ウォーキングなどをする際、携帯しているスマホを歩数計として使えば簡単に歩数を把握できます。歩数計として利用できるアプリは多くのスマホに標準搭載されていますが、そうではないスマホを使っていたり、標準搭載のアプリが肌に合わなかったりすると、どのアプリを使えば良いか迷ってしまいます。
本記事では、歩数計機能のみのシンプルなアプリ、各OSに標準搭載されているヘルスケア系アプリ、歩くことでポイントを貯められるアプリをそれぞれ紹介します。歩数計測機能の精度やデータ通信量、バッテリー使用量には大きな差がないため、目的や好みに合わせて選びましょう。
| 用途 | 対応OS | 目標設定 | ヘルスケア記録機能※ | 歩数ウィジェット | 表示される広告 | その他機能 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
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シンプルな歩数記録アプリ。歩数計機能のみを求める人に。 | Android/iPhone | ◯ | ✕ | ◯ | 動画広告 |
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Androidスマホ/iPhone |
✕ |
✕ | ✕ |
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Android版は計測オン/オフが可能 | |
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Androidスマホ/iPhone | ◯ | ✕ | ✕ | バナー広告 |
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各OSの端末にプリインストールされているヘルスケアアプリ。広告やインストールする手間がないので、こだわりがなければこれでOK。 | Androidスマホ/iPhone | ◯ | ◯ | ◯ | なし | 有料プランはトレーニング動画を閲覧可 |
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iPhone | ✕ | ◯ | ✕ | なし |
ランニング・サイクリングも自動で記録できる |
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Androidスマホ/iPhone | ◯ | ◯ | ◯ | なし | Android版は計測オン/オフが可能 | |
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AQUOS | ◯ | △(体重のみ) | ◯ | なし | なし | |
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ヘルスケアをしながらポイントを貯められるアプリ。目的や普段利用しているサービスに合わせて選ぶのがおすすめ。ポイ活が主軸のアプリと比べて広告が少なく、ストレスなくヘルスケアできる。 | Androidスマホ/iPhone | ✕(自動設定) | ◯ | ✕ |
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「マイル」を貯めてPayPayポイントや各種ギフトカードに交換できる |
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Androidスマホ/iPhone | ✕(自動設定) | ◯ | ✕ |
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楽天ポイントが貯まる | |
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Androidスマホ/iPhone | ◯ | ◯ | ✕ |
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「コイン」を貯めてPontaポイントとの交換やauPAYギフトカード抽選への応募ができる | |
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Androidスマホ/iPhone | △(有料会員のみ3種類から選択可) | ◯ | ✕ |
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dポイントが貯まる |
※ウォーキングデータ(歩数、距離、消費カロリーなど)以外の健康状態を記録する機能
なお、歩いてポイントが貯まるアプリのうち、より「ポイ活」の比重が高いものは以下の記事で紹介しています。
登録不要でわかりやすいアプリ「歩数計Maipo」
「歩数計Maipo」は、登録不要で簡単に使える歩数計アプリ。フィットネスを目的とした付加機能はなく、表示もシンプルです。
- 登録不要で使える
- シンプルでわかりやすい計測画面
- 自己ベストランキングやカレンダーでの歩数表示など、視覚的にわかりやすい
- 無料版は動画広告が表示される
- 歩数以外の運動データは記録できない
ホーム画面(Android版)
カラー変更も可能
トップページにはその日に歩いた歩数、距離、消費カロリー、時間が表示されています。グラフ形式で歩数が表示され、どの時間帯にどれだけ歩いたのかがすぐにわかります。トップページのカラーは8色から選択可能。好きな色を選んで設定しましょう。
iOS版では標準アプリ「ヘルスケア」のデータがそのまま採用されていて、アプリをダウンロードした直後でも1週間程度の運動データがあらかじめ記録されています。Android版はスマホ内部の身体活動データが使用されていますが、アプリをダウンロードした時点では過去の歩数データが表示されません。
Android版では、ホーム画面左上の[PAUSE]をタップして計測の一時停止が可能です。
ウォーキング履歴がひと目でわかる「カレンダー」機能
ランキング形式で「自己ベスト」の歩数を閲覧できる機能
カレンダーでは、その月に歩いた合計歩数や消費カロリーの目安が確認できます。日付をタップすると日別での結果も表示されます。ひと目見ただけでどの日にどのくらい歩いたか確認でき、視認性・操作性ともに抜群です。
自己ベストのメニューでは、ランキング形式でこれまでの記録を振り返れます。時間がある休日に自己ベスト更新に挑戦してみるなど、モチベーション維持にも効果的です。
歩数測定以外の機能はなく、総合的な健康状態の記録やランニング・サイクリングの計測はできません。その反面、歩数計機能だけのシンプルなアプリを求めるならば非常に使いやすいアプリです。稀に動画広告が表示されますが、アプリそのものを開くのは歩数の振り返りのときのみだと考えれば、そこまで気になりませんでした。
機能は必要最低限で登録不要なアプリ「歩数計」
「歩数計」は、1画面に必要な情報がまとまったシンプルなアプリです。標準搭載アプリでも機能が多過ぎると感じるユーザーにぴったりの使いやすい仕様が特徴です。
- 登録不要で使える
- 一画面で完結するシンプル仕様
- 比較や過去データの見返しがしづらい
- 歩数の目標を設定できない
ホーム画面(Android版)
20種類のテーマから選択できる
アプリの画面には、歩数、歩行距離、消費カロリー、歩行のスピードが表示されています。設定から表示画面のカラー(20種類)を変更できます。
iOS版は高精度モードが選択できる
共有機能からXに投稿
「歩数計」の歩数データは、iOS版の場合、標準アプリ「ヘルスケア」のデータが参照されていますが、設定から「高精度」に変更すればより高い精度での計測も可能です。ただし、高精度モードで利用する際はバッテリーの消費量に注意しましょう。
Android版に高精度モードはありませんが、iOS版にない機能として計測スタート/ストップ機能があります。インストール時はストップの状態になっており、[START]を押さなければ計測が開始されないので注意しましょう。
記録データはトップページから共有できます。SNSへの投稿やメモ帳アプリへの記録に便利です。
タニタの歩数計アプリ「ヘルスプラネットWalk」
「ヘルスプラネットWalk」は、タニタが運営するシンプルな歩数計アプリです。自治体や企業とのコラボもたびたびおこなわれています。
- 本物の歩数計感覚で使えるシンプル仕様
- かわいらしい着せかえが購入できる
- 自治体の健康プログラムに使われることが多い
- 会員登録必須
- アプリ内では1カ月分のデータしか保存されない
- 比較や過去データの見返しづらい
- 消費カロリーや距離のデータが表示されない
ホーム画面
1週間のデータをまとめて確認できる
「ヘルスプラネットWalk」アプリの「内蔵歩数計」モードで見られるのは、1日・1週間・1カ月の歩数、1日・1週間の歩数目標比、1日・1週間の歩数グラフのみです。「タニタ歩数計」モードでは、消費カロリーや距離のデータを計測・表示できます。
タニタが提供する健康管理サービス「HealthPlanet(ヘルスプラネット)」との連携が前提となるため、このアプリ単体を利用しようとする場合であっても無料会員登録が必要。各種データは「ヘルスプラネット」に記録し、活用できます。歩数計機能だけを手っ取り早く使いたい人向けではなく、タニタの体組成計などとともに「ヘルスプラネット」サービスで健康を管理したいユーザー向けです。
着せ替えが購入できる
かわいらしいキャラクターや柄の着せ替えが購入できるのは、歩数計アプリではあまり見かけない機能です。テレビアニメ『おそ松さん』とのコラボ着せ替えも販売されています。見た目が変化するだけでなくキャラクターたちのセリフも搭載されるため、『おそ松さん』ファンは必見です。
有料機能「ウオーキングラリー」では、ほかの参加者と歩数を競えます。世界中の名所の距離や歩数が目安として表示され、賞品が当たる抽選に参加もできるため、モチベーション維持に役立つはずです。
「ヘルスプラネットWalk」は多くの自治体の健康プログラムに使われており、自治体によっては歩数に応じて地域で使えるポイントや仮想通貨がもらえることもあります。住んでいる自治体が「ヘルスプラネットWalk」と連携していないか、ぜひ調べてみましょう。
Android端末の標準フィットネスアプリ「Fitbit」
一部のAndroidスマホには、「Fitbit」がプリインストールされています。Googleの子会社であるFitbit社が提供するフィットネスアプリであり、もちろん歩数も計測できます。
- Googleアカウントがあれば使える
- 睡眠、月経周期、体重、食事も管理できる
- さまざまな外部アプリと連携が可能
- Android端末にプリインストールされているため、Androidユーザーはインストールの手間がかからない
- 広告がない
- 機能をすべて活用するには有料版への加入が必要
ホーム画面
ホーム画面はカスタムできる
デフォルトではホーム画面の左下に歩数が表示されますが、ホーム画面はカスタム可能です。歩数計として使いたい場合は画面右上のペンボタンをタップし、歩数がわかりやすいレイアウトにすることをおすすめします。
食事は食べ物ごとに記録できる
月経を記録すると周期を予測してくれる
ウォーキングのデータだけでなく、睡眠、月経周期、体重、食事も管理できます。食事は食べ物ごとに記録できて便利です。月経周期を記録すると、次回の予測や妊娠しやすい期間を表示してくれます。
有料プランに登録すると、プロのフィットネス動画や健康管理レシピを観る機能が解放されます。
iPhoneに標準搭載された健康管理アプリ「ヘルスケア」
「ヘルスケア」は、iPhoneにプリインストールされている総合健康管理アプリです。
ウォーキングしたときに自動で計測される機能が充実しており、何も設定しなくても登った階数、移動速度、歩幅、歩行非対称性(病気のリスクが判定可能)などが記録されます。
- Appleアカウントがあれば使える
- 平均値が自動算出されるので、過去データとの比較がわかりやすい
- ウォーキングしたときに自動で計測されるデータが多い
- ランニング、サイクリング、睡眠時間、ヘッドフォン音量も自動で記録される
- 血圧や月経周期をはじめとした、あらゆる健康状態を管理できる
- iPhoneにプリインストールされているため、インストールの手間がかからない
- 広告がない
- 歩数の目標を設定できない
1日の歩数
平均値などわかりやすいデータも算出
歩数は日、週、月、6カ月、年単位のグラフに記録されます。iPhoneを起動させた最初の時点から計測が続いているので、ヘルスケアアプリを開いたのが初めてでも以前からのデータが確認できます。iPhoneをポケットの中やカバンの中に入れて持ち歩くだけで歩数がしっかりカウントされます。
運動記録の平均値もアプリが自動で算出。過去のデータと比較した現在の運動量がわかりやすく表示されます。
歩行に関する様々なデータが閲覧可能
「歩行非対称性」や「歩行両足支持時間」といった珍しい計測データも表示されます。ウォーキングに関する様々なデータが知れて面白いというだけではなく、歩行能力の異変をいち早く察知できるため、病気の早期発見にも役立ちます。
健康に関するあらゆるデータを記録できる
メディカルIDを設定
iPhoneロック画面で[緊急]をタップするとメディカルIDが表示できる
歩数以外にも、薬の服用記録や睡眠スケジュール、身体測定値、脈拍/血圧など、健康維持に役立つ指標を細かく記録できます。ただ使いにくい部分もある印象です。例えば[栄養]は食材単位での記録ができず、栄養素ごとに記録しなければならないため、あまり実用的とは言えません。「ヘルスケア」アプリでは自分に合った項目だけを利用し、不便な項目やよりこだわりたい項目はサードパーティ製のアプリを利用するのがおすすめです。
緊急時における応急手当の際に必要な情報である「メディカルID」も「ヘルスケア」アプリ内で設定できます。「メディカルID」はiPhoneロック画面の[緊急]からすぐにアクセス可能です。あらかじめ設定しておき、緊急時に備えましょう。
ヘルスケアアプリの共有機能
ヘルスケアのデータは、身近な人と共有できます。選んだデータを家族や友人と共有し、お互いの健康管理に役立てるのも良いでしょう。
Galaxyに標準搭載、しっかり運動記録ができる「Samsung Health」
Galaxyモデルの一部には、ヘルスケアアプリとして「Samsung Health」が標準搭載されています。Samsung以外のAndroid端末やiPhoneでも利用可能です。ただしiOS版ではかなり機能が限られるため、ここではGalaxyなどで使えるAndroid版について解説します。
- スタート/ストップを押す形式なので、必要なときだけウォーキングの記録をしたい人におすすめ
- 位置情報をオンにすれば、どこを歩いたかわかる
- 睡眠、食事、体組成、月経、血圧など、歩数以外の健康状態の記録ができる
- プロ監修のフィットネスプログラム(動画)に参加できる
- Galaxyにプリインストールされているため、Galaxyユーザーはインストールの手間がかからない
- 広告がない
- スタートを押し忘れると正確な記録が残らない
- iOS版では「おすすめポイント」で紹介したほとんどの機能が利用できない
ホーム画面
[ウォーキング]をタップすると計測開始できる
計測中は位置情報が記録される
歩数を記録するためには、ホーム画面の[ウォーキング]をタップし、目標時間を設定して[開始]します。そのまま歩けば、距離や速度、ルートなどのウォーキングデータが記録されています。つけっぱなしにしても歩数自体は記録されますが、トレーニング時間が正しく記録されない、歩いたルートがわかりにくくなるというデメリットがあるため、ウォーキングの都度[開始]と[停止]を押すのがおすすめです。一応、歩数の自動計測機能もあるようですが、起動されていたりされていなかったりとまちまちな上、ルートの記録も残らないため推奨しません。
スタートを押し忘れてしまうと正確な記録が残らないというデメリットにもなりますが、必要なときだけウォーキングの記録をつけたい人にはぴったりです。
プロ監修の様々なフィットネスプログラム
参加すると動画を見られる
[フィットネス]のタブでは、プロ監修のフィットネスプログラムが多数揃っています。[プログラムを追加]をタップして開始日を選ぶと、自動で運動スケジュールが組まれます。トレーニングの様子を移した動画もあるので、真似するだけで簡単にエクササイズできます。
食事記録は食べ物単位で検索可能
歩数以外にも様々な記録をつけられる
食事の記録
その他、睡眠、食事、体組成などの健康状態を記録できます。食事は食べ物単位で記録可能です。
全体的にきっちりと記録をつけられる印象なので、目標をもってしっかり運動や健康管理をしたい人におすすめしたいアプリです。
ホーム画面
歩数データ
食事管理
iOS版「Samsung Health」は、UIや機能がAndroid版と大きく異なります。
歩数計測は自動でおこなわれ、スタート/ストップボタンがありません。位置情報との連携機能もないため、歩いたルートの記録もできません。
歩数以外のヘルスケア記録機能も、食事・水分・体重・睡眠・心拍数・エクササイズ(ランニングなど)のみに限られます。フィットネス機能や血圧などの記録機能はありません。
このように機能が絞られてはいますが、むしろiOS版のほうがごちゃごちゃ感がなく見やすいという人も多いはず。シンプルで広告もない総合ヘルスケアアプリを探しているiPhoneユーザーにおすすめです。
AQUOSに標準搭載されたシンプルなアプリ「からだメイト」
AQUOSの端末に標準アプリとしてプリインストールされているのが、SHARP製のアプリ「からだメイト」です。機能は歩数計測と体重記録だけですが、シンプルなアプリを求めているAQUOSユーザーは「からだメイト」で十分かもしれません。
- 登録不要で使える
- 歩数計測と体重記録だけのシンプル仕様
- AQUOSにプリインストールされているため、AQUOSユーザーはインストールの手間がかからない
- 広告がない
- UIが若干見にくい
- 人によってはシンプルすぎる可能性も
ホーム画面では1日の歩数が見られる
グラフをタップすると詳細が見られる
ホーム画面では、今日の歩数と毎日の歩数がグラフで閲覧できます。今日の歩数表示・グラフともに、目標との差がわかりやすい表示です。グラフをタップすると詳細が見られ、距離や消費カロリーなどがわかります。右下のカレンダーマークをタップすれば、月単位のグラフに切り替え可能です。
設定は右上のメニューボタン から。歩数を正しく計測するための身体データや、目標歩数もメニューボタンから設定できます。
歩数以外のヘルスケア機能は体重記録のみなので、歩数を記録できればOKというAQUOSユーザーにおすすめです。
ダイエット向きでデザインもおしゃれな「FiNC」
「FiNC」は、体重・食事・歩数・運動・月経の記録など、体調管理に関する記録項目は一通り揃っている総合健康管理アプリ。ポイントが貯められる「ポイ活」の機能も兼ね備えています。
特にダイエットに役立つ機能を多数搭載。参加するとミッションを用意してくれる「プログラム」や、食事内容を入力するとAIトレーナーがアドバイスしてくれる機能を通して、ゲーム感覚でダイエットできます。
- マイルを貯めてデジタルギフトなどの賞品と交換できる
- ヘルスケアやダイエットに役立つ「プログラム」機能
- 食事、体重、睡眠、月経周期などの健康データも記録できる
- 広告が多い
- マイルの抽選にハズレが含まれる
- 会員登録時の設定項目が多い
- 目標設定ができない
ホーム画面は可愛らしいデザイン
歩数記録画面では直近1週間・1カ月の歩数推移がグラフで閲覧可能
歩数記録画面で「今日の歩数」部分をタップすると詳細が見られる
ホーム画面では歩数と消費カロリーが表示されます。後述する「歩数ガチャチケット」が受け取れる4000歩・8000歩を目安に、歩数が見られる仕組みです。
より詳細に歩数の記録を見るためには、[きろく]タブをタップしてください。直近1週間・1カ月の歩数推移をグラフで確認できます。さらに、「今日の歩数」周辺をタップすれば過去の具体的な歩数や3年前までの歩数推移を閲覧可能です。
食事は食品単位で記録できる
食事記録画面
食事へのAIアドバイスが生成される
「運動」「食事」「体重」「睡眠」「生理」など、健康に関するあらゆるデータがアプリに記録できます。
特に食事管理は非常に便利で、食事の写真をアップロードすれば、アプリが食事内容を自動で検知してカロリーや栄養状態を記録。不足している栄養素も一目でわかります。AIトレーナーによる栄養バランスについてのアドバイスも、記録したデータに基づいた具体的な内容で役に立ちます。
専門家監修の「プログラム」
「プログラム」では、目標に合わせたミッションが与えられる
プログラム内でサポートチャットがある
専門家監修のプログラムに参加することで、さらに健康への意識を高められます。プログラムのテーマは「デトックス」や「糖質制限」、「自律神経を整える」など。プログラムに参加すると、目標に合わせたミッションが毎日与えられます。プログラムのラインナップは時期によって変わるので、飽きずに参加できるはずです。
「歩数ガチャ」で当たりが出ると、「マイル」がもらえる
マイルはPayPayポイントやギフトカードに交換可能
「FiNCマイル」は、デジタルギフトなどの商品と交換ができるポイントプログラムです。4000歩につき1回チャレンジできる「歩数ガチャ」でFiNCマイルが獲得できます。
「健康行動ランク」ごとに商品の内容が異なり、最初はブロンズからスタート。運動や食事、体重などの記録を続けていくと「健康行動ランク」がアップし、交換できる商品も豪華になっていく仕組みです。
そのほか、友達や家族とグループを作ることで歩数ランキングなどが表示される機能もあります。断念しがちなダイエットを楽しく続けられるアプリです。
歩くだけで楽天ポイントがもらえる「楽天ヘルスケア」
楽天ヘルスケアは、目標の歩数を達成して「ラッキーくじ」にチャレンジすると楽天ポイントが抽選で当たる歩数計アプリです。無料で利用可能ですが、楽天IDでのログインが必須です。
- 楽天ポイントを貯められる
- 食事や体重、睡眠といった生活の記録をつけて管理ができる
- 食事の記録がしやすい
- 楽天ポイントの抽選にハズレが含まれる
- 広告が多い
- 歩数の目標が自由に設定できない
ホーム画面
「チャレンジ」は健康に関するもののみ
アプリのホームに表示されているのは、歩いた歩数と目標の達成率、距離、消費カロリー。目標の歩数はあらかじめ5000歩に設定されています。実際に使ってみたところ、はじめてでも比較的継続しやすい目標のように思えます。ユーザー側では自由に歩数の目標を設定できません。
ホームの「チャレンジ」タブでは、「1日5000歩以上歩く」「3日連続1日5000歩以上歩く」など、チャレンジの内容が確認できます。チャレンジを達成すると「ラッキーくじ」を獲得でき、翌日に使用可能です。個人的には、チャレンジの内容が歩数や食事記録などのヘルスケアだけであることに好感が持てます。「歩くだけでポイントが貯まる」というアプリの多くは、広告やPR記事を読まなければそこまでポイントが貯まりません。いっぽう楽天ヘルスケアは、バナー・ディスプレイ広告がすこし多いものの、ポイントを貯めるためには歩いてくじを引くだけでOKなのです。
ホーム画面からくじを引ける
ラッキーくじはホームの[くじを引く]をタップすることで参加できます。ラッキーくじの有効期限は、獲得した日の翌日0時~23時59分まで。毎日目標を達成してアプリを起動する習慣をつければ、楽天ポイントの当たるチャンスが毎日おとずれるというわけです。
ラッキーくじにはハズレがあり、必ず楽天ポイントが当たるというものではありません。筆者が楽天ヘルスケアを使い始めた時点では当たりが3分の2程度入っており、5ポイントや10ポイントといった多めのポイントがもらえることもありました。
[記録]タブではウォーキング関連を始めとしたさまざまなデータを閲覧・記録可能
各項目をタップすると詳細な記録が見られる
画面下の[記録]タブに切り替えると、その日の運動結果が閲覧できます。[歩数] や[移動距離]などの各項目をタップすると、週/月/6か月/年ごとにグラフで表示されます。1日の平均歩数や平均移動距離も参照できるので、運動の振り返りに便利です。
そのほか[記録]タブでは体重や睡眠時間の記録もつけられ、健康状態を総合的に管理できます。
食事を記録するとアドバイスがもらえる
食材・料理ごとに検索できる
[食事]タブでは、食事内容を入力して栄養バランスの確認が可能。キーワードで検索して食事を追加することはもちろん、食事の写真を撮影すれば内容を自動で入力する機能も備わっています。
朝食/昼食/夕食の3食を入力すると栄養バランスに関するアドバイスが表示されます。簡易的なアドバイスとなりますが、日々の食生活が気になっている人は改善のきっかけになりそうです。
見やすい画面が特徴、Pontaポイントが貯まる「auウェルネス」
KDDIが運営する健康アプリ「auウェルネス」は、特定の歩数歩くことをはじめとしたアプリ内ミッションを達成することでPontaポイントを貯められるアプリです。利用にはauIDが必要ですが、auユーザー以外も簡単に登録可能です。
- コインを貯めてPontaポイントなどの賞品と交換できる
- 図や絵が多くわかりやすい画面
- 体重、体脂肪率、睡眠、体温などの健康データも記録できる
- 無料版ではPontaポイントの抽選にハズレが含まれる
- 歩くだけではポイントが貯まりづらい
ホーム画面ではトップに歩数と消費カロリーが表示される
レポート画面では目標達成率や同年代との比較が閲覧でき、モチベーションを維持しやすい
「auウェルネス」のホーム画面では、トップに1週間の歩数と消費カロリーがグラフで表示されます。それぞれをタップすると、週・月・年単位でより詳しくデータを閲覧可能です。
[レポート]タブでは、直近1週間に歩いた歩数・距離が表示されるだけでなく、目標達成率やアプリ内の同年代との比較が閲覧できます。絵や図も多く見やすいこともあり、モチベーション維持に役立つはずです。
スタンプ形式で基本的な健康データを入力できる
歩数データ以外では、体重・体脂肪率・睡眠・体温などを記録可能。中でも便利なのは、スタンプ形式で簡単に健康データを入力できる機能です。タップするだけでその日の様子が記録でき、あとから振り返れるようになります。
さまざまなミッションが用意されている
歩数で貯まるコインはごくわずか
「Pontaポイントガチャ」でPontaポイントがもらえる
特定の歩数を歩くなどのアプリ内ミッションを達成すると「コイン」がたまり、30コインで「Pontaポイントガチャ」にチャレンジできます。無料版ではガチャを引けるのは1日1回までで、ハズレも含まれます。その他、Pontaポイントが当たる抽選にも応募可能です。
歩数関連のミッションで獲得できるコインはごくわずかであり、多くのコインを獲得するためには記事を読むなどのミッションを達成する必要があります。ガチャの回数制限も含め、ポイントは貯まりにくい印象です。健康管理アプリとしては使いやすいため、ポイントはあくまでおまけ程度と割り切ったほうが良いでしょう。
dポイントが貯まる、無料で読める健康コラムも充実「dヘルスケア」
「dヘルスケア」は、運動しながら楽しくdポイントを貯められる総合健康管理アプリです。利用にはdアカウントでのログインが必要ですが、ドコモユーザー以外も簡単にアカウントを作成できます。
- dポイントを貯められる
- コラム形式の健康情報が多数
- 体重、血圧、体温、生活習慣の記録ができる
- 無料版ではdポイントの抽選にハズレが含まれる
- 歩くだけではポイントが貯まりづらい
- 健康相談など、有料版限定機能も多い
ホーム画面
月単位の歩数グラフ
トップページには歩数、消費カロリー、歩行距離が表示されます。「わたしログ」のタブでは、歩数が日/週/月/年ごとにグラフで表示され、体重、血圧、体温などの健康データも記録できます。
ミッションは歩数以外のものも多い
「プレゼント」タブでdポイントが当たる抽選ができる
「ミッション」をクリアすると、dポイントの抽選に参加できます。ミッションクリア後は「プレゼント」タブで抽選します。無料版だと抽選にハズレが含まれますが、有料版では必ずポイントが獲得でき、さらに複数枚の抽選券をまとめて抽選できます。筆者が無料版で検証したところ、おおよそ2回に1回の確率で当たりが出て、dポイントを1〜5ポイントもらえました。
健康コラムやdヘルスケア関連のプロモーション記事を読むことでもらえるポイントのほうが、歩くことでもらえるポイント数よりも多いのは惜しい点です。ポイ活アプリのように全く関係のない動画広告が流れるわけではないため、煩わしくはありません。しかし、「歩くだけ」ではあまりポイントが貯まらないことに留意しておきましょう。
健康コラム
dメディカル
生活習慣の記録
「dメディカル」内では、健康コラムが多数掲載されているほか、オンライン薬局やオンライン診療(有料)などの医療サービスも提供されています。利用するだけで健康への意識が高まるアプリです。
手入力になりますが、体重、血圧、体温、生活習慣の記録もできます。生活習慣は「日中の眠気」「気分」「お通じ」「運動」「食事バランス」を、アイコンを選択する形式で気軽に記録できます。自分の健康状態を振り返るだけでなく、医療機関で診察を受ける際にも役立ちそうな仕組みです。
総合健康管理アプリであるdヘルスケアは、長距離ランニングやサイクリングなどのトレーニング管理には不向きな一方で、楽しみながら日頃の運動不足を補いたいという人には最適なサービスと言えるでしょう。