インスタグラムの投稿加工のひとつに「暗め加工」があります。写真を暗めに加工するというシンプルさゆえに、暗さの統一や彩度の微妙な設定などがポイントになってきます。
この記事では暗め加工について、インスタ上で簡単に編集する方法や、おすすめの加工アプリを紹介します。
「暗め加工」とは? ポイントやコツを紹介


𝔂𝓾𝓴𝓪🦋(@yu_ka.0816)さんのInstagram
「暗め加工」とは、撮影した写真を実際よりも暗めに編集する加工スタイルです。モノクロとは異なり、彩度を少し残しておくことがポイントです。
上の画像は、𝔂𝓾𝓴𝓪🦋(@yu_ka.0816)さんのプロフィール画面。明るさや彩度を下げながら、被写体が引き立つようなクールな暗め加工で統一されています。あえて完全モノクロの写真もランダムに投稿することで、ノスタルジックでエモい雰囲気もプラスされ、全体のバランスが取れています。
具体的な暗め加工のやり方(後述)の前に、まずはどのような写真を使えばいいのか、加工前段階のポイント・コツを紹介します。
背景の占める割合が多い写真を使う


유호 (ゆほ)(@__yuh0358__)さんのInstagram
1つ目のポイントは、なるべく背景部分の面積が多い写真を使うということ。写真が被写体でいっぱいになっているものよりも、全体的に背景部分が多い写真、特に白っぽい背景の写真を選ぶようにすると、明るさや彩度を抑えた暗め加工が簡単にできるようになります。
上の画像は、유호 (ゆほ)(@__yuh0358__)さんのプロフィール画面です。背景が多い写真を暗めに加工してあるため、被写体が際立って見えます。ファッション(OOTD)投稿などにもピッタリです。
白っぽいものが写っている写真を選ぶ


𝑀𝑖𝑖,(@mi.6.n___)さんのInstagram
暗めの度合いによっては、全体が黒っぽくなりすぎたり、モノクロになってしまったりと、うまく加工ができないこともあります。
そこでおすすめなのが、𝑀𝑖𝑖,(@mi.6.n___)さんの投稿のように白っぽいものが写真内にあるものを投稿に使うこと。周りの暗さの中に1つ白いポイントがあるだけで、投稿にメリハリが出るようになります。
また、文字入れ加工テクニックで写真に白いテキストを入れば、白いものが写っていなくても解決。暗め加工がうまくできないときに、文字入れをしてみるのもいいでしょう。
インスタの編集機能を使って暗め加工する方法

加工前

加工後
インスタの編集機能を使って暗め加工する手順を解説していきます。
フィルターや編集機能での細かい設定を複数調整することで、明るく色彩豊かな写真も落ち着いた暗めの写真に仕上がります。
フィルターを設定する


インスタの投稿作成画面で写真を選択後、[フィルター]タブからモノクロのフィルターを選びます。ここでは[Moon]を使っています。
続いて、フィルター部分をもう一度タップし、調整バーを左へ少し(70くらい)動かします。すると、モノクロだった写真にほんのり彩度が戻るはずです。
編集タブで明るさを下げる


続いて[編集]タブに切り替え、[明るさ]をマイナスにします。元の写真が明るめだったので、ここでは「-90前後」と多めに暗さを追加しました。
コントラストやフェードを調整する


ここから先は好みになりますが、「コントラスト」をプラスにして写真全体の明暗の差をつけたり、「フェード」を使ってノスタルジックな雰囲気にしたりと、微調整を加えていきましょう。
- ハイライト:光が強く入っている写真は数値を下げる
- シャープ:全体の線をくっきりさせる
- 彩度:この時点でカラフルに見える場合は彩度を下げる
「暗め」といっても、やりすぎると黒っぽい写真になってしまい、被写体が背景と同化してしまうだけでなく、加工のおしゃれさが消えてしまいます。加工元の写真の雰囲気や明るさに合わせて数値を調整してみてください。
暗め加工におすすめの加工アプリを紹介
加工専用アプリを使えば、インスタの編集画面にはないようなフィルターや加工メニューが利用できます。
エフェクトだけでOK、おしゃれな暗め加工「EPIK」

加工前

加工後
加工アプリの定番「EPIK」を紹介します。EPIKでは、フィルターを調整するだけで簡単に暗め加工が完成するため、初心者にもおすすめです。


EPIKを開き加工する画像を読み込んだら、画面下の「フィルター」タブをタップ。フィルターの一覧から[モノクロ]を選び、好きな質感のモノクロフィルターを選択してください。
あとは、画面上の調整バーを左へ動かし、少しだけ彩度を追加(元の写真の色味を復活)するだけ。暗め加工が完成します。


暗さが足りないなと思ったら、「調整」タブを表示させて[ハイライト]や[明るさ]を下げてみましょう。写真がグッと暗くなるはずです。
味のあるフィルム風の暗め加工ができる「Snapseed」

加工前

加工後
細かな加工編集ツールが無料で使える「Snapseed」を使った暗め加工のやり方です。Snapseedを使えば、フィルム風のレトロな雰囲気が漂う暗め加工が楽しめます。



Snapseedを開き加工する画像を選択したら、画面下の[ツール]から[レトロラックス]をタップします。すると、番号のついたフィルターが表示されるので、寒色系(2番や5番など)のフィルターを選んでください。
これだけでも味のあるノスタルジックな暗め加工が完成します。



暗め度合いが足りないと感じるユーザーが、画面下の調整ボタンをタップし、明るさや彩度などを設定していきましょう。
変更したい項目を選んだ状態で画面上を左右にドラッグすると、画面上部の調整バーが動きます。数値を下げたり上げたりして自分好みの暗め加工を楽しんでください。