PayPayカードの申し込みを検討するにあたって、絶対に確認しておきたいのがポイント還元率。公式サイトには「いつものお買い物で最大1.5%のPayPayポイントがもらえる」といった記載がありますが、数字を見ても実際いくらの支払いでどれだけのポイントが貯まるのか、ピンとこない人も多いでしょう。
そこで本記事では、筆者が実際にPayPayカードを利用してどれくらい貯まるのかを検証・解説します。1年以上使って分かったPayPayカードをお得に使うコツや他社カードとの比較も解説しているのでぜひ参考にしてください。
2026年6月2日に、「PayPayステップ」のルールが改定されました。
これにより、PayPayカードの支払いでポイントを得るためには、
- PayPayアプリ内で本人確認を済ませる
- PayPayカードをPayPayアプリに登録する
以上の二点を満たす必要があります。
本人確認とカードのアプリ登録をしないままだとポイントが付与されなくなるため、必ず確認して済ませるようにしましょう。
PayPayカードの「ポイント還元率」は何%なのか
PayPayカードのポイント還元率は、最大1.5%です。厳密にいうと、PayPayステップの条件(※)達成済みの人は最大1.5%還元、未達成の人は1%還元となります。
クレジットカードの平均還元率が0.5%だといわれる中、最大1.5%還元を実現するPayPayカードは優秀なほうだといえるでしょう。お得かどうかは単にポイント還元率の数字だけでは測れません。後述する「ポイント付与の条件」なども加味する必要があります。
本人確認済みのPayPayアプリもしくは本人確認済みのPayPayアプリに登録されたPayPayカードで1カ月あたり200円の決済を30回以上、合計10万円以上を支払う
実際PayPayカードで支払って何ポイント貯まるか確かめてみた
ここからは、PayPayカードを実際に利用した場合、どれくらいのポイントが貯まるのかを検証・解説します。
税込100円の支払いでは0ポイントだった
100円の支払いではポイントが付与されなかった
PayPayカード(本人確認済みのPayPayアプリに登録済み)でキッチリ100円(税込)支払ってみました。しかし、取引履歴にはしっかり記録されているものの、獲得ポイント数の記載はありません。それもそのはず。PayPayカードでは200円未満の支払いはポイント付与の対象外なのです。
200円未満の支払いはポイント付与の対象外
極端な話、PayPayカードで199円の買い物を100回したとしても、PayPayポイントは一切付与されないというわけです。 また、残念ながら200円未満の買い物はPayPayステップのカウント対象外。この点は明確なPayPayカードのデメリットです。
コンビニなどで少額決済をする機会が多い人は、PayPayカードを利用しても思ったようにポイントが貯まらないかもしれません。
筆者が知る限り、クレジットカードのポイント付与単位は以下3種類のいずれかに設定されているケースが多いです。
- 税込100円ごとにポイント付与
- 税込200円ごとにポイント付与
- 税込1000円ごとにポイント付与
同じ1%還元でも、ポイントの付与単位が小さいほど切り捨てられる端数が少なくなるので、効率よくポイントを貯めることができます。年会費無料の人気クレジットカードとPayPayカードを比較してまとめてみました。
| ポイント還元率 | ポイント付与単位(税込み) | もらえるポイント | |
|---|---|---|---|
| PayPayカード | 最大1.5% | 200円で最大3ポイント付与 | PayPayポイント(1P=1円相当) |
| 楽天カード | 1% | 100円で1ポイント付与 | 楽天ポイント(1P=1円相当) |
| dカード | 1% | 100円で1ポイント付与 | dポイント(1P=1円相当) |
| au PAYカード | 1% | 100円で1ポイント付与 | Pontaポイント(1P=1円相当) |
| Amazon Mastercard | 1% | 100円で1ポイント付与 | Amazonポイント(1P=1円相当) |
| リクルートカード | 1.2% | 100円で1.2ポイント付与 | リクルートポイント(1P=1円相当) |
| イオンカード | 0.5%(※) | 200円で1ポイント付与 | WAON POINT(1P=1円相当) |
| 三井住友カード(NL) | 0.5% | 200円で1ポイント付与 | Vポイント(1P=1円相当) |
| セゾンカード | 0.5% | 1000円で1ポイント付与 | 永久不滅ポイント(1P=5円相当) |
| エポスカード | 0.5% | 200円で1ポイント付与 | エポスポイント(1P=1円相当) |
※ポイントアップ対象店舗・サービス利用外の還元率
ただ、クレジットカードのポイントの貯まりやすさは、「決済ごとにポイント付与」か「月額累計金額に対してポイント付与」かによっても大きく変わります。「〇〇円ごとに付与」という点だけで、得か損かは一概に判断できません(詳しくは後述)。
税込200円の支払いでは2ポイント貯まった
税込み200円支払うと、PayPayポイントが2ポイント付与された
続いて、PayPayカード(本人確認済みのPayPayアプリに登録済み)で200円(税込)を支払ってみます。200円支払うと、PayPayポイントが2pt付与されました。また、PayPayステップの利用回数・利用金額にもしっかりカウントされています。
前述したように、PayPayカードは“利用金額200円(税込)ごとに最大1.5%”のPayPayポイントが付与されるシステムです。決済する際は「200円単位」を意識するといいかもしれません。
税込500円支払いでは4ポイント貯まった(端数は切り捨て)
税込500円支払いでは4ポイント貯まった
続いて、PayPayカード(本人確認済みのPayPayアプリに登録済み)で500円(税込)を支払ってみます。500円支払うと、PayPayポイントが4pt付与されました。
上図のように、200円未満の端数(ここでは100円分)はポイント付与の対象にならず、切り捨てられてしまうというわけです。
1回あたりの決済では些細なことですが、積み重なるとバカにならない金額の端数が切り捨てられてしまいます。なるべく「端数」がでないように工夫して支払うのがおすすめです(詳しくは後述)。
その他、押さえておきたいPayPayカードのポイント付与ルール
ポイント還元率のほかにも、PayPayカードを利用するにあたって押さえておきたいルールがいくつかあります。
ポイントを得るにはPayPayカードのアプリ登録とアプリ内の本人確認が必須
2026年6月2日に「PayPayステップ」のルールが改定され、PayPayカードによる決済でPayPayポイントを獲得するには、「PayPayカードをPayPayアプリに登録する」「PayPayアプリ内で本人確認をする」の2つの条件を満たさねばならなくなりました。
PayPayカードは公式サイトからアプリに登録できる
PayPayカードは、これまでPayPayアプリに登録しなくても「PayPayカード特典」として決済時にポイントが付与されていました。しかし今回のPayPayステップのルール変更に伴い、PayPayアプリに紐づけされていないPayPayカードによる決済にはポイントが付与されなくなってしまいました。
「PayPayカードで決済しているのにポイントが貯まらない」という落とし穴にはまらないよう、PayPayカードを持っている人は必ずPayPayアプリに登録するようにしましょう。登録はPayPayカードの公式サイトから簡単にできます。
「本人確認がまだ完了していません」と表示されているならタップして本人確認をする
本人確認が完了している場合は「本人確認済み」と表示される
画面右下の[アカウント]をタップ
PayPayアプリの本人確認が済んでいるかどうかは、アプリ内で確認できます。
ホーム画面右下のアカウントをタップし、「本人確認がまだ完了していません」と表示された場合は、その枠をタップして本人確認を進めてください。すでに本人確認が完了している場合は「本人確認済み」と表示されるため、追加の手続きは必要ありません。
本人確認にはマイナンバーカードか運転免許証が必要です。詳しい手順については公式サイトも確認してみてください。
PayPayステップをクリアすると翌月の付与率が+0.5%アップする
PayPayステップ達成後の実際の還元率
これまで解説してきたように、PayPayカードのポイント付与率は最大1.5%です。
「PayPayステップ」の条件(本人確認済みのPayPayアプリもしくは本人確認済みのPayPayアプリに登録されたPayPayカードで1カ月あたり200円の決済を30回以上、合計10万円以上を支払う)をクリアすれば、翌月(1カ月間限定)のポイント付与率が0.5%アップ。PayPayカードのポイント付与率は合計1.5%になります。
上の画像は、実際に筆者がPayPayステップのクリア特典を得た時のPayPayカード取引履歴です。利用金額200円(税込)ごとに1.5%のPayPayポイントが付与されるので、5295円の支払いで78ポイントが貯まりました。
条件付きとはいえ、年会費無料で最大1.5%還元を実現できるクレジットカードはなかなかありません。他社カードと比較しても、ポイントの貯まりやすさはかなり上位にランクインするのではないでしょうか。
ただ、PayPayステップの特典を得るには「本人確認済みのPayPayアプリもしくは本人確認済みのPayPayアプリに登録されたPayPayカードで1カ月あたり200円の決済を30回以上、合計10万円以上を支払う」という条件をクリアしなければなりません。一見するとかなりハードルが高そうです。
しかし、日々の支払いを「PayPayカード」に集約すれば、意外とすんなり達成できます。たとえば筆者の場合、水道光熱費や通信費(スマホ通信・自宅固定ネット回線)といった固定費の支払いをすべてPayPayカードでおこなっています。あとは、スーパーやコンビニ、ドラッグストア、飲食店など日常の細々とした支払いを「PayPayクレジット」や「PayPayカード」に集約するだけで、かなりの金額と回数に達します。
そしてPayPayステップ回数と金額を稼ぐ最大のコツ、それはPayPayカードで「Suica(スイカ)」にチャージすること。電車やバスなど公共交通費全般はこれで支払えますし、交通系電子マネーの加盟店でも買い物ができて便利です。「あと少しでPayPayステップ達成」という場合は、足りない分の回数と金額をSuicaにチャージしてカウント数を稼いでいます。
PayPayポイントはカード利用ごとに付与される
PayPayカードの特典(税込み200円ごとに1%もしくは1.5%のPayPayポイント)は、支払いの翌日から起算して30日後に“利用ごと”付与されます。
クレジットカードのなかには、ひと月あたりに“カードで支払った累計金額”に対してポイントが付与されるケースもあるのですが、PayPayカードはそうではありません。PayPayポイントはカードの利用ごとに集計・付与されます。
利用ごとにポイントが付与されるケース(例:200円ごとに2ポイント付与)
ここで注意したいのが、利用ごとにポイント付与するタイプのクレジットカードは、支払いの度に「端数の切り捨て」が発生するということ。上図の例だと、180×4で合計720円分がポイント付与の対象にならず、切り捨てられてしまうことになります。
月額累計金額に対してポイント付与するケース(例:200円ごとに2ポイント付与)
同じ「200円ごとに付与」という条件でも、累計金額に対してポイントを付与するタイプのクレジットカードのほうが無駄が少なく済みます。上図の例では、月の合計金額1万1920円に対して118ポイントが付与されるので、切り捨てられる金額の合計はたったの120円です。
残念ながらPayPayカードは“決済ごとに”ポイントを付与するタイプのクレジットカードなので、切り捨てられる端数は多くなりがちです。
前述したように、カード利用ごとにポイントを付与するタイプよりも、月額累計金額に対してポイントを付与するタイプのクレジットカードのほうが、効率よくポイントを貯めることができます。
ただ、下表の通りこのタイプのクレジットカードはかなりレアです。この条件に固執しすぎると、選択の幅が狭まってしまいます。
| ポイント付与形式 | ポイント還元率 | ポイント付与単位(税込み) | |
|---|---|---|---|
| PayPayカード | カード利用ごとに付与 | 最大1.5% | 200円で2ポイント付与 |
| 楽天カード | カード利用ごとに付与 | 1% | 100円で1ポイント付与 |
| dカード | カード利用ごとに付与 | 1% | 100円で1ポイント付与 |
| au PAYカード | カード利用ごとに付与 | 1% | 100円で1ポイント付与 |
| Amazon Mastercard | カードで支払った月額累計金額に対して付与 | 1% | 100円で1ポイント付与 |
| リクルートカード | カードで支払った月額累計金額に対して付与 | 1.2% | 100円で1.2ポイント付与 |
| イオンカード | カード利用ごとに付与 | 0.5% | 200円で1ポイント付与 |
| 三井住友カード(NL) | カード利用ごとに付与 | 0.5% | 200円で1ポイント付与 |
| セゾンカード | カードで支払った月額累計金額に対して付与 | 0.5% | 1000円で1ポイント付与(1P=5円) |
| エポスカード | カード利用ごとに付与 | 0.5% | 200円で1ポイント付与 |
ポイント付与対象外の決済がある
どのクレジットカードもそうですが、PayPayカードにも“ポイントの付与対象外”となる決済シーンが指定されています。あらかじめ、確認しておくとよいでしょう。
- PayPayアプリを介してのPayPayカード支払い分(※1)
- PayPay(残高)チャージ
- 他社決済サービスへのチャージ
- 交通系ICへのチャージ
- PayPayカード ゴールド年会費
- ETCカード年会費
- 提携CD・ATM利用手数料
- 「振込依頼書」および「ご利用代金請求明細書」の発行手数料
- ソフトバンク(ワイモバイル、LINEMOを含む)の通信料等(※2)
- ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを介してのPayPay(残高)チャージのご利用分(※3)
(※1)PayPayクレジットの利用設定を行うことによって特典対象になります。クレジット利用設定については「利用手続きのご案内」をご確認ください。(※2)基本付与分については対象外ですが、PayPayアプリに登録済の場合、PayPayステップ条件達成のカウント(利用回数・金額)には含まれます。(※3)ソフトバンク 光/Air等の固定インターネット回線のスマートフォンとの合算請求分を含みます。
| Suicaチャージ | PASMOチャージ | WAONチャージ | 楽天Edyチャージ | nanacoチャージ | |
|---|---|---|---|---|---|
| PayPayカード | × | × | × | -(チャージ自体は可能) | × |
| 楽天カード | × | × | × | ◯ | × |
| dカード | × | × | × | × | × |
| au PAYカード | × | × | × | × | × |
| Amazon Mastercard | × | × | × | × | × |
| リクルートカード | ◯(月間3万円上限) |
◯(月間3万円上限) |
× | ◯(JCBは×) | × |
| イオンカード | × | × | ◯(Apple Pay経由でのみチャージ可能) | × | × |
| 三井住友カード(NL) | × | × | × | × | × |
| セゾンカード | ◯ | ◯ | ◯(Apple Pay経由でのみチャージ可能) | ◯ | ◯ |
| エポスカード | ◯ | ◯ | ◯(Apple Pay経由でのみチャージ可能) | ◯ | ◯ |
上表を見て分かる通り、電子マネーへのチャージを一律でポイント付与対象外に指定するクレジットカードはかなり多いです。そんな中、PayPayカードはこれまで「Suica」や「PASMO」へのチャージでPayPayポイントを貯めることができていました。
しかし、2026年6月2日に「PayPayステップ」のルールが改定され、残念ながら他社の決済サービスや交通系ICへのチャージはポイント付与の対象外となってしまいました。
200円未満の端数を出さないように他の決済サービスを経由して支払う小技も使えなくなる
PayPayカードは、利用金額「200円ごと」にPayPayポイントが付与されるため、200円未満の端数がポイント付与の対象にならず切り捨てられてしまうという弱点を持っています。
これまでは、端数が出ないようにSuicaなどの電子マネーに一度チャージしてポイントを獲得し、コンビニなどでの少額決済を電子マネーで済ませることでその弱点をカバーできました。しかしPayPayステップのルール改定により、他の決済サービスや交通系ICにチャージしてもポイントが付与されなくなったため、このテクニックは実質的に消滅したことになります。
今後は、光熱費やネットショッピングなど、比較的高額で端数の影響を受けにくい決済はPayPayカードでおこない、スーパーやコンビニなどでの日常的な少額決済は別の決済サービス(例えば支払い100円ごとにポイントが付与されるクレジットカード)を利用するといった、場面ごとの使い分けが必要になるでしょう。
| 年会費 |
0
永年無料
|
|---|---|
| 還元率 |
1.00% ~ 1.50%
200円(税込)ごとに最大1.5%のポイント
|
| ポイント |
PayPayポイント
|
| ウォレット |
Apple Pay
Google Pay
|
|
QUICPay
| |
| 申込条件 |
日本国内在住で満18歳以上、本人または配偶者に安定した継続収入がある、有効なYahoo! JAPAN IDを保有している、本人認証が可能な携帯電話を持っている
|
| 審査/発行 |
最短2分審査
/
最短7分発行(申込5分・審査2分)
|
| 支払い |
毎月末日締め 翌月27日引落 |
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