Amazonのほしいものリストは本当に「匿名」でやりとりできるのか試してみた

匿名で送るために必要な作業を全部紹介

Amazonの「ほしいものリスト」は、住所や氏名を明かすことなく「匿名」でプレゼントを送り合えるのが特徴のひとつです。とはいえ、初めてほしい物リストを利用する人は「本当に匿名で届くのか」「住所などはバレないのか」など不安に感じるはず。

そこで今回、実際にAmazonの欲しいものリストを公開して商品を送り合い、完全匿名でのやりとりが可能なのか検証してみました。

実際に「匿名」でのやりとりが可能なのか検証

さっそく、本当に匿名でやりとりができたのか、「欲しいものリストを公開する側」と「欲しいものリストから商品を送る側」に分けて、それぞれ検証結果を紹介します。

なお、ここで紹介するのは、公開する側も送る側も、後述する手順どおりに対策を施した上での結果です。ただ単にほしいものリストから送るだけでは同じ結果にならない可能性があるので、注意してください。

ほしいものリストを「公開する側」のプライバシーは守られたか?

ほしいものリストを公開する側について、限りなくプライバシーに配慮された仕様にはなっているものの、完全な匿名とはいえない結果となりました。

お届け先住所には都道府県のみが表示される

上の画像は、他人が公開している欲しい物リストから商品を注文し、届け先を選択する際の画面です。住所は都道府県までしか表示されないうえ、氏名をニックネームに変更すれば名前も非公開にできました。

なお、「都道府県すら公開したくない」という人もいるかもしれませんが、残念ながら仕様上それはできないようです。

Amazon以外の配達業者が配送する場合、お問い合わせ伝票番号からおおよその住所が分かってしまう可能性がある

もう1点、気になるのがトラッキングID(お問い合わせ伝票番号/追跡番号)の仕様です。

通常、Amazonで商品を注文すると、注文履歴や発送通知メールにトラッキングID/お問い合わせ伝票番号が表示されます。注文履歴で配送状況を確認したり、このトラッキングIDを各配送業者の専用サイトで検索したりすると、荷物の所在地がわかる仕組みになっています。

しかし2022年9月現在、ほしいものリストから注文した商品については、送り主にトラッキングIDやお問い合わせ伝票番号が表示されないようになっています。

実際、ほしいものリストから注文した商品は、注文履歴にも通知メールにもこれらの情報が表示されず、荷物の所在地などは分かりませんでした。

また、クロネコヤマトメンバーズに登録している場合、配送日間近になるとLINEやメールで配送状況が通知されます。

ほしいものリストから注文した場合、これらの通知は注文した人ではなく「公開した人」に届きました。あくまで「クロネコヤマト」の例ですが、こういった宅配業者による通知から相手に配送場所を探られる心配もなさそうです。

ただ、商品が届く予定日になると「お届け予定」の通知メールが注文者に届き、ここで問い合わせ伝票番号が知らされてしまう仕様になっています。

この点、Amazonが配送する荷物については、問い合わせ伝票番号が表示されていたとしても荷物の所在地は非公開のままで注文者に知られることはありません。

一方、クロネコヤマトなど外部の配送業者の場合、問い合わせ伝票番号を各宅配業者のサイトに入力すると、荷物の所在地が分かってしまいます。配送センターの名前からおおよその住所がバレてしまう可能性が高く、完全な匿名とはいえない結果となっています。

ほしいものリストから商品を「送る側」のプライバシーは守られたか?

一方、送る側の個人情報も基本的には守られる仕様になっているといえます。

送り主の情報などは通知されなかった

ほしいものリストから商品を注文しても、ほしいものリストを「公開した側」には送り主の情報などは一切通知されません。

というより、今回の検証では公開した側は何も知らされませんでした(サプライズ設定はオフにしていたのですが)。商品が手元に届いて初めて、誰かがほしいものリストから注文してくれたことを知ります。

「公開した側」の注文履歴にも商品の情報は表示されないので、「後から領収書を発行して住所を探られる」といった心配もないでしょう。

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配送ラベルや納品書にも送り主の住所や氏名は記載されなかった

クロネコヤマトが配送した商品のラベル

クロネコヤマトおよびAmazon配達員の配送で届いた商品のラベルには送り元に「Amazon.co.jp」と記載され、送り主の氏名や住所などは記載されていませんでした。

また、納品書や出荷明細書といった注文者の個人情報が印字されている書類も同梱されていませんでした

ただし、販売元や出品者、配送業者によっては送り主の情報が表示されてしまう可能性もゼロではありません。

特に、支払い方法に「クレジットカード」を選択すると、納品書や発注明細書が同包された場合に支払い方法に紐付いた請求先情報(氏名や住所)が記載されてしまう可能性があるようです。

確実に匿名で送りたい際は、Amazonギフト券チャージタイプで支払うのがおすすめ。クレジットカードを使って、その場ですぐ必要な分をチャージして支払いに利用できます。

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匿名でほしいものリストを公開して商品を受け取る方法

ここでは、ほしいものリストを「公開する側」に必要な手順をまとめました。

ほしいものリストを作成する

まずは、Amazonで欲しいものリストを作成しましょう。

Amazonのウェブサイトにアクセス・ログインしたら、人形アイコンをタップ。展開したメニューでほしい物リストを選択してください。

チュートリアル画面されるので、リストを作成するをタップ。続く画面でリストの名前を入力してください。なお、ほしいリストの名前は他人にも表示されます。本名などは記載しないように注意してください。

欲しいものリストは複数作成できます。「○○用」などと分かりやすくネーミングしておくと使い分けるのに便利でしょう。

ほしいものリスト専用の届け先を設定する

リストからプレゼントを贈ってくれる人のために、住所を登録しておきましょう。この登録操作をしていないと、リストから商品を購入する際に注文者が手動で入力することになってしまいます。

ほしい物リストのページに進み、右上のメニューボタン​から[リストの設定]をタップ。

「お届け先住所」の項目で[登録しない]部分をタップし、新規作成するを選択します。

氏名の部分をタップし、ニックネームや愛称を入力しましょう。あとは、自身の住所を入力してこの住所に配送するボタンを押せば、住所の登録は完了です。

前述したように、相手側にはニックネームと住所の都道府県のみ表示されます。

リストを公開、もしくはリンクをシェア設定にする

「リストを管理」画面に戻ったら、[公開/非公開]の項目をタップして「公開」もしくは「リンクをシェア」に設定しましょう(どちらでも効果はあまり変わりません)。

最後に「受取人」の項目をニックネームに変更し、「お届け先住所」に記載されている住所が間違いないことを確認します。その後、右上の変更を保存ボタンをタップしてください。

このとき、 「第三者の出品の商品の発送同意書」のチェックは外しておくことをおすすめします。第三者(Amazon.co.jp以外の出品者)が発送する商品は、ほしいものリスト公開者のプライバシーが完全に守られない可能性があるためです。

欲しいものリストに商品を追加する

ほしいものリストの設定ができたら、リストに商品を追加していきましょう。

手順はいたって簡単で、商品ページの今すぐ買うボタンの下にある[ほしいものリストに追加する]をタップするだけ。あとは、先ほど作成したリストを選択すれば、追加完了です。

欲しいものリストのリンクをコピーして共有する

最後に、ほしいものリストへのリンクを任意の場所に共有しましょう。

前述と同じ要領でほしい物リストのページにアクセスしたら、[招待]をタップして[表示のみ]を選択します。

[リンクのコピー]を選択して、任意のツールに貼り付けましょう。ここではTwitterを選択しました。

これで受け取る側の作業は完了です。リストに追加した商品が送られてくるのを待ちましょう。

ほしいものリストから匿名で商品を送る方法

続いて、ほしい物リストの商品を匿名で送る手順を紹介します。

相手の欲しいものリストにアクセスする

共有されたリンク(URL)をタップして、相手のほしいものリストにアクセスします。Amazonへのログインが要求された場合は、自身のアカウント情報を入力してログインしてください。

ギフト設定をオフにした上で「レジに進む」ボタンをタップ

欲しいものリストの中から贈りたい商品を選択し、カートに入れるレジに進むの順にタップします。

このとき、匿名で贈りたい場合は「ギフトの設定」をオフにしておくことをおすすめします。ギフトの設定になっていると、外箱の送り状シールや同包される納品書に「贈り主」として注文者の名前や住所が記載されてしまう可能性が高くなるからです。

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ギフト用に指定された住所を選択する

お届け先住所の選択画面が表示されたら、「ギフト用に登録された住所」を選択してこの住所に届けるボタンをタップしましょう。住所は都道府県までしか表示されない上、氏名もニックネームの場合がありますが、注文すればきちんと届くようになっています。

なお、「ギフト用に登録された住所」が表示されない場合、手動で住所を入力しなければなりません。相手に連絡を取り、ほしいものリスト用の住所を登録してもらうか、住所を教えてもらうかしてください(住所の登録方法は前述を参照ください)。

支払い方法を選択する(クレジットカード以外がおすすめ)

続いて、支払い方法を選択します。確実に匿名で配送したい場合は、クレジットカード/デビットカード以外の方法を選ぶことを推奨します。

クレジットカードを選択すると納品書や発注明細書が同包された場合に、支払い方法に紐付いた請求先情報(氏名や住所)が記載されてしまう可能性があるからです。

とはいえ、クレジットカード以外の支払い方法を登録していない人も多いでしょう。その場合は、Amazonギフト券のチャージタイプを利用するのが便利です。

Amazonギフト券チャージタイプとは、一般的な「額面使い切り型」ではなくサイト内の購入ページから都度自身のアカウントに入金する形式のAmazonギフト券。クレジットカードを使って、その場ですぐ必要な分をチャージして支払いに利用できます(100円から50万円まで1円単位でチャージ金額を指定可能)。

Pay-easy(ペイジー)やコンビニ払いのような手間はかかりませんし、代引きのように手数料も発生しません。匿名で送る場合に最適な支払い方法といえます。

さらに、現在、Amazonプライム会員に限りクレジットカードによる5000円以上のチャージで0.5%のAmazonポイントが還元されるお得なキャンペーンが開催中(2022年12月31日まで)。プライム会員なら利用しない手はないでしょう。

Amazonギフトチャージタイプの購入方法

まずは、Amazon公式サイトのギフト券チャージタイプ購入ページにアクセスします。

購入画面が開いたら、チャージ金額を指定します。100円から50万円まで間で金額を自由に設定できますが、ポイント還元の対象となるには1回で5000円以上をチャージしなければなりません。注意してください。

金額が指定できたら、今すぐ購入ボタンを押しましょう(このボタンを押してもすぐに決済が完了するわけではありません)。

支払い方法の選択画面が表示されたら、クレジットカードを選択して続行をタップしましょう。

注文確認画面が表示されたら下にスクロールして、クーポンコード「F4CP4Y5GRTY7」を入力して適用を押してください(プライム会員が5000円以上をチャージすると0.5%のAmazonポイントが還元されます)。最後に、注文を確定するボタンをタップすれば完了です。

請求先住所を選択する

続いて、請求先情報の入力を求められます。ここは、いつも使っている自身の自宅住所を指定しましょう。

注文情報を確認して確定する

最後に、届け先や支払い方法を確認したうえで、注文を確定するボタンをタップしましょう。「確定されました」の画面で送り相手の名前が記載されていれば注文は完了です。

EDITED BY
MOEGI