急にはがきが必要になったときや、郵便局の開いている時間に買いに行けないとき、夜間や休日も営業しているコンビニならいつでもはがきが買えて便利です。
この記事では、はがきの取り扱いのあるコンビニや販売しているはがきの種類、買い方の注意点などをわかりやすく解説。さらに、コンビニではがきが印刷できるサービスについても紹介します。
はがきを販売しているコンビニ一覧

はがきや切手、印紙などの取り扱いのあるコンビニには日本郵便のマークが掲示されている
はがきが買えるコンビニは次のとおり。ただし、一部の地域や店舗でははがきを販売していない場合があるほか、在庫状況や取り扱っているはがきの種類もそれぞれの店舗で異なります。日本郵便のノボリや店舗入口の掲示を目安にすると良いでしょう。
また、事前に最寄り店に問い合わせをしておけば安心です。
- セブン−イレブン
- ファミリーマート
- ローソン
- ミニストップ
- デイリーヤマザキ
- ポプラ
- セイコーマート
コンビニで買えるはがきの種類と価格
はがきには「通常はがき」「往復はがき」「年賀はがき」があり、どれもコンビニで取り扱いがあります。また、はがきの価格は全国共通です。
エコーはがき(広告入りはがき)、くぼみ入りはがき(目の不自由な人向けにはがきの表裏がわかりやすいようにくぼみの入れてあるはがき)、四面連刷はがきなどの特殊なはがきは、コンビニでの取り扱いはありません。必要な場合は郵便局に問い合わせましょう。
ここでは、コンビニで買えるはがきの種類と価格を解説します。
通常はがき

コンビニで買う機会の多い通常はがき。通常はがきは普通紙とインクジェット紙に分かれ、描かれている花の種類は3種類あります。
コンビニで買える通常はがきは以下の4種類。価格は共通で63円です。
- 通常はがき(普通紙/ヤマユリ)
- 通常はがき(インクジェット紙/ヤマザクラ)
- 通常はがき(普通紙/胡蝶蘭)
- 通常はがき(インクジェット紙/胡蝶蘭)
インクジェット紙ははがきの印刷面に特殊なコートがされているため、色鮮やかな印刷が可能です。はがきの裏面にプリントする場合にはインクジェット紙を購入するとよいでしょう。
胡蝶蘭が描かれたはがきは、一般的に寒中見舞いや喪中はがきに使用されます。ただし、胡蝶蘭が描かれたはがきはコンビニでの取り扱いがないことが多いため、販売状況をあらかじめ店舗に問い合わせてから購入しましょう。
往復はがき

往復はがきは、往信用はがきと返信用はがきが一体になっているはがき。価格は126円です。同窓会やパーティーなどのお知らせで使用されることが多く、往信用はがきに招待状、返信用はがきに出欠を記入して返信するスタイルが一般的です。
往復はがきを出すときには半分に折った状態でポストに投函、もしくは郵便局に直接差し出します。
年賀はがき

年賀はがきは、その名の通り年賀状に使用され、例年11月ごろから期間限定で販売されます。年賀状が販売される時期に、レジ横にイラスト入り年賀状や無地の年賀状が並ぶ特設コーナーを目にすることも多いでしょう。
2022年の年賀はがきの価格は、無地の場合、通常・インクジェット紙ともに63円、写真印刷用のインクジェット紙は73円でした。人気キャラクターなどが印刷されているセット販売の年賀状は価格にばらつきがあり、10枚で3000円ほどのものも。
年賀はがきの価格は前年から変更になる可能性があるので、購入前に確認しましょう。
コンビニでのはがきの買い方と注意点
コンビニではがきが通常の商品と同様に陳列されていることは、年賀状を除けばほぼありません。どのコンビニでも、店頭で購入するはがきの種類と枚数を伝えて購入します。
支払い方法は基本的に現金のみですが、一部電子マネーや特定のクレジットカードが使えるコンビニもあります。また店舗によってはがきの取り扱いの種類や在庫状況は異なるため、注意が必要です。
支払い方法は現金、ただし一部電子マネーや特定のクレジットカードが使える店舗も

nanacoはリアルカードのほか、nanacoモバイルやApple Payのnanacoでも支払い可能
コンビニではがきを買う際の支払い方法は、原則として現金のみとなっています。
ただし、セブンイレブンでは電子マネー「nanaco」で、ミニストップではイオングループの電子マネー「WAON」を使って購入できます。いずれもポイント付与の対象外である点には注意が必要です。ファミリーマートでは、現金以外にクレジット機能つきの「ファミマTカード」でも支払えます。
店舗によってはがきを販売していない場合や、取り扱いのない種類がある
はがきの販売をしているコンビニでも、店舗によってはがきの取り扱い状況は大きく異なります。そもそもはがきを販売していない場合や、店舗によって取り扱いのない種類も。
特にインクジェット紙や胡蝶蘭のはがきは、置いていない店舗も多いので注意が必要です。詳しくは実店舗へ問い合わせる必要があるでしょう。
店内にポストがあればその場で投函できる

日本郵便と提携しているローソン、ミニストップ、セイコーマートでは店内にポストを設置し、ゆうパックやレターパックの発送を取り扱っている場合があります。
店内のポストには、通常のポストと同様にはがき・封筒・レターパック・定形外などの郵便を投函できます。集荷時間や回数は店舗によって異なるので、店内ポストや日本郵便のホームページに記載されている集荷時間を事前に確認しておきましょう。また、一部店舗ではポストが店外に設置してあることもあるので注意してください。
コンビニでははがき印刷もできる
自宅にプリンターがない場合や印刷面のデザインを作る時間がない場合など、コンビニで簡単にはがき印刷ができるサービスが便利です。
店内のマルチコピー機ではがき印刷をする

一部のコンビニでは、店内に設置してあるマルチコピー機ではがきの印刷ができます。セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンのマルチコピー機がはがき印刷に対応しています(2022年5月現在)。旅先から写真を絵はがきにして送る場合や、急にはがきが必要な場合に即日・その場で印刷できる便利なサービスです。
お気に入りの写真を各種メディアやWi-Fi通信機能を使ってマルチコピー機に転送すれば、その場でトリミングなどの簡単な編集をしてオリジナル絵はがきにすることができます。
また、パソコンやスマートフォンのアプリなどで作成したデータをあらかじめインターネットにアップロードしておき、マルチコピー機を操作してはがきの通信面に印刷することも可能。ただし、宛名の印刷はできません。

セブン−イレブンのマルチコピー機でのはがき印刷
たとえばセブン−イレブンのはがき印刷は、マルチコピー機に備え付けの私製はがきを使用することも、はがきを持ち込んで印刷することもできます。ただし、対応しているのは「通常はがき」「年賀はがき」のみ。インクジェット紙は使用できないので、はがきの持ち込みには注意が必要です。
ファミリーマートとローソンでは、マルチコピー機に備え付けの私製はがきのみを使えます。また、一部店舗でははがき印刷に対応していないことも。はがき印刷が可能なプリンターの設置状況が確認できる店舗検索で、あらかじめ確認しておくと安心です。
年賀状や喪中・寒中はがきなどの印刷サービスを利用する
コンビニ各社では、年賀状や喪中・寒中はがきなどの印刷サービスを提供しています。インターネットや店頭で注文し、店舗もしくは自宅で受け取るサービスです。
コンビニ各社の印刷サービスに対応しているはがきは年賀状、喪中はがき、寒中はがき。郵便局で購入できる年賀状と同じように、コンビニ印刷サービスの年賀状にもお年玉くじがついています。


年賀状印刷の申し込み期間は9月下旬~12月末頃まで
年賀状印刷は、コンビニ各社とも例年9月下旬ごろから年末まで申し込みができる期間限定のサービスです。受け取り日程は各社違いますが、喪中・寒中はがきは10月ごろからの受け取りが可能。年賀状印刷は、年賀はがきの発売に合わせて11月中旬ごろからの受け取りになります。
印刷サービスをおこなっているのは、おもに次のコンビニになります。
- セブン−イレブン
- ファミリーマート
- ローソン
- ミニストップ
- デイリーヤマザキ
- セイコーマート
多種多様なテンプレートからデザインを選び、自由に文面を編集してオリジナルのはがきが作成できます。コンビニによっては、自分で作成したデザインをそのまま印刷できたり、好きな写真を組み合わせて年賀状にできたりするサービスもあります。
ほとんどの場合、宛名印刷も可能です。大量に注文するなら印刷サービスを利用するのが便利でしょう。