LINE(ライン)で友だち追加しようとしたものの、うまく追加できず困っている人が少なくないようです。
そこで本記事では、LINEで友だち追加が「できない」ときに考えられる原因と対処法について、「QRコード」「ID/電話番号検索」「自動追加」など手段ごとに解説します。
QRコード・URLの送付で友だち追加できない原因
QRコードやURLによる友だち追加で失敗してしまう場合、QRコードやURLを表示した後の友だち追加ボタンを押す過程が抜けている、友だち追加する前にQRコード・URLを更新した、メッセージ受信拒否の設定をオフにしているといった原因が考えられます。
原因1:QRコードを表示しただけで追加ボタンを押していない
QRコードやURLによる友だち追加をする際は、あくまで読み込んだ側のみ友だち追加されるという点に注意が必要です。

上の図のように、QRコードやURLを読み取った時点では、BさんがAさんを一方的に友だち追加したにすぎません。読み取らせたAさんの友だちリストに、自動的に読み取った側のBさんが友だち追加されることはありません。


この場合、表示した側の友だちリスト内の「知り合いかも?」欄には、読み取った側のアカウントが表示されているはずです。
ここで友だち追加ボタン
を押すことで、正式に友だち追加ができます。
もしくは、読み取った側が表示した側に何かしらのメッセージを送り、そのトーク画面から
ボタンを押すのもいいでしょう。原因2:QRコードを更新した
マイQRコード画面で更新ボタンをタップすると、友だち追加に必要なQRコードが新しいものに変わり、それに伴ってURLも自動で変更されます。

更新をおこなうと、そのURLやQRコードの画像は無効となります。更新前のURLやQRコードを再度読み込んでも友だち追加はできません。URL・QRコードが流出してしまった場合や迷惑メッセージが届いた場合などの対策としては有効です。ただし、友だち追加してもらいたい人がいるときは、友だち追加の操作が終わるまでQRコードの更新は待ちましょう。
原因3:メッセージ受信拒否の設定がオンになっていた
前述したように、QRコードを表示した側/URLを送った側は「知り合いかも?」欄から追加ボタンを押さない限り、相手に一方的に友だち追加されている状態です。


「メッセージ受信拒否」は、友だちリストにいない相手からのメッセージを一切受信しない設定です。
この項目がオンになっていると、友だち追加後に相手がメッセージを送っても、一切届かないトラブルが発生する可能性があります。お互いに友だち追加が完了するまで、オフにしておきましょう。
連絡先の同期による「友だち自動追加」ができない原因
LINEの「友だち自動追加」は、端末のアドレス帳(連絡先・電話帳)に登録している友人・知人とLINEで「友だち」になれる便利な機能です。しかし、連絡先に登録しているすべてのユーザーが友だち追加されるわけではありません。
- 端末の設定で電話帳(アドレス帳・連絡先)へのアクセスが許可がされている
- 「友だちへの追加を許可」設定がオンになっている
- アドレス帳に登録されている電話番号とLINEに登録されている電話番号が一致している
「友だち自動追加」の対象となるには、上記の3点の条件を満たす必要があります。そのため連絡先の同期による「友だち自動追加」ができない際は、それらの条件が満たされていないことが考えられます。
以下で「友だち自動追加」ができない際の原因についてご解説します。
原因1:端末の設定で電話帳(アドレス帳・連絡先)へのアクセス許可がされていない
端末の設定で電話帳(アドレス帳・連絡先)へのアクセス権限が許可されていないと、LINEアプリが電話番号などの連絡先データを取得できません。

アクセスが許可しない状態で「友だち自動追加」のスイッチをオンに切り替えようとすると、エラーになります。この場合は下の手順でアクセス権限を許可しましょう。
Androidで連絡先へのアクセス権限を許可する


検証端末:Google Pixel 7a(Android 13)
Androidでアクセス権限を設定するには、まずLINEのアイコンを長押しして一番上に表示される
(アプリ情報)ボタンをタップ。アプリの設定画面で[権限]を選択します。アイコンを長押ししてもメニューが表示されない場合は、端末の「設定」を開き
もしくは などの項目に進み を選択しましょう。

続いて、「アプリの権限」内の
を開いて、連絡先へのアクセスを「許可する」を選択してください。「許可されていないアプリ」の一覧に[連絡先]がある場合、連絡先のLINEへのアクセスが許可されていないことになります。その際も「許可する」を選択してください。
iPhoneで連絡先へのアクセス権限を許可する


iPhoneでアクセス権限を許可するには、「設定」アプリを開きメニューから[LINE]を選択。アクセス権限の一覧で「連絡先」のスイッチをオンにすればOKです。
原因2:「友だちへの追加を許可」設定をオフにしている
自分と相手のどちらか一方が「友だちへの追加を許可」設定をオフにしていると、友だちに自動追加されません。


相手側の設定がオフになっていそうな場合は、連絡をとって状況を確認し「友だちへの追加を許可」をオンに切り替えてもらう必要があります。しかし、迷惑メッセージ対策などであえてオフにしていることも考えられますので、オンにするかどうかは相手と相談が必要です。
原因3:アドレス帳に登録されている電話番号とLINEに登録されている電話番号が不一致
そもそも友だち自動追加の機能は、スマホの電話帳に登録されている電話番号と、実際にLINEアカウントに登録している電話番号が一致した場合にのみ正常に働くものです。

どちらかの端末でアドレス帳に登録した電話番号が間違っていたり、すでに解約済みの電話番号になっていたりする場合は、友だちに自動追加されません。お互いにLINEに登録されている電話番号を確認してみましょう。
電話番号検索/ID検索で友だち追加できない原因
電話番号やLINE IDによる友だち追加は、電話番号やIDに紐づくLINEユーザーを検索・友達追加できる機能。シンプルで使い勝手がよく、知り合い同士でLINEを交換するにはとても便利な方法です。しかし便利な側面がある一方で、知らない人から勝手に友だち追加される可能性もあるといった危険な側面もあります。
そのため電話番号やLINE IDによる友だち追加は、以下の条件を満たしていなければ利用できない仕様になっています。いくら相手のアカウントを検索してもヒットしない場合、条件が揃っていないことが原因で電話番号やLINE IDによる友だち追加ができない可能性があります。
- 検索する側が年齢確認を済ませている(ID検索の場合は、検索される側も年齢確認が必要)
- 検索される側が「友だちへの追加を許可」もしくは「IDによる友だち追加を許可」をオンにしている


「友だちへの追加を許可」、「IDによる友だち追加を許可」の画面
条件を満たしているのに電話番号やLINE IDによる友だち追加が出来ない場合は、以下の記事を参考にしてみてください。
LINEで友だちを追加できない時のよくある疑問点
LINEで友だちを追加できない時によくある疑問点とその答えを紹介しています。
友だち追加の最中に「読み込み中」の画面で止まってしまったら、どうすればいい?
友だちを追加しようとしている時に「読み込み中」により追加できない場合、いったんLINEアプリを再起動しましょう。
LINEアプリをいったん終了し、もう一度起動し直してみます。そのほか、読み込み中で画面を操作できない時には以下の記事を参照してください。
友だち追加できないのはブロックされているから?
友だち追加できない現象とブロックは無関係です。ブロックされていても友だち追加は可能です。

LINEの「ブロック」は、トークや通話などの連絡手段を断つことが主な目的です。
たとえば、あなたが友だち追加していない相手をブロックしても、その相手はあなたを友だち追加することができます。
友だち追加できる人数に上限はある?
はい、友だちリストに追加できる人数は上限が設けられています。上限に達すると、それ以上の友だち追加はできなくなります。
自分の友だちリストに追加できる人数だけでなく、自分が追加される人数についても上限が設けられています。かつては友だちに追加できる上限人数は5000人と公式ヘルプに記載されていましたが、現在は具体的な上限人数について公表していません。LINEに問い合わせたところ「制限人数の基準などの詳細につきましても、ご案内いたしかねます」との回答を得られました。