PayPayを解約(退会)する方法と注意点──残高は返金されず、180日間は再登録不可

PayPayを解約(退会)する方法と注意点──残高は返金されず、180日間は再登録不可

本記事では、スマホ決済サービスのPayPay(ペイペイ)を解約・退会する方法と注意点を解説しています。

PayPayを解約する手順は簡単ですが、事前にしっかり理解しておかなければならない注意事項がいくつかあります。注意点をよく確認した上で、解約手続きをおこなうようにしましょう。

PayPay解約の注意点

PayPay 解約時の注意点

まず、PayPayを解約するにあたっての注意点を解説します。PayPayを解約するデメリットをあらかじめ認識しておかないと、思わぬ結果を招くことになりかねないからです。

PayPay残高や登録情報が削除される

PayPayを解約すると、PayPay残高(PayPayマネー/PayPayマネーライト/PayPayボーナス/PayPayボーナスライト)が全て削除されます。今後付与される予定だったPayPayボーナスなども受け取れなくなります。

また、登録していた電話番号やメールアドレス、氏名、パスワード、クレジットカード情報、銀行口座情報なども削除されます。利用履歴(取引履歴、残高履歴)も確認できなくなります。

解約後、これらのデータは元に戻せなくなるので注意してください。

「PayPayボーナス」とは? ややこしいPayPay残高「ボーナスライト」「マネー」「マネーライト」との違いを整理して解説

PayPay残高の返金は不可

PayPay残高が残っている状態で解約しようとする場合、PayPay残高を現金として一括返金してもらう手段はありません。

もしPayPay残高が残っているなら、事前に銀行口座に出金する(出金できるのはPayPayマネーのみ)か自分以外のユーザーに送金(送金できるのはPayPayマネーとPayPayマネーライトのみ)すると、損をせずに済みます。

PayPayボーナス・PayPayボーナスライトは出金も送金もできないので、解約前に買い物などで使い果たしてしまうとよいでしょう。

取引はキャンセルできない

PayPayで決済した取引(買い物や飲食などの支払い等)をキャンセルする場合、店舗に問い合わせてキャンセル手続きをおこなってもらう必要があります。

しかし、PayPayを解約してしまうと、PayPayで決済した取引をキャンセルできなくなります。したがって、PayPay支払いで購入した商品を返品して返金を受けたくても、購入後・返品前にPayPayを解約すると、少なくともPayPayでは返金を受けられなくなります。

180日間は同一の電話番号での新規登録ができない

PayPayアカウントを解約すると、180日間は同一の電話番号で新規登録することができません。

180日間経過すれば、同一の電話番号で登録できるようになります。

再登録してもPayPay残高などのデータは復元されない

PayPay解約から180日以上が経過して、同一の電話番号でPayPayに再登録したとしても、解約前のPayPay残高やアカウント情報(クレジットカード情報や銀行口座情報)は復元されません。

PayPayを解約する手順

PayPayを解約する手順について解説します。

1「アカウントの解約」を選択

PayPay 解約する手順PayPay 解約する手順

PayPayアプリを開いたら、「アカウント」タブから[その他]を選択。「その他」画面で[アカウントの解約]を選択します。

PayPay 解約する手順

PayPay残高が削除される旨の注意画面が表示されます。問題なければ[アカウントを解約する]をタップしてください。

まだPayPay残高が残っていたら、出金または別のユーザーに送金できます。

2PayPayアカウントの解約に同意

PayPay 解約する手順PayPay 解約する手順

解約前に注意事項を要確認

PayPayを解約するにあたっての注意点が記載されたページが表示されます。

内容を確認したうえで[以上、同意します]にチェックを入れ、[同意して解約する]をタップします。

まだ解約は完了していません。

3SMS認証コードを入力

PayPay 解約する手順

登録した電話番号宛に4桁のSMS認証コードが届きます。SMS認証コードを入力すると解約手続きは完了となります。

編集部で検証したところ、[認証する]をタップせず4桁のSMS認証コードを入力した瞬間に解約が成立しました。解約を迷っている人は、SMS認証コードを入力する前に再度検討しましょう。

4桁のSMS認証コードを入力しても解約手続きが成立しなければ、[認証する]をタップしてください。

4解約手続き完了

PayPay 解約する手順PayPay 解約する手順

SMS認証コードを入力したらPayPayの解約手続きは完了です。

同じ電話番号でログインしようとすると、「現在ご利用を制限しております」というメッセージが表示されてログインできなくなります。

PayPayの利用を一時停止できる?

PayPayアプリ自体に利用を一時停止する機能は存在しません。

何かしらの事情でPayPayの利用を一時停止したければ

などの方法でしのぐしかありません。

なお、スマホの紛失・盗難時は、専用窓口に問い合わせることで例外的に一時停止してもらえる可能性があります。

外部サービスの連携を解除する

PayPayを利用しない間、Yahoo! JAPAN IDやソフトバンク・ワイモバイルのアカウント、モバイルTカードなどの外部サービスと連携させたくないという人もいるでしょう。

その場合は、外部サービスの連携を解除することを検討しましょう。

PayPay 外部サービス連携を解除するPayPay 外部サービス連携を解除する

まず「アカウント」タブから[外部サービス連携]を選択。連携を解除したい外部サービス名の横にある[解除する]をタップします。

PayPay 外部サービス連携を解除する

確認画面で[連携を解除する]をタップすれば連携解除が完了です。もちろん再連携させることもできます。

クレジットカードを削除する

PayPayを利用しない間、クレジットカードの情報をPayPayアプリに残しておきたくなければ、いったん削除してしまいましょう。

PayPay クレジットカードを削除するPayPay クレジットカードを削除する

「アカウント」タブから[支払い方法の管理]を選択し、削除したいクレジットカードの右上にある[]をタップします。

[削除する]を選択すると、PayPayアプリに登録していたクレジットカード情報を削除できます。

PayPayアプリからログアウトする

外部連携サービスとの連携解除やクレジットカード情報の削除が面倒であれば、PayPayアプリからログアウトするという方法もあります。

PayPay ログアウトするPayPay ログアウトする

「アカウント」タブを開き、表示名の部分または[アカウント情報]をタップ。[ログアウト]をタップすればログアウトできます。

なお、再びログインするには、登録してある電話番号とパスワードの入力を求められます。パスワードを忘れないようにしてください。

紛失・盗難の場合は専用窓口に問い合わせを

スマホを紛失したり、盗難されたりしたときは、速やかに「PayPay携帯電話紛失・盗難専用窓口」に連絡しましょう。

窓口がユーザー情報を確認したうえで、アカウントを停止してもらえる場合があります。

PayPay携帯電話紛失・盗難専用窓口:0120-990-633(24時間受付/土日祝日を含む365日)

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紛失したスマホの位置を特定する「Andordデバイスマネージャー」の使い方

検証したPayPayのバージョン:iOS版2.7.0

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