楽天カードの「家族カード」は、18歳以上で本会員と生計をともにする家族が所有できます。本会員と同様に楽天ポイントが貯まるほか、利用明細もすべて本カード会員に通知され、使い過ぎを防ぐことも可能。子どもが初めて持つクレジットカードとしても最適です。
この記事では、楽天家族カードのメリットやデメリット、作り方などについて解説します。
楽天家族カードとは?


楽天家族カードは楽天カードに追加で発行でき、本カード会員の18歳以上の生計をともにする配偶者・両親・子どもが所有できます。請求やポイントの管理がまとめられるほか、家族カードの利用明細が本カード会員に通知され、家計管理がしやすいのが特徴です。
年会費は永年無料。サブカードとして作成するのもおすすめです。ただし、「楽天銀行カード」「楽天カードアカデミー」「楽天ビジネスカード」「家族カード」会員が家族カードに申し込むことはできません。
対象者 | 18歳以上の生計をともにする配偶者(内縁の相手方・同性パートナー含む)・両親・子ども |
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年会費 |
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利用可能額 | 本カード会員の利用可能枠以内 |
デザイン・ブランド | 本カードと同じ |
発行可能枚数 | 本カード1枚につき2枚 |
サービス・保険 |
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楽天カードなら年会費無料、ゴールド/プレミアムの家族カード年会費は550円
楽天カードに付帯する家族カードの年会費は永年無料です。楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカード会員は年会費550円で家族カードが作成できます。
楽天ゴールドカードの年会費は2200円、楽天プレミアムカードの年会費は1万1000円です。安い年会費で上位カードの特典を共有できるという点で、家族カードを利用するメリットは大きいでしょう。また、家族カードの審査は本会員を対象におこなわれるため、通常なら上位カードの審査に通らない属性でも、家族カードなら作成できる場合があります。
ただし、家族カード会員は世界148カ国の空港ラウンジに対応するプライオリティ・パスの発行や、楽天プレミアムカードの「選べるサービス」特典を利用することはできません。
18歳以上の子どもに持たせられる

家族カードが持てるのは18歳以上の生計をともにする配偶者(内縁の相手方・同性パートナー含む)・両親・子どもです。なかでも、家族カードを子どもに持たせることを検討する人は多いでしょう。
たとえば進学のために離れて暮らす子どもや、留学のため海外で生活する子どもにとっても家族カードは便利です。家族カードで支払いをするたびに本会員にメールが届くほか、明細も確認可能。支払い内容が把握でき、使い過ぎや不正請求を防ぎやすくなります。また、家族カードには海外旅行傷害保険も付帯するため、海外でも安心。現金を持つリスクも軽減できます。
18歳以上なら高校生でも家族カードが発行できます。保護者が管理できる範囲内で持たせられるので、子どもが初めて持つクレジットカードとしてもおすすめです。
本カードと同様に楽天ポイントが貯まり、ポイントを家族間で移行できる

家族カードのクレジット利用でも本カードと同様、100円につき楽天ポイントが1ポイント貯まり、楽天市場でのショッピングでは還元率が3%になります。クレジットを利用した分のポイントは、本カード会員と合算されて本カード会員の楽天ポイント口座に進呈されます。家族カードに付帯している「楽天ポイントカード」を提示して貯めたポイントは、家族カード会員の楽天IDに進呈されます。
貯めたポイントは50ポイント以上1ポイント単位で家族に移行できます。本カード会員と家族カード会員、または家族会員同士でも移行可能。ただし、期間限定ポイントは対象外です。ポイント移行申請日から3日以内にポイントが加算されます。
ポイント移行サービスの対象カードは以下の通り。家族カードのポイント獲得やポイント移行には、家族会員自身での楽天e-NAVI登録が必要になります。
- 楽天カード
- 楽天PINKカード
- 楽天ANAマイレージクラブカード
- 楽天プレミアムカード
- 楽天ゴールドカード
- 楽天ブラックカード
- アルペングループ楽天カード
- その他上記と付帯する家族カード
請求は本カードと同じ口座からまとめて引き落とし

楽天カードでは、本会員のカードと家族カードの利用額は合算され、本会員の口座からまとめて引き落とされます。締め日は月末、引き落とし日は翌月27日ですべて共通です。ただし、楽天市場でのカード利用の締め日は毎月25日。26日~翌月末までに利用した分が翌々月27日に請求されます。
クレジット利用で獲得できる楽天ポイントは、家族カードと本カード会員の合算ポイントが本会員のポイント口座に進呈されます。
楽天家族カードの注意点・デメリット
楽天家族カードは付帯カードという特性上、本カードに比べて制限されている点がいくつかあります。たとえば本カードが何らかの理由で利用停止になった場合、楽天家族カードも同時に利用停止になります。このほか、家族カードを発行するにあたって知っておきたい注意点について解説します。
限度額は本カード会員の利用可能枠内
限度額とは、クレジットカードを利用できる上限金額です。利用額が引き落とされるたびに限度額はリセットされます。
楽天カードの限度額は最高100万円、楽天ゴールドカードの限度額は最高200万円、楽天プレミアムカードの限度額は最高300万円。ただし審査状況によって上限額は各々異なるほか、利用状況によっても限度額は変動します。
家族カードの場合、本カード会員の利用可能枠内でクレジット利用ができます。本カード会員と家族カード会員で限度額を共有するイメージです。利用可能枠を超えてしまった場合、どちらのカードも利用停止になってしまうので注意しましょう。
カードデザインや国際ブランドは本カード会員と同じものになる

カードデザインや国際ブランド(VISA、Mastercard、JCB、American Express)、楽天カードの種類は本会員と家族カード会員で同じものになります。
たとえば、本会員はVISA、家族会員はJCBなど、ブランドを個別に選択することはできません。異なるカードブランドにしたい場合、家族カードではなく楽天カードを追加発行する必要があります。
家族カードではETCカードを発行できない

楽天カードは、楽天ゴールドカードまたは楽天プレミアムカードユーザーと、会員ランクがダイヤモンドまたはプラチナ会員の場合は無料で、それ以外の会員は年会費550円でETCカードを発行できます。
ただし、いずれも家族カードではETCカードの発行はできません。
家族カードの利用明細は本カード会員に通知される

本カード会員の楽天e-NAVI画面。家族カードの明細も表示される
家族カードは、利用するたびにその明細が本カード会員にメールで通知されます。また、楽天カードのサービスサイト「楽天e-NAVI」でも本会員が家族カードの利用明細を確認できます。
本カードと家族カードの明細を分けることはできません。明細の共有を避けたい場合、家族カードは向かないと言えるでしょう。
楽天家族カードに申し込む方法
すでに楽天カードを持っている場合、家族カードは楽天カードサービスサイト「楽天e-NAVI」から発行できます。楽天カードの新規発行と同時に家族カードを作成することも可能です。
すでに楽天カードを利用している場合

楽天e-NAVIにログインし、カードの追加欄から をタップします。



申し込み家族氏名、性別、生年月日、続柄、家族カードのEdy付帯の有無、暗証番号、メールアドレスを入力して
をタップします。入力内容を確認し、利用規約を確認後「同意する」にチェックを入れ、
をタップしてください。これで、家族カードの申し込みは完了です。まだ楽天カードを持っていない場合
まだ楽天カードを持っていない場合、楽天カードの新規発行と同時に家族カードの申し込みができます。
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カード入会ページから楽天カードを申し込む
楽天カード入会ページにアクセスします。楽天会員の場合、 をタップしログインしてください。ここでは、 を選択します。
ブランド、カードデザイン、名前、性別、生年月日、電話番号などの必要事項を入力して
をタップします。職業、運転免許証の確認の有無を選択して
をタップ。続いて、楽天会員登録をします。楽天会員パスワードを入力し、表示されている項目を確認して
をタップします。表示されている規約を確認後「同意する」にチェックを入れ、
をタップすれば、楽天カード発行手続きの完了です。 -
家族カードを発行する
楽天カードの申し込みが完了すると、付帯サービスの申し込み画面になります。家族カードに「申し込む」にチェックを入れ申請して下さい。
画面が移動してから50分以内に登録が完了しない場合、本カードの申し込み情報のみで楽天カードの審査、発行がおこなわれます。