ワイモバイルには、「家族割」や「おうち割」「PayPayカード割」といった複数の割引サービスがあります。これらの割引を使うにあたって、「どれがお得なの?」「併用できるの?」と疑問に思う人も多いでしょう。割引によって条件や併用の可否が異なるので、選び方を間違えてしまうと割引を受けられないケースもあります。
本記事では、ワイモバイルの「家族割」「おうち割」をはじめとした主要な割引サービスについて、併用できる/できないケースをまとめました。また、どの割引サービスを選ぶとお得になるかなども解説します。
ワイモバイルで併用できる・できない割引サービスはどれ?
ワイモバイルのスマホ料金割引サービスは、併用できるものと併用できないものがあります。
「おうち割」には、スマホと光回線などのセット契約で安くなる「おうち割 光セット(A)」と、スマホと電力サービスのセット契約で割引になる「おうち割 でんきセット(E)」の2種類に分かれています。
「家族割」「おうち割 光セット(A)」「おうち割 でんきセット(E)」は、それぞれ重複して割引を適用させることができません。
「PayPayカード割」については、上記の割引サービスとの併用が可能です。割引の適用条件を達成できるのであれば、併用できるサービスはすべて使ったほうが月々のスマホ料金を安くすることができます。
家族割・おうち割 光セット(A)・おうち割 でんきセット(E)はどれがお得?
家族割・おうち割 光セット(A)・おうち割 でんきセット(E)は併用できないので、いずれかのサービスを選ぶことになります。次に、どの割引サービスを選ぶのがお得なのか計算してみました。
家族3人暮らしを例に料金をシミュレーションしてみた
家族3人暮らし(父・母・娘)を例に、「家族割」「おうち割 光セット(A)」「おうち割 でんきセット(E)」のいずれかを申し込んだ場合で、スマホの月額料金がどれくらい安くなるのかシミュレーションしてみました。
「家族割」を適用した場合は、主回線の割引はなく、2回線目以降から一律でスマホ料金が毎月1100円引きになります。
「おうち割 光セット(A)」の場合、スマホ料金プランの契約と一緒に、指定の光回線やホームルーターの契約が必要になります。1回線目から割引が適用されるのが特徴で、シンプル3 S/M/Lに契約しているユーザーは全員毎月1650円引きになり、家族割よりも割引額が多くなります。
「おうち割 でんきセット(E)」は、シンプル3 M/Lの契約と合わせて、対象の電力サービスにも契約することで、ワイモバイルのスマホ料金が1回線目から月1100円引きになります。ただし、シンプル3 Sのユーザーは割引対象外であることと、「おうち割 でんきセット(E)」の割引適用期間は最大24カ月間となっています。
上記の割引サービス3つのうち、どれを選んでも「PayPayカード割」との併用は可能です。「PayPayカード割」を使うと、通常のPayPayカードなら1回線につき月330円引き、PayPayカードゴールドなら月550円引きになります。
割引額だけで見れば「おうち割 光セット(A)」が一番お得ですが、自分の生活スタイルなどによっては「家族割」や「おうち割 でんきセット(E)」が向いているケースもあります。以下では、それぞれの割引サービスがどんな人に向いているかを解説します。
「家族割」が向いているケース
ワイモバイル
「家族割」はスマホの契約のみで割引が適用され、他の固定通信サービスの契約は不要です。スマホ以外に余計な契約をしたくない人、現在他社のネット回線・電力会社を契約していて特に不満がない人は、「家族割」が向いています。
「おうち割 光セット(A)」は、SoftBank光やSoftBank Airの契約をセットでおこなう必要があります。そもそも家で固定通信サービスを使わなくても構わない人や、ポケットWi-Fiで十分な人も、「おうち割 光セット(A)」は不向きです。また、「おうち割 でんきセット(E)」も、割引を受けるには対象の電力会社を契約しないといけません。
固定通信サービスや電力会社を自由に選べないので、現在他社のネット回線や電力会社で安く使えている場合などは、あえて「おうち割」を選ばずに、「家族割」を使ったほうがトータルで支払う料金が安くなることがあります。
「おうち割 光セット(A)」が向いているケース
ワイモバイル
とにかくワイモバイルのスマホ料金を安くしたい人や、「SoftBank光」や「SoftBank Air」を契約している人、今後契約する予定の人は、「おうち割 光セット(A)」を利用するのがおすすめです。
「おうち割 光セット(A)」の割引額は1人あたり月1650円で、「家族割」や「おうち割 でんきセット(E)」の割引額(1人あたり月1100円)より大きいです。さらに1回線目(主回線)から割引が適用されるのも大きなメリットです。
固定通信サービスはSoftBank光またはSoftBank Airに限定されますが、これらを元から使っていた人や、これから契約しようとしていた人にはぴったりの割引サービスです。
「おうち割 でんきセット(E)」が向いているケース
ワイモバイル
現在、ソフトバンクの家庭向け電力サービス「おうちでんき」など対象サービスを契約している・またはこれから契約する人は、「おうち割 でんきセット(E)」が向いています。主回線から割引が適用され、ワイモバイルのシンプル3 M/Lの料金から1人あたり毎月1100円割引されます。
東北電力・北陸電力・九州電力エリアに住んでいる場合は「おうちでんき」が使えないので、それぞれ別の対象電力サービスに契約していれば割引適用となります。
ただし、シンプル3 Sのユーザーは割引対象外、シンプル3 M/Lのユーザーでも割引適用期間は最大24カ月(2年間)と短くなっているというデメリットもあります。
ワイモバイルのスマホ料金割引サービス
ワイモバイルのスマホ料金が割引になる各種サービスの特徴をまとめました。
家族割
ワイモバイルの家族割は、家族でワイモバイルの「シンプル3 S/M/L」プランを契約している場合に、2回線目以降(副回線)の月額料金が1100円割引になるお得なサービスです。主回線を除き最大9回線まで利用できます。
家族割の対象プランにはシンプル2・シンプルなども含まれる
ワイモバイルの家族割における「家族」の定義は「血縁・婚姻関係があること」、もしくは「同一住所に住んでいること」です。
血縁または婚姻関係を証明できる書類を提出すれば、同居している家族・親戚だけでなく、離れて暮らす家族とも家族割を組めます。また、運転免許証やマイナンバーカードなどで同じ住所に住んでいることが確認できれば、血縁・婚姻関係がなくても家族割を適用できます。同居する事実婚カップルや恋人・パートナー同士などでもOKです。
さらに、自分1人(同一名義)でワイモバイルを複数回線使いたい場合も、家族割が適用されて2回線目以降が割引になります。仕事とプライベートで回線を使い分けたいときなどにお得になります。
家族割は「PayPayカード割」との併用が可能です。ただし、おうち割光セット(A)、おうち割でんきセット(E)とは併用できません。
ワイモバイルの家族割の条件や必要書類、申し込み方法など、詳しくは下記記事で紹介しています。
おうち割 光セット(A)
「おうち割 光セット(A)」は、ワイモバイルのシンプル3 S/M/Lの契約に加えて、対象の固定通信サービス(SoftBank 光またはSoftBank Air)もセットで契約することで、ワイモバイルの月額料金が割引になるサービスです。「SoftBank 光」は光回線で、「SoftBank Air」はコンセントに挿すだけで使える据え置き型のWi-Fiホームルーターです。
「おうち割 光セット(A)」が適用になると、スマホ料金が1人あたり月1650円引きになります。
ワイモバイル
契約者とその家族で最大10回線まで割引可能で、割引は契約者である1回線目から適用されます。
割引が適用できる「家族」の定義は家族割と同じく、「血縁・婚姻関係がある家族」または「同一住所に住む家族」です。血縁・婚姻関係がある家族であれば、離れて暮らす家族も対象です。また、同一住所に住んでいれば、血縁・婚姻関係がない事実婚のカップルや恋人同士などでもOKです。
おうち割 でんきセット(E)
ワイモバイルのシンプル3 M/Lを契約していて、かつソフトバンクの電力サービス「おうちでんき」など対象のサービスをセットで契約すると、ワイモバイルの月額料金が月1100円割引(適用期間は最大24カ月)になるサービスです。
ワイモバイル
契約者とその家族で最大10回線まで割引可能で、割引は契約者である1回線目から適用されます。割引が適用できる「家族」の定義は家族割と同じく、「血縁・婚姻関係がある家族(離れて暮らす家族も可)」または「同一住所に住む家族(別姓も可)」です。
ただし、シンプル3 Sは割引対象外、割引が使える期間も最大24カ月間(2年間)に限定されているので注意してください。
「おうちでんき」の提供エリアは、北海道・東京・中部・関西・中国・沖縄電力エリアです。東北・北陸・九州電力エリアは「おうちでんき」対象外ですが、各電力会社の対象プランに入っていれば、電力会社を変えなくても「おうち割 でんきセット(E)」の対象となっています。
PayPayカード割
PayPayカード支払いにすると、通信料金が1人あたり毎月330円引きに
ワイモバイルのシンプル3 S/M/Lに契約し、支払いをPayPayカードに設定すると、スマホの通信料金が1人あたり毎月330円引き、PayPayカードゴールドにすれば毎月550円引きされます。
さらに、ワイモバイルの支払いにPayPayカードを使うと最大1%のPayPayポイント、PayPayカード ゴールドを利用すると最大10%のPayPayポイントが付与されます。
PayPayカードは年会費無料で作れるので、支払い方法にこだわりがなければワイモバイルの支払いにはPayPayカードを設定しておくとお得です。
| 年会費 |
0
永年無料
|
|---|---|
| 還元率 |
1.00% ~ 1.50%
200円(税込)ごとに最大1.5%のポイント
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| ポイント |
PayPayポイント
|
| ウォレット |
Apple Pay
Google Pay
|
|
QUICPay
| |
| 申込条件 |
日本国内在住で満18歳以上、本人または配偶者に安定した継続収入がある、有効なYahoo! JAPAN IDを保有している、本人認証が可能な携帯電話を持っている
|
| 審査/発行 |
最短2分審査
/
最短7分発行(申込5分・審査2分)
|
| 支払い |
毎月末日締め 翌月27日引落 |
年会費永年無料で利用金額200円(税込)ごとに最大1.5%のPayPayポイント獲得(1ポイント=1円相当)。PayPayポイント攻略に必携のクレカ
国際ブランドごとに1枚ずつ、合計3枚まで発行可能
ナンバーレスで安心のセキュリティ
| 年会費 |
11,000
|
|---|---|
| 還元率 |
1.50% ~ 2.00%
200円(税込)ごとに最大2%のポイント
|
| ポイント |
PayPayポイント
|
| ウォレット |
Apple Pay
Google Pay
|
|
QUICPay
| |
| 申込条件 |
日本国内在住で満18歳以上(高校生不可)、本人または配偶者に安定した継続収入がある、有効なYahoo! JAPAN IDを保有している、本人認証が可能な携帯電話を持っている
|
| 審査/発行 |
最短2分審査
/
最短7分発行(申込5分・審査2分)
|
| 支払い |
毎月末日締め 翌月27日引落 |
ポイントの基本還元率が1.5%。PayPayステップ達成で最大2%までアップ
ソフトバンク、ワイモバイルのユーザーなら、スマホ通信料等の支払いでポイント最大10%還元
Yahoo!ショッピング・LOHACOの買い物で最大7%付与
LYPプレミアム(月額508円)が無料で付いてくる
ワイモバイルで開催中のキャンペーンについては、下記記事でも詳しく解説しています。