Amazonで注文した商品が不在で受け取れなかった場合、再配達を依頼する必要があります。通常の宅配便と同じように不在票に記載されている電話番号から申し込みができますが、Amazonの注文履歴から手続きをすることも可能です。
本記事では、当日受け取りや住所変更などAmazonの再配達を依頼する際の注意点のほか、実際の申し込み方法について詳しく解説します。
- ネットで手配する方法:Amazonの「注文履歴」ページから[再配達を依頼する]を選択する
- 電話で手配する方法:0120-899-068(固定電話/携帯電話)に発信する
Amazonの再配達依頼とは

Amazonの配送は、最初の設定では手渡しではなく、玄関先や自転車カゴなどに配達する「置き配」になっています。しかし、置き配に設定していても注文内容やその時々の状況によっては、不在時に商品が持ち帰られるケースがあります。
その際に、配送業者が残していくのが「ご不在連絡票」です。玄関ドアやポストに挟み込まれているこの不在票をみて、そこに記載されている配送業者にその後の再配達を依頼する必要があります。
配送業者によって再配達の依頼方法が異なる
Amazonは、さまざまな配送業者と連携して商品の発送をおこなっています。


たとえば、発送連絡メールやアカウントサービスの「配送状況の確認」画面に「配送業者:Amazon」「Amazonが配送」と記載されていることがあります。この場合は、Amazonから業務委託された個人や地域限定の運送業者がAmazonの名義で配送しています。
一方で、ヤマト運輸や佐川急便、日本郵便のような専門業者もAmazon商品の配送をしています。ただし、注文時にコンビニ受け取りや営業所受け取りを指定しない限り、配送業者を事前に指定することはできません。
また、再配達を依頼する際も、Amazon提携の運送業者が担当している配送はAmazon独自の荷物追跡サービスを利用しているため、不在票に限らず「注文履歴」からいつでも再配達の申し込みが可能です。
Amazonの国内配送業者と問合せ・再配達依頼先
Amazonと連携している国内の配送業者は次の通りです。配送に関する問い合わせは、配送業者に直接連絡する必要があります。
Amazon

注文履歴に「配送業者 Amazon」と表示されている場合、上述のとおりAmazonが直接配送するわけではなく、Amazonから委託された提携業者が配送します。
通常、発送後の問い合わせは業者に直接連絡しますが、この場合の配送に関する問い合わせは、Amazonカスタマーサービスに連絡します。
ヤマト運輸


「クロネコヤマト」でおなじみのヤマト運輸は、再配達を依頼するための方法が数多くあります。公式アプリやLINEからは、再配達依頼だけでなく、配達状況を確認したり受け取り場所や日時を変更したりすることも可能です。

無料の会員制サービス「クロネコメンバーズ」に登録すれば、受け取りやすい曜日や日時を事前に指定できる「Myカレンダーサービス」や「お届け予定通知」なども利用できます。
- 配送状況確認:荷物お問い合わせシステム
- 再配達依頼(サイト):再配達依頼ページ
- 受取日時・場所の変更:受け取り日時・場所変更の依頼ページ
- 再配達依頼(電話):0120-01-9625(固定電話)/0570-200-000(携帯電話)/050-3786-3333(IP電話)
佐川急便


佐川急便で再配達を依頼するには、不在票に記載されている「お問い合せ送り状No.」と営業所番号が必要です。ただし、営業所番号はウェブサイトからも確認できます。

また、無料の会員制サービス「スマートクラブ」やLINEを利用すると、お届け日時をメールで通知してもらえたり、配達日時の変更や再配達の依頼が可能です。
支払いは、代金引換の場合、クレジットカードやデビットカードも利用できます。
- 配送状況確認:お荷物問い合わせサービス
- 再配達依頼:Web再配達受付サービス
- 再配達依頼(電話):0570-06-7777
- スマートクラブ
日本郵便


日本郵便は、独自の「置き配」にも対応しているほか、さまざまな荷物の受け取り方が選択できる「e受取アシスト」を利用できます。

メールやLINEでお届け予定日時や不在連絡通知が受け取れる「eお届け通知」や、コンビニや「はこぽす」といった受け取り場所を指定できる「e受取チョイス」などのサービスの利用が可能です。
ヤマトホームコンビニエンス
ヤマトホームコンビニエンスは、ベッドや冷蔵庫などの大型家具・家電の配送を取り扱うヤマトグループの専門業者です。宅急便とは異なり、ウェブサイトから再配達依頼はできません。
- 配送状況確認:0120‐008008(固定電話/携帯電話)
SGムービング
チャーター輸送やイベントの設営、テクニカル輸送など、主に法人向けの輸送サービスを行っている運送会社です。設置工事や家電リサイクル回収が必要な「特別取扱商品」の発送をしています。
- 配送状況確認:お荷物問い合わせサービス
- 再配達依頼:0120-808-011(固定電話/携帯電話)
プラスカーゴサービス
法人向け輸送サービスや、大型家具・家電の開梱、組み立て、設置などのサービスを行う専門業者です。「大型家具・家電おまかせサービス」などの配送オプションが含まれた商品の配送をしています。
- 配送状況確認:配送状況検索
- 再配達依頼:問い合わせ番号が「1804」から始まる場合:03-5980-6033、「4012」から始まる場合:06-6450-4564
Amazonの再配達ができない? 依頼する際に確認したい注意点
Amazonの再配達を依頼する際は、当日配達の申し込み期限など、注意するポイントがいくつかあります。
当日中の再配達を申し込める時間は決まっている

当日の再配達受付時間は、配送業者によって下表のように異なります(大型家電など特別取扱商品の配送業者を除く)。
配送業者 | 当日配達の受付時間締め切り | 当日の配達時間 |
---|---|---|
Amazon | 16時 | 21時まで |
ヤマト運輸 |
|
21時まで |
佐川急便 | 18時 | 21時まで |
日本郵便 | 17時 | 21時まで |
再配達の住所変更は配送業者によって一部可能
「配送業者:Amazon」と表示されている場合、再配達の際の住所変更はできません。
日本郵便やヤマト運輸は再配達の住所変更に対応していますが、佐川急便は原則不可となっており、対応はそれぞれ下表のように異なります。
配送業者 | 対応方法 |
---|---|
Amazon |
不可 |
ヤマト運輸 |
一部を除き、変更可能。サービスセンター(0120-01-9625)へ電話することで依頼ができるケースもあるが、Webからの手続きは不可 |
佐川急便 |
原則不可。ただし、「スマートクラブ」に登録すると、受け取り先を宅配ロッカー、営業所・サービスセンター、提携先店舗に変更可能 |
日本郵便 |
可能。手続きについての詳細は集配郵便局に確認する必要がある |
再配達には申し込み期限がある

配送業者ごとに、再配達には申込期限(保管期限)があります。期限を過ぎると商品が返送されてしまうので、注意してください。
配送業者 | 保管期限 |
---|---|
Amazon |
初回配送から7日間 |
ヤマト運輸 | 初回配送から7日間 |
佐川急便 | 初回配送から8日間 |
日本郵便 | 初回配送から7日間 |
再配達が来ないなど問題があれば配送業者に直接連絡する
再配達を依頼したのに商品が届かないときは、各業者に直接問い合わせましょう。
インターネットやメールからの問い合わせは当日対応可能な時間が限られているケースもあるため、急ぐならカスタマーセンターへ直接電話するのがおすすめです。
なお、配送業者がAmazonの場合には、Amazonカスタマーサービスに問い合わせます。
Amazonの再配達を依頼する方法
Amazonの再配達依頼は、基本的に配送業者ごとにおこなう必要があります。配送業者がAmazonの場合には、Amazonショッピングアプリから手配可能です。
Amazonショッピングアプリから手配する


Amazonショッピングアプリから再配達を依頼するには、アプリ画面右下のメニュータブ
から[注文履歴]をタップし、該当する注文の詳細画面で[再配達を依頼する]をタップします。上の画面のように、配送業者がAmazonでない場合には、表示されている配送業者に直接依頼します。
電話(自動音声)で手配する
配送業者がAmazonであっても、[再配達を依頼する]のボタンが表示されないケースがあります。状況によって異なりますが、ボタンが表示されない場合にはAmazonカスタマーサービスや0120-899-068(自動音声)から再配達を依頼してください。
ヤマト運輸や佐川急便などその他の配送業者は、不在票に記載された再配達受付番号に直接連絡しましょう。