「楽天ポイント利息」は、貯めた楽天の通常ポイントを「利息プラスポイント」として預けることで、利息のポイントを毎月受け取れるサービスです。月末時点の預け入れポイント残高に応じて、翌月5日に利息が付きます。
「利息プラスポイント」はいつでも引き出し可能で、なおかつ減るリスクがないので安心してポイント活用を始められます。一方で、利率が年利0.108%のため、大きく増やすには不向きでもあります。
この記事では、楽天ポイント利息の始め方や注意点、楽天ポイント利息や利息プラスポイントについてよくある疑問と答えについてまとめました。
「楽天ポイント利息」とはどんなサービス?
ここでは、「楽天ポイント利息」がどのようなサービスなのかについて解説します。
預けたポイント数(利息プラスポイント)に応じて利息がつく無料サービス
楽天の「ポイント利息」とは、月末(末日23時59分59秒)までに預け入れた楽天ポイントに対して月0.009%(年0.108%)の利息でポイントが追加されるサービスです。仕組みとしては銀行の預金に近く、ポイントを「利息プラスポイント」としてポイント利息に預けることで、利息分のポイントが付与されます。
預け入れや引き出しに手数料はかからず、必要なときには1ポイントから引き出せるため、普段の買い物で貯まったポイントを無駄なく活用したい人にとって利用しやすい仕組みです。
ポイントは減るリスクがなく、放ったらかしで増やせる
楽天ポイント利息では、預けたポイントが減ることはありません。
似たサービスとして「楽天ポイント運用」がありますが、こちらは投資信託の値動きに合わせてポイントが増減するため、元手となるポイントが減る可能性があります。一方、楽天ポイント利息は預けたポイント(元本)はそのまま維持され、利息分のポイントだけが上乗せされる仕組みです。
そのため、損をせずにポイントを増やしてみたい人や投資のような値動きが不安な人にとって、安心して始めやすいサービスといえます。
また、ポイントを預けて利息を受け取るだけなので、気軽に始められることもメリットです。ポイントを自動で預け入れる「貯めトク」モード(自動追加)をオンにしておけば、あとは特に何の操作もしなくてもポイントが増えていきます。
ついた利息は翌月5日に進呈
ポイント利息は、月末(末日23時59分59秒時点)までに預け入れた利息プラスポイントの残高に応じて利息が計算されます。算出された利息分のポイントは翌月5日に付与されます。
利息は小数点以下も含めて計算されますが、1ポイント未満の端数は翌月に繰り越されます。この端数については、合計で1ポイント以上になったタイミングで進呈される仕組みです。
預けたポイントはいつでも引き出し可能
利息プラスポイントの引き出しは、専用ページで1ポイント分からおこなえます。操作自体はシンプルで、引き出したいポイント数を入力して確定するだけです。
「利息プラスポイント」の仕組みと特徴
ここでは、「利息プラスポイント」について詳しく解説します。
利息プラスポイントとは?
楽天ポイント利息に預けている楽天ポイントのことを「利息プラスポイント」と呼びます。また、毎月月末時点の利息プラスポイントを元本として、翌月に進呈されるポイントも利息プラスポイントです。
追加できるポイントは通常ポイントのみ、1ポイントから追加・引き出し可能
楽天ポイントには「通常ポイント」と「期間限定ポイント」があり、両者は有効期限などの点で異なります。
このうち、楽天ポイント利息に預けられるのは「通常ポイント」のみです。期間限定ポイントやキャンペーン特典ポイントは追加できません。また、他社ポイントから交換して獲得した通常ポイントも預け入れ対象外となるため注意が必要です。
通常ポイントは、楽天市場での買い物や楽天カードの支払い、楽天スーパーDEALなどで日常的に貯められるポイントです。普段の買い物で自然に貯まったポイントを、そのまま利息として増やせる仕組みになっています。
利息プラスポイントとして預け入れたポイントは、前述した通り、必要に応じて1ポイントから追加・引き出しが可能です。追加・引き出しをしたいポイント数を入力して確定するだけで、いつでも追加・引き出しできます。
「貯めトク」モードで自動的にポイントが増える
「貯めトク」モードとは、獲得した楽天ポイントを楽天ポイント利息に自動で預け入れる機能のことです。この機能をONにすると、日々の生活で獲得した通常ポイントがただ貯まるだけでなく、利息がついて増える状態になります。
貯めトクモードをONにすることにより、毎日14時より順次、所持している通常ポイントがすべて自動的に利息プラスポイントに追加されます。なお、貯めトクモードONの状態でも、ポイントはいつでも引き出せます。
ポイント追加の上限額は楽天会員ランクで変わる
楽天の会員ランク一覧
楽天の会員には、楽天ポイントの獲得数と獲得回数によって決まる、レギュラーからダイヤモンドまでの5段階の会員ランクがあります。このうち、レギュラーランクからプラチナランクまでの会員と、ダイヤモンドランクの会員とでは利息プラスポイントにポイントを追加するときの上限額が異なります。
利息プラスポイントにポイントを追加する場合、1回の上限額は3万ポイント(ダイヤモンド会員は50万ポイント)、1日の追加および引き出し回数の上限は合計10回と定められています。
なお、楽天ポイントには「ポイント利用可能サービス」での利用額を合算して、毎月10万ポイントまで(ダイヤモンド会員は50万ポイントまで)に制限するポイント利用の月間上限がありますが、ポイント利息へのポイントの追加は、このカウントからは除外されます。
利息は年利0.108%で、大きく増やすには不向き
楽天ポイント利息は、年利0.108%(=月利0.009%)と利率が低いため、ポイントが大きく増えることは期待できません。実際にどれくらい増えるのか、具体的に試算してみましょう。
| 預けるポイント数 | 月に増える利息(目安)※ | 1年間で増える利息(目安)※ |
|---|---|---|
| 1000ポイント | 約0.09ポイント | 約1.08ポイント(=約1ポイント) |
| 5000ポイント | 約0.45ポイント | 約5.4ポイント(=約5ポイント) |
| 1万ポイント | 約0.9ポイント | 約10.8ポイント(=約10〜11ポイント) |
※利息=預けたポイント残高 × 利率
※月利の小数点以下は繰り越され、1ポイント以上になった時点で付与
たとえば、月末時点で1万ポイントを預けていた場合、翌月分の利息は約0.9ポイントです(利息は1ポイント以上になったタイミングで付与されるため、その月は付与されず翌月に繰り越されます)。年利で考えても、1万ポイントを1年間預けて増えるのは約10ポイントほどです。
このように、利率が低いためポイントが大きく増えるわけではありません。運用による増減の手応えをしっかり感じたい人には、やや物足りないサービスといえるでしょう。
「楽天ポイント利息」の始め方と解除方法
ここでは、「楽天ポイント利息」を始める手順と、解除する手順について解説します。
「楽天ポイント利息」の始め方
[「貯めトク」モードをONにする]をタップ
「貯めトク」がONになる
楽天ポイント利息の始め方は難しくありません。楽天ポイント利息の専用ページにアクセスし、[貯めトクモードをONにする]をタップしてください。すると、楽天ポイント利息のページに遷移します。このとき、「貯めトク」がONになっていれば完了です。
「貯めトク」を手動でONにする
「貯めトク」がONになっていない場合は、手動でONにしてください。
これでポイントが自動で追加されるようになります。
楽天ポイント利息の管理画面
楽天ポイント利息通帳
楽天ポイント利息の管理画面は必要な情報がまとまったシンプルな構成で、次のような操作が可能です。
- 貯めトクモードのON/OFF切り替え
- 預け入れているポイント数の確認(残高はリアルタイム反映)
- 手動でのポイント追加
- ポイントの引き出し
- 追加・引き出し・利息付与の履歴(ポイント利息通帳)確認
相場やチャートを見ながら判断する必要はなく、「預ける」か「引き出す」かのシンプルな操作で完結します。
楽天ポイント利息の引き出し方
利息プラスポイントとして預けている状態のポイントは、楽天市場での買い物をはじめとする日々の支払いで使用することができません。ポイントを使いたい場合は、一度引き出す必要があります。
[ポイントを引き出す]をタップ
引き出したいポイント数を入力後、[確認する]をタップ
利息プラスポイントを引き出すときは、ポイント利息の専用ページから次の手順で操作します。
- [ポイントを引き出す] をタップ
- 運用中のポイントから、引き出したいポイント数(1ポイント以上)を入力
- をタップ
[引き出しを決定する]をタップ
ポイントが引き出された
をタップしたら、ポイントの引き出しは完了です。
ポイントの自動追加が一時的にOFFになる
楽天ポイント利息の管理画面には、引き出したポイント分を差し引いたポイント額が、利息プラスポイントとして表示されます。また、ポイントの自動追加が一時的にOFFになります。
ポイントを引き出すと、ポイントの自動追加が一時的にOFFになる
引き出しをおこなうと「貯めトク」モード(自動追加)は一時的にOFFになりますが、手動でのポイント追加は可能です。自動追加は3日後に自動で再開しますが、再開までにポイントを追加したい場合は管理画面の[↑今すぐ追加する]から手動で追加してください。
ポイント利息を解除する方法
楽天ポイント利息の解除方法には、ポイントの自動追加(貯めトクモード)だけを止める場合と、楽天ポイント利息自体の利用をやめる場合の2通りがあります。
自動追加(貯めトクモード)をOFFにする
「貯めトク」をOFFにする
[貯めトクモードをOFFにする]をタップ
楽天ポイント利息を利用すると、初期設定では「貯めトクモード」がONになっています。
この貯めトクモードは、保有している通常ポイントを自動的に利息プラスポイントとして預け入れる仕組みです。便利な反面、知らないうちにポイントが移動しているように見えて、「勝手にポイントが追加されているのでは?」と誤解してしまうケースもあります。
自動追加を解除したい場合は、「貯めトクモード」のトグルをOFFにするだけで停止可能です。ただし、貯めトクモードをOFFにしたあとは、必要なタイミングで手動でポイントを預け入れる必要があります。自動で預けられなくなるため、ポイントを効率的に増やしたい場合は、手動追加を忘れないようにしましょう。
利息プラスポイントをすべて引き出す
画面左上の楽天ポイントクラブのアイコンをタップする
「利息プラスポイント」が0になっていることを確認
楽天ポイント利息を完全にやめたい場合は、まず「利息プラスポイント」にある運用中のポイントをすべて引き出します(手順は前述)。
引き出し後は、画面左上の楽天ポイントクラブのアイコンをタップしてトップページに戻りましょう。そこに表示される「利息プラスポイント」が0になっていれば、楽天ポイント利息の解除は完了です。
「楽天ポイント利息」や「利息プラスポイント」についてよくある疑問と答え
ここでは、楽天ポイント利息や利息プラスポイントについてよくあがる疑問に答えています。
楽天の利息プラスポイントが引き出せないのはなぜ?
システムメンテナンスや通信状況により、一時的に操作できなくなっている可能性があります。
利息プラスポイントが引き出せない場合は、まずシステムメンテナンス中でないかどうかを確認してみましょう。楽天ポイントクラブや楽天全体でのメンテナンス時には、一時的に引き出しできない場合があります。
また、ブラウザの再読み込みや別の端末での操作を試すのも有効です。それでも解消しない場合は、楽天のお客様サポートセンターに問い合わせしてみましょう。
追加したポイントはキャンセルできる?
いいえ、できません。
ポイントを追加すると、即時で利息プラスポイントの残高に反映されます。そのため、操作のキャンセルはできません。ただし、追加したポイントはいつでも引き出し可能なので、前述の手順に従って引き出すことで追加前の状態にすぐ戻せます。
利息を現金で受け取ることはできる?
いいえ、できません。
楽天ポイント利息は、銀行の預金に近い仕組みではあるものの、あくまでポイントに対してポイントを付与するサービスであり、金融サービスではありません。利息を現金で受け取ったり、換金することは不可能です。
「楽天ポイント定期」との違いは?
利率と追加・引き出しの制限が異なります。
「楽天ポイント定期」も楽天ポイント利息と同じように、預け入れた通常ポイント額に応じて利息のポイントが進呈されるサービスです。預け入れから2年が経過した月末を満期として、その翌月1日に年利0.5%の利息が2年分まとめて付与されます(預け入れた額の1%のポイントが付与されます)。
ただし、ポイント利息と異なるのは、ポイントの追加・引き出しの制限が多いという点。楽天ポイント利息は追加・引き出しともにいつでも1ポイント単位で可能ですが、ポイント定期の場合、ポイントを追加できる期間が利用を開始した月の末日までと制限されています。引き出しはいつでも可能ですが、解約という形で全額を引き出すことしかできません。また、2年が経過するまでに解約した場合は利息が一切つきません。
| 楽天ポイント利息 | 楽天ポイント定期 | |
|---|---|---|
| 利率 | 年利0.108% | 年利0.5%(満期利用の場合)(※1) |
| 利息の付与のタイミング | 毎月5日(※2) | 利用開始の2年後(※3) |
| 手数料 | なし | なし |
| ポイントの追加 | いつでも(1ポイント単位) | 利用を開始した月の末日まで(1ポイント単位) |
| ポイントの引き出し | いつでも(1ポイント単位) | いつでも(全額まとめての解約のみ) |
※1:利用開始から2年が経過した月の末日を満期とする(例:4月1日から開始した場合、2年後の4月30日)
※2:月末(末日23時59分59秒)までに預け入れた利息プラスポイントを元本として翌月5日に付与
※3:満期になった日の翌月1日に付与(例:4月1日から開始した場合、2年後の5月1日)
1万ポイントを預け入れた場合の2年後の利息は、楽天ポイント利息が約21.6ポイント(=1万ポイント×年利0.108%×2年)、楽天ポイント定期が約100ポイント(=1万ポイント×年利0.5%×2年)となります。
利率の比較からいえば、楽天ポイント定期のほうが高いですが、利息を受け取るには最低2年間預け続ける必要があるというデメリットもあります。所持しているポイントの額や、普段どれくらい楽天ポイントを使うかといった観点から自分に適したものを選ぶとよいでしょう。
ポイント利息に手数料はかかる?
いいえ、かかりません。
楽天ポイント利息を利用するうえで、手数料は発生しません。利用料金は発生せず、預け入れ・引き出しも無料です。