無料の録音アプリおすすめ5選──打ち合わせや議事録、英会話などに最適【iPhone/Android】

2019-02-10 11:39
記事タイトルとURLをコピーする

無料の録音アプリおすすめ5選ーー打ち合わせや議事録、英会話など最適な利用シーン別まとめ【iPhone/Android】

会議やセミナー、打ち合わせなどのビジネスシーンだけでなく、授業内容の共有や英会話の復習など録音が必要になる機会はたくさんあります。

スマホに標準搭載されているボイスレコーダーアプリを使うこともできますが、仕事やプライベートで頻繁に録音をおこなうなら、音質の選択やタグの挿入、音声データのトリミングなど録音以外の機能も充実しているアプリがおすすめです。

そこで本記事では厳選した録音アプリを5つ紹介し、それぞれの特徴やおすすめ利用シーン、独自の機能などについて詳しく解説します。

まずは、今回紹介する録音アプリ5本の概要について簡単にまとめました。

アプリ名 ファイル形式 Android対応 iOS対応
PCM録音
  • WAVE
  • AAC
簡単ボイスレコーダー
  • WAVE
  • AAC
  • AMR
×
Cogi - Beyond Notes 不明 ×
ボイスレコーダー - 高音質ボイスメモ&録音
  • WAVE
×
Recoco
  • AAC
×

英会話の授業などクリアに音声を残したい場合は、劣化の少ない非圧縮フォーマットである「WAVE形式」のほうがよいでしょう。 長時間に及ぶ会議を録音したい場合には、データサイズが比較的軽く、音質も安定した「AAC形式」がおすすめです。

以降では、各アプリの特徴や機能などを詳しく見ていきます。

高音質録音でトリミング編集も可能な「PCM録音」

PCM録音

このアプリで最も画期的なのが、データをトリミングして必要な部分だけを保存できる機能です。iPhoneに標準搭載されているアプリにもトリミング機能はありますが、一度トリミング編集をしてしまうと元のデータは削除され、選択した部分しかデータが残りません。

しかしPCM録音アプリでは、編集前のデータとは別に編集したデータが新しく保存されるので、誤って必要な部分をトリミングしてしまっても安心です。また、保存するファイル形式は2段階、サンプリングレートは5段階から選択できるので音質にこだわりたい人にもおすすめ。

他アプリとの共有はもちろん、PCへの転送もできます。重要な会議を録音・編集して共有するなど、特にビジネスシーンで活用できそうです。

バックグラウンド録音と音質の選択が可能

アプリを開くとすぐに録音画面が表示されます。バックグラウンドで録音できるので、録音中にほかのアプリを使ったりしても、録音が途切れることはありません。

録音画面 録音が開始される

右側の赤い[録音]ボタンをタップすると録音が開始され、[一時停止]ボタンで停止することができます。[停止]ボタンを押すと録音が停止し、データが保存されます。利用できるファイル形式はWAVとAACの2種類で、8000、16000、22050、44100、48000Hzから音質を選ぶことができます。

再生速度の5段階変更とスキップ機能

画面右上の[▷]をタップするとタブが切り替わり、録音したデータが一覧で表示されます。ファイル名をタップすると音声が再生され、画面下部の[−60][−10][+10][+60]ボタンをタップすれば、ボタンの秒数の分だけ音声の早送り・巻き戻しができます。

再生画面

また、右上にある[Speed1.0x]のボタンから0.5、0.8、1.0、1.2、1.5、2.0倍速の5段階で再生速度の変更ができます。ゆっくり聞きたい部分だけスピードを落としたり、飛ばしたい部分は早めたりといった細かい調節が可能です。

必要な部分だけを保存できるトリミング編集

トリミングで選択した範囲を切り出すか、余分な箇所など選択した範囲を削除するかを選ぶことができます。

メニューが表示される 編集画面

ファイル名の右にある[]ボタンをタップするとメニューが表示され、ファイル名の変更や音声データの編集ができます。

[音声データを編集]をタップするとトリミング画面が表示されます。両端の青いバーの位置をスライドさせて残したい部分、もしくは削除したい部分を選択し、[選択範囲を削除]または[選択範囲を切り出す]をタップしてください。

音声データの共有

]ボタンをタップして[共有]を選択すると、共有方法が表示されます。

共有メニュー

クラウドアプリなどに保存する場合は「○○(アプリ名)にコピー」をタップするとアプリが開くので、保存先のファイルを指定して「保存」をタップすればデータがアップロードされます。

モード設定やチューニング機能でクリアに録音「簡単ボイスレコーダー」

簡単ボイスレコーダー

ボイスメモ、会議、音楽など状況に応じて最適な録音モードを選択できるアプリです。マイクや周囲の雑音・ノイズを調整できるチューニング機能充実しているので、音声を可能な限りクリアに記録できます。

また、周囲や相手に隠れて録音したいときもホーム画面にウィジェットやショートカットを設定しておけばアプリを開かずに録音の開始が可能です。ふとしたときに浮かんだアイデアやメロディーを音声メモとして残したり、会議や講義を録音したり、語学学習の発音チェックにもよさそうです。

アプリ「簡単ボイスレコーダー」をダウンロード
簡単ボイスレコーダー

アプリを開かずにバックグランド録音が可能

アプリを起動して、「レコーダー」タブを開き、画面下部の赤いマイクボタンをタップすると録音が開始されます。また、事前にホーム画面でウィジェットやショートカットに設定しておけば、アプリを開かずに録音を開始できます。

録音画面 ホーム画面でウィジェットを入れる

録音画面に表示されている赤いマイクボタンと再度タップすると一時停止され、画面右下のチェックマークを押すと、録音した音声データが保存されます。バックグラウンド録音ができるので、録音中はほかのアプリなどを開いてもOK。スリープ状態でも録音されています。

音質やマイク、ノイズフィルタを好みにカスタマイズ

チューニング画面

録音画面右上のメニューボタン[]から[設定]→[チューニング]と進むと細かい録音設定が可能です。

ノイズを除去するノイズサプレッサー、エコーを防止するエコーキャンセラーなど本格的なフィルタも搭載。ファイル形式は最高音質の「WAVE形式」をはじめ、サイズバランスともに最適化された「AAC形式」、最小サイズの「AMR形式」に変更できます。

サンプリングレートも最低音質の80000Hzから最高音質の480000Hzまで、7段階から選択が可能です(数値が大きいほど高音質)。ちなみに、デフォルトの設定では160000Hzとなっています。

目的・シーン別に用意された録音モード

画面右上のメニューボタン[]をタップするとメニューが表示され、[マイクのプリセット]からモードの変更が可能です。

マイクのプリセットをタップ 3種類からモードを選択できる

各モードの特徴は以下の通りです。既存の設定ではボイスメモモードに設定されています。

  1. ボイスメモ:マイクを口元に持っていくことを想定した録音モード
  2. 会議&講義:マイクを広い空間で使用することを想定した録音モード
  3. 音楽&ライブサウンド:音が反響しやすい場所や、雑音が入りやすい空間での使用を想定した録音モード

さらに、[詳細設定&トラブルシューティング]を開くと、録音中のマナーモード設定や着信が来た時の一時停止対応などの録音環境を細かく設定することができます。

音声データの共有、着信音の設定

ファイルの再生画面で共有ボタンをタップすると、共有方法が選択できます。

共有メニュー

共有だけでなく、録音した音声や音楽を着信音に設定することもできます。親しい友だちや家族で声を録音しあって着信音に設定するのも楽しそうです。

スタンバイ録音機能でさかのぼって録音可能な「Cogi - Beyond Notes」

Cogi - Beyond Notes

一定時間の音声がバッファに記録され続ける機能が搭載されており、時間をさかのぼって音声を録音することが可能なアプリです。ただ、表記が全て英語なので慣れるまで操作がわかりづらいのが難点。

会議や打ち合わせのアイスブレイクから急に本題に入ったときなどに慌ててアプリを立ち上げて冒頭部分を録音し忘れた、といった事態を回避するのに役立ちます。また、音声データとともに、写真やテキストメモの記録も残すこともできるのも嬉しいポイントです。

撮影したホワイトボードの写真や資料を見ながら音声データを聴くことで、会議や講義の内容をより詳しく振り返ることができそうです。

アプリ「Cogi - Beyond Notes 」をダウンロード
Cogi - Beyond Notes

録音開始ボタンを押す数秒前から録音が開始される

「Capture」タブで音声の録音、「Review」タブで音声の再生ができます。

「Start New Session」をタップ さかのぼって録音とデータの保存が開始

「Capture」タブで画面中央の「Start New Session」をタップすると、「セッション」が開始されてスタンバイ状態となり、バッファへの音声の記録が開始されます。スタンバイ状態で仮録音しておくことで、録音開始ボタンを押す数秒前から録音が可能になります。

ただし、このままでは音声は「Review」に音声データとして保存されません。「Tap to Highlight」という表示に変化した画面中央の円形ボタンを再度タップすると、設定した時間(デフォルトでは15秒)までさかのぼって録音とデータの保存が開始されます。

録音中の画面

録音を開始すると、画面中央の円形ボタンがオレンジ色に変化します。円形ボタン[Tap to Stop]を再度タップすれば、録音を一時停止してスタンバイ状態に戻ります。

また、円形ボタンを再びタップすることで、15秒前までさかのぼって録音が再開されます。さかのぼれる時間は、最短5秒から最長45秒まで設定可能。1回分の会議などを1つの「セッション」として扱えるため、会議の重要な箇所だけを録音して、複数の音声データを「セッション」内に保存することができます。

音声データにノート、写真、タグを付与できる

また、「Capture」タブ画面下部のメニューから、音声データにノート、写真、タグを付与できます。

録音中に写真の撮影が可能 録音中にタグ付けが可能

メモマークをタップするとメモ機能が立ち上がり、録音中にテキストを記録できます。カメラマークをタップすればカメラが起動するので、その場で撮影した写真をセッション内に保存することが可能。さらに、タグマークから「セッション」にタグを設定することもできます。

撮影した写真を閲覧する メモを閲覧する

「Review」タブで録音した音声ファイルタップすると、録音した音声の再生ができるほか、写真やメモなどの閲覧・追加ができます。「Images」タブをタップすると左右にフリックして撮影した写真を閲覧できます。

また[Notes]では、録音時にメモしたテキストを閲覧できるほか、テキストの編集や追記ができます。

音声データの共有

データを共有するには「Review」タブの再生画面で、下部にある共有アイコンをタップし、「Export Session」を選択します。

共有メニューが表示される

メールやクラウドストレージサービスなど共有方法が表示されるので、任意の方法をタップすると音声データの共有ができます。

再生スピードを15段階から選べる「ボイスレコーダー- 高音質ボイスメモ&録音」

ボイスレコーダー- 高音質ボイスメモ&録音

会議や講義など長時間の録音を行った際は、内容を聞き直すのも結構大変なもの。このアプリは再生スピードを0.5~2.0倍まで15段階で変更できるので、「録音したデータを短時間で聞き直したい」「早口でよく聞き取れない」といった場合でも最適なスピードで聞き直しができます。

また、5秒スキップ戻し、10秒スキップ送りすることも可能。長時間の録音データを聴くときに再生時間を節約することができるほか、ノートをとったり議事録などの文字起こし作業もやりやすくなります。データの共有が簡単に素早くできるのも利点です。

アプリ「ボイスレコーダー - 高音質ボイスメモ&録音」をダウンロード
ボイスレコーダー - 高音質ボイスメモ&録音

高音質&バックグラウンド録音

アプリを開き、画面下の[+]ボタンをタップすると録音が開始されます。バックグランド録音が可能なのでアプリを閉じても録音し続けられます。

録音画面 録音中の画面

[一時停止]を押すと録音がいったんストップし、画面下部の停止ボタンを押すと録音が止まってデータが画面上部の一覧に保存されます。非圧縮のWAVE形式で保存されるため、録音データは高音質。[編集]をタップするとデータの削除やファイル名の変更ができます。

再生スピードを15段階で変更できる

TOP画面でファイル名をタップすると再生画面が表示されます。

再生画面

ボタンをドラッグして再生スピードや再生位置を調整することができます。画面下部の[5]は10秒スキップです。

音声データの共有

動画ファイルを開いたときの画面右下の表示される共有ボタンをタップすると、共有メニューが表示されます。

共有メニュー

メールやクラウドストレージアプリなどを選択し、保存先を指定すればデータ共有は完了です。

文字起こし機能とタグ挿入で会話内容がひと目で分かる「Recoco」

Recoco

「Recoco」は、音声を録音すると同時に文字に起こすことができる機能を備えたアプリです。文字起こしの精度は抜群とは言い難いものの、録音データの頭出しの参考になったり、部分的に文字起こしされるだけで「あの言葉はどこで聞いただろう?」と、キーワードなどを探すときに役立ちます。

録音中に手打ちでメモを入力したり、区切りやタグを挿入したり、会話の中で聞き直したい部分を目立たせたりすることができます。文字起こしは英語、中国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、韓国語にも対応しているので、語学学習にも便利です。

ただし、他のアプリのようにファイルで録音データを共有できないのが残念なポイントです。

アプリ「Recoco」をダウンロード
Recoco

文字起こし機能とタグ、テキストの挿入機能

ホーム画面上部にある[録音を始める]ボタンをタップすると、録音が始まります。録音を終える際は、画面左上の[Stop]をタップすればOK。その際に、タイトルを入力することが求められるので、タイトルを入力して保存を完了してください。

TOP画面 録音中の画面

録音開始と同時に発言された言葉が記録されていきます。録音画面の下にある[メモ…]と書かれた部分をタップすると、キーボードが立ち上がってメモを手打ち入力することができます。

タグを挿入できる

録音画面の下部にグレーの「区分け」、ピンクの「TODO」、イエローの「お気に入り」のタグがあります。会話の途中で話題が変わった時、よいアイデアや決定事項が生まれたときなどにタグを挿入できます。このタグの名称や数などは自由にカスタマイズすることが可能です。

時系列再生で録音データを可視化

保存した録音したデータは、画面下部の「記録一覧」から確認できます。再生したい場合は、データのタイトルをタップし、再生ボタンを押します。0.7、1.0、1.3、2.0倍速の4段階で再生速度の変更ができ、10秒巻き戻し、30秒スキップも可能。

再生画面 タグの一覧表示

再生と同時に文字起こしされたテキストと挿入したタグが時系列で表示されるため、どの話題の「TODO」や「お気に入り」でメモした内容だったのかをひと目で確認できます。左にあるスライダーをタグやメモの場所に動かすことで、聞き直したい部分に移動することが可能です。

画面上部の「区分け」「TODO」「お気に入り」タブを切り替えれば、タグごとに記録された音声とテキストが一覧で表示されます。

まとめ

複数のアプリを取り上げましたが、どのアプリも操作は単純で使いやすいものばかりです。音質にこだわりたい人は「簡単ボイスレコーダー」「PCM録音 – ボイスレコーダー」がおすすめ。他にも音声のトリミング編集ができたり、再生スピードを細かく変えられたりなど、それぞれのアプリの機能に特徴があるので、使っているスマホの種類や自分の好みに合わせて選択してください。

構成・文:吉成早紀

編集:アプリオ編集部

EDITED BY MOEGI