iPhoneが故障した時の修理ガイド──予約や料金、期間、保証などを解説

iPhoneが故障した時の修理ガイド──予約や料金、期間、保証などを解説

Image:Faris Algosaibi/Flickr

ちょっとした不注意がもとで、iPhoneの画面が割れてしまったり、水没させてしまったりすることがあります。そんなとき、故障したiPhoneをどこへ修理に出したらよいでしょうか。修理の予約方法や料金・交換費用、修理にかかる期間や代替機が借りられるのかも気になるところです。

そこで本記事では、壊れたiPhoneを修理したいときにどうすればよいか、修理の窓口や費用などについてまとめました。

iPhoneが故障したらどこに修理を出す?

iPhoneの修理を受け付けてくれるのは、Apple Store、正規サービスプロバイダ、キャリアショップ、非正規の修理業者に大別されます。

Apple Store(アップルストア)

iPhone バッテリー 交換

Image:Appleストア表参道

iPhoneが破損したら、最初に思い浮かべる窓口は直営店であるApple Store(アップルストア)でしょう。たいていの場合、その場で修理をおこなってくれるので、即日持ち帰ることができます。

Apple Storeに本体を持ち込む際は、事前に「Genius Bar」の予約が必要です。Genius Barとは、トレーニングを受けたApple製品に関する専門家がマンツーマンで技術的なサポートをおこなってくれる場所です。

Genius Barの予約とAppleサポートのオプション - Apple(日本)

修理予約は「Appleサポートへお問い合わせ」のページからおこないます。問題の内容を選択した後、希望するサポート方法に「持ち込み修理」を選ぶと、近くのApple Storeを検索して予約できます。なお、Genius Barの予約は公式の「Apple Store」アプリ、もしくは「Appleサポート」アプリからもおこなえます。

アプリ「Apple Store」をダウンロード
Apple Store
アプリ「Appleサポート」をダウンロード
Appleサポート

ただし、Apple Storeは全国でも8カ所にしかないため、端末を直接持ち込めるユーザーは限られています。この場合、Appleに端末を発送して修理をしてもらう配送修理サービスが利用できます。配送にかかる費用はアップルが負担するため、余計な出費がかかりません。

ソフトバンクショップ

PayPay ペイペイ キャンペーン

Image:ソフトバンク

ソフトバンクでは、一部のソフトバンクショップでiPhoneおよびiPadの店頭修理サービスを提供しています。ソフトバンクを契約中のiPhone(4Sおよび5は対象外)、iPadを対象のソフトバンクショップで修理できます。

2019年6月時点で店頭修理サービスを行っているソフトバンクショップは、以下の通りです。

ソフトバンク店頭修理サービス対応店舗

  • ソフトバンク表参道
  • ソフトバンク銀座
  • ソフトバンク名古屋
  • ソフトバンクグランフロント大阪

予約優先での対応となるため、事前に電話またはWebで来店予約をしておきましょう。来店時には運転免許証や健康保険証などの本人確認書類も必要となります。

店頭で受付をおこない、診断結果によって本体交換修理(整備済み品との交換)とバッテリー交換修理、故障部品のみの交換、ディスプレイ修理のいずれかの方法でおこないます。いずれの修理内容でも店頭にて即日修理してくれます(部品の在庫状況や症状、機種により即日修理できない場合もあり)。

修理の過程でデータはすべて消去されるため、バックアップを忘れずに取っておきましょう。

iPhoneが故障した時の修理ガイド──予約から料金、期間、保証範囲まで【アップルストア/ドコモ/au/ソフトバンク】

Appleが提供している保証(補償)サービス「AppleCare+ for iPhone」や、iPhoneの標準保証(1年)、またはソフトバンクの「あんしん保証パック(i)プラス」(後述)の適用外となる場合の修理代金は上記のとおり。修理依頼品が保証適用内の場合は、無料での修理を受けられます。

また、保証の対象となる場合は、加入している保証サービスによって修理代金が異なります。

iPhone/iPad 店頭修理サービス(ソフトバンク)

一部のソフトバンクショップでは、同社で購入し現在契約中のiPhone、iPadの修理取次サービスを提供。基本的に1週間の預かり修理となります。対象店舗や詳細についてはソフトバンク公式サイトを参照してください。

iPhone/iPad 修理取次サービス(ソフトバンク)

auショップ

auでもソフトバンク同様、一部のauショップで即日修理をおこなっています。2019年6月時点で、即日店頭修理サービスを行っているauショップは以下の通りです。

即日店頭修理サービス対応店舗

  • au SHINJUKU(東京・新宿)
  • au SENDAI(宮城・仙台)
  • au みなとみらい(神奈川・横浜)
  • au NAGOYA(名古屋・栄)
  • au OSAKA(大阪・梅田)
  • au FUKUOKA(福岡・天神)

事前に電話またはWebで来店予約をしておきましょう。来店時には運転免許証や健康保険証などの本人確認書類も必要となります。

店舗での即日修理サービス対応機種は、auにて回線契約中のiPhone 5以降のiPhone端末(auを契約中の端末のみ)です。修理の流れは、店頭受付→修理依頼品の診断・見積もり→修理の申込(署名)→修理完了品の引き渡し→修理代金の支払いとなっています。

修理の際にデータはすべて消去されるため、必ず事前にバックアップを取っておきましょう。

iPhoneが故障した時の修理ガイド──予約から料金、期間、保証範囲まで【アップルストア/ドコモ/au/ソフトバンク】

Appleが提供しているメーカー1年保証適用外の場合、修理代金は上記の通りとなります。なお、Apple Care+ for iPhone、またはApple公式の保証サービス「故障紛失サポート with AppleCare Services」適用内の場合は修理代金が異なります。

iPhone・iPad 店頭修理サービス(au)

また、一部のauショップでは預かり修理もおこなっています。修理期間は約1週間。詳細は下記のau公式サイトを参照ください。

iPhone・iPad預かり修理対応店・来店予約(au)

ドコモショップ

ドコモでも、ドコモショップ丸の内店とドコモスマートフォンラウンジ名古屋の2店舗(2019年6月時点)でiPhoneの修理受付をおこなっています。

事前に来店予約をおこなった上で、店頭受付となります。その後、修理品の確認→見積もり→修理完成品の引き渡し→支払いという流れで進みます。来店時には運転免許証や健康保険証などの本人確認書類が必要です。

本体交換修理(整備済み品との交換)とバッテリー交換修理、ディスプレイ修理のいずれかの方法でおこないます。ディスプレイ修理の場合は修理期間に4〜7日を必要としますが、前二者の場合は即日修理が可能です。

修理の際にデータはすべて消去されるため、必ず事前にバックアップを取っておきましょう。

iPhoneが故障した時の修理ガイド──予約から料金、期間、保証範囲まで【アップルストア/ドコモ/au/ソフトバンク】

Appleが提供しているメーカー1年保証適用外の場合、修理代金は上記の通りとなります。なお、Apple Care+ for iPhone適用内の場合、修理代金が異なります。修理依頼品が保証適用内なら、無料での修理を受け付けます。

iPhoneリペアコーナー(ドコモ)

Apple正規サービスプロバイダ

Appleの配送修理サービスを利用すると、端末が手元に戻るまで1週間ほど必要です。また、Apple Storeへ端末を持ち込む場合でも事前に予約が必要で、混んでいる時は待たされることがあります。そこで検討したいのが「Apple正規サービスプロバイダ」です。

iPhoneが故障した時の修理ガイド──予約から料金、期間、保証範囲まで【アップルストア/ドコモ/au/ソフトバンク】

Apple正規サービスプロバイダは、アップルの認定を受けた店舗です。アップルの製品保証がそのまま適用され、AppleCare+ for iPhoneの保証も利用できます。

アップルの認定技術者がアップルの純正部品を使って修理をおこなうため、その技術・サービスは直営店で修理を受けるのと同等です。パーツ交換のほか、必要に応じて本体を交換してくれるのも正規サービスプロバイダならではです。

iPhoneが故障した時の修理ガイド──予約から料金、期間、保証範囲まで【アップルストア/ドコモ/au/ソフトバンク】

正規サービスプロバイダとしてのサービスを提供している業者は、カメラのキタムラやビックカメラ、クイックガレージなどがあります。近くにある正規サービスプロバイダは、「場所を検索」のページでサービスをクリックすると検索できます。また、前述の「Appleサポート」アプリからも検索・予約が可能です。

なお、アップルと正規サービスプロバイダのどちらを利用する場合でも、修理サービスの過程で端末のデータはすべて消去されます。そのため、事前にiTunesやiCloudでバックアップをおこなっておく必要があります。また、「iPhoneを探す」機能を事前にオフにしておく、アクセサリやカバーなどは外しておくなどの準備が必要です。

事前準備の詳細については、各サービスプロバイダのページも確認しておきましょう。

Appleの正規サービスプロバイダ

非正規の修理サービスを利用する

iPhone 修理 正規店以外 iClacked

iCrackedは、米シリコンバレーで創業した世界最大級のスマホ・タブレット修理事業者だ(写真は渋谷ストア)

アップルや正規サービスプロバイダ以外の修理業者に依頼するという選択肢もあります。液晶画面のひび割れ修理はもちろん、充電ができない、ホームボタンが効かない、写真が撮れないといった症状にも対処でき、本体の交換を除く幅広い修理を受け付けています。

事前の予約が必要ないことや、修理費用が安く収まることも多いのが、非正規修理業者を利用するメリットです。また、パーツの交換修理が基本なので、修理の過程でデータを消去しないことを謳う修理業者も多くあります。面倒なデータのバックアップを済ませなくても、気軽に利用できます。

デメリットもあります。非正規の修理業者で修理をおこなうと、保証期間内であっても以後アップルの製品保証を受けられなくなります。また、修理に使用しているパーツは純正品ではなく、サードパーティ製のパーツとなります。

iPhoneの修理、正規店以外ならどこでする? 修理店選びの最新事情

iPhoneの修理にかかる期間は? 代替機は借りられる?

Apple Store直営店やApple正規サービスプロバイダに予約した上でiPhoneを持ち込んだ場合は、同日中に修理が完了する可能性があります。ただし、故障の状況が深刻でiPhoneをAppleリペアセンターに送る必要がある場合、修理に約1週間(4〜6営業日)かかります。

そこで、修理に出すiPhoneが製品保証の対象であれば、Apple正規サービスプロバイダやApple Store直営店で修理期間中の代替機を貸し出してくれます。利用中のiPhoneをバックアップし、代替機の貸し出しをおこなっているApple正規サービスプロバイダまたはApple Store直営店に予約した上でiPhoneを持ち込めば、案内が受けられます。

iPhone 修理 - Apple サポート 公式サイト

代替機の貸出期間は3週間までで、修理済みのiPhoneを受け取る際に返却します。このほか、別途3300円(税別)を支払うことで、前述の配送修理サービスにて故障したiPhoneをピックアップする際に交換機をその場で受け取れる「AppleCare iPhoneエクスプレス交換サービス」も用意されています。

さらに、ドコモやau、ソフトバンクといったiPhoneを購入したキャリアでは、修理期間中に代替機をショップで貸し出してくれるサービスもあります。

iPhoneの故障の種類と保証範囲を調べる

iPhoneには購入から1年間の保証期間が設けられています。「AppleCare+ for iPhone」という保証サービスに加入すれば、保証期間が2年間に延長されるほか、各種修理代金が安くなる場合もあります。使用しているiPhoneの保証期間を調べる方法もあるので、もしものときのために事前に把握しておくのがいいでしょう。

保証の範囲とAppleCare+ for iPhone

iPhoneが故障した時の修理ガイド──予約から料金、期間、保証範囲まで【アップルストア/ドコモ/au/ソフトバンク】

iPhoneの製品保証期間は購入日から1年間です。製品保証の対象となる修理であれば、修理サービス料金は無償です。ホームボタンなどのボタンやスイッチの効きが悪くなった、スピーカーから音が出なくなった、コネクタの接触が悪くなったなど、日常的な使用の際に起きる自然故障は、およそ保証の範囲内です(実際に保証が適用されるかはアップルの診断によります)。

しかし、過失や事故による損傷は保証の対象外となります。具体的には、iPhoneの修理で一番多い液晶画面の破損、水没などの水漏れによる破損などは保証範囲に含まれません。また、経年劣化によるバッテリーの消耗も保証の対象外です。どのような損傷が保証の対象外になるかについては、製品保証規約の「本保証の非適用範囲」などに詳しく書かれています。こちらも参考にしてください。

また、購入日から90日間の無償サポートもついています。基本設定や接続に関するサポートを電話で受けることができます。

AppleCare+ for iPhoneの代金
  • iPhone XS Max
  • iPhone XS
  • iPhone X
2万2800円
  • iPhone XR
  • iPhone 8 Plus
  • iPhone 7 Plus
  • iPhone 6 Plus
1万6800円
  • iPhone 8
  • iPhone 7
  • iPhone 6s
1万4800円
  • iPhone SE
1万2800円

保証期間は1年間ですが、購入時または購入後30日以内に「AppleCare+ for iPhone」を購入している場合、保証期間が2年間に延長されます。さらに、過失や事故による損傷の場合でも2年間のうち2回だけ、画面の損傷なら1回につき3400円(税別)、そのほかの損傷なら1回につき1万1800円(税別)のサービス料を支払えば修理(交換)してくれます。

価格は機種によって異なります。iPhone SEが最も安くて1万2800円、iPhone XS Max/XS/Xが最も高い2万2800円となっています。

AppleCare+ - iPhone - Apple(日本)

保証期間をシリアル番号から調べる

iPhoneが故障した時の修理ガイド──予約から料金、期間、保証範囲まで【アップルストア/ドコモ/au/ソフトバンク】

ちなみに、自分のiPhoneの製品保証期間は、シリアル番号から簡単に調べることができます。iPhoneのシリアル番号は「設定」アプリから[一般]→[情報]へ進むと表示されます。この番号をアップルの「保証状況の確認」ページに入力しましょう。

iPhoneが故障した時の修理ガイド──予約から料金、期間、保証範囲まで【アップルストア/ドコモ/au/ソフトバンク】

修理および修理サービスの保証範囲が「有効」であれば、製品保証期間内です。[修理のお申込み]からAppleサポートへ問い合わせることも可能です。

また、「AppleCare+ for iPhone」の保証期間については、Appleサポートアプリからも確認できます。

ドコモ・au・ソフトバンクによる補償サービスも

上記に加えて、ドコモやKDDI(au)、ソフトバンクが提供するiPhone向け修理サポートサービスに加入していれば、これらも利用できます。

ドコモの「ケータイ補償サービス for iPhone & iPad」

1年に2回まで修理が可能です。原則、申し込みから当日〜2日以内に新品同様に初期化したリフレッシュ品を届けてくれます。

ケータイ補償サービス for iPhone & iPad 料金
機種 月額料金 修理代金
iPhone 5c 500円 7500円
iPhone 5s
iPhone 6 Plus
iPhone 6
iPhone SE
iPhone 6s Plus 750円 1万1000円
iPhone 6s
iPhone 7 Plus
iPhone 7
iPhone 8 Plus
iPhone 8
iPhone X 1000円
iPhone XR 750円
iPhone XS Max 1000円
iPhone XS

月額料金と修理代金は、契約している異なります。

ケータイ補償サービス ドコモ

auの「修理代金サポート(iPhone/iPad)」

iPhone購入時からauスマートパス会員(月額372円)に加入、またはスマートパスプレミアム会員(月額499円)で「故障紛失サポート with AppleCare Services」に未加入のユーザーを対象に2年間に2回まで最大1万円(税込)を返金してくれます。

修理代金サポート(iPhone/iPad) au

ソフトバンクの「あんしん保証パック with AppleCare Services」

新規契約または機種変更と同時に申し込んでいた場合、ユーザーが負担した金額と同等の期間固定Tポイントが付与されます。

iPhoneが故障した時の修理ガイド──予約から料金、期間、保証範囲まで【アップルストア/ドコモ/au/ソフトバンク】

料金は、iPhone XS/XS/Max Xが月額1252円、iPhone6以降の機種は月額896円。iPhone6以前の機種は申し込みできません。

あんしん保証パック with AppleCare Services ソフトバンク

iPhone修理サービスの料金は?

修理や交換にかかる費用は、iPhoneのモデルによって異なります。また、製品保証の有無や、AppleCare+ for iPhone(後述)の有無によっても違いが出てきます。ここでは、Apple Storeへの持ち込みや配送修理を依頼した時の修理サービス料金を紹介します。なお、正規サービスプロバイダやその他サービスに持ち込んだ場合は、各店により修理料金が異なります。

画面割れのみの修理

画面にひびが入ったり、割れたりした場合の修理サービス料金は、下記の通りです(いずれも税別)。

AppleCare+ for iPhoneに「未加入」の場合

iPhone XS Max 3万7400円
iPhone XS 3万1800円
iPhone XR 2万2400円
iPhone X 3万1800円
iPhone 8 Plus 1万9400円
iPhone 8 1万6800円
iPhone 7 Plus 1万9400円
iPhone 7 1万6800円
iPhone 6s Plus 1万9400円
iPhone 6s 1万6800円
iPhone 6 Plus 1万6800円
iPhone 6 1万4800円
iPhone SE/5s/5c 1万4800円

AppleCare+ for iPhoneに「加入している」場合

  • 全モデル:3400円(最大2回まで)

【2019年版】iPhoneの画面が割れたら修理はどうする? 料金や予約方法などまとめ【Apple/ドコモ/au/ソフトバンクほか】

水没など「その他の損傷」の修理

損傷が広い範囲にあり、画面交換だけでは済まない時は「その他の損傷」の修理対象となり、下記の料金(すべて税別)での修理、もしくは本体の交換による対応が受けられます。たとえば、落下した際に画面が割れただけでなく、背面ガラスも損傷してしまった、筐体も歪んでしまった、コネクタがつぶれてしまったといったケースです。

「その他の損傷」の修理は、水漏れなどによる故障についても適用されます。画面だけの修理に比べると高額です。これを見ると、iPhoneを落とすことが多いというような人や、iPhone Xを使用している場合は、AppleCare+ for iPhoneへの加入を検討すべきでしょう。

AppleCare+ for iPhoneに「未加入」の場合

iPhone XS Max 6万7800円
iPhone XS 6万2400円
iPhone XR 4万5400円
iPhone X 6万2400円
iPhone 8 Plus 4万5400円
iPhone 8 3万9800円
iPhone 7 Plus 3万9800円
iPhone 7 3万6400円
iPhone 6s Plus/6 Plus 3万7400円
iPhone 6s/6 3万3800円
iPhone SE/5s/5c/5 3万400円
iPhone 4s 2万2400円

AppleCare+ for iPhoneに「加入している」場合

  • 全モデル:1万1800円(最大2回まで)

なお、損傷や不具合によっては修理できない場合もあることから、「過失、事故、不適切な取り扱いなどによってiPhoneに壊滅的な損傷が生じている場合や、不正改造による機能障害が見られる場合は、交換機をご購入いただく必要がある可能性もあります」と案内されている点には注意が必要です。

iPhone 4Sのみ、AppleCare+ for iPhoneに加入していても修理代金は保証対象外と同じ2万2400円となります。

バッテリー修理(交換)

製品保証には、不具合のバッテリーを交換する保証も含まれています。ただし、過失や事故による損傷は保証対象外となります。

AppleCare+ for iPhoneに「未加入」の場合

iPhone XS Max 7800円
iPhone XS
iPhone XR
iPhone X
iPhone 8/8 Plus 5400円
iPhone 7/7 Plus
iPhone 6/6 Plus/6s/6s Plus
iPhone SE/5s/5c

AppleCare+ for iPhoneに「加入している」場合

  • 全モデル:0円

【2019年版】iPhoneバッテリー交換の実際──予約方法や料金・待ち時間など店舗持ち込み、配送による交換も

AppleCare+ for iPhoneに加入している場合の修理

iPhoneが故障した時の修理ガイド──予約から料金、期間、保証範囲まで【アップルストア/ドコモ/au/ソフトバンク】

iPhone購入時、または購入日から30日以内に「AppleCare+ for iPhone」を購入すると、1年間のハードウェア製品限定保証と90日間の無償サポートがそれぞれ2年間に延長されます。

過失や事故による損傷があった場合でも、1回につき1万1800円の料金で最大2回まで修理サービスを受けることができます(画面の損傷は3400円)。AppleCare+ for iPhoneの購入代金は以下の通りとなっています。

AppleCare+ for iPhone 購入代金
iPhone XS Max 2万2800円
iPhone XS
iPhone X
iPhone XR 1万6800円
iPhone 8 Plus
iPhone 7 Plus
iPhone 6 Plus
iPhone 8 1万4800円
iPhone 7
iPhone 6s
iPhone SE 1万2800円

たとえばiPhone Xの場合、全損であっても実質3万4600円(AppleCare+ for iPhoneの購入代2万2800円+修理代1万1800円)で本体を修理できるため、「その他の損傷」の修理サービス(6万2400円)よりおトクです。

AppleCare+ for iPhone XS、iPhone XS Max, iPhone 8 など - Apple サポート 公式サイト

AppleCare iPhoneエクスプレス交換サービス

配送修理サービスを利用すると、修理されたiPhoneが手元に戻ってくるのに1週間前後かかります。その間、端末が手元にないのは困るという人のため、「iPhoneエクスプレス交換サービス」が用意されています。

iPhone エクスプレス交換 - Apple サポート

これは、故障したiPhoneをピックアップする際に交換機をその場で受け取れるというもの。交換機は申し込みから2、3営業日ほどで届くため、通常の配送修理サービスを利用するより、iPhoneを利用できない期間を短縮できます。なお、AppleCare+ for iPhoneを購入していると、AppleCare iPhoneエクスプレス交換サービスの料金は免除されます。

具体的には、指定の配送業者が交換用のiPhoneを届けてくれるので、その場で自分の故障したiPhoneを配達員に渡すだけです。

見逃せないiPhoneの無償修理(交換)プログラム

Appleは問題が発生した一部のiPhoneにおいて、特別な修理プログラムを提供している場合があります。対象となる端末はごくわずかですが、所有しているiPhoneがプログラムの対象であれば無償または格安で修理が可能です。

「圏外」の問題に対する iPhone 7 修理プログラム

Appleは一部のiPhone 7で、モバイルデータ通信のサービスエリア内でも「圏外」と表示されてしまう問題について、無償で修理するプログラムを提供しています。同様の症状がみられる場合は適用対象かを確認しましょう。

iPhoneが故障した時の修理ガイド──予約から料金、期間、保証範囲まで【アップルストア/ドコモ/au/ソフトバンク】

この問題が確認されているのは、2016年9月から2018年2月までの間に製造され、日本や米国、中国、香港、マカオで販売されたiPhone 7。日本で購入した場合はモデル番号「A1779」が無償修理プログラムの対象です。

アップル、iPhone 7が「圏外」になる不具合の無償修理プログラムを提供

iPhone 6 Plus Multi-Touch 修理プログラム

Appleは、iPhone 6 Plusのタッチパネルが操作できなくなる問題(いわゆるタッチ病)に対して、「iPhone 6 Plus Multi-Touch 修理プログラム」を提供中です。iPhone 6 Plusの最初の小売販売日から5年間継続されます。

この修理プログラムは、画面の一部がチカチカ明滅したりマルチタッチが反応しなくなったりする症状がみられるiPhone 6 Plusに対して、1万6800円で修理をおこなうというもの。通常なら保証対象外(OOW)修理で3万7400円のため、プログラム適用なら修理代は半額以下になります。

アップル、iPhone 6 Plusの画面不具合に対する修理プログラムを提供開始

iPhone 6sが突然シャットダウンする問題に対するプログラム

iPhoneが故障した時の修理ガイド──予約から料金、期間、保証範囲まで【アップルストア/ドコモ/au/ソフトバンク】

Appleは、iPhone 6sの一部でバッテリー残量が50~60%ほどになると突然シャットダウンしてしまう不具合に対して、「iPhone 6sが突然シャットダウンする問題に対するプログラム」を提供しています。対象は2015年9月から10月までの間に製造され、該当するシリアル番号のiPhone 6sです。

同様の症状が起きているiPhone 6sすべてが該当するわけではないようですが、下記公式ページでシリアル番号を入力して対象と認められれば、無償でのバッテリー交換が受けられるものとなっています。

iPhone 6s が突然シャットダウンする問題に対するプログラム - Apple サポート

iPhone 6 Plus iSight カメラ交換プログラム

主に2014年9月から2015年1月までの間に販売された一部のiPhone 6 Plusにおいて、背面のiSightカメラのコンポーネントが故障し、撮影した写真がぼやけて見える不具合が発生しています。

これに対して、「iPhone 6 Plus iSight カメラ交換プログラム」が提供されており、シリアル番号が特定の範囲内にあるiPhone 6 Plusなら、iSight カメラを無償で交換することが可能です。

iPhone 6 Plus iSight カメラ交換プログラム - Apple サポート

iPhone 8 ロジックボード交換プログラム

2017年9月から2018年3月までに日本や米国、オーストラリア、中国、香港、インド、マカオ、ニュージーランドで販売された一部のiPhone 8において、製造上の欠陥があるロジックボードが含まれていることが判明しています。

突然再起動する、画面がフリーズする、iPhoneをオンにできないなどの症状がみられることがあるとして、対象のiPhone 8を無償で修理する「iPhone 8 ロジックボード交換プログラム」が提供されています。

アップル、iPhone 8の「ロジックボード交換プログラム」を開始 対象端末は無料で修理

iPhone X ディスプレイモジュール交換プログラム

一部のiPhone Xで、ディスプレイモジュールのコンポーネントの故障可能性により、タッチの誤動作が生じる場合があることが判明。対象のiPhone Xを無償で修理する「iPhone X ディスプレイモジュール交換プログラム」が提供されています。

ディスプレイ全体または一部がタッチにまったく反応しない、反応したり反応しなかったりするほか、タッチしていないのにディスプレイが反応するといった症状がみられることがあるといいます。

アップル、iPhone Xのタッチ誤動作に対する「ディスプレイモジュール交換プログラム」を開始 対象端末は無償修理

iPhoneが水濡れ・水没した場合の対処法

コーヒーやジュースなどをこぼしてしまった時など、水漏れによる損傷は製品保証の対象になりません。アップルや正規サービスプロバイダに修理を依頼すると本体の交換修理となってしまい、その費用は高額です。

iPhoneが故障した時の修理ガイド──予約から料金、期間、保証範囲まで【アップルストア/ドコモ/au/ソフトバンク】

iPhoneが水没した時、個人でできることは限られています。できるだけ早く、水没したiPhoneの復旧に対応した修理業者へ持ち込むのが最善です。水没しても使用できることがありますが、そのままにしておくと錆が発生したり、内部の基板やパーツが腐食したりして、故障の原因になります。

修理業者へ持ち込む前に、iPhoneを操作するのはやめましょう。壊れていないかの確認や、急いで乾かしたくなる気持ちはわかりますが、ダメージを広げる可能性があります。特に次のような行為は、絶対に避けましょう。

電源を入れない

水没した時に電源が切れた場合は、そのままにしておきます。動作するかどうかの確認のために電源を入れると、ボタンを押したときに電流が流れて、基板がショートする可能性があります。また、充電も絶対にしないようにします。本体に通電することでショートしやすくなります。

振らない、ドライヤーで乾かさない

本体を振ると、内部で液体が移動します。浸水箇所を広め、基板全体に行き渡ってしまう恐れがあります。ドライヤーで風を送った場合も同じです。浸水した場合は、本体をなるべく動かさないようにします。

なお、応急的な処置として、本体に装着しているカバーやアクセサリは取り外したほうがよいでしょう。本体に付着している水分はそっと拭き取ります。ヘッドセットコネクタやLightningコネクタ内部に水が入りこんでいる場合は、丸めて尖らせたティッシュなどを差し込んで、水気を取り除いておきます。

また、SIMカードも抜いて保管しておきます。SIMカードトレイの横にある穴にピン(付属のものがなければ、クリップの先などを使う)を挿して、SIMカードを取り出します。SIMカードが濡れていれば、拭き取ります。

iPhoneが故障した時の修理ガイド──予約から料金、期間、保証範囲まで【アップルストア/ドコモ/au/ソフトバンク】

ちなみに、iPhone 5以降の端末では、SIMカードトレイの中に液体浸入インジケータ(LCI)が内蔵されています。インジケータ部分に水が浸入すると赤くなり、乾かしても元に戻りません。この場合、製品保証の対象外となります。

液体浸入インジケータについては、Appleの「iPhone や iPod の液体による損傷は保証対象外」のページで説明されているので、こちらも参考にしてください。

EDITED BY AO