LINEポイントの効率的な貯め方と使い方【2020年最新版】
LINE(ライン)ポイントは、LINEの各種サービスや普段の買い物などで貯まるポイントサービス。貯まったLINEポイントは、スタンプや着せ替えだけでなく、LINE Payでの支払いなど、日々の生活シーンで利用できます。
しかしLINEポイントは、それほど馴染みのあるポイントサービスではありません。どのように貯めると効率的なのか、またどのように利用するとお得なのか、疑問に思っている人も多いでしょう。
そこで本記事では、LINEポイントの付与タイミングや有効期限などの注意点を説明した上で、効果的な貯め方と使い方を紹介します。もちろん、サービスの中核となる「LINEポイントクラブ」についても解説しています。
LINEポイントとは? その特徴と注意点
「LINEポイント」とは、LINEの各種サービスなどで貯められるLINEのポイントサービスです。
1ポイントあたり1円相当の価値を有しており、LINEプラットフォームをはじめとするさまざまな場面で利用できます。
なお、LINEポイントは、LINEアカウントに電話番号が登録されいないアカウントでは貯めることができません。Facebookアカウントのみで登録したLINEアカウントは利用できないので注意しましょう。
- 1ポイントあたり1円相当の価値がある
- LINEアカウントに電話番号が登録されていないと貯められない
- ポイントを多く貯めるほど多くの特典がもらえる「LINEポイントクラブ」という仕組みがある
- LINEポイントの有効期限は180日間
- ポイント付与まではタイムラグが発生する
「LINEポイントクラブ」でポイントを多く貯めるほど多くの特典がもらえる
LINE Payの還元プログラム「マイカラー」が2020年4月30日をもって終了し、それに代わる新プログラムとして5月から「LINEポイントクラブ」がスタートしました。
これは、LINEポイントを主軸としたプログラムで、ざっくり説明すると「LINEポイントを多く貯めれば貯めるほど、多くの特典がもらえる」仕組みです。
レギュラー | シルバー | ゴールド | プラチナ | |
---|---|---|---|---|
判定基準となるポイント獲得数(6カ月ごと) | 0〜99 | 100〜499 | 500〜4999 | 5000以上 |
チャージ&ペイのポイント還元率 | 1% | 1.5% | 2% | 3% |
獲得できるクーポン(毎月) | 1枚 | 3枚 | 6枚 | 10枚 |
LINEポイントクラブでは、過去6カ月に獲得したLINEポイントの実績に応じて「レギュラー」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」にユーザーがランク分けされます。
このランクが上がるほど、後述する「Visa LINE Payクレジットカード」のユーザーはチャージ&ペイ時の還元率が上がり、通常ユーザーは特典クーポンのもらえる枚数やLINE関連サービス利用時の還元率が高くなるのです。
自身のランクとそれに伴う特典は、「ウォレット」タブから[LINEポイントクラブ]へと進むと確認できます。
LINEポイントの有効期限は180日間
保有しているLINEポイントの有効期限は、LINEアプリ「ウォレット」タブから[LINEポイントクラブ]ヘ進み、「メニュー」タブの[LINEポイント履歴]から確認できる
LINEポイントには180日の有効期限が設定されています。最後にポイントを取得してから180日を経過すると、持っているポイントすべてが失効してしまうので注意してください。
とはいえ、有効期限の180日はあくまでも「最後にポイントを取得してから」起算されるもの。LINEポイントを「取得」するごとに180日間が延びる仕組みなので、日常的にポイントを貯めている人は有効期限をさほど気にせずに済むでしょう。
ポイント付与まではタイムラグが発生する
LINEポイントは、貯める行動をとった時点からLINEポイントが加算される時点まで、ある程度のタイムラグが発生することがあります。
ポイント獲得方法 | 付与されるタイミング |
---|---|
Visa LINE PayクレジットカードによるVisa加盟店でのカードショッピング | 利用明細に表示された翌日〜数日以内 |
Visa LINE Payクレジットカードを紐付けてのLINE Pay支払い(チャージ&ペイ) | 「確定日」の翌日〜数日以内 |
LINEポイントページの各種キャンペーン | それぞれのキャンペーンの反映時期の欄に記載あり |
LINEショッピング | 最大で190日ほど |
LINE CONOMI | LINE CONOMI coin交換後すぐ |
lacore | 注文確定から、1〜3カ月ほど(キャンペーン時は変更あり) |
LINEトラベル | 旅行終了(ホテルへの宿泊/航空券の利用/ツアーの終了)から最大で60日 |
提携ポイントサイトからの変換 | それぞれのサービスによって異なる |
それが顕著に起きるのが、LINEショッピングやlacoreの利用によるポイント獲得時。この場合、数日どころか数カ月を経過しないとポイントに反映されないことがあります。
注文後、LINEショッピングチームの公式アカウントから購入確認とポイント付与予定を知らせるメッセージが届いていれば、ポイントは付与されるはずなので気長に待ちましょう。
LINEポイントの貯め方(獲得方法)
ここからは、LINEポイントを効率的にゲットする方法を紹介します。
貯め方1:Visa LINE Payクレジットカードで決済する
Visa LINE Payクレジットカードは、文字どおりVisaブランドの物理カードです。
Visa加盟店でのカード支払い・Visaのタッチ決済ができるほか、LINE Payに紐付けてチャージ不要で支払い(=チャージ&ペイ)ができるのが特徴。
最も注目すべきは、なんといっても還元率の高さでしょう。
Visa加盟店での通常のカード支払いでは、2021年4月30日まで一律3%還元、Visa LINE Payクレジットカードを紐付けてのLINE Pay決済(チャージ&ペイ)では、前述の「マイランク」に応じて1%〜最大3%が還元されます。
効率よくLINEポイントを貯めたい人にとって、必携の1枚となるでしょう。ただ、LINEポイントを貯めるには、事前にVisa LINE PayクレジットカードをLINE Payアカウントに登録する必要があります。必ずLINE Payアカウントへ登録後に利用してください。
「Visa LINE Payクレジットカード」がなくても、これまで通りLINE Pay残高によるコード払いや請求書支払いなどはおこなえます。
ところが、前述した「マイカラー」の終了に伴い、「Visa LINE Payクレジットカード」をLINE Payに紐付けての支払い(=チャージ&ペイ)以外は、ポイント還元の「対象外」となりました。つまり、Visa LINE Payクレジットカードを持たないユーザーは、LINE Payの基本還元率が0%になってしまったのです。
Visa LINE Payクレジットカードを持たないユーザーでも、LINEポイントクラブのマイランクに応じた枚数の「特典クーポン」を獲得できるため、LINE Payを使うメリットが完全に失われたとまでは言い切れません。とはいえ、LINEポイントを貯めるための手段としては、もはや有効とは言い難いでしょう。
貯め方2:インセンティブ付き広告の条件をこなす
最も手軽かつ完全無料でLINEポイントを獲得できるのが、インセンティブ付き広告の案件を地道にこなしていく方法です。
紹介されているサービスの登録やアプリのインストール、動画視聴、公式アカウントの友だち追加などによって、ユーザーに報酬としてのLINEポイントが与えられます。
各種キャンペーンの一覧は、「LINE ウォレット」タブの[LINE ポイントクラブ]をタップ。LINEポイントクラブの「貯める」タブで、開催中のキャンペーンが一覧で表示されます。
LINEポイントを貪欲にゲットしていきたいユーザーは、「LINE ポイント」公式アカウントを必ず友だちに追加しておきましょう。最新情報などを通知してくれるので非常に便利です。
貯め方3:LINEショッピングを経由して買い物をする
日常的にネットで買い物をする人にぜひ使ってほしいのがLINEショッピング。
Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどの有名ネットショップから、ニッセンやベルメゾンなどの大手通販サイト、ユニクロや丸井などのファッションブランド、家具・家電・旅行・ネットスーパーなど、約525店舗のネットショップ・店舗が出店しているショッピングサイトです。
LINEショッピングのサイトを経由して各ショップで買い物をすることで、購入額の0.5%〜最大20%ものLINEポイントが付与されます。LINEアカウントを持っていれば、新たに登録する必要はなく、年会費なども発生しません。
ただ、同一ブラウザのショップページで24時間以内に支払いを完了させるなど、条件面には注意が必要です。下記の記事にサイト経由の手順や最適なブラウザ設定などの詳しい使い方をまとめているので、参照してください。

貯め方4:LINEトラベルを経由して旅行を予約する
LINEトラベルは、ホテル・航空券・ツアー賞品をまとめて検索・最安値比較ができるサイトです。
エアトリ、エクスペディア、Airbnb、Booking.comなどの各サイトへLINEトラベルを経由して予約するだけで、1%〜最大10%ものLINEポイントを獲得できます。
航空チケットや宿泊料金の支払いは数万円と高額になるケースが多いため、上手く利用すれば一度に数千ものLINEポイントを貯めることができそうです。
緑の文字で「P〇%」と書いてあるサイトが、LINEポイントの還元対象サイトです。ポイント還元対象外のサイトで予約すると、LINEポイントは付与されないので注意しましょう。
各予約サイトへは登録手続きなどが必要ですが、LINEトラベルの利用自体には会員登録など面倒な手続きは必要ありません。また、dトラベルならdポイントというように、各サイト独自のポイントとダブルで獲得できるのも嬉しいポイントです。
貯め方5:LINE CONOMI(コノミ)で口コミを投稿してポイントを貯める
LINE CONOMI(ラインコノミ)は、LINE社とその子会社が運営するグルメレビューサービス。
好みのスポットを検索できるほか、グルメ記録(レビュー)を投稿することで、報酬として1:1の比率でLINEポイントに交換できる「LINE CONOMI coin」がもらえます。
未登録の店舗を新たに登録すると50 LINE CONOMI coin、お店のメニュー表の登録で100 LINE CONOMI coinが手に入るようです。
レビュー投稿といっても、ユーザーは飲食店のレシートを撮影するだけでOKです。LINE独自のAIを使った画像認識技術により、レシートに記載されている文字を分析し、店名や位置情報、メニューを自動入力してくれます。
口コミをたくさん投稿するとサービス内でレベルがアップし、レベル5以上になるとLINE CONOMI coinをLINEポイントに交換できます。
貯め方6:lacore(ラコア)で買い物をしてポイントを貯める
lacore(ラコア)は、LINEが提供する美容に特化したポータルサイトです。
コスメ情報をはじめ、ヘアアレンジ方法やメイクテクニックなど、AIがパーソナライズしたおすすめ記事を閲覧できるほか、気に入った商品をそのまま購入できるショッピング機能もあります。
サイト内で商品を購入すると、金額に応じてLINEポイントが還元されます。LINE Payによる決済もできるため、Visa LINE PayクレジットカードユーザーならLINEポイントの2重取りも可能です。
さらに、lacoreでは還元率がアップするキャンペーンが不定期で開催されます。キャンペーンを活用してまとめ買いすれば、一気に数千ポイントを獲得することもできるでしょう。
貯め方7:LINEポケオでテイクアウトをする
LINEが提供しているテイクアウトサービスLINEポケオを利用すると、注文金額に応じたLINEポイントが獲得できます。
左:〇〇%付与と記載のある店舗で注文するとポイントが貯まる右:説明
店舗によりますが、だいたい購入金額100円につき1ポイントが付与され、貯まったLINEポイントを直接支払いに当てられます。店内でメニューを注文するよりも安くテイクアウトできる場合があるので、セール情報などをこまめにチェックすればよりお得に利用できるかもしれません。
貯め方8:提携ポイントサイトで獲得したポイントをLINEポイントに交換する
無料ゲームやアンケート、ショッピングでの還元などポイントを貯めることができるのが、いわゆるポイントサイトです。いくつかのポイントサイトでは、貯めたポイントをLINEポイントに交換できます。
ポイントサービス名 | 最小交換量 | 交換後LINEポイント | 手数料 |
---|---|---|---|
Gポイント | 100G | 100ポイント | 5%(実質無料) |
ポイントタウン | 2200ポイント | 100ポイント | 無料 |
moppy(モッピー) | 330ポイント | 300ポイント | 30P~ |
PeX(ペックス) | 110ポイント | 10ポイント | 無料 |
注意点は、各種ポイントサイトのポイントとLINEポイント間で交換レートが設定されていること。交換後のポイント数を見比べると減っているように見えても、実質価格としては等価交換となっていたり、その逆の場合もあります。
現在の交換比率がどのくらいなのかを都度サイトでチェックしてから交換するのがおすすめです。
貯め方9:LINE LIVEやLINEモバイルの回線契約で獲得する
そのほか、LINEモバイルを利用したり、配信アプリ「LINE LIVE」の配信者になったりすることでもLINEポイントは獲得できます。
とはいえ、どちらも限られた人のみ使える手法です。もし機会があれば利用するといいでしょう。
- LINE LIVEの配信者になる:動画を配信すると得られる「配信スコア」に応じてLINEポイントが付与される。配信スコアの算出方法は非公開
- 格安SIMのLINEモバイルを利用する:基本利用料の1%がLINEポイントで還元される
LINEポイントの使い方(使い道・交換)
貯まったLINEポイントの使い道や交換先について紹介します。
使い方1:LINE Pay決済で使う
LINEアプリ内に組み込まれたモバイル決済サービスLINE Pay(ラインペイ)。LINEポイントは1ポイント=1円として、LINE PayのQRコード決済時やオンライン支払い、請求書支払いなどで利用できます。
QRコード決済やオンライン支払いでLINEポイントを使う
コード支払い/スキャン支払いでLINEポイントを使うには、LINEアプリの「ウォレット」タブのQRコードマークをタップしてLINE Payコードの画面を表示させます。「LINEポイント」の項目があるのでオンに切り替えてください。
あとはレジでQRコードを読み込んでもらうか、[スキャン]ボタンをタップしてコードを読み込めば、優先的にLINEポイントが消費されます。使用するポイント数の指定はできません。
LINE PayカードやQUICPay+支払いでLINEポイントを使う
LINEの「ウォレット」タブからLINE Payのメイン画面に移動し、[LINE Payカード]ボタンをタップします。「LINEポイントを使用」の項目をオンに切り替えると確認画面が表示されるので、[確認]をタップ。これで設定完了です。
次回以降、LINE PayカードやQUICPay+支払いをする際にLINEポイントが優先的に消費されます。なお、コード支払いと同様、使用するポイント数の指定はできません。
ほか、請求書支払いやオンライン支払いでLINEポイントを使う方法は以下の記事を参照ください。

使い方2:LINEコインとしてスタンプや着せ替えの購入に使う
LINEポイントは、2ポイント=1コインの比率でLINEコインに自動的に変換され、スタンプや着せ替えの購入に使用できます。
ただし原則、LINEポイントから自動変換されたコインよりも、チャージしたLINEコインのほうがが優先して消費されます。LINEポイントを使いたい場合は、コインのチャージ額が0、もしくは不足している状態でスタンプを買う必要があるので注意しましょう。

使い方3:LINEギフトでスタバチケットやAmazonギフト券に交換する
LINEギフトは、LINEアプリを通して友だちにさまざまなプレゼントを贈ることができるサービスです。ギフトは人に贈る物というイメージが強いですが、LINEギフトは自分用にも購入可能です。
LINE Payを利用していないユーザーでも、LINEポイントでさまざまな商品や金券類を購入できます。
手軽にポイントを使いたいなら、実店舗で商品と引き換えできる「eギフト」がおすすめです。スターバックス、サーティーワンアイスクリーム、ミスタードーナツ、モスバーガー、ゴディバなど豊富な種類が用意されています。
食べ物以外では、Amazonギフト券への交換にも対応しています。

使い方4:LINEマンガコインやルビーなどLINE関連サービスのアイテムに交換する
「ウォレット」タブから[LINEポイントクラブ]へ進み「使う」タブの「交換する」項目でLINEポイントで交換できるアイテムの一覧が表示される
LINEポイントは、LINEマンガやLINE MUSIC、LINEバブルなど、LINE関連サービスのゲームアイテム・アプリ内通貨と交換することもできます。交換可能なサービスは以下の通りです。
- LINE占いの占いコイン
- LINEマンガのマンガコイン
- LINE MUSICのMUSICクーポン
- LINEバブルのルビー
- LINE LIVEのコイン
- LINEハローのルビー
- LINEブラウンファームのダイヤ
- LINEシェフのルビー
- LINEレンジャーのルビー
- LINEブラウンストーリーズのオーブ
- LINEパズルタンタンのダイヤ
- LINEバブル2のルビー
なお、以前は「LINEストア(LINE STORE)」においてLINEポイントを使ったアプリ内通貨・アイテムの購入ができましたが、2020年12月現在これらのアイテム購入にLINEポイントを使用できなくなっています。交換は「LINEポイントクラブ」でおこなう必要があります。
左:LINE MUSICクーポンへの交換右:LINEマンガコインへの交換
アプリ内課金に抵抗がある人でも、ポイントなら気兼ねなく使えるでしょう。
また、少ないポイントの交換にも対応しているので、半端な数のポイントの使いみちに困っている人にもおすすめです。たとえば、LINEマンガで使える「マンガコイン」なら30ポイントから交換できます。
使い方5:出前館での注文時に利用する
2020年12月20日をもってLINEのテイクアウトサービス「LINEデリマ」は、出前館に統合されます。
11月10日からすでにLINEアカウントと出前館の連携が開始されており、一部店舗に限りLINEポイントを利用しての支払いができるようになっています。
左:出前館アプリでLINEポイントの照会ができる右:注文時にLINEポイントの使用数を指定できる
出前館アプリではLINEポイントの照会ができるほか、注文時にLINEポイントの使用数を指定して支払いに利用できます。
なお、LINEデリマでは注文金額に応じてLINEポイントが付与されていました。しかし、出前館統合後は、注文時にLINEポイントが付与されるかどうかについては言及されていません。
使い方6:LINEモバイルの支払いやLINE証券の入金に利用する
そのほか、LINEモバイルの支払いや、LINE証券への入金にもLINEポイントを利用できます。ただ、どちらも気軽に利用できるものではないので、もし機会があればポイントを活用する程度に考えておくといいでしょう。
検証したLINEのバージョン:iOS版10.19.0、Android版10.21.3