失敗しない、PD対応モバイルバッテリーの選び方とおすすめ8製品

スマホ・PC・Nintendo Switchなどの急速充電に

失敗しない、PD対応モバイルバッテリーの選び方とおすすめ8製品

これからモバイルバッテリーを買うなら、Power Delivery(PD)という規格への対応をぜひチェックしてください。PDに対応している機器とバッテリー同士を組み合わせれば、急速充電ができます。スマホ以外にも対応製品が増えており、いろいろと使い回せます。たとえば、パソコンにもモバイルバッテリーから充電できる製品が増えてきました。ゲーム機のNintendo Switchにも充電が可能です。

従来のモバイルバッテリーに比べると大容量で、サイズも大きな製品が多いのですが、これから買うならぜひPD対応は選択要件の一つに入れたいところです。とはいえ、規格が複雑でわかりにくい点も否めません。そこで今回は、具体的なおすすめ製品を挙げながら、PD対応モバイルバッテリーの選び方を紹介していきます。

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なぜPD対応のモバイルバッテリーを選ぶべきなのか

PD対応のバッテリーには嬉しい点がたくさんあります。対応するスマホやタブレットには急速充電が可能です。Androidスマホには対応製品がまだ多くないのですが、今後は増えていくでしょう。また、最新のモバイルノートパソコンは多くが対応しはじめています。

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iPhoneも、iPhone 8以降のモデルが実質的にはPDに対応していると言われています。対応モデルのスペックを見ると「30分で最大50%充電」と記載されていますが、これがPD対応機器による急速充電です。ただしiPhoneに急速充電するためには、アップルの純正USB-C Lightningケーブルが必要になります。

なお、PD対応バッテリーをPD規格で充電するには、USB-C端子×USB-Cケーブルで接続する必要があります。とはいえ、すべてのバッテリーに従来同様のUSB端子が付いています。今まで使っていた普通のバッテリーと同じように、microUSBケーブルなどでの充電にも対応します。

また、PD対応バッテリーの多くが自身の充電もPDに対応しているので、高速な充電が可能なのもポイントです。なお、バッテリーの急速充電には対応充電器が必要ですが、普通に充電するなら一般的な充電器で問題ありません。

一番わかりやすい、USB Type-Cケーブルの選び方

PD対応 モバイルバッテリー 選び方 おすすめ

iPhoneに急速充電できるのがPD対応バッテリーの嬉しいポイント

PD対応 モバイルバッテリー 選び方 おすすめ

iPhoneに充電するには純正のケーブルが必要になる

PD対応 モバイルバッテリー 選び方 おすすめ

どのPD対応バッテリーでも通常のUSB端子は付いているので、普通のバッテリーと同じように使える

PD対応バッテリー購入時に気をつけたいこと

それでは、PD対応バッテリーを買う上でどんな点に気をつければよいでしょうか。簡単にまとめていきます。

最大電力(出力)に注意

PD対応バッテリーでも、機種によって最大出力が異なります。市販されているバッテリーは、18W以上の出力の製品がほとんどです。iPhoneに急速充電するには18Wで十分なので、どのPDバッテリーでもほぼ対応していると考えてよいでしょう。

ところがパソコンに急速充電するには、27W、45W、60Wなど機種ごとに大きな電力が必要になります。パソコンへの充電にも使いたいなら、出力が見合うかどうかを調べましょう。なお、ほとんどのパソコンが使いながら充電するには規定の出力が必要ですが、電源オフやスタンバイの状態なら出力が低くてもゆっくり充電ができます。

面倒ではありますが、パソコンへの充電を含めて、最終的な対応は自分で使う機器ごとに調べておく必要があります。

PD対応 モバイルバッテリー 選び方 おすすめ

パソコンへの充電は出力によって充電時間も変わってくる

バッテリー容量で選ぶ

ご存知のように、スマホの場合は容量が違うと充電できる回数が変わってきます。しかし、今回取り上げたモデルは、最低でも10000mAhの容量なのでスマホに使うには十分。1.5〜2回程度は充電できます。

ところが、パソコンに充電するには物足りません。パソコンに充電するなら、最低でも20000mAhは欲しいところです。Nintendo Switchも20000mAhで約2.5回ほどの充電となります。

いろいろな機器に対応するPDの特性を活かして、旅行や出張でパソコンやスマホなど多くの機器に充電する使い方もよいでしょう。そんな時には26000mAhクラスの製品がおすすめです。とはいえ、大きなバッテリーは重量も重くなる上に、価格も高くなります。一概に大は小を兼ねるとは言えないのです。

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PD対応 モバイルバッテリー 選び方 おすすめ

iPhone XS Maxとサイズ比較。右は26800mAhのモデルなのでかなり大きい

ケーブルなどの付属品も確認

製品ごとに付属するケーブルやケースなどが変わってきます。すでにケーブルを持っている人、またはiPhoneだけに使うから純正のケーブルしか必要ではないといった人以外は、付属品をよく確認しておきましょう。別途ケーブルを買うと500円から1000円近い出費になります。

なお、USB-Cで急速充電をするには、USB-C×USB-Cケーブルが必要です。iPhoneは上述のように専用ケーブルになります。

メーカーにも気を配ろう

モバイルバッテリーの発火などがたびたびニュースになっています。Amazonなどでは様々なモバイルバッテリーが販売されており、気軽に購入できます。しかし、少しでも安全な製品を買わないとトラブルになりかねません。

そこで今回は、メーカーもしくは日本の販売代理店に連絡をして、レスポンスのよかった製品だけを選びました。これが安全性を担保するわけではありませんが、選択の目安の一つにはなるでしょう。

PD対応モバイルバッテリーおすすめ8選

容量ごとのおすすめの製品を紹介します。なお、価格は頻繁に変動するので、販売サイト等を参考にしてください。

10000mAhクラスの製品

容量がさほど多くないので、基本的にはスマホ向けです。なお、13000mAhクラスの製品でも、ポケットに入れるのにはちょっとかさばります。

AUKEY 10000mAh USB-C PowerBank

PD対応 モバイルバッテリー 選び方 おすすめ

今回取り上げた中では最小サイズのモデルです。出力18Wなので、iPhoneに利用するには最適。iPhone Xに約2.5回充電できるとしています。付属のケーブルがUSB-C×USBなのは残念です。

Anker PowerCore 13400

PD対応 モバイルバッテリー 選び方 おすすめ

Nintendo Switch Editionとされていますが、最大22.5Wで普通のスマホにも使えます。iPhone XSなら約3.4回と十分な容量で、USB-C×USB-Cケーブルが付いています。価格が高いのがネックです。

cheero Power Plus 4 13400mAh

PD対応 モバイルバッテリー 選び方 おすすめ

18Wモデルでスマホに向いています。PSEマークが付いているので安心して使えるのが嬉しいところです。付属のケーブルはUSB-C×USB-Cです。

20000mAhクラスのおすすめ製品

パソコンにも充電したいなら、このクラスがおすすめです。スマホにも5回以上充電できる製品が多いので、出張や家族旅行にも向きます。ただし、300グラム程度と重いのがネックです。

Anker PowerCore 20100

PD対応 モバイルバッテリー 選び方 おすすめ

こちらもNintendo SwitchEditionとなっていますが、24Wで普通のスマホにも利用できます。iPhone XSなら5.3回、MacBook(2016年の12インチモデル)でも1.3回フル充電できます。

AUKEY 20000mAh USB-C PowerBank

PD対応 モバイルバッテリー 選び方 おすすめ

真四角なデザインが目を引くモデルです。20000mAhの大容量モデルですが、18Wなのでパソコンの利用には向きません。

RAVPower 20100mAh

PD対応 モバイルバッテリー 選び方 おすすめ

最大30Wでパソコンにも向いています。付属のケーブルはUSB-C×USB-Cです。

26000mAhクラスのおすすめ製品

日常的な持ち歩きには向かない重さですが、パソコンを長時間駆動するにはこのくらいの容量が欲しくなります。また、災害用に持っているのもおすすめです。

Anker PowerCore+ 26800 PD

PD対応 モバイルバッテリー 選び方 おすすめ

最大30W、急速充電器が付属するコスパの高いモデルです。580グラムとヘビー級なので持ち歩きは少々負担です。

RAVPower USB-C 26800mAh

PD対応 モバイルバッテリー 選び方 おすすめ

30Wのパソコン向けモデルです。案外価格は安いので、長期の旅行や災害用として手に入れておくのもおすすめです。

構成・文:戸田覚

編集:アプリオ編集部