2026年8月に正式導入が発表されたYouTube Premium Lite(プレミアムライト)は、音楽やYouTubeショートなど一部の動画を除き、広告が非表示になる新しい有料プランです。
料金は月額780円で、すべての広告を非表示にできるYouTube Premium(月額1280円)より月500円割安。オフライン再生やバックグラウンド再生にも対応しており、YouTubeで音楽以外の動画を視聴したい人に向いています。
この記事では、YouTube Premium LiteとPremiumを比較しつつ、Premium Liteのメリット・デメリット、お得に登録する方法などを解説します。
「YouTube Premium Lite」とは? Premiumとの違い
YouTube Premium Lite
YouTube Premium Lite(プレミアムライト)は、広告なしで動画を楽しみたいという人向けに用意されたYouTube Premiumの廉価版サービスです。いくつかあるYouTubeプレミアムを安くお得に利用する方法の一つで、2025年9月より日本国内で試験的に提供が開始され、2026年8月に正式導入が発表されています。
広告が完全になくなるのではなく、いくつかの制約があります。通常のYouTube Premiumとの違いは下記の通りです。
| Premium Lite | Premium | |
|---|---|---|
| 料金 |
月額780円 ※初回登録時1カ月の無料期間あり |
※初回登録時1カ月の無料期間あり |
| YouTubeの動画を広告なしで視聴 |
一部、広告なし ※音楽コンテンツ・YouTubeショート・検索やブラウジングは除く |
広告なし |
| YouTube Kidsの動画を広告なしで視聴 | ||
| YouTube Musicを広告なしで視聴 | ✕ | ◯ |
| 一時保存してオフライン再生 | △(音楽・ショートを除く動画のみ) | ◯ |
| バックグラウンド再生 | △(音楽・ショートを除く動画のみ) | ◯ |
まずチェックしたいのが広告の有無です。Premiumでは完全に広告がなくなるのに対し、Premium Liteは公式サイト上で「さまざまな動画を広告なしで視聴可能」と記載があり、音楽コンテンツやYouTubeショート、検索やブラウジングの際に広告が表示されることがあると説明しています。
YouTube Premium Liteは「ゲーム、お笑い、料理、学習などの動画を広告なしで楽しみたいユーザー」がターゲットで、音楽を広告なしで楽しみたい人は通常のPremiumやYouTube Music Premiumが適していると捉えることができそうです。また、Premiumで利用できるオフライン再生やバックグラウンド再生が、Premium Liteでは一部の動画にしかサポートされていません。
YouTube Premiumをドコモの「爆アゲセレクション」経由で登録すると、月額料金(税抜)の5〜10%のdポイント(期間・用途限定)が毎月還元されます。ドコモ回線に紐づくdアカウントで申し込み、支払いを電話料金合算払いにするだけです。
また、ドコモ経由で初めてYouTube Premiumに登録すると、31日間の無料トライアルも利用できます。
ドコモから申し込みで31日間無料&毎月最大10%還元
YouTube Premium Liteの料金は安い? 高い?
通常のPremiumが月額1280円なのに対し、Premium Liteの料金は月額780円です。Premiumよりも月500円も割安となっています。
YouTubeが提供する3つのサービスの料金を比較
YouTube Premium Liteには年間プランが存在しないので、長期間利用すると割安感は薄くなります。Premiumの年間プランは年額1万2800円で、月額換算すると1067円。Premium Liteとの差は約287円です。
YouTube Premium Liteには、音楽専用のYouTube Music Premiumが含まれていません。YouTube Music Premiumの料金は月額1080円で、年間プランなら年額1万800円です。年間プランだと月額換算で900円で、Premium Liteとの差額は月額120円でかなり近いことがわかります。
Premium Liteが音楽コンテンツで広告を表示するのは、音楽専用のYouTube Music Premiumと棲み分けする意図がありそうです。音楽を楽しみたいならYouTube Music Premium、それ以外はYouTube Premium Lite、すべてのコンテンツをフルに楽しむならYouTube Premiumというように選択の幅が広がります。
3つのサービスには、それぞれ初回登録時に1カ月間の無料トライアル期間が設けられています。無料期間中に解約すれば料金は発生しないので、その期間に自分にあうかどうか試してみるといいでしょう。
YouTube Premium Liteのメリット・デメリット
YouTube Premium Liteのメリット・デメリットをまとめています。これから加入しようと検討している人はあらかじめチェックしておきましょう。
メリット1:多くの動画で広告がなくなる
YouTubeの動画を視聴する際に広告が流れるのがストレスという人は多いはず。この点、Premium Liteならゲームやお笑い、料理、学習などさまざまなコンテンツで広告が非表示になります。音楽コンテンツでは広告が表示されますが、快適度は段違いに上がります。
広告を非表示にするには、月額1280円のPremiumという選択肢もあります。月額1280円をフルで支払いたくはないけれど広告を表示せずにコンテンツを楽しみたいという人には、Premium Liteは妥当な選択肢です。
メリット2:月額料金がリーズナブル
料金は、Premiumが月額1280円・年額1万2800円(1カ月あたり1067円相当)に対して、Premium Liteは780円です。Premiumの年額料金と比較すると月額換算で287円の差なので、Premium Liteならサブスク費用の節約になります。
特にデスクトップ環境で視聴することが多い人は、動画のダウンロードやオフライン再生もあまり必要としない傾向にあり、Premium Liteのメリットを大きく感じるはずです。
メリット3:ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOユーザーは割引価格が適用される
ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOユーザーなら、YouTube Premium Liteを20%OFFの月額623円で1年間利用できるキャンペーンが実施中です。また、1年経過後も10%OFFの月額701円で使えるというお得な内容になっています。ドコモユーザーには、「爆アゲセレクション YouTube Premium」が提供されていますが、YouTube Premium Liteの特典はありません。
キャンペーン適用でYouTube Premium Liteを利用すると、最初の1年間は総額7476円(月額623円×12カ月)。通常の月額料金780円で1年間利用した総額9360円と比べると、年間で1884円お得になります。ブランドごとのキャンペーン対象の料金プランは次のとおりです。
過去にYouTube PremiumやPremium Liteなどを利用したことがないユーザーは、1カ月間の無料特典もついてきます。1カ月無料対象のユーザーは、課金開始から1年間月額料金が20%割引されます。なお、ソフトバンクの料金プランが「ペイトク2」のユーザーは、キャンペーン適用で1年間Premium Liteが無料になります(1年経過後は10%OFFの月額701円)。
キャンペーンの適用は、My Softbank(ソフトバンク)、My Y!mobile(ワイモバイル)、My Menu(LINEMO)の契約者専用ページから申し込み手続きが必要です。すでにPremium Liteを利用中のユーザーがキャンペーンを適用する場合、いったんサービスを解約して登録し直す必要があります。
デメリット1:音楽コンテンツなどの広告は非表示にならない
Premium Liteでは、広告が完全になくなるわけではありません。音楽コンテンツには普通に広告が表示されます。YouTubeで音楽を楽しみたい人には、メリットがほとんどありません。
音楽コンテンツなどでは広告が表示される
実際にPremium Liteを利用してみたところ、MVなどの音楽コンテンツは2〜3曲に一度くらいの頻度で広告が挿入されます。すぐにスキップできるものもありますが、いちいち画面を操作しなければならないのが面倒です。音楽コンテンツを楽しむことが多いなら、ストレスを感じるかもしれません。
今回試したところでは、ショート動画に広告は表示されませんでした。とはいえ、今後表示される可能性は残っています。
デメリット2:音楽・ショート動画はバックグラウンド再生とオフライン再生に非対応
Premium Liteは、音楽・ショート動画において「バックグラウンド再生」と「オフライン再生」に非対応です。
これまではすべての動画でバックグラウンド再生とオフライン再生に対応していませんでしたが、2026年2月に音楽・ショートを除く動画に限りバックグラウンド再生およびオフライン再生に対応しました。
YouTube Premium Liteは音楽・ショート動画の一時保存によるオフライン再生に非対応
YouTubeのバックグラウンド再生は、ロック画面や画面を切り替えても音楽を再生したままにする機能で、YouTubeの動画や音楽をBGMとして流したいときに便利です。またオフライン再生は、動画を端末に保存する機能。インターネットへ接続せずにコンテンツを再生できるため、外出中でもデータ通信量を気にする必要がありません。
デスクトップ環境で視聴する際は、これらの機能が必要になることはほぼありません。しかし、スマホで「ながら作業」をしたいときや、外出先でも楽しみたいときはあると便利な機能です。
音楽やショート動画では、バックグラウンド再生とオフライン再生の恩恵を受けられません。広告表示と同様、音楽やショート動画を視聴したい人にとってPremium Liteは不向きです。
YouTube Premium Liteの登録方法
YouTume Premium Liteは、YouTube Premiumのプラン選択から登録できます。ここではPCブラウザでの手順で解説していますが、スマホブラウザでも手順は同様です。
YouTube Premiumのページにアクセスする
YouTube Premiumのページにアクセスし、プラン選択画面を下へスクロールするとPremium Liteのプランが現れます。[\0で1か月試す]をクリックして登録を進めましょう。初回登録時は1カ月間の無料体験期間があります。
購入を完了する
支払い方法を選択し、[購入]をクリックします。購入が完了するとすぐに視聴可能になります。
Premium Lite⇔Premiumの切り替え方法
PremiumユーザーがPremium Liteに切り替えたい、あるいはPremium LiteユーザーがPremiumに切り替えたいというケースもあるでしょう。
ここではPremium LiteとPremiumの切り替え方法を解説します。
PremiumからPremium Liteに登録する
YouTube Premiumに加入している場合、YouTube Premium Liteに切り替えることはできません。Premiumに登録している場合は、いったんサービスを解約して登録し直す必要があります。
Premiumの解約は、ブラウザでメンバーシップのページにアクセスして、[メンバーシップの管理]をクリック。画面の指示に従って、メンバーシップを解約します。
なおYouTube Premiumの解約は、登録に利用した方法によって異なります。iPhoneやiPadならApple IDのサブスクリプションから、AndroidスマホならPlay Storeから解約をする必要があります。
Premium LiteからPremiumに登録する
Premium Liteに登録したあとでPremiumを利用したくなったときは、そのままアップグレードが可能です。
メンバーシップのページで[アップグレード]を選択するだけです。残余期間からクレジットを引き継げるので、差額分を支払うだけでアップグレードできます。
まとめ:YouTube Premium Liteが向いているのはどんな人?
YouTube Premium Liteが向いている人、反対に不向きな人をそれぞれまとめました。
向いている人:音楽以外の動画を格安で観たい人
Premium Liteなら、月額780円で大半の広告を非表示にできます。動画も音楽もという旺盛な人には向いていませんが、シンプルに広告を消したい人におすすめです。音楽以外のコンテンツであれば広告が表示されることがなく、YouTubeを快適に視聴できます。
また、音楽・ショート動画以外ならオフライン再生やバックグラウンド再生にも対応します。音楽関連の動画を視聴しない人は、最小のコストで広告なしのYouTubeを楽しめるPremium Liteはぴったりです。
向いていない人:音楽コンテンツの動画を中心に観たい人
YouTubeで音楽を聴いたり、公式MV(ミュージックビデオ)の視聴といった音楽コンテンツ、ショート動画では広告が表示されることがあります。作成した再生リストや自動生成のミックスリストを作業用BGMとして流すなど、音楽を中心に利用する人はPremium Liteに向かないといえます。
音楽コンテンツやショート動画は、バックグラウンド再生やオフライン再生も非対応です。スマホで別アプリを使いながらYouTubeの音楽を聴いたり、オフラインで音楽を再生したい人は注意が必要です。
ショート動画や音楽コンテンツを快適に楽しみたい人や、YouTubeをヘビーに利用する人は通常のPremiumに加入したほうが満足度は高いはずです。