PontaやTカードなどポイントカードを買い物時に提示して、ポイントを貯めている人は多いと思いますが、支払いのたびにいちいち財布から探して出すのは面倒ですし、財布もかさばります。またカードを忘れて、ポイントを貯められなかったといった体験も珍しくないでしょう。
そこで今回は、ポイントカードをスマホでまとめて管理する方法を紹介。LINEの「マイカード」機能を取り上げながら、スマホでのポイントカード登録や使い方、店舗特典に加えてLINEポイントもゲットできる「SHOPPING GO」などの利用についても解説します。
LINE SHOPPING GOは、2020年8月をもってサービス終了することが発表されました(2020年7月27日)。
LINEの「マイカード」機能とは?
サービスごとに多くの種類があるポイントカードは、スマホにまとめて登録してしまうのがやはり便利です。会計の際はアプリを開いて、店員さんにバーコードリーダーで読み取ってもらうだけなので、スムーズにポイントを貯められます。
ポイントカードを登録できるアプリはいくつかありますが、複数枚のカードを一括で管理できる主なものは以下の通りです。
- LINE(マイカード)
- スマホサイフ
- Apple Pay
- Google Pay
なかでもLINEマイカードは、端末の種類を問わず、LINEアプリの「ウォレット」タブ内でポイントカードや会員証などを一括管理できる、つまり誰でもすぐ利用できる点に優位性があります。また、TカードとPonta両方が集約される初のモバイルウォレットとなっています。
すでにLINE Payの支払いや割り勘などを使っていて、ポイントカードと一緒に決済系の機能をまとめて管理したい人や、新しいアプリを入れるのが面倒な人は試してみてください。以降ではLINEマイカード機能をベースに、ポイントカードの登録手順、実際の使い方を紹介していきます。
LINEに「クーポン」「マイカード」機能が追加、国内メジャーブランドのクーポンやポイントカードをまとめて閲覧・管理
LINEマイカードに登録できるポイントカードは?
LINEマイカードでは、以下のポイントカードを登録できます。
- Ponta
- 無印良品
- Tカード
- ドットエスティ
- earth music&ecology
- ワールドプレミアムクラブカード
- ディオール ビューティー
- ギャップ ジャパン
- ジョンマスターオーガニック
- サカゼンメンバーズカード
リリース間もないため、まだそれほど多くない印象ですが、順次対応ポイントカードは追加される見込みです。自分が使っているポイントカードがなかったり他のアプリも試してみたい人は、後述の「その他のポイントカードをスマホで管理できるサービス」もチェックしてみてください。
なお、どのアプリも持っているポイントカードの番号や会員情報をアプリに入力して登録するという基本的な流れは変わらないので、登録の仕方がよくわからない場合でも、後述するLINEマイカードの登録手順が参考になるはずです。
LINEマイカードから「SHOPPING GO」を利用する
LINEは2018年12月、実店舗での商品購入時にLINEに表示される専用バーコードを提示するだけでLINEポイントがもらえる「SHOPPING GO(ショッピング ゴー)」を提供開始しています。earth music&ecology国内286店舗での導入を皮切りに、ビックカメラなどでも利用できるようになるなど、今後も対応ブランドは拡大見込みです。
実店舗でバーコードをかざすとLINEポイントが貯まる「SHOPPING GO」開始
SHOPPING GOの専用バーコードは、LINEの「マイカード」から導入ブランドを選択することで起動します。実店舗での買い物時にバーコードをかざせば、現金払いやクレジッドカード、LINE Payなどの決済手段を問わず、ビックポイントなどの店舗特典に加えて別途LINEポイントが付与されます(通常時で購入額の0.5%)。
LINEマイカードにポイントカードを登録する
それでは、実際にポイントカードをLINEのマイカードに登録してみましょう。
最初に、LINEアプリの「ウォレット」タブから[マイカード]をタップします。
Pontaや無印良品、Tカードなどの登録できるカードが並んでいるので、登録したいカードの[+]を選択。ここでは、「Ponta」を例に手順を紹介していきます。
Pontaのポイント残高などが確認できる「Ponta Web」の画面が開きます。登録済みの会員情報とLINEアカウントの情報を連携します。
[連携する]をタップしたら、Ponta WebのIDとパスワードを入力し、[上記に同意してログイン]をタップしてください。
なお、お店でカードを作っただけでPonta Webの登録をしていない場合は、Ponta 会員IDを先に取得する必要があるため、画面上部の[会員登録をはじめる]から登録してください。
ログインすると、本人確認のために登録しているメールアドレス宛てに確認コードが送信されます。
届いたメールに記載の確認コードを入力し、[次へ]をタップします。
Pontaカードの有無を尋ねられるので、「持っている」にチェックを入れます。
続けてカード裏に記載の15桁の番号を入力し、[次へ]をタップ。画面が切り替わったら、誕生月日と電話番号を入力して[確認して登録する内容の確認画面へ]をタップしましょう。
確認画面が表示されたら、内容を見直した上で[上記に同意して登録を完了]をタップすれば登録完了です。
Pontaの会員情報は、LINEマイカードに即座に連携されます。[次に進む]をタップすると、Pontaの会員IDやバーコードが表示されます。
LINEマイカードの店舗での使い方とSHOPPING GO
登録したPontaを使って、お店でポイントを貯めてみます。今回はPontaが使えるローソンに来ました。
レジで支払う前に、ウォレットのマイカードからPontaのバーコード画面を表示させておきましょう。
Pontaで貯める旨を伝えて、スマホのバーコード画面を店員に見せれば、バーコードリーダーで読み取ってくれます。
これで、リアルのカード提示時と同じようにPontaポイントが貯まりました。なおこの時、LINE Payのコード支払いを併用すれば、LINEポイントも貯めることが可能です。
貯めたポイントを使う際も、同様の手順でバーコード画面を提示すれば購入金額からその分を引いてくれます。
LINEのマイカードを起動すると、SHOPPING GOの導入ブランドには「P 〜%」の記載があります。
[+]から[取得する]を選択することで、専用バーコードを起動します(初回のみ)。
なお2回目以降のバーコード起動は、マイカードの画面からワンタップで行えるようになります。
あとは店舗で買い物して会計する際に、SHOPPING GOのポイントを貯める旨を伝え、バーコードを読み取ってもらいましょう。
LINEポイントの付与予定ユーザーにはLINE公式アカウントから後日メッセージが届き、ポイントは購入日の翌月末までに付与されます。
その他のポイントカードをスマホで管理できるサービス
今回はLINEのマイカード機能を紹介しましたが、ポイントカードをスマホで管理できるアプリは他にもあります。自分が使っているポイントカードがあるかチェックしておくといいでしょう。
スマホサイフ
スマホサイフはポイントカードを管理したり、クーポン券が利用できたりするアプリです。マクドナルドをはじめ、非常に多くの店舗に対応しているのが特徴です。
- Tカード
- マツモトキヨシ
- SHIDAX
- ビアードパパ
- 一風堂
- ライトオン
- つぼ八
- Watts
- UB CLUB
- 赤から
- NATURAL BEAUTY BASIC
- PROPORTION BODY DRESSING
- 北の家族
- 日比谷花壇
- AEO FRIENDS
- HIBIYA KADAN
- Hibiya Kadan Style
- handmade CLUB
- スマホ de スタンプ in 下通商店街 など
Apple Pay
iPhoneで使える「Apple Pay」にもポイントカードの管理機能があります。プリインストールされている「Wallet」から登録できます。
- Tポイント
- 楽天ポイント
- dポイント
- ヤマダ電機
- ビックカメラ
- ローソン など
Google Pay
Androidスマホで電子マネーが使える「Google Pay」にも、ポイントカード管理機能が搭載されています。
- Tポイント
- 楽天ポイント
- dポイント
- マツモトキヨシ など
その他
LINEマイカードやスマホサイフのように、まとめて登録できるアプリではありませんが、ポイントカードを発行しているお店では独自にポイントカードを格納できるアプリがあることも少なくありません。
スマホがTカード代わりになる「モバイルTカード」の使い方、Tポイントが貯まる対応アプリも紹介
- Tカード
- Ponta
- ヨドバシカメラ
- ビックカメラ
- ヤマダ電機
- ABC-MART
- 楽天ポイント
- dポイント など
まとめ
よく行くお店のポイントカードをLINEなどスマホに入れることで、従来のカードだらけの財布から卒業できます。もちろん、レジでの支払いをよりスムーズに済ませられるようになります。
購入履歴や属性などをマーケティング利用されるデメリットはあるものの、LINEマイカードであれば、LINE Payで支払ったりSHOPPING GOバーコードを提示したりするだけで、店舗ポイントに加えてLINEポイントもダブルで貯めることができるなどのメリットが享受できます。
構成・文:藤原達矢
編集:アプリオ編集部