続できる無料のWi-Fiスポットです。

本記事では、無料Wi-Fiスポットを探して接続できる便利なアプリ「タウンWi-Fi」の使い方と、3大キャリアやスタバ、マクドナルドなどが提供する無料Wi-Fiの紹介、またセキュリティ上の注意点などをまとめて解説します。

記載している価格はすべて税込み表示です

そもそも「Wi-Fi(ワイファイ)」とは?

Wi-Fiマーク

スマホやPC、タブレット、テレビ、ゲーム機など、ネットワーク接続に対応した機器を無線でローカルエリアネットワーク(LAN)に接続できる方式をWi-Fiと呼びます。Wi-Fiを使ってネットに接続すれば、パケット通信料を消費しません。また比較的高速かつ安定しているので、複数の機器を同時に接続できます。

Wi-Fiは自宅以外にも様々な場所で利用できます。外出先では、携帯電話会社(キャリア)や商業施設、自治体などが提供している各種Wi-Fiスポットに接続すれば、パケット通信量を効果的に抑えられます。

スマホの「通信速度制限」とは──いつまで続くのか、解除や確認の方法、回避するための対策など

自宅でWi-Fiを使う場合の設定方法(Wi-Fiルーターとの接続)

光回線などのインターネット回線を契約して、Wi-Fiルーター(無線LAN親機)を設置すれば、ワイヤレスでインターネットに接続できます。自宅に設置済みの無線LANルーターに、iPhoneやAndroidスマホを接続する手順は、以下の記事に詳しく紹介しています。また事前に、Wi-Fiルーターのネットワーク名とパスワードを確認しておくとスムーズです(後述)。

iPhoneをWi-Fi(無線LAN)に接続する設定方法
AndroidスマホをWi-Fi(無線LAN)に接続する方法

パスワードやSSIDがわからない時は?

Wi-Fi接続時に必要なSSIDやパスワードがわからない場合、Wi-Fiルーター本体を見回してみましょう。

Wi-Fiルーター本体にパスワード、SSIDが記載される

初期SSID/パスワードを変更していないのであれば、底面や裏面に貼られているシールに書かれているものを入力してください。「SSID」がネットワーク名、「KEY」や「暗号化キー」「WEPキー」などと書いてあるのがパスワードです。

もしシールに記載がない時は、マニュアルを確認しましょう。手元にマニュアルがなければ、WiーFiルーターのメーカーのサポートページなどを確認します。この際、Wi-Fiルーターの型番が必要になるので、あらかじめ控えておいてください。

さくっと自宅Wi-Fi(無線LAN)のパスワードを確認できる4つの方法

ドコモ・au・ソフトバンクが提供する無料Wi-Fiスポットを活用する

ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアは、契約者向けに無料で接続できるWi-Fiスポットを提供しています。駅やカフェに入ったら、設定画面からWi-Fiの一覧を表示してみましょう。各キャリアがWi-Fiを提供していれば、接続先一覧として表示されます。

利用できるエリアは各社異なりますが、カフェやレストラン、ファーストフードなどの飲食店、コンビニ、モールなどの商業施設、そして駅や空港といった公共機関など、様々な施設で利用できます。具体的な場所は、各キャリアの公式ページや、店舗の入り口に貼ってあるステッカーでわかります。

店舗に貼ってあるドコモ・au・ソフトバンクのステッカー

店舗に貼ってあるドコモ・ソフトバンク・auのステッカー

docomo Wi-Fi

NTTドコモが提供しているWi-Fiスポットです。月額使用料は300円ですが、対象の定額プランに加入していれば永年無料で使えるキャンペーンがあり、実質無料で利用できます。なお、接続エリアに入るだけで自動的にWi-Fiに繋がる「SIM認証方式」に対応しているので、手動でIDやパスワードを入力する手間が省けます(SIM認証が利用できないエリアでは、IDとパスワードの入力が必要)。

docomo Wi-Fi | サービス・機能 | NTTドコモ

au Wi-Fi SPOT

加入しているプランにもよりますが、auユーザーであれば基本無料で利用できるWi-Fiスポットです。「au Wi-Fi接続ツール」で初期設定をしておくと、毎回のSSIDやPWなどの入力が不要になります。また、au契約端末に加えて、パソコンやタブレットなどほかのWi-Fi対応機器も最大5台まで利用可能となっています(加入プランによる)。

au Wi-Fi SPOT | au Wi-Fi: サービス・機能 | au

ソフトバンクWi-Fiスポット

ソフトバンクが提供しているWi-Fiスポットは、月額504円(加入から2年間は無料)ですが、フラット型パケット定額サービス・プラン(パケットし放題フラットなど)に加入していれば、無料で使えます。また、ソフトバンク契約者以外でも1日あたり504円を支払えば利用可能に。対象エリアに入れば自動で接続できますが、iPhoneの場合はあらかじめプロファイルをインストール、iPhone以外のスマホユーザーは専用アプリをインストールしておく必要があります。

ソフトバンクWi-Fiスポット | モバイル | ソフトバンク

無料Wi-Fiスポットを探して接続できるアプリ「タウンWiFi」が便利

全国に展開しているカフェやコンビニ、ファストフード店、駅や空港でも無料Wi-Fiスポットが増えています。ただ無料とはいえ、接続するたびに利用登録をしたり接続設定をするのは面倒。そこで、一度登録を済ませれば、さまざまな無料Wi-Fiスポットに自動で接続してくれるアプリ「タウンWi-Fi」を入れておくと、汎用性が高くて重宝します。

タウンWiFiの使い方

タウンWiFiを開くと、現在地周辺に設置されている駅やカフェなどの無料Wi-Fiスポットを検索するできます。初回にユーザー登録をしておけば、対応している無料Wi-Fiスポットのエリア内に入るだけで、自動接続してくれます。対応スポットは駅やカフェなど50万箇所以上です。

タウンWiFiのユーザー登録画面

利用する場合は、アプリをダウンロードして性別と生年月日を入力し、[利用規約に同意して次へ]をタップします。

iPhone、プロファイルインストール画面 Android、接続リクエスト画面

左:iPhone画面右:Android画面

続けて、iPhoneユーザーは[プロファイルをインストール]をタップします。設定アプリから[一般]→[プロファイル]と進み、[自動接続設定]をタップ。右上の[インストール]を押せばOKです。

AndroidユーザーはVPN接続への接続リクエストが届くので、問題なければ[OK]をタップします。これで登録は完了しました。

利用可能なすべての無料Wi-Fiスポットが表示 自動接続可能な無料Wi-Fiスポットが一覧表示

登録が完了すると、地図上に利用可能なすべての無料Wi-Fiスポットが確認できます。「自動接続WiFi」タブをタップすると、タウンWi-Fiに登録されている自動接続可能な無料Wi-Fiスポットが一覧表示されます。

 無料Wi-Fiへ接続した際の通知

無料Wi-Fiへ接続した際には、通知が表示されます。また、無料Wi-Fiを使って節約できたパケット通信料も確認できます。

空港や飲食店で使える公衆無線LAN「FREESPOT」を活用する

FREESPOTマーク

「FREESPOT」とは、株式会社バッファローが主幹事となり運営されているFREESPOT協議会提供の公衆無線LANです。空港や駅などの公共機関をはじめ、飲食店や全国各地の道の駅などで利用できます。初回にメール登録を行いますが、登録後はWi-Fiを有効にしてFREESPOTのSSIDに接続するだけでどの加盟店舗でも無料で利用できます。

FREESPOT・公衆無線LANスポットサービス

カフェなどの店舗が提供するWi-Fiを利用する

カフェなど、ある程度の時間を過ごす場所ではWi-Fiが利用できると重宝します。ここからは、代表的な無料Wi-Fiスポットと使い方を紹介します。iPhoneの画面で解説していますが、Androidスマホでもほぼ同じ手順です。

スターバックスの無料Wi-Fiの使い方

スターバックスのWi-Fiマーク

このステッカーが貼ってある店舗で利用できる

スターバックスでは利用登録なしで使える無料Wi-Fi「at_STARBUCK_Wi2」を提供(一部利用できない店舗あり)。スターバックス店舗内にて、1回のログインにつき1時間まで利用できます。スマホだけでなく、パソコン、タブレットなどの接続も可能です。

at_STARBUCKS_Wi2を選択 「インターネットに接続」をタップ 利用規約を読み、「同意する」をタップ

表示されているWi-Fiスポット一覧から「at_STARBUCKS_Wi2」を選んでタップすると、自動でブラウザーが表示されるので、[インターネットに接続]ボタンを押します。利用規約画面に表示されている「同意する」をタップすれば、接続できます。

マクドナルドの無料Wi-Fiの使い方

マクドナルド Wi-Fi

このステッカーが貼ってある店舗で利用できる

マクドナルドでも、都市部店舗を中心に無料Wi-Fi「00_MCD-FREE-WIFI」が提供されています。1回の利用可能時間は60分で、経過するとWi-Fi接続が自動で切断されます。

00_MCD-FREE-WIFIをタップ 「ログイン」もしくは「会員登録」をタップ

Wi-Fiスポットの一覧から「00_MCD-FREE-WIFI」をタップすると、ブラウザーが起動して利用登録画面が表示されます。初めて利用する人は[会員登録]をタップしてください。

会員登録画面 会員登録画面

メールアドレスやパスワードを入力して[会員登録する]をタップしましょう。なお、FacebookやTwitterアカウントでの登録も可能です。

利用規約を読み、「接続する」をタップ 00_MCD-FREE-WIFIに接続される

利用規約への同意にチェックを入れて[接続する]をタップすれば登録が完了して、Wi-Fiに接続できます。

マクドナルドで無料Wi-Fiを使う登録(ログイン)方法、セキュリティ上の注意点なども解説【iPhone/Android】

Wi-Fiスポット利用時のセキュリティ上の注意点

街中で利用できる無料Wi-Fiスポットは、通信が暗号化されていない場合があります。暗号化されていないWi-Fiスポットに接続すると、Webサイトで入力したパスワードや個人情報を悪意ある人に盗み見られたり、盗まれた情報を悪用される可能性があることは覚えておきましょう。

Wi-Fiで表示されるネットワーク一覧で確認 暗号化されているネットワークには鍵アイコンが付く

左:iPhone画面右:Android画面

通信が暗号化されているかどうかは、スマホの設定アプリにあるWi-Fiで表示されるネットワーク一覧で確認できます。暗号化されているネットワークには鍵のアイコンが付いています。

また、Wi-Fiスポットが暗号化されていなくても、Webサイトのサーバとブラウザ間の通信が暗号化(セキュア接続)されて保護されているケースもあります。

Webサイトのサーバとブラウザ間の通信が暗号化されている状態

Webサイトが保護されているかどうかは、ブラウザのアドレスフィールド等で確認できます。鍵のアイコンが表示されていれば、セキュア接続されているといえます。たとえば、スマホでGoogleを表示してみましょう。アドレスフィールドを見ると、鍵のアイコンが表示されていてセキュア接続になっていることがわかります。またTwitterやFacebookなどのSNSも、デフォルトでセキュア接続が採用されています。

なお、本記事でも紹介しているスターバックスの「at_STARBUCK_Wi2」やマクドナルドの「00_MCD-FREE-WIFI」の無線LANは暗号化されていません。そのためat_STARBUCK_Wi2の利用中に、Webサイトで個人情報やパスワードを入力する時は、アドレスフィールドに鍵が表示されているか必ず確認しましょう(基本的には無料Wi-Fiに接続時に、SNSへのログインや銀行振込といったパスワード入力が必要な操作は避けたほうが無難です)。

参考
無料Wi-Fiスポットに自動で接続したくない場合の設定方法

Wi-Fiスポットによっては、一度接続設定を行うと、次回同じエリアやお店に入った際に自動で接続されるようになります。利用する前に接続するか確認したい場合は、自動接続の設定をOFFにしておきましょう。

iPhoneの自動接続解除画面 Androidの自動接続解除画面

iPhoneの場合は設定画面に表示されているWi-Fiをタップして、自動接続をOFFにすればOKです。Androidでは設定から[ネットワークとインターネット]もしくは[Wi-Fi]の画面に移動し、[保存済みネットワーク]をタップします。

リストの中から自動接続したくないWi-Fiを選択し、[削除]をタップすると自動接続を回避できます。なお、接続したい場合はWi-Fi一覧からタップして手動でつなげます。

Wi-Fiがつながらないときの対処法

Wi-Fiに接続できないメッセージ

最後に、スマホがWi-Fiにつながらない時に試したい代表的な対処法をまとめました。無料Wi-Fiスポットではスマホ側の操作しかできませんが、自宅ならルーターなどの動作も確認してみてください。

バッファローに訊いた、Wi-Fiルーターが「つながらない」「遅い」時のよくある原因と対処法

機内モードになっていないかを確認

意外と少なくないのが、スマホの機内モードがオンになっているケース。機内モードでは電波の送受信ができなくなるため、オンになっていないかを確認します。もしオフであっても、Wi-Fi機能を一度オフにして再度オンにすると復旧できる場合があります。

スマホを再起動

スマホを一度再起動してみると、Wi-Fi接続が改善されるケースがあります。これらの方法で接続できなかった場合は、無線LANルーターをチェックしてみましょう。

Wi-Fiルーターのステルス機能をオフにする

Wi-Fiルーターでステルス機能が設定されていると、接続先候補の一覧にSSIDが表示されません。いったんステルス機能を切るか、Wi-Fi接続画面で[その他…]や[ネットワークを追加]をタップして、SSIDとパスワードを手動で入力しましょう。

Wi-Fiルーターを再起動する

Wi-Fi つながらない

接続できない場合は、Wi-Fiルーターの再起動も試してみましょう。ルーターの配線が正しく接続されているか確認した上で、コンセントからプラグを抜いて1分ほど待ちます。再びプラグをコンセントに挿すと、自動的に再起動が始まるので、通信が安定するまで5分ほど待機します。その後、スマホのWi-Fiをオンにして繋がるか確認してみましょう。

EDITED BY MOEGI