アイリスオーヤマのLED電球「LDA10F-G/D-86AITG」は、Google Home(グーグルホーム)やAmazon Echo(アマゾンエコー)などのスマートスピーカーと連携して、声をかけるだけで照明を操作できます。また、スマートスピーカーがなくても、スマホをリモコン代わりにしてアプリで照明をコントロールすることも可能です。
自宅にWi-Fi環境さえあれば電球本体だけで利用できるほか、価格も直販ストアで3980円からと手頃です(2019年3月3日現在)。声やスマホで操作できる照明を試してみたいなら最適な製品といえます。さっそく見ていきましょう。
帰宅直後や就寝前は音声で照明が操作できると嬉しい
スマートスピーカーと連携することで音声操作が可能に
たとえばGoogle Homeと連携すれば、「ねえグーグル、電気をつけて」「OKグーグル、電気を消して」と声をかけるだけで、照明をつけたり切ったりすることができます。また、アイリスオーヤマが提供するスマホ用アプリ「IRIS SmartLF」をインストールすると、スマホから照明のON/OFFを切り替えられます。外出先からも操作可能なので、消し忘れなどにも役立つでしょう。
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便利なのが帰宅したとき。声をかけるだけでよいので、荷物や買い物袋で両手がふさがっていてもすぐに照明をつけられます。また、部屋が真っ暗でも、手探りでスイッチを入れる必要がありません。赤ちゃんがいる家庭では、抱っこしながらでも操作できるのは嬉しいポイントだと思います。
個人的に便利だったのは出かける前です。玄関で靴を履いた後、うっかりリビングの電気を消し忘れたことに気づいても、その場で消すことができます。わざわざ靴を脱いでスイッチを切りに行くという“外出時あるある“”の手間が省けました。
音声で照明をつけられるほか、スマホをリモコン代わりにして操作することもできる
寝室に置いておけば、就寝時や起床後にも役立ちます。ベッドで本などを読んでいてもスイッチを押さずに消灯できるので、布団から出る必要がありません。また、起きる時は自動で着くようにしておけば、目が覚めやすくなるでしょう。
このほか、外出先からでも家の明かりをコントロールできるので、防犯対策にも役立ちます。残業などで帰宅が遅くなる際は、外が暗くなる時間に点灯すれば、誰かが部屋にいるというサインにもなります。
多彩な調光・調色も楽しめる
「LDA10F-G/D-86AITG」は、照明をさまざまな色に変えられます。家電量販店などで売っている一般的な照明の色はオレンジや白ですが、LDA10F-G/D-86AITGはRGBW配色に対応しており、1600万色以上の色から好みに合わせて調色可能です。
また「読書」や「夜」など、シーンに合わせた調光設定もデフォルトで用意されています。さらに、色だけでなく明るさも変更可能。専用アプリのコントローラーを使えば100段階で明るさを調整できます。
赤や青など気分やシーンに合わせて照明の色を変えられる
シーンに応じて複数の場所の照明を一括で操作
スマホアプリで利用シーンの登録をすれば、リビングや寝室、キッチンなど複数の場所に設置してある照明をボタン1つで操作することもできます。たとえば「帰宅時」はリビングとキッチンを点灯、「外出時」はすべての照明をOFFなど、シーンに応じて細かく設定できるので、各部屋で電灯のスイッチを切り替える必要がありません。
たとえば「帰宅」というボタンを登録して、リビングと寝室など複数の照明を一括でつけたり消したりすることもできる
時間や条件でON/OFFや明るさなどを自動で切り替え
音声操作やスマホのリモコンを使わなくても、普段の生活に合わせて自動で照明をコントロールすることもできます。「月曜〜金曜の6時に寝室の照明をON」「毎日23時にすべての照明をOFF」など、起床時間や就寝時間といった生活のリズムに合わせて切り替えられます。設定では、単純な照明のON/OFFだけでなく、明るさや色温度も変更可能です。
日の出時刻に合わせて照明を自動でONにするといった設定ができる
また、リビングやキッチンなど各部屋の照明を1日の終わりに自動で消灯するように設定しておけば、消し忘れを防止できてムダな電気代も減らせます。
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LED電球本体だけで手軽に試せる
LDA10F-G/D-86AITGは、手軽に使えるのがメリットです。機能面で見ると数自体は少ないものの、スマートスピーカーと連携したり、調色やタイマー設定などが可能な製品は他にもあります。しかし、たとえばフィリップスの「Hue」などは、スマートスピーカーやスマホで操作するには別売りのハブを設置してWi-Fiルーターと有線LANで接続しなければいけません。
冒頭でも紹介した通り、LDA10F-G/D-86AITGは本体にWi-Fiを内蔵しているため、直接Wi-Fiルーターと接続できます。特別な環境を用意することなく、古い電球と交換すれば使えるので、とりあえず試してみたいという人にはうってつけの製品です。
スマート家電や今回紹介した機能を体験してみたい人は、1つ購入してみてはいかがでしょうか。
構成・文:藤原達矢
編集:アプリオ編集部