結論から言うと、LINEアカウントを「電話番号なし」で新規登録することはできません。
過去、Facebookアカウントがあれば、電話番号がなくてもLINEアカウントを作れる時代がありました。しかし、2020年4月上旬頃にFacebook連携による登録機能の提供が終了。現在は電話番号なしではLINEアカウントを作れなくなっています。
したがって、音声通話・SMSを使えないスマホやWi-Fi運用のSIMなしタブレットなどでLINEを使いたいのであれば、何らかのかたちで音声通話またはSMSを使える電話番号が必要です。
LINEを利用する国を外国にするやり方などがネット上で裏ワザとして紹介されています。
そういった裏ワザは、まったくおすすめできません。不正行為としてアカウントの停止や国情報の強制変更などのリスクを負い、各種機能を利用できない不便さに耐えることになります。
LINEアカウントを日常的に使いたいのであれば、本記事で紹介する手段のいずれかを用いて、LINEアカウントを新規作成するようにしましょう。
LINEアカウント作成に「電話番号認証」は必須
LINEアカウントの作成時は、まず最初に電話番号の入力が求められます。
入力された電話番号宛てにSMS(ショートメッセージサービス)または自動音声ガイダンス電話で「認証番号」が届き、それを入力することではじめてアカウントが作成できる仕組みです。
スマホ、タブレット問わずLINEアカウントの作成時に電話番号認証が求められる
2025年10月現在、この電話番号認証を経なければLINEアカウントは絶対に作成できない仕様となっています。スマホだけでなく、iPadやタブレットなどでもアカウント作成時の電話番号認証は回避できません。
電話番号なしのタブレット・スマホでLINEを使いたい人におすすめの3つの手段
LINEアカウントを新規で作成するためには、「SMSまたは音声通話」によって認証番号を取得することが必須である以上、SMSの受信か音声通話の着信が可能な「電話機」が必要です。
つまり、下記のような「電話機」として使えない「タブレット」「スマホ」だけでは、LINEに新規登録することはできない、ということになります。
- 格安SIM事業者が提供している「SMS機能が付いていないデータ通信専用SIMカード」を使っているAndroidタブレット・スマホ
- 「Wi-Fi運用前提のSIMなし」のAndroidタブレット・スマホ
- iPad(Wi-Fi+Cellularモデルであっても音声通話・SMSに非対応)
iPadは音声通話・SMSを受信できず、他の端末が別途必要となるなど対応が特殊であるため、別の記事で解説しています。
以下、iPadを除くAndroidタブレット・スマホでLINEアカウントを新規作成する方法を3つ紹介します。
方法1:固定電話・ガラケーを利用する
まず検討してほしいのが、固定電話・ガラケーの電話番号を利用する方法です。LINEの認証番号は、音声通話によって固定電話やガラケーでも受け取れます。手軽であること、追加費用がかからないことから、この方法がもっともオススメです。
固定電話であれば、電話番号がスマホの電話番号に転用されることはないので、固定電話を使い続けるかぎりはアカウントを安定運用できます。ただし、将来的に固定電話を廃止する場合は、別の電話番号を再登録する手間がかかります。
いっぽうガラケーの場合、スマホに機種変更することで、ガラケーの電話番号がスマホの電話番号となる可能性があります。その際、機種変更後のスマホでLINEを新規登録すると、それまで同じ電話番号を使っていたLINEアカウントを削除されてしまう点に留意してください。
固定電話の番号でもLINEアカウントを作成できる
LINEの新規登録手続きでは、電話番号による認証を求められます。固定電話またはガラケーの電話番号を入力して矢印ボタンをタップすると、認証番号の入力画面が表示されます。ガラケーであればSMSで認証番号を受信できます。
固定電話はSMSを受信できないため、「SMSで認証番号を送信しました」というメッセージは無視してください。認証番号の入力画面で[通話による認証]を押すと、その固定電話番号宛てに着信があり、「こちらはLINEです。認証番号は○○○○です」という自動アナウンスが流れます。アナウンスされた認証番号を30分以内に入力すれば、アカウントを作成できる仕組みです。
LINEに新規登録する大まかな手順は以下の通りです。
- LINEアプリをインストールする
- 固定電話またはガラケーの電話番号を入力する
- (固定電話の場合)認証番号の入力画面で[通話による認証]を選択する
- 認証番号を入力
- 「新規作成」を選択する
- プロフィールアイコンと名前を決める
- パスワードを登録する
- 友だち追加設定をおこなう
- 必要に応じて年齢確認をする
- サービス利用の確認項目に目を通す
以下の記事にて、LINEアカウント新規登録の詳しい手順を紹介しています。
方法2:手持ちのデータ通信専用SIMをSMS機能付きのSIMに変更する
固定電話もガラケーもない場合、SMSを受信できる電話番号を用意するほかありません。
LINEを使いたい端末で、すでにSMS機能なしのデータ通信専用SIMを利用している人は、SMS機能を利用できるプランに変更するという手があります。
格安SIMのプランを変更するだけなので、他の格安SIM事業者と新規契約するケースと比べて少ない手続きで済みます。
デメリットは、月額料金が百数十円程度上がることと、ほとんどの格安SIM事業者で有料のSIM再発行手続きが必要であることです。LINEを利用するためのコストだと割り切りましょう。
| 格安SIM事業者(料金プラン) | SMS機能付きSIMへの切り替え | 手数料 |
|---|---|---|
| mineo | ◯ |
|
| IIJmio(ギガプラン) | ◯ |
|
| LinksMate | ◯ |
|
| QTモバイル | ◯ |
|
| BIC SIM | ◯ |
|
| イオンモバイル | ◯ |
|
| Tikimo SIM | ◯ |
|
| exciteモバイル | ◯ |
|
| BIGLOBEモバイル | ◯ |
|
| LIBMO | ✕ | - |
| b-mobile | ✕ | - |
| NifMo | ✕ | - |
|
HISモバイル(ビタッ!プラン、データ定額2.0プラン) |
✕ | - |
| NUROモバイル | ✕ | - |
「SMS機能の追加にかかる手数料」は、各種手数料(SIMカード変更事務手数料、SIMカード発行料など)の合計を記載しています。
契約している格安SIM事業者が、音声通話なしの「データ通信+SMS」プラン(プラン名は格安SIM事業者ごとに異なる)を提供していれば、SMS機能付きプランに切り替えられます。
原則、SIMカード/eSIMプロファイルの再発行が必要となるので、変更事務手数料や発行料といった名目で手数料がかかります。おおむね新規契約時と同じか大差ない金額です。
一部、手数料が無料だったり、新規契約時よりも大幅に安かったりする格安SIM・料金プランもあります。たとえばmineo(マイネオ)のAプラン(au回線)であれば、SMSオプション追加時にSIM再発行が不要であるため、変更事務手数料とSIMカード発行料/eSIMプロファイル発行料がかかりません。
方法3:格安SIMを新規契約する
固定電話・ガラケーを持っておらず、データ通信専用SIMも契約していない状況であれば、新たにSMS機能に対応している格安SIMを契約します。
もちろん大手通信3キャリアや、そのサブブランドの回線を契約しても構いません。しかし、「LINEの新規アカウントを作りたい」というニーズに対して、毎月3000円〜1万円程度の高いケータイ料金を支払うのは、さすがにコスパが悪すぎます。まずは格安SIMを使ってLINEを使えるようにするところから始めるとよいでしょう。
ここでは、LINEアカウント新規作成を主目的として契約するのにオススメの格安SIMを紹介。「音声通話」と「外出時のモバイルデータ通信」という要素については、おまけ程度に考慮することとします。
| ブランド(プラン名) | こんな人におすすめ |
|---|---|
| 楽天モバイル | 楽天市場でよく買い物をする人 |
| povo2.0 | LINEアカウント新規作成のために格安SIMを契約する人 |
| mineo(マイそく) | 低速データ無制限で十分、通信障害時の予備回線がほしい人 |
| HISモバイル(自由自在2.0プラン) | データ通信をほとんど使わず、格安で音声通話をしたい人 |
| LINEMO | LINEアプリをよく使う人 |
すべてのブランド・料金プランのうち、SMSが使える契約内容で比較しています。
楽天SPUで月額料金が実質タダになりうる「楽天モバイル」
- 楽天市場での買い物で楽天ポイントの付与率が+4倍(楽天SPU)
- 「楽天リンク」で無料通話
- 契約手数料が無料
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は、段階的に料金が変動する仕組み。月間データ使用量3GBまでなら月額1078円、20GBまでなら月額2178円、20GB超過後はデータ通信無制限(楽天エリア回線外はパートナー回線に接続)で月額3278円で利用できます。新規契約・解約時に手数料がかからない点も安心です。
さらに、楽天モバイルユーザーだけが使える「Rakuten Link(楽天リンク)」を使えば、固定電話や他社キャリアへの番号にも無料で通話可能です(一部、例外の番号あり)。サブの電話番号のために契約した楽天モバイル回線を、完全に通話専用にするという手もあります。
楽天
楽天モバイルを契約していれば、楽天SPUにより楽天市場での買い物で楽天ポイントの付与率が+4倍。通常分(税抜100円ごとに1ポイント)の1倍に対して+4倍分が加算されるため、合計で5倍の楽天ポイントを獲得できます。
この点、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」の最低料金は月額1078円(月間データ通信量が3GB未満の場合)。サブの電話番号を使う回線でデータ通信をほとんど利用しない、あるいは自宅のWi-Fiに接続したままであれば、最低料金で十分でしょう。
となると、楽天市場での毎月の購入金額(税抜)が2万7000円であれば、2万7000円×4%=最大1080ポイントを獲得でき、楽天モバイルの月間料金1078円を楽天SPUによるポイントアップ分(+4倍)だけで充当できる計算になります。
月間料金分のポイントを稼いで損益分岐点を超えたあとは、楽天SUPによる+4倍分のポイントが単純に加算されていきます。
電話番号を持つだけなら最安値の「povo2.0」
povo
- 最安値は年間500円
- 「トッピング」システムで自分らしい料金プランにカスタマイズできる
- 契約手数料が無料
- 音声通話可(22円/30秒)
とにかく料金を抑えてLINEアカウント新規登録用の電話番号を取得したい人は、auのオンラインブランド「povo2.0」が向いています。年間500円ほどで、LINE用の電話番号を運用できます。
povo2.0は月額制ではありません。基本料金は0円。その代わり、必要なデータ容量や通話かけ放題などの「トッピング」を必要に応じて購入することで、自分にカスタマイズされた通信環境を構築する仕組みです。
もちろん、無料で電話番号を長期間維持できるわけではありません。というのも、180日に1回は何かしらのトッピングを購入しなければ利用停止となり、最終的に契約を解除されてしまうため。そこで半年に一度、利用停止対策として、250円の最安トッピング「データ使い放題(6時間)」を購入すれば、180日の制限をクリアするテクニックを活用することになります。完全無料とはいかずとも、非常にリーズナブルです。
ユーザー自身が効率重視でタスク処理が得意な性格であれば、LINEアカウント新規作成の観点からはpovo2.0は優秀です。他方、「半年に1回、忘れた頃にトッピングを購入するのが面倒くさい」と少しでも感じるのであれば、LINEアカウント目的でpovo2.0を選ぶのは避けたほうが無難かもしれません。
低速データ無制限で十分、旅行時・通信障害時の予備回線にするなら「mineo(マイネオ)」
mineo
- 最安値は「マイそく」プランの「スーパーライト」(32kbps/データ無制限)の月額250円
- 必要なときに24時間データ使い放題オプション(198円/回)を利用して通常速度に切り替え
- 音声通話可(22円/30秒)
mineo(マイネオ)は関西電力グループのオプテージが提供する格安SIM。2つ目以降の電話番号を格安料金で持ちたい人におすすめなのが、通信速度によって料金プランを選べる「マイそく」です。データ通信の速度が制限される代わりに、データ無制限で使えます。
mineo
最安値は月額250円で最大32kbpsの「スーパーライト」。最大32kbpsでは通信速度がかなり遅いため、外出先でのデータ通信には不向きです。音声通話やおサイフケータイ、Apple Payは問題なく使えます。
またオプションの「24時間データ使い放題」(198円/回)を購入すれば、いつでも通常の高速回線に切り替えられます。旅行時やメイン回線での通信障害の際に、「24時間データ使い放題」を購入して一時的に使うのも大いに検討の余地ありです。
たとえば、
- 登山好きだが普段は山奥に弱いキャリアの回線を使っているユーザーが、登山のときだけ山奥に強いキャリアの回線に切り替える
- メイン回線のKDDI(au)回線が通信障害を起こしたとき、mineoのDプラン(NTTドコモ回線)に切り替える
といった使い方が考えられます。当然、メイン回線と異なるキャリア回線のプランをmineoで契約しておくことが前提です。
データ通信をほとんど使わず、格安で音声通話をしたいなら「HISモバイル」
HISモバイル
- 最安値は月100MBで月額280円
- 「自由自在2.0プラン」なら音声通話可能。破格の9円/30秒
HISモバイルは、旅行会社大手のエイチ・アイ・エスのグループ会社が運営する格安SIM。最安で月額280円運用ができます。
「自由自在2.0プラン」のデータ容量1GBの料金プランは、音声通話・SMS・データ通信を利用できて月額550円。しかも実際のデータ使用量が100MB未満であれば、280円しか請求されません。
データを使いすぎたときのデータ追加にかかる料金は、1GBにつき200円と他社に比べてリーズナブル。月のデータ使用量が安定しない人でも、その都度調整しながら利用できます。
また音声通話料が30秒あたり9円という業界最安値である点も見逃せません。ケータイ業界水準となる大手通信キャリアの22円/30秒という設定と比べて、半額未満の格安設定は魅力的です。
LINEを外出先でよく使う人におすすめの「LINEMO」
LINEMO
- 最安値は3GBで月額900円
- LINEの主要機能がデータ無制限で使える
「LINEMO(ラインモ)」はソフトバンクが提供するオンライン専用ブランド。おすすめのプランは「ベストプラン」です。データ使用量を3GBまでに抑えられれば月額990円で使え、3GBを超えた場合は月額2090円(10GBまで)の2段階で変動する仕組みです。
LINEMOの特徴は、LINEアプリの無料通話・ビデオ通話・トークなどの機能を利用してもデータ通信を消費しない「LINEギガフリー」。万が一、データ使用量の上限に達してしまっても、LINEギガフリー対象機能を利用している間は速度制限がかかりません。LINEで無料通話機能やトークをたくさん使いたい人におすすめです。
LINEMO
さらに現在、ベストプランを新規契約または他社からの乗り換え(ソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルからの乗り換えは対象外)で契約すると、最大1万2000円相当のPayPayポイントがまとめて付与される「LINEMO週穫祭」キャンペーンも実施されています(終了日未定)。
「LINEMOベストプラン」を新規契約する場合、3000円相当のPayPayポイントを獲得できます。その他、併用可能な週替わり特典や月替わり特典があります(キャンペーンページ)。