Amazonのギフト注文とは?──ラッピング包装や送り主、価格の記載などプレゼントの仕様を検証
対面で人と会う機会が減ってしまった今、プレゼントを渡したくても渡せない人が多いのではないでしょうか。
そんなとき、便利なのがAmazon.co.jp(アマゾン)の「ギフト注文」です。相手に商品を郵送で届けてくれるだけでなく、ラッピングやメッセージカードなどのサービスも充実しています。
本記事では、Amazonのギフト注文がどのようなサービスなのかを紹介した上で、プレゼントを送る手順を詳しく解説します。実際にどのような形で相手の手に届くかも検証しているので、ぜひ参考にしてください。
Amazonの「ギフト注文」とは?
Amazonの「ギフト注文」とは、商品をラッピングしたり、値段を非表示にしたりと、プレゼント仕様にして相手の住所に届けてくれるサービスです。
「Amazon.co.jp」が販売する商品は、基本的にギフト注文に対応しています。Amazonマーケットプレイスの商品でも、ショッピングカートの画面で「ギフトの設定」のチェックボックスがある場合、ギフト注文が利用できます。
ラッピング・のしシールでの梱包が可能
ギフト注文をすると、好みのギフト包装で商品を包んで送れます。包装は「袋のラッピング(税込354円)」と「のしシール(同157円)」の2種類があり、いずれも有料です。
ただし、袋のラッピングは商品のサイズや重量、形状によって対象外となるケースもあるので、購入前に商品説明をよく確認する必要があります。
また、ギフト包装は商品一点ごとに適用されるため、複数商品を一つのラッピングでまとめることはできません。複数商品をラッピングしたい場合は、商品の数だけラッピングを購入しなければならず、注意が必要です。
無料でメッセージを添えられる
ギフト注文すると、無料で商品にメッセージを同封できます。
メッセージといっても、レシートのような紙に文字が書かれているだけのシンプルなもの。しかし、気持ちを伝えづらいオンラインでのプレゼントでは、嬉しいサービスといえるでしょう。
袋のギフトラッピングを選択した場合は、メッセージをカードに印刷して付けてくれます(袋代は別途税込354円)。
価格は記載されない(領収書は同包されない)
プレゼントした商品の値段があからさまに表示されてしまうのは避けたいところ。
その点、Amazonでギフト注文した場合は「出荷明細書」もしくは納品書が同梱されますが、商品の価格は記載されない仕様になっています。ただし、腕時計、財布など商品によっては、値札が取り外せない場合があるようです。
匿名で送りたい場合にはギフト注文は向かない
ほしいものリストから注文するとき相手の住所は隠される
Amazonでギフトを贈る際、「ほしいものリスト」から注文すれば、受け取る側の個人情報(氏名や住所)を隠したままプレゼントできます。
一方でギフト注文をすると、贈る側は相手(受け取る側)に氏名や住所が知られてしまう可能性が高くなっています。
まず、ギフト設定で注文した商品は、配送ラベルに分かりやすく贈り主の名前が印字されます。
同包される出荷明細書・納品書にも、送り主の住所と名前が記載されます。後述するように、支払い方法によって贈り主が表示されないケースもあるようですが、確実に匿名で送れる保証はありません。
とはいえ、ギフト設定にしなければ匿名で贈ることも可能です。以下の記事を参考に、手順を確認してください。

Amazonでギフト注文(プレゼント)する手順
Amazonでギフト注文する手順を注意点を踏まえながら解説していきます。
1ショッピングカート画面で「ギフトの設定」にチェックする
通常のアマゾンでの買い物時と同様にカートを商品に入れ、ショッピングカート画面に移動します。[ギフトの設定]にチェックを入れ、[レジに進む]を選択してください。
このとき、必ずカート内にプレゼントしたい商品だけが入っているようにしてください。複数の商品を1つのラッピングにまとめることはできません。
2プレゼントしたい相手の名前と住所を入力する
届け先住所の選択画面が表示されるので、[住所を追加する]ボタンをタップし、商品を送りたい相手の住所を入力しましょう。
もし住所入力を省略したい場合は、「ほしいものリスト」を相手に公開してもらい、リストから商品を注文すると便利です。
3ラッピングの種類を選択してメッセージを記入(任意)
ギフトメッセージの入力欄が表示されるので、91字以内で自由にメッセージを入力しましょう。
差出人の部分にはデフォルトでAmazonへの登録名が表記されますが、ニックネームや愛称に変えられます。ただし、特殊文字は文字化けするため、使用しないでください。
続いて、ラッピングの種類・色を選びます。前述したように、「袋のラッピング(税込354円)」と「のしシール(同157円)」の2種類が用意されています。
すべて設定できたら、[次に進む]をタップしてください。
4発送方法・配達日時を選択する
ギフト注文した商品の配送日時を設定します。
相手の環境(宅配ボックの有無)や状況に合わせて、なるべく受け取りやすい日程・時間帯を指定しておくと親切でしょう。
5支払い方法を代金引換以外に設定
注文の確認画面に移動したら「支払い情報」の項目を確認します。
「代金引換(代引き)」に設定していると、プレゼントを受け取る相手が商品代を支払わなければなりません。当然プレゼントには不向きなので、設定しないように注意しましょう。
またAmazonのヘルプでは、以下いずれかの支払い方法になっていると、配送ラベルおよび納品書に贈り主(あなた)の名前が記載されないと案内されています。
以下の場合には、ギフト設定をしていても、配送ラベルおよび納品書にお届け先(=ギフトを受け取られる方)の情報が記載されます。贈り主(注文者)は記載されませんのでご留意ください。
- お支払い方法がコンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払い、携帯決済の場合
- 全額をAmazonギフト券で支払う場合
- 全額をAmazonポイントで支払う場合
差出人不明の荷物が届くと相手が不審に思って受け取らない可能性もあるので、上記の支払い方法を選ぶ場合は、事前に届け先の相手に知らせておくのがおすすめです。
Amazonのヘルプには上のように記載されているものの、筆者が検証のため全額Amazonギフト券支払いでギフト注文した際は、納品書と配送ラベルに贈り主の氏名と住所がしっかりと記載されていました。基本的にギフト注文の場合は贈り主が記載されるようなので、支払い方法をそこまで気にする必要はなさそうです。
6ギフト注文を確定する
注文確定ボタンの下に「ギフトラッピング」ときちんと表示されていることを確認したうえで、[注文を確定する]ボタンをタップしましょう。
「確定されました」の画面で、プレゼントしたい相手の住所が記載されていればギフト注文完了です。
ギフト包装の仕様をレビュー
ここからは、実際にAmazonでギフト注文した商品がどんな状態で届くのかを詳しくレビューします。なお、今回は袋ラッピングを選択しました。
外箱や配送ラベルへの記載はどうなっている?
外箱はAmazonの通常の配送と同じダンボールで届きます。ギフト注文の場合は配送ラベルに「このお届け物はギフト(贈物)です 贈り主:○○」とわかりやすく記載されています。
ラッピングのクオリティは?
外箱を開けると、梱包材とラッピングされた商品が出てきます。不織布素材の袋に商品が入っており、リボン・カードもしっかり付けられていました。雑貨店などで施してもらうラッピングに劣っている印象はありません。
同包されている納品書・注文明細書には何が書かれている?
ギフト注文をすると、レシートのような形状の納品書・注文明細書が同包されます。
納品書・注文明細書には、注文時に記入したメッセージと贈り主の情報などが記載されています。商品名や販売元などの情報は記載されていましたが、商品の値段は書かれていませんでした。