Amazon.co.jpをアカウントを共有して利用している場合など、注文や商品閲覧の履歴が表示されることに不都合を感じるシーンはあるでしょう。
アマゾンでは注文履歴を完全に削除することはできませんが、非表示にしたり、閲覧履歴を削除したりすることは可能です。それら実際の手順を解説します。
履歴の種類 | 削除方法 |
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「最近閲覧した商品」「最近チェックした商品」「閲覧履歴(表示履歴)」 | 【アプリの場合】
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【ブラウザ(スマホ)】
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「注文履歴」 | 【ウェブ版のみ】 注文内容の画面で「注文を非表示にする」を選択 |
「再び購入」 |
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おすすめカテゴリ全般 (「おすすめ商品」「ほしい物リストからのおすすめ」など) |
【ブラウザ(スマホ)】
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【ブラウザ(パソコン)】
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Amazonの注文履歴(購入履歴)とは?

Amazonで商品を購入すると、アカウントサービスの「注文履歴」画面で、配送状況の確認や発送方法の変更、商品のキャンセルや注文内容の確認ができます。
同時に発送された商品・キャンセルした商品、未発送商品の全履歴が表示されます。ここから過去に注文した同じ商品を再購入することも可能です。


注文履歴の画面には、Amazonショッピングアプリ・Amazonウェブサイトにログインして簡単にアクセスできます。
過去30日間の直近の注文だけでなく、過去の全注文履歴を注文の種類や年数を指定して検索することができます。
Amazonを使うと残る履歴の種類・消し方(一覧表)
Amazonでは実際に注文した商品のほか、チェックした商品も「閲覧履歴」として表示されます。


「おすすめ商品」の商品リストは、過去の購入履歴や商品の評価などのデータをもとに自動的に作成され、定期的に更新されます。
Amazon上でこういった購入・閲覧履歴が表示されるケースと、それぞれの削除方法を簡単にまとめると次のようになります。
履歴の種類 | 削除方法 |
---|---|
「最近閲覧した商品」「最近チェックした商品」「閲覧履歴(表示履歴)」 | 【アプリの場合】
|
【ブラウザ(スマホ)】
|
|
「注文履歴」 | 【ウェブ版のみ】 注文内容の画面で「注文を非表示にする」を選択 |
「再び購入」 |
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おすすめカテゴリ全般 (「おすすめ商品」「ほしい物リストからのおすすめ」など) |
【ブラウザ(スマホ)】
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【ブラウザ(パソコン)】
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Amazonでは、「あなたにおすすめの○○」「ご購入品に基づくおすすめ商品」など画面上に数多くのおすすめカテゴリが表示されますが、購入した商品をデータから削除することで画面上に現れる商品のラインナップも変化します。
Amazonの注文履歴(購入履歴)は削除できないが、非表示にできる
Amazonでは過去の全購入履歴が保存され、そのデータ自体を削除することはできませんが、非表示にする方法は用意されています。非表示にできる注文履歴は最大500件で、アカウントサービスの「非表示にした注文」内で再度確認できます。
注文履歴を非表示にする操作はAmazonウェブサイトからのみ可能。アプリ上でおこなうことはできないため注意が必要です。
注文履歴を非表示にする方法
注文履歴を非表示にするには、Amazonのウェブサイトにアクセスしてログインし、「注文履歴」の画面から手続きをおこないます。iPhoneやAndroidスマホでは、デスクトップ版を表示させる必要があります。
デスクトップ版の画面構成や操作手順は、パソコンを使ってブラウザ上で操作する場合と同様です。PCを利用している人は、ステップ1は読み飛ばしてください。
Amazonウェブサイトのデスクトップ版からログイン


注文履歴を非表示にするには、Amazon.co.jpのモバイル用Webサイトからデスクトップ用ウェブサイトに表示を切り替えて操作する必要があります。
スマホにAmazonショッピングアプリをインストールしている場合など、ブラウザでAmazon.co.jpのウェブサイトにアクセスしようとするとアプリやモバイル用ウェブサイトが起動してしまうことがあります。その場合、次の方法でアクセスしてみましょう。
iPhoneの場合

例:Safariの場合
Amazon.co.jpのサイトを開く際にページタイトルを長押しし、 (Safari)や (Chrome)をタップします。


Safariの場合、アドレスバー内に表示されている
の文字をタップし、 を選択します。

Chromeの場合は、新規タブで開いた後、共有アイコンから
をタップしましょう。Androidスマホの場合



あらかじめアプリの設定を次のように変更しておくことで、ブラウザで表示できるようになります。
- 端末の「設定」アプリで[Amazonショッピング]アプリを選択
- [デフォルトで開く]を選択
- 「対応リンクを開く」のトグルをオンにする
その後、Amazonのウェブページを表示させましょう。
「注文履歴」から商品を非表示にする

まずAmazonのトップページで画面上部にある を選択します。

非表示にする商品を選択し、
をタップ(クリック)します。
「この注文を非表示」の画面で
を選択。非表示にできる注文履歴は最大500件までです。
「注文は非表示にされました。」の画面に切り替わったら操作は完了です。
非表示にした注文履歴を確認・再表示する場合

アカウントサービスの「注文履歴」では、非表示注文をまとめて確認できます。
同ページの「注文」タブ内、期間選択画面で
を選択すれば、履歴に復活させることも可能です。閲覧履歴(表示履歴)を削除する方法
商品の閲覧履歴(表示履歴)を削除することで、「お客様が閲覧した商品に関連する商品」や「閲覧履歴」から指定した商品を削除することができます。
アプリで削除する
閲覧履歴はアプリから個別に削除することができます。
アプリのメニューから「アカウントサービス」にアクセスする


Amazonアプリのトップ画面右下にあるメニューボタン
をタップ。次の画面で
をタップします。「閲覧した商品」画面で「表示から削除」をタップする


アカウントサービス画面を下にスクロールし、
をタップ。をタップすると、選択した商品を削除することができます。
スマホのブラウザで削除する
スマホのブラウザで閲覧履歴を削除するには、Amazonのウェブサイトにアクセスしてログインし、メニュー画面から手続きをおこないます。
注文履歴を非表示にする際の方法とは異なり、デスクトップ版を表示させる必要はありません。


Amazonのモバイル用ウェブサイト画面で人型ボタンをタップ。「アカウントサービス」から[閲覧履歴]を選択します。

「表示履歴」の画面で、商品を個別に削除する場合は
をタップ。また、後述のように「閲覧履歴のオン/オフ」のトグルをオフにすると、閲覧履歴に商品が表示されなくなります。
パソコンで削除する
パソコンの場合、Amazonのウェブサイトにアクセスしてログインし、アカウントサービスの「マイストア」画面から手続きをおこないます。

パソコンのブラウザでAmazon.co.jpのデスクトップ版サイトを表示してログインし、トップ画面上部の
から をクリックします。
商品を個別に削除する場合は
をクリック。後述のように をクリックして表示される「閲覧履歴のオン/オフ」のトグルをオフにすると、閲覧履歴に商品が表示されなくなります。
「再び購入」から履歴(表示)を削除する方法
アプリから削除するには、メニュー内の「再び購入」から操作します。「注文履歴」画面からタブを切り替えることでも操作できます。
アプリで削除する

アプリ画面右下にあるメニューボタン
から をタップします。

過去に購入した商品一覧から、削除したい商品欄にあるメニューボタン
をタップ。 をタップします。
商品が一覧から削除され非表示になります。
スマホのブラウザで削除する
スマホのブラウザでAmazonのウェブサイトにアクセスして操作する場合、画面上の「もう一度買う」から手続きをおこないます。「再購入」タブから操作することもできます。

Amazonのウェブサイトにアクセスしてログインし、 の欄をタップします。


過去に購入した商品一覧から、削除したい商品欄にあるメニューボタン
をタップ。をタップします。
「おすすめ商品」から履歴(表示)を削除する方法
Amazonでは閲覧・購入履歴に合わせて、さまざまな形式でおすすめ商品が表示されます。このおすすめ商品のリストから特定の商品の表示を削除することができます。
スマホやパソコンでAmazonのWebサイトにログインしておこなう必要があり、アプリからは操作できません。ここでは、スマホを使った例を解説します。
スマホのブラウザで削除する


スマホのブラウザでAmazonのウェブサイトにアクセスしてログインし、画面右上の人型アイコンをタップします。
アカウントサービスから
をタップしましょう。

「あなたにイチオシ」の画面から削除したい商品を選び、
をタップします。商品が削除されたら完了です。パソコンで削除する

ブラウザでAmazonのウェブサイトにアクセスしてログインし、アカウントサービスの をクリックします。

「あなたにイチオシ」の画面で
をクリックします。
「この商品をおすすめに使用する」のトグルをオフにすることで、おすすめ表示に影響を及ぼす商品リストから外すことができます。
Amazonで閲覧履歴(表示履歴)を残さない方法
Amazonでは、注文履歴(購入履歴)を残さずに商品を購入する方法はなく、履歴表示が気になる場合には購入後に非表示にするしかありません。ただし、商品を「閲覧(表示)した履歴」を残さない設定であれば可能です。
アプリでの設定方法
アプリのメニューから「アカウントサービス」にアクセスする


Amazonアプリのトップ画面右下にあるメニューボタン
をタップ。次の画面で をタップします。「閲覧した商品」画面で「閲覧履歴のオン/オフ」のタブをオフにする


アカウントサービス画面を下にスクロールし、
をタップ。表示履歴画面で「閲覧履歴のオン/オフ」のトグルをオフにします。


閲覧履歴をオフにした状態で商品の詳細を見ても、履歴には表示されない
「閲覧履歴のオン/オフ」のトグルをオフにすることで、閲覧履歴に商品が表示されなくなります。
ただし、検索履歴には残ってしまうほか、「あなたが閲覧した商品に関連する商品」などのおすすめ欄に履歴が一部反映されてしまう可能性があります。
ブラウザ(スマホ・パソコン)での設定方法

操作はAmazonのウェブサイト(デスクトップ版)にアクセスしておこないます。
ログイン後、Amazonアカウントサービスの画面で
→ の順にクリック(タップ)します。
→ のトグルをオフにします。
Amazonの注文履歴に関するよくある疑問と答え
Amazonの注文・閲覧履歴の非表示(削除)について、よく挙がる疑問点とその答えをまとめています。なお、うまく解決できない場合は、Amazonのカスタマーサービスに問い合わせてみる手もあります。
注文履歴を削除できない?
Amazonでは注文履歴を「削除」することはできず、あくまでも「非表示」にするだけです(詳細)。
注文履歴の一覧から非表示にするだけで、特定の商品を注文したという事実をアカウントから削除することはできません。どうしても削除したければ、Amazonアカウントを削除するほかないでしょう。
なお、現時点でスマホアプリで注文履歴を非表示にすることはできません。PCのブラウザ、またはスマホブラウザからデスクトップページを表示して操作するしかありません(詳しい手順は前述)。
Kindleの注文履歴を非表示にできる?
Kindleの注文履歴も非表示にできます。やり方はAmazonの注文履歴を非表示にする方法とほぼ同じです(詳細)。

PCのブラウザにて注文履歴を表示し、一覧から[注文を非表示にする]をクリック。確認画面で[注文を非表示にする]を選択すれば完了です。
スマホでKindleの注文履歴を非表示にする場合、アプリでは非表示にできません。ブラウザでデスクトップページを表示させる必要があります。
どのくらい過去の注文履歴まで非表示にできる?
過去の注文履歴をどこまで非表示にできるのかAmazonは公表していませんが、少なくとも筆者のケースでは2011年に注文した商品の履歴も非表示にできました(詳細)。

筆者の場合、2011年9月に注文した商品の履歴も非表示にできた
ユーザーの利用状況により異なる可能性はありますが、少なくとも10年ほど前の注文履歴までは非表示にできるようです。