ダンスや料理、ペット、メイクなど数多くの動画が投稿されているInstagram(インスタグラム)。投稿できる動画の長さにはフィード/ストーリー/リール/インスタライブとそれぞれ機能ごとに制約があります。上限時間を超えると投稿自体できなかったり、途中で切れてしまったりします。
そこで本記事では、インスタで投稿できる動画の長さ(時間)は何秒までなのかを機能別に整理。尺がオーバーしてしまった長い動画を、規定の時間内に収まるよう調整・トリミング(分割)してアップする方法も解説します。
インスタグラムに投稿できる動画の長さ(時間)
フィード投稿の場合
フィード投稿では、最長で60分間の動画をアップロードできます。ただし、再生回数が表示されるのは3秒以上の動画です。

2022年6月時点で、フィードに動画をアップロードすると、それらはすべてリール動画として投稿されるようになっています。
リールとしてではなく、フィードとして動画を投稿したい場合は、投稿時に複数の動画あるいは静止画(写真)を選択する必要があります。
ストーリーの場合
1つのストーリーで投稿可能な動画の長さは最大60秒です。

60秒までの動画であれば、1クリップとしてストーリーへ投稿が可能です。ただし、60秒を超える動画を選択すると、画面下にトリミングバーが表示されます。ここで、どの部分を使うかを調整する必要があります。
リールの場合
リール(Reels)は、最大90秒のショートムービーを投稿できます。

リールの画面
リール作成時に制限時間を15秒・30秒・60秒・90秒から選べます。従来は60秒が最長でしたが、2022年6月に最大90秒まで延長されました。
なお、ストーリーとしてリールを投稿するには、動画を15秒以内に調整する必要があります。
インスタライブの場合

インスタライブの画面
インスタライブは、誰でもリアルタイムで最大4時間の動画配信ができます。動画配信終了後、ライブ配信者はそのままリールへ動画をシェアすることも可能です。
インスタのアプリ内で動画の長さを編集する方法
フィード投稿の場合
フィードに投稿する動画の長さをトリミングする方法です。
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動画の長さを編集する
前述したように、フィード投稿として動画をアップロードするには、複数の動画または静止画を組み合わせて投稿する必要があります。
複数枚選択後、長さをトリミングしたい動画を表示させたら、[長さ調整]をタップし、調整バーを左右に動かして長さを調整します。
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フィルターやカバーを設定して投稿
任意で、動画全体にかける[フィルター]と、シェアしたときに静止画として表示される[カバー]を選べます。カバーは、画面下の調整バーを左右に動かすことで画像を選択できます。
よければ[完了]を選択し、通常のフィード投稿と同様に本文を入力して投稿すればOKです。
ストーリーの場合

60秒以上の動画を選択すると、画面下にトリミングバーが表示されます。これを左右に動かして、投稿に使いたい部分を選択していきます。最大で60秒なので、白い枠を縮めて60秒以下にしてもOKです。
後述の「スマホのアルバム内で動画の長さを編集する方法」で事前に動画の長さをトリミングする方法もあります。
リールの場合
リールは動画の長さを15秒以内、30秒以内、60秒以内、90秒以内のいずれかを選べます。使用する動画の尺はインスタアプリでも調整することができます。
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投稿する動画の上限時間を選ぶ
リール作成画面で、左側の縦に並んだメニューボタンから数字のボタンをタップすると、作成するリールの長さを選択できます。選べる動画の尺は15秒・30秒・60秒・90秒です。
ただし、ストーリーに投稿する場合は15秒以内で作成する必要があります。
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動画の長さを編集する
左下の四角いボタンをタップすると端末のアルバムにアクセスでき、リールで使う動画を選べます。
動画を選ぶと編集画面に移動するので、画面下の調整バーを左右に動かして動画の長さを調整します。自動で編集後のプレビューも再生されます。長さを調節し終わったら画面右上の[追加]ボタンを押して進みます。
次の画面で[プレビュー]ボタンをタップしてください。
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リールをシェアする
任意で文字やスタンプ、エフェクトなどを追加したら、[次へ]ボタンを押すとシェア画面に移動します。
シェアしたときに静止画として表示されるカバーを選んで、キャプションを入力後、[シェア]を押して完了です。
スマホのアルバム内で動画の長さを調整する方法
インスタグラムに投稿する前に、iPhoneあるいはAndroidスマホのアルバムアプリ内で動画の長さを調整する方法です。これなら、ストーリーやIGTV用の動画も微調整しておけます。
iPhoneで編集する
iPhoneのアルバム内で動画の長さを調整する方法です。
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アルバムの編集画面を開く
端末のアルバムアプリを開いて編集する動画を選択したら、右上の[編集]をタップします。
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動画をトリミングする
画面下に表示された調整バーを左右に移動させ、トリミングしていきます。範囲が決まったら[✓]ボタンをタップしてください。
[ビデオを保存]を選ぶと、トリミング前の動画に上書き保存されます。
一方で[ビデオを新規クリップとして保存]は、トリミング前の元動画を残したまま新しく動画が端末に保存されます。
Androidスマホで編集する
続いてはAndroidスマホで動画の長さを編集する方法です。
本記事ではPixel 3a(Android 11)を使用しています。Androidスマホは、機種やOSバージョンなどによって操作画面や手順が異なる場合がありますが、類似していることも多いので参考にしてください。
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端末のアルバムアプリで編集画面を開く
端末のアルバムアプリを開いて編集する動画を選択したら、画面下の中央に表示されたトリミングボタンをタップします。
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動画をトリミングする
画面下に表示された調整バーを左右に移動させ、トリミングしていきます。画面中央の再生ボタン[▷]からトリミング後の動画を視聴してみて、問題なければ右上の[コピーを保存]ボタンをタップしてください。
端末内には、オリジナルの動画とトリミング済みの動画の両方が保存されます。