ドコモから楽天モバイルに乗り換える場合、ドコモの違約金や楽天モバイルの契約事務手数料が発生することはありません。しかし違約金はかからなくても、ドコモ解約月の料金(満額)などが請求される場合があります。
本記事では、ドコモから楽天モバイルに乗り換える際に発生する料金について詳しく解説。申し込み前の参考にしてください。
キャンペーン名(略称)とキャンペーンコード | 乗り換えで獲得できる楽天ポイント |
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三木谷キャンペーン(2798) |
1万4000ポイント |
楽天モバイル紹介キャンペーン(1784) |
1万3000ポイント |
他社から乗り換えキャンペーン(2091) | 1万ポイント |
初めての申し込みキャンペーン(1173) | 3000ポイント |
楽天カード会員限定キャンペーン(1234) | 3000ポイント |
楽天銀行会員限定キャンペーン(2660) | 3000ポイント |
ただいまキャンペーン(2207) | 2162ポイント |
もう1回線申込みキャンペーン(2331) | 3000ポイント |
ドコモから楽天モバイルへの乗り換えで違約金はかからない
結論として、ドコモを解約しても違約金は原則として発生しません。2021年10月1日に、契約解除料(違約金)が廃止されました。
2022年7月に実施された「電気通信事業法施行規則」の改正(※PDF)で消費者保護ルールが強化され、2年縛りの撤廃と違約金(契約解除料)を契約者に請求できなくなったことが影響していると考えられます。

ただし、2025年7月1日以降に個人名義で契約した回線を1年以内に解約した場合、例外として契約解除料(違約金)が請求されます。2025年3月1日~2025年6月30日までに契約した回線についても、利用実態がない回線や1年以内の解約は契約解除料(違約金)が発生します。
契約解除料(違約金)が発生するケースでの契約解除料は最大1100円です。月額1100円未満の料金プランに加入している場合は、料金プランの月額と同額の請求となります。
利用実態が存在するか否かはドコモの判断となりますが、同一名義で短期間に契約と解約を繰り返すなど、通常利用を目的としていない回線に対して発生する違約金であると考えられます。そのため、1年以上通常利用をしている回線であれば、ドコモ解約時の違約金を心配する必要はないでしょう。
ドコモからのMNP転出は原則無料
2021年4月1日に「携帯電話・PHSの番号ポータビリティの実施に関するガイドライン」(※PDF)が改正され、MNP転出は原則として無料になりました。そのため、ドコモからのMNP転出料は無料となっています。
なお、ドコモと楽天モバイルはいずれもMNPワンストップに対応しています。MNPワンストップとは、他社の回線に乗り換える際に従来必要だった「MNP予約番号」を発行することなく乗り換えられる制度のこと。ドコモから楽天モバイルに乗り換える際はMNP予約番号の発行が不要なので、スムーズに乗り換えられます。
楽天モバイルの契約事務手数料は無料

楽天モバイルの契約事務手数料は無料です。2020年11月4日までは契約時に3300円の事務手数料が発生していましたが、現在は契約事務手数料が撤廃されており、新規申し込みと乗り換え(MNP)のどちらで申し込む場合も契約事務手数料は発生しません。
また、Webサイトおよび店舗での申し込みのどちらも契約事務手数料は無料です。Webサイトからの申し込みが不安な場合、楽天モバイルの店舗でスタッフと相談しながら手続きをするとよいでしょう。
楽天モバイルの店舗では、店舗限定キャンペーンが実施されていることもあるため、店舗に足を運ぶ前にチェックしておいてください。
ドコモから楽天モバイルへの乗り換えで発生する違約金以外の料金
前述したように、ドコモから楽天モバイルへの乗り換えには違約金や事務手数料が発生しません。しかし、乗り換え時に別の料金が発生するケースがあります。思わぬ料金が請求されてしまったという事態に陥らないためにも事前にチェックしておきましょう。
ドコモ最終月の日割り料金(満額請求)
ドコモ最終月(解約月)の月額料金は日割りされず、満額請求となります。ドコモから楽天モバイルに乗り換え(MNP)をした月は、ドコモ最終月の月額料金と楽天モバイルの初月料金が二重で請求されます。
ドコモの料金の締め日は月末です。「5分通話無料オプション」や「かけ放題オプション」といったオプションサービスに加入している場合、解約月のオプション料金は日割り計算されません。

月末近く(23日~26日)に乗り換えるのがおすすめ
ドコモから楽天モバイルへの乗り換えは、ドコモの締め日である月末近く(23日~26日)におこなうのがおすすめです。
締め日を跨いでしまうと、乗り換え元のドコモで翌月分の料金がまるごと発生してしまいます。不備などで手続きがスムーズに進まないことを考慮し、余裕のあるスケジュールで乗り換えの手続きをしましょう。
端末の残債(分割代金)

MY docomoにて端末代金の残り支払い回数や支払い金額が確認できる
ドコモで端末を分割購入した場合、残債が残っていれば解約後もドコモから分割代金を請求されます。分割代金の残り支払い回数は、My docomoからdアカウントでログインして確認ができます。残債の一括精算はドコモショップ・d gardenにて受け付けをしています。
なお、解約するドコモ回線と紐づいているdアカウントは、ドコモ回線の解約後も利用でき、「ドコモメール持ち運び」サービスの申し込みなどにも必要です。ドコモのキャリアメールを楽天モバイルでも使いたい人は、解約後もdアカウントを削除しないようにしてください(後述)。
ドコモから楽天モバイルに乗り換える手順と注意点
ドコモから楽天モバイルに乗り換え(MNP)をする手順は以下の通りです。楽天モバイルへのMNP転入をおこなう前にドコモで解約手続きをしてしまうと、使用中の電話番号が失効してしまう恐れがあるため、手続きの手順には注意してください。
- 楽天モバイルのWebサイトから申し込みページにアクセス
- 楽天IDでログイン
- Rakuten最強プランを選択
- 15分かけ放題オプションの有無を選択
- SIMのタイプを選択(SIMカードまたはeSIM)
- 本人確認を済ませる
- 他社からの乗り換え(MNP)を選択して電話番号を入力
- 支払い方法を選択
- 申し込みを確定させる
楽天モバイルからSIMカードなどが郵送で届き、楽天回線に回線切替の手続きをするまでの間はドコモの回線を利用することができます。
ドコモから楽天モバイルへの乗り換え方法については、以下の記事を参照してください。
ドコモから楽天モバイルへの乗り換えでよくある疑問と回答
ドコモから楽天モバイルに乗り換え(MNP)をする際に生じがちな疑問に回答していきます。
ドコモで購入した端末の残債が残っている場合は?
端末の残債は、ドコモから楽天モバイルへ乗り換え後もドコモから請求されます。
前述の通り、解約後もMy docomoからdアカウントでログインして残り支払い回数を確認できます。残債を一括精算したい場合は、ドコモショップ・d gardenにて手続きしてください。
ドコモから楽天モバイルに乗り換えるベストタイミングは?
ドコモの締め日は月末になるため、月末近くに乗り換えるのがベストタイミングといえます。
前提として、乗り換え初月はドコモ最終月の月額料金に加え、楽天モバイルの月額料金どちらも満額請求されます。
楽天モバイルに乗り換える際は、月末近く(23日~26日)に乗り換えを目安に乗り換えをするとよいでしょう(前述)。締め日を跨がないようにスケジュールに余裕を持って乗り換え手続きをおこなってください。
ドコモのキャリアメールは楽天モバイルでも使える?
ドコモの「ドコモメール持ち運び」サービスに申し込むと、楽天モバイルでも継続してキャリアメールの利用ができます。
ドコモの「ドコモメール持ち運び」サービスは、回線の解約後も引き続きドコモのメールアドレスを利用できる有料サービス。ドコモ回線の解約時に同時申し込みができ、解約後も31日以内であればMy docomoから申し込みができます。
1メールアドレスあたりの料金は月額330円です(初回申し込み日から31日間は月額使用料が無料)。My docomoにログインする際はdアカウントが必要なので、「ドコモメール持ち運び」サービスを利用する人は、解約後もdアカウントまで削除しないようにしてください。

楽天モバイルでは、契約者が無料で使えるキャリアメール「楽メール」を提供しています。「メールアドレス持ち運び」サービスの利用料が負担に感じる人は、「楽メール」への移行も検討してください。