LINE Payでの決済やLINEショッピングなど、LINEの各種サービスを利用して貯められる「LINEポイント」。スタンプや着せかえ、絵文字などの購入時には、2ポイント=1コインとして「LINEコイン」に自動変換され、その支払いに充当できます。
この記事では、LINEポイントとLINEコインの違いや、ポイントのコインへの自動変換の仕組みなどについて解説します。
LINEポイントとLINEコインの違い
LINEポイントは、LINEにおける各種サービスやLINE Pay決済などで貯めることができる1ポイント=1円のポイントシステムです。効率的に貯めて、豊富な使い道が選べるのが特徴です。
貯めたポイントはコインや他のポイントサービスとの交換のほか、LINEストアで利用することもでき、さらにLINE PayのQRコード決済やオンライン支払い、請求書支払いに充てられます。2021年3月からはPayPayボーナスへの交換も可能になりました。

LINEポイントは提携サイトでのショッピングやLINE Payのコード払いなど、様々な方法で貯めることができる

LINEコインは1コイン=2.4円。50コインであれば120円の計算になる
LINEコインは、LINEスタンプや着せかえなどを購入する際に使う専用通貨です。1コインあたり約2.4円、500コイン以上の購入でボーナスコインが付与されます。
スタンプなどの購入時にLINEコインが足りない場合、保有するLINEポイントから自動的に変換して充当することができます(後述)。
コイン数 | 価格(税込) | 含まれるボーナスコイン | 購入できるスタンプ数(※1) |
---|---|---|---|
50コイン | 120円 | 0コイン | 1個 |
100コイン | 250円 | 0コイン | 2個 |
150コイン | 370円 | 0コイン | 3個 |
200コイン | 490円 | 0コイン | 4個 |
500コイン | 980円 | 100コイン | 10個 |
800コイン | 1480円 | 200コイン | 16個 |
1600コイン | 2820円 | 400コイン | 32個 |
3300コイン | 5740円 | 900コイン | 66個 |
1万コイン※2 | 1万7000円 | 2730コイン | 約200個 |
※1:スタンプ1個(セット)50コインで換算
※2:1万コインをチャージできるのはAndroid版のみ
LINEポイントをコインに換える方法
LINEには「ポイント自動交換」機能が実装されており、コインに手動で交換することはできません。購入したコインとLINEポイントで交換できるコインの合計数が保有コインとなります。
LINEポイントは自動でコインに変換される
LINEポイントがあれば、スタンプ等の購入時に自動でコインに変換されます。ただし、すでに購入したコインを保有している場合、それらが優先的に消費されます。
2ポイント=1コインのレートで交換

LINEポイントの履歴など詳細確認は「ウォレット」タブ→[ポイントクラブ]から

「ホーム」タブの設定ボタン
→[コイン]から保有コインを確認さまざまな方法で獲得したLINEポイントは、スタンプなどの購入時に2ポイント=1コインのレートで自動的にLINEコインに変換されます。
このため、スタンプや着せかえの購入に必要なコイン数に相当するLINEポイントを保持していれば、コインをチャージすることなく有料コンテンツを手に入れることができます。
自動交換されたコインとチャージしたコイン、消費の優先順位は?
LINEポイントから交換されたコインよりも、チャージしたLINEコインのほうが優先的に消費されます。



ここでは、チャージした50コインを含む150コインを保有した状態で50コイン分のスタンプを購入。チャージしたコインが優先的に消費され、自動変換されたコイン数には変化がないことがわかる
LINEポイントでスタンプを購入する際、ポイントから交換されたコインを優先的に使用したい場合は、「LINE STORE(LINEストア)」からの手続きが便利です。
LINEポイントの有効期限に注意
また、LINEポイントの有効期限にも注意が必要です。LINEポイントの有効期限は、最後にポイントを獲得した日から180日後。期間限定ポイントの場合にはキャンペーン毎に有効期限が設定されます。
有効期限を過ぎると所持しているポイントが失効するため、コインへの自動変換ができなくなる可能性があります。

ポイントの有効期限を確認するには、LINEの「ウォレット」タブから
をタップします。

画面上部、ポイント数の横にある
をタップすると、LINEポイントの履歴画面で有効期限が確認できます。スタンプを買うならポイントのほうがコインよりお得?
ケースによっては、LINEポイントを自動変換するか、コインで購入するかで、スタンプを買う際おトク度に多少の差が生じます。
通常はポイント購入のほうが有利

欲しいスタンプや着せかえを購入するのに十分な数のコインがない場合でも、LINEポイントを保有していればポイントがコインに自動変換され、不足分に充てて購入することができます。



201ポイントを保有し、コインがチャージされていない状態で150コインのスタンプを購入する場合の例。ポイントの自動変換レートにより、保有コインは200ポイントの1/2=100コインとなる。
LINEポイントとコインの交換率は2:1。たとえば、150コイン(=370円:ボーナスコインなどを勘案しない場合)のスタンプを購入するのに必要なLINEポイントは300ポイント(=300円)です。
この点、単純計算ではLINEポイントを使って購入したほうがお得になります。ただし、LINEコインを大量に購入して多くのボーナスコインが付与されている場合、コインで購入したほうが実質的に割安なケースもありそうです。
ポイントを効率よく貯めてコインとして有効活用したい場合、LINE Payでの決済は日常的にポイントを貯められる方法の1つです。ポイントの付与率がアップするキャンペーンなども忘れずにチェックしましょう。

LINE Payコードの画面でポイントのトグルがオンになっていると、決済時にLINEポイントが自動的に消費されてしまいます。LINEポイントを貯めたい場合には、忘れずにオフにしておきましょう。
LINEストアなら直接LINEポイントで購入できる

LINEストアの決済画面。利用するLINEポイントを自由に指定できる
LINEストア(LINE STORE)で決済すれば、1LINEポイント=1円のレートで利用するポイント数を自由に指定して、スタンプや着せ替えなどの購入に充てられます。
LINEアプリ内のスタンプショップでは、LINEポイントから交換されたコインを優先的に使えませんが、LINEストアならそれが可能です。
LINEポイントが自動変換されないときに考えられる原因
LINEポイントがコインに自動変換されない場合、原因として考えられるのは主に以下の3点です。
- 交換できる十分な数のポイントを保有していない(LINEポイントとコインの交換レートは2:1)
- 獲得したLINEポイントがまだ付与されていない
100コインに交換するのに必要なLINEポイントは200。前述のとおり、交換レートには注意が必要です。

LINEショッピングを利用した際、LINEショッピングチームからポイント付与通知が届く

LINEウォレットから届く通知では、決済履歴や獲得ポイントまで詳細が確認できる
LINEポイントを獲得できる行動を取ってから実際のデータとして反映されるまで、条件によってはある程度の時間を要します。
LINEショッピングなど、ポイントが付与されるタイミングについて事前にメッセージが届く場合もあるほか、実際にポイントが加算される際にはLINEウォレットからも通知が届きます。