インスタグラムの2023年のトレンドを振り返る「Instagram発！国内Z世代のトレンドレポート 2023年 総集編」が発表されました。
レポートでは、今年バズった人気のエフェクト、検索キーワード、ハッシュタグ、楽曲のデータなどを公開。国内のインスタグラムZ世代ユーザー（18歳〜25歳）を対象に、インスタグラム独自の集計方法（2023年4月上旬〜12月上旬の期間中、前月と比較して特に伸びたもの）によって算出された結果がまとめられています。
さっそく、2023年のインスタグラムを彩ったトレンド情報を見ていきましょう。
【ARカメラエフェクト】顔隠し & シンプルなエフェクトがトレンドに
ストーリーやリールに欠かせない要素「ARエフェクト」では、以下3タイプのデザインがトレンドになりました。
- マスクを口元で隠す、顔全体を隠すようなデザイン
- キラキラ✕猫耳、キラキラ✕くま耳、キラキラシンプルなど、「キラキラ」デザイン
- BeRealのような、素に近いデザイン
コロナ禍で長い期間マスク着用が当たり前だったことの影響なのか、口元や顔が隠れながらも盛れるようなデザインが複数ランクインしているようです。反対に、マスクなしの生活も浸透し顔を隠すことに抵抗がなくなり、ナチュラルに映えるデザインで撮影しているユーザーも多いことが明らかになりました。
【検索ワード】季節イベントやファッション、ネイル、旅行、お出かけ関連のワードが上位に
インスタを利用するZ世代にとって、インスタでのキーワード検索はさまざまな情報を収集するための大事なツール。2023年度はハロウィンやクリスマス、母の日など「季節イベント」が検索される回数が多く、そのほかファッション・ネイル・旅行・お出かけに関連するワードが上位を占める結果となりました。
- 季節イベント：ハロウィン仮装、クリスマスプレゼント、クリスマスマーケット
- ファッション：カーディガンコーデ、スウェットコーデ
- 旅行・お出かけ：韓国旅行、イチョウ並木
- フード：アサイーボウル
- 季節イベント：母の日、ハロウィン仮装
- ファッション：Tシャツ、秋服、秋服コーデ、ダウンジャケット
- 旅行・お出かけ：目黒川、祇園祭、上野公園、ルーブル美術館展
- ネイル・ビューティー：秋ネイル、スパイラルヘアパーマ
旅行・お出かけ関連のワードからもわかるように、コロナ禍が落ち着き外出が増えてきたものの、国内や近場でのレジャー検索が多い傾向。また、「ルーブル美術館展」や「ジブリ展」といったアートに関するキーワードも多くランクインしています。
ファッション系のキーワードを見てみると、「カーディガンコーデ」や「トラックジャケット」など具体的なアイテム名・着こなしを調べるのもトレンドに。「秋ネイル」「クリスマスネイル」のように季節感のあるおしゃれを楽しむユーザーが増えていることがわかります。
【リール人気楽曲】Conton Candy『ファジーネーブル』、YOASOBI『アイドル』、シャイトープ『ランデヴー』が上位独占
短尺動画・リール動画に欠かせないのが楽曲（BGM）です。2023年度のデータでは、以下の3曲が利用回数・伸び率ともに上位を占めました。
- Conton Candy『ファジーネーブル』
- YOASOBI『アイドル』
- シャイトープ『ランデヴー』
また、韓国勢も上位にランクイン。Nitecore『Heartbeat』とCharlie Puth『I Don’t Think That I Like Her』は年間での伸び率が、Jung Kook『Seven (feat. Latto)』、AKMU『Love Lee』は利用回数が好調でした。
アーティスト別で見ると、imase（『ユートピア』『Nagisa』）、New Jeans（『ASAP』『Cool with You』）、YOASOBI（『アイドル』『アドベンチャー』）、RADWIMPS（『セプテンバーさん』『花火大会』）の楽曲が複数ランクインしており、今年を代表するアーティストであったことがわかります。
【人気のハッシュタグ】季節イベント・旅行・お出かけ・エンタメ関連がランクイン
「人気検索キーワード」と同様に、季節イベント・旅行・お出かけ関連のハッシュタグが多く使われた結果に。異なる点として、エンタメ関連のタグが複数ランクインしています。
具体的には、乃木坂46の「#齋藤飛鳥卒業コンサート」、SnowManのドームツアー「#snowman1stdometour2023idome」など、人気グループのコンサート名や、フェス「#rockinjapan」「#summersonic」のタグが利用されました。
