Amazon(アマゾン)のアカウントを共有して利用している場合など、注文や商品閲覧の履歴が表示・共有されることを不都合に感じるシーンはあるでしょう。この点、注文履歴を完全に削除することはできませんが、注文履歴を非表示にしたり、閲覧履歴を削除したりすることは可能です。
本記事では、注文(購入)履歴などAmazonで残る主な履歴を削除する方法を紹介。閲覧履歴を残さない方法やよくある疑問についても解説します。
履歴の種類 | 削除可能かどうか | ||
---|---|---|---|
スマホ (ブラウザ) |
スマホ (アプリ) |
PC | |
○ |
○ | ○ | |
×(非表示は可能) | × |
×(非表示は可能) |
|
○ | ○ | ○ | |
○ | × |
○ |
Amazonの注文履歴(購入履歴)とは

Amazonの注文履歴とは、Amazonで購入した商品について記録されるAmazonの履歴機能のことです。ここには、発送された商品のほかに、キャンセルした商品、未発送商品の全履歴も表示されます。
Amazonのアカウントサービスからアクセスでき、「注文履歴」画面からは配送状況の確認や発送方法の変更、商品のキャンセルや注文内容の確認が可能です。この注文履歴画面から過去に注文した同じ商品を再購入することもできます。
Amazonの注文履歴を確認する方法


注文履歴の画面には、AmazonショッピングアプリまたはAmazonウェブサイトを開き、人型の「アカウント」タブ→ をタップすれば簡単にアクセスできます。


「注文履歴」のページでは、過去の全注文履歴を注文の種類や注文した時期を指定して検索することもできます。
日程を絞り込む際は、検索欄の右側の
をタップして「注文タイプ」や注文日時を指定してください。注文履歴(購入履歴)は削除できないが非表示にできる
Amazonでは過去の全購入履歴が保存される仕組みです。購入履歴のデータを削除することはできませんが、非表示にする方法は用意されています(後述)。非表示にできる注文履歴は最大500件で、アカウントサービスの「非表示にした注文」内で再度確認できます。
注文履歴を非表示にする操作はAmazonウェブサイトからのみ可能。スマホからアクセスする場合は、デスクトップ版を表示させる必要があります。またアプリ上で非表示にする操作はできないため注意が必要です。
Amazonを使うと残る履歴の種類・消し方(一覧表)
Amazonでは実際に注文した商品のほか、チェックした商品も「閲覧履歴」として表示されます。

マイストアに表示される「おすすめ商品」の商品リストは、過去の購入履歴や商品の評価などのデータをもとに自動的に作成され、定期的に更新されます。
Amazon上でこういった購入・閲覧履歴が表示されるケースと、それぞれの削除方法を簡単にまとめると次のようになります。
履歴の種類 | 削除可能かどうか | ||
---|---|---|---|
スマホ (ブラウザ) |
スマホ (アプリ) |
PC | |
○ |
○ | ○ | |
×(非表示は可能) | × |
×(非表示は可能) |
|
○ | ○ | ○ | |
○ | × |
○ |
Amazonでは、「あなたにおすすめの○○」「ご購入品に基づくおすすめ商品」など画面上に数多くのおすすめカテゴリが表示されますが、購入した商品をデータから削除することで画面上に現れる商品のラインナップも変化します。
注文履歴を非表示にする方法
注文履歴を非表示にするには、Amazonのウェブサイトにアクセスしてログインし、「注文履歴」の画面から手続きをおこないます。iPhoneやAndroidスマホでは、デスクトップ版を表示させる必要があります。
デスクトップ版の画面構成や操作手順は、パソコンを使ってブラウザ上で操作する場合と同様です。PCを利用している人は、ステップ1は読み飛ばしてください。
Amazonウェブサイトのデスクトップ版からログイン



デスクトップ用ウェブサイトをスマホで開いた場合
注文履歴を非表示にするには、Amazon.co.jpのモバイル用Webサイトからデスクトップ用ウェブサイトに表示を切り替えて操作する必要があります。
スマホにAmazonショッピングアプリをインストールしている場合など、ブラウザでAmazon.co.jpのウェブサイトにアクセスしようとするとアプリやモバイル用ウェブサイトが起動してしまうことがあります。

そうしたときは、Amazon.co.jpのサイトを開く際にページタイトルを長押し、 (または )をタップします。
アドレスバー内に表示されている
(Androidスマホは画面右上のメニュー ボタン)をタップし、 (Androidスマホは )を選択すると、デスクトップ用ウェブページに切り替わります。「注文履歴」から商品を非表示にする

まずAmazonのトップページで画面上部にある を選択します。

注文履歴の一覧が表示されたら、非表示にする商品を選択し
をクリックします。
「この注文を非表示」の画面で
を選択。非表示にできる注文履歴は最大500件までです。
「注文は非表示にされました。」の画面に切り替わったら操作は完了です。
非表示にした注文履歴を確認・再表示する場合

アカウントサービスの「注文履歴」では、非表示注文をまとめて確認することができます。
また同ページの「注文」タブ内、期間選択画面で
を選択すれば、非表示にした注文を確認することも可能です。
「非表示にした注文」画面で
を選択して、履歴に復活させることも可能です。閲覧履歴(表示履歴)を削除する方法
商品の閲覧履歴(表示履歴)を削除することにより、「お客様が閲覧した商品に関連する商品」や「閲覧履歴」から指定した商品を削除できます。アプリやスマホ/PCのブラウザのいずれの方法からでもOKです。
アプリで削除する
閲覧履歴はアプリから個別に削除することができます。
アプリのメニューから「アカウントサービス」にアクセスする


Amazonアプリのトップ画面右下にあるメニューボタン
をタップ。次の画面で
をタップします。「閲覧した商品」画面で「表示から削除」をタップする


アカウントサービス画面を下にスクロールし、
をタップ。をタップすると、選択した商品を削除することができます。
スマホのブラウザで削除する
スマホのブラウザで閲覧履歴を削除するには、Amazonのウェブサイトにアクセスしてログインし、メニュー画面から手続きをおこないます。
注文履歴を非表示にする際の方法とは異なり、デスクトップ版を表示させる必要はありません。


Amazonのモバイル用ウェブサイト画面で人型ボタンをタップ。「アカウントサービス」から[閲覧履歴]を選択します。

「閲覧履歴」の画面で、商品を個別に削除する場合は
をタップします。パソコンで削除する
パソコンの場合、Amazonのウェブサイトにアクセスしてログインし、アカウントサービスの「おすすめ商品」から設定をおこないます。

パソコンのブラウザでAmazon.co.jpのデスクトップ版サイトへログインできたら、トップ画面上部の人型ボタンを開き、「アカウントサービス」の
をクリックします。
商品を個別に削除する場合は
をクリックします。
すべての閲覧履歴を一括で削除することも可能です。閲覧履歴のページを表示したら設定ボタンを押します。
「すべての閲覧履歴を削除する」画面を開いたら、[閲覧履歴を削除する]をクリックすればすべての閲覧履歴が消去されます。

後述のように設定ボタンから手続きできる「閲覧履歴有効化/無効化」のトグルをオフにすると、閲覧履歴に商品が表示されなくなります。
閲覧履歴(表示履歴)を残さない方法
Amazonでは、注文履歴(購入履歴)を残さずに商品を購入する方法はなく、履歴表示が気になる場合には購入後に非表示にするしかありません。ただし、商品を「閲覧(表示)した履歴」を残さない設定であれば可能です。
アプリでの設定方法
アプリでは閲覧・表示履歴からトグルをオフにすることで、履歴を残さないようにすることができます。
アプリのメニューから「アカウントサービス」にアクセスする


Amazonアプリのトップ画面右下にあるメニューボタン
をタップ。次の画面で をタップします。「閲覧した商品」画面で「閲覧履歴の有効化/無効化」のトグルをオフにする



アカウントサービス画面を下にスクロールし、
をタップ。表示履歴画面で画面右上の設定ボタンを押し、
をタップします。「閲覧履歴の有効化/無効化」の画面が表示されたら、「閲覧履歴」のトグルをオフにしましょう。

閲覧履歴をオフにした状態で商品の詳細を見ても、履歴には表示されない
「閲覧履歴の有効化/無効化」のトグルをオフにすることで、閲覧履歴に商品が表示されなくなります。
ただし、検索履歴には残ってしまうほか、「あなたが閲覧した商品に関連する商品」などのおすすめ欄に履歴が一部反映されてしまう可能性があります。
ブラウザ(スマホ・パソコン)での設定方法

操作はAmazonのウェブサイト(デスクトップ版)にアクセスしておこないます。
ログイン後、Amazonアカウントサービスの画面でおすすめ商品をクリック(タップ)します。

「あなたにイチオシ」の画面を表示し、「表示履歴」タブをクリック(タップ)します。

閲覧履歴のページへ遷移したら「設定」ボタン→
をタップします。
閲覧履歴の有効化/無効化のポップアップが表示されたら閲覧履歴のトグルをオフにします。
これにより、新たに閲覧した履歴は表示されなくなります。また、最近の検索履歴は検索バーに表示されなくなります。
「再び購入」から履歴(表示)を削除する方法
購入済みの商品が「再び購入」として表示されることに、煩わしさを感じることもあるでしょう。「再び購入」履歴の削除は、アプリやスマホブラウザ、パソコンブラウザのいずれの方法からでもおこなえます。
アプリで削除する
アプリから削除するには、メニュー内の「再び購入」から操作します。「注文履歴」画面からタブを切り替えることでも操作できます。

Amazonアプリのトップ画面左下にある人型の「アカウント」タブから
をタップします。

過去に購入した商品一覧から、削除したい商品欄にあるメニューボタン
をタップ。 をタップします。
商品が一覧から削除され非表示になります。
スマホのブラウザで削除する
スマホのブラウザでAmazonのウェブサイトにアクセスして操作する場合、画面上の「もう一度買う」から手続きをおこないます。「再購入」タブから操作することもできます。

Amazonのウェブサイトにアクセスしてログインし、 をタップします。


過去に購入した商品一覧から、削除したい商品欄にあるメニューボタン
をタップ。をタップします。
パソコンで削除する
パソコンのブラウザでAmazonのウェブサイトにアクセスして操作する場合、注文履歴の「再度購入」から手続きをおこないます。

Amazonのウェブサイトにアクセスしてログインし、注文履歴から[再度購入]を開きます。


削除したい商品を選択し、[この商品を削除]ボタンをタップ。

商品が削除済みに変更されれば、手続きは完了です。
「おすすめ商品」から履歴(表示)を削除する方法
Amazonでは閲覧・購入履歴に合わせて、さまざまな形式でおすすめ商品が表示されます。このおすすめ商品のリストから特定の商品の表示を削除することができます。
スマホやパソコンでAmazonのWebサイトにログインしておこなう必要があり、ブラウザでもデスクトップ用Webサイトのみ削除操作できるようになっています。アプリからは操作できません。
操作はAmazonのウェブサイト(デスクトップ版)にアクセスしておこないます。

ブラウザでAmazonのウェブサイトにアクセスしてログインし、アカウントサービスの をクリックします。

「あなたにイチオシ」の画面で
をクリックします。
「この商品をおすすめに使用する」のトグルをオフにすることで、おすすめ表示に影響を及ぼす商品リストから外すことができます。
Amazonの注文履歴に関するよくある疑問と答え
Amazonの注文・閲覧履歴の非表示(削除)について、よく挙がる疑問点とその答えをまとめています。なお、うまく解決できない場合は、Amazonのカスタマーサービスに問い合わせてみる手もあります。
Amazonの注文履歴は削除できない?
Amazonでは注文履歴を「削除」することはできず、あくまでも「非表示」にするだけです。
注文履歴の一覧から非表示にするだけで、特定の商品を注文したという事実をアカウントから削除することはできません。どうしても消したければ、Amazonアカウントを削除するほかないでしょう。
なお、現時点でスマホアプリで注文履歴を非表示にすることはできません。PCのブラウザ、またはスマホブラウザからデスクトップページを表示して操作するしかありません(詳しい手順は前述)。
Kindleの注文履歴を非表示にできる?
Kindleの注文履歴も非表示にできます。やり方はAmazonの注文履歴を非表示にする方法とほぼ同じです。

PCのブラウザにて注文履歴を表示し、一覧から[注文を非表示にする]をクリック。確認画面で[注文を非表示にする]を選択すれば完了です。
スマホでKindleの注文履歴を非表示にする場合、アプリでは非表示にできません。ブラウザでデスクトップページを表示させる必要があります。
どのくらい過去の注文履歴まで非表示にできる?
過去の注文履歴をどこまで非表示にできるのかAmazonは公表していませんが、少なくとも筆者のケースでは2011年に注文した商品の履歴も非表示にできました。

筆者の場合、2011年9月に注文した商品の履歴も非表示にできた
ユーザーの利用状況により異なる可能性はありますが、少なくとも10年ほど前の注文履歴までは非表示にできるようです。
削除した閲覧履歴(表示履歴)やおすすめ商品は復元できる?
削除した閲覧履歴(注文履歴)やおすすめ商品は復元できません。
削除手続きをおこなう場合は、必要な情報を削除してしまわないように注意しましょう。