Androidスマホで通話を録音する方法【アプリ/標準機能/イヤホンマイク/レコーダー】

Androidスマホで通話を録音する方法【アプリ/標準機能/イヤホンマイク/レコーダー】

本記事では、Androidスマートフォンで通話を録音する方法をまとめて紹介します。専用アプリやイヤホンマイク、通話レコーダーを利用する手段が挙げられるほか、標準の電話アプリに通話録音の機能が備わっているスマホもあります。

録音方法ごとにそれぞれメリットやデメリットがあり、活用できるシーンは異なります。自身にとって必要な特徴や機能などを踏まえた上で、最適なツールを選びましょう。

前提:録音は相手にバレないがトラブルに注意

LINE 通話 録音

本記事で紹介する録音方法は、いずれも録音していることが通知や音などで相手にバレることはありません。しかし録音する際は、あらかじめ相手に同意を得てから録音すべきでしょう。

通話内容を録音するのは、通信の秘密やプライバシーなどの点でリスクのある行為です。海外では、同意なく通話内容を録音すること自体が違法となる国もあります。

録音した内容を自分だけで聞くならそこまで問題はありませんが、正当な理由なく録音データを第三者に漏えいしたり、他人のために利用したりするのは避けるべきでしょう。

総務省/通信の秘密、個人情報保護について

方法1:イヤホンマイクでスマホの通話を録音する

Android 通話 録音

まず紹介するのは、「テレフォンピックアップ」と呼ばれるイヤホンマイクを使った方法です。

仕組みは簡単。イラストのように、ボイスレコーダーのマイク端子につないで、イヤホンを耳に入れた状態で電話をかけるだけです。イヤホンの外側にあるマイクロホンを通して、相手の声と自分の声が録音されます。

メリット
  • 仕組みが簡単なので扱いやすい
  • LINE通話やSkype通話などのIP電話でも録音可能
  • 機種を問わず利用できる(固定電話やガラケーも録音可能)
デメリット
  • 事前準備が必要なので急な電話に対応できない
  • ICレコーダーなどの機器が必要

機種を問わず利用でき、スマホ以外の固定電話でも録音できます。

ただし、通話前にイヤホンマイクをセットしてレコーダーで録音操作をする必要があるので、ふいにかかってきた電話を録音するのは難しいでしょう。自分から重要な電話をかける際に利用する程度の使い方が現実的です。

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1ボイスレコーダーのマイク端子にテレフォンピックアップを挿し込む

Android 通話 録音

ジャックはイヤホン端子ではなく、マイク端子に挿し込む

ボイスレコーダーのマイク端子に、テレフォンピックアップのジャックを挿し込んでください。イヤホン端子と間違えやすいので、挿し込み口には注意しましょう。

2イヤホンを耳にセットしてその上にスマホを当てる

Android 通話 録音

次に、イヤホンを耳にセットし、その上にスマホを当ててください。

テレフォンピックアップは、イヤホンの背面部分がマイクになっています。このイヤーピースのマイク部分にスマホを当てて会話することで、相手の声が録音される仕組みです。

3ボイスレコーダーの録音ボタンを押して通話を開始する

Android 通話 録音

ボイスレコーダーの「録音」ボタンを押して録音を開始します。確実に録音できていることを確認したら、スマホで通話を開始してください。通話が終わったら、ボイスレコーダーの録音終了ボタンを押しましょう。これで録音は完了です。

筆者が検証したところ、会話内容を把握するという用途では、問題なく使える印象でした。ただし、あくまで受話器の音を録音しているので、音声が小さくなってしまったり、雑音が入ったりしてしまうこともあります。

方法2:通話レコーダーでスマホの通話を録音する

Android 通話 録音

スマホの通話録音専用レコーダーを使うのもひとつの手でしょう。

たとえば「StickPhone(BR-20)」は、Bluetooth接続でスマホの通話を録音できる機械です。それ自体にスピーカーとマイクが付いており、StickPhoneを通して通話をすることで自分側と相手側の音声を録音できる仕組みになっています。

メリット
  • 録音の音質がよく、相手の声が聞き取りやすい
  • 準備に手間がかからない
  • LINE通話やSkype通話などのIP電話でも録音可能
デメリット
  • 価格が高いものが多い
  • 常に持ち歩かなければならない
  • Bluetooth接続に対応したスマホでしか利用できない

Bluetooth接続するだけで使えるので、準備の手間がほとんどかからないのが最大のメリット。接続状態を維持しておけば、突発的な電話でも録音に対応できるでしょう。

ネックは価格面で、1万2000円前後とやや高額です。また、常にレコーダーを持ち歩かなければならない点も煩わしく感じるかもしれません。

Bluetoothボイスレコーダー「StickPhone BR-20」

1通話レコーダーとスマホをBluetoothで接続する

Android 通話 録音

ここでは、例としてStickPhone(BR-20)の使い方を解説します。

まず、StickPhone中央にある録音ボタンを5秒間長押しして、Bluetooth接続が可能な状態にしましょう。

Android 通話 録音Android 通話 録音

続いて、端末の[設定]を開き「接続済みのデバイス(Pixel・AQUOS)」「機器接続(Xperia)」「接続(Galaxy)」などの項目に進んでください。

[新しい機器とペア設定する]をタップすると、スマホ側もBluetooth接続可能状態になります。

Android 通話 録音Android 通話 録音

「接続可能なデバイス」欄に[BR-20]と表示されたら、これをタップ。「現在接続されている機器」欄にBR-20が表示されていれば、Bluetooth接続は完了です。

2モードスイッチを切り替える

Android 通話 録音

StickPhoneの側面にあるモードスイッチを「MOBILE」に切り替えてください。これで、通話が開始されると自動的にその音声が録音されます。

3通話レコーダーで通話をすると自動録音される

Android 通話 録音Android 通話 録音

ペアリングができたら、通常どおりAndroidスマホで通話を開始します。

通話画面の「音声」欄を見ると、「BR-20」と表示されているはずです。この状態の間はスマホ本体から音声は発せられないので、「StickPhone」を使って会話をしましょう。

Android 通話 録音

StickPhoneにはスピーカーとマイクが付いており、スマホや固定電話と同じように通話ができる

StickPhoneを通して通話することで、自動的に録音が開始される仕組みです。

通話が終了すると録音も終了し、音声データがStickPhone本体に保存されます。保存したファイルは、レコーダー自体で聞くか、パソコンに転送して管理するかの2択になります。StickPhoneから、直接スマホやクラウドサービスにファイルを転送できないのは少し面倒なところです。

方法3:専用アプリを使ってスマホの通話を録音する

Android 通話 録音

Androidスマホでは、録音ができるアプリが多数リリースされています。

通話が始まれば自動的にアプリが起動して録音がスタートするので、ふいにかかってきた電話の録音に向いています。いつでも必要な時にスマホで再生できるのも嬉しいポイントです。

メリット
  • 専用の機材が必要ない(アプリをインストールするだけで利用できる)
  • 自動で録音を開始してくれるので録音忘れが発生しない
  • クラウドへの自動保存や会話中のメモなどの便利な機能を搭載
デメリット
  • 機種やOSのバージョンによって利用できないケースがある
  • 音質や動作が不安定な可能性がある
  • 「デバイスのフルコントロール」権限を要する

非常に便利なのですが、端末やOSのバージョンによっては利用できないケースがあります。

また、相手側の声が聞き取りにくかったり音質が悪かったりと、動作の不安定さを訴える声も少なくありません。テスト通話して、双方の声がしっかり録音されていることを確認してから利用するようにしましょう。

1アプリをインストールして各種権限を許可する

まずは、Google Playストアから録音アプリをインストールします。おすすめは「通話レコーダー」です。筆者の手元にあるPixel 4a・AQUOS sense plus・Xperia 5・Galaxy A20の4機種で検証したところ、すべてで問題なく利用できました(いずれもAndroid 10以降を搭載)。

アプリ「通話レコーダー」をダウンロード
通話レコーダー

他の機種やOSのバージョンによっては使えないこともあるので、対応機種の表示やレビューなどを見ながら、自分のスマホで使えそうなものを選んでインストールしてみましょう。

Android 通話 録音Android 通話 録音

アプリをインストールしたら、アプリを実行するためにいくつかのアクセス許可が求められます。なかでもよく考えてほしいのが「デバイスのフルコントロール」。この権限は、スマホ上でのあらゆる動作を見られてしまうだけでなく、操作を代行させることも許す極めて強い権限です。

Google Playストアで公開されているアプリは基本的に安全性の審査を通過していますが、「デバイスのフルコントロール」権限を与えることはある程度のリスクを伴います。これを承知したうえで、なお使いたい場合に限り許可してください。

2通常どおりスマホの電話アプリで通話を開始する

Android 通話 録音

「通話レコーダー」アプリがインストールされている状態で通話をおこなうと、自動的に録音が開始されます。通話のたびに「通話レコーダー」アプリを起動させる必要もありません。

3アプリで録音された音声を確認する(端末保存も可能)

Android 通話 録音Android 通話 録音

録音した音声データは「通話レコーダー」アプリに記録されています。「受信箱」タブを開くと通話記録の一覧が表示されるので、確認したいものをタップしてください。

再生アイコンをタップすれば音声の再生ができ、[保存]をタップすると端末の内部ストレージに保存できます。

Android 通話 録音Android 通話 録音

左:「さらに表示」タブをタップして[クラウドアカウント]を選択右:任意のクラウドにログインしたら「クラウドに自動保存」をオンに切り替える

「通話レコーダー」アプリはGoogleドライブ・Dropboxとの連携も可能です。バックアップがとれていれば安心ですし、端末のストレージの容量が不足したら削除することもできます。

方法4:Galaxyなど一部スマホに標準搭載された機能で通話を録音する

Android 通話 録音

Androidスマホのなかには、通話の録音を標準機能として搭載している機種があります。たとえば、GalaxyシリーズやOPPOシリーズの一部機種では、通話録音を正式にサポートしています。

メリット
  • 事前準備が必要なくスマホ単体で利用できる
  • メーカーが正式にサポートしている機能なので動作が安定している
  • スマホ上にファイルが自動保存されるので扱いやすい
デメリット
  • 通話が始まるまで録音ができない

スマホ単体で簡単に録音ができるので、最も手軽で便利な方法といえます。利用できる機種が一部に限られるのが残念ですが、通話を録音する機会が多いなら録音機能を標準搭載している機種に変更するのもいいかもしれません。

1通話画面上で「録音」ボタンをタップする

Android 通話 録音Android 通話 録音

今回は例として、Galaxy A20での使い方を紹介します。

使い方は簡単で、通話が始まったら通話画面上の「録音」をタップするだけです(メニューボタン[]から[録音]を選ぶパターンもある)。当然ですが、この作業を忘れると録音はできないので注意してください。

録音がスタートすると、画面上部に録音時間が表示されます。

2ファイルアプリで録音データを確認する

Android 通話 録音Android 通話 録音

録音したファイルは、音声ファイル(.mp4)として自動的に内部ストレージに保存されます。「マイファイル」アプリで「オーディオ」フォルダを開いてください。

Android 通話 録音Android 通話 録音

続けて「Call」もしくは「CallRecording」フォルダを開くと、保存した音声ファイルを確認できます。ファイル名が日付と時刻なので、必要なデータを取り出しやすい仕様になっています。

検証端末:AQUOS sense plus(Android 10)、Xperia 5(Android 10)、Pixel 4a(Android 11)、Galaxy A20(Android 10)

EDITED BY
MOEGI