スマホとパソコンどちらからもファイルを送り合うノウハウを知っておけば、仕事や日々の生活でとても役に立ちます。
この記事では、Windows 11のパソコンとiPhoneやAndroidスマートフォンの間でファイルをやりとりする方法をいくつか紹介します。Android 12・iOS 15という最新環境での操作をまとめています。
Bluetoothで転送する(Android)
ほとんどのノートパソコンやスマホには、Bluetoothが搭載されています。Bluetoothを利用すると、ファイルを直接やりとりできるので通信の容量を消費しません。
ただし、この方法を使えるのはAndroid端末のみとなっています。またBluetoothは転送速度が遅いので、容量の重いファイルの送受信には向いていません。
事前にAndroidスマホとWindowsパソコンのペアリングが必須
パソコンからデータを転送する際は、事前にパソコンとスマートフォンのペアリングをおこなう必要があります。ペアリングを設定する手順を説明していきます。
スマホからパソコンにファイルを送る方法
パソコンからスマホにファイルを送る方法
クラウドストレージで転送する
頻繁にファイルを転送するなら、クラウドストレージを使うのがベストです。クラウドストレージでは、スマホ上もしくは、パソコン上のファイルをいったんクラウドストレージに保存します。つまり、ファイルをインターネット上に保存すると考えればわかりやすいでしょう。
直接ファイルを転送しないので少し手間は掛かりますが、最初に設定を済ませておけば相互に同じフォルダが利用できるようになります。クラウドストレージにはDropboxやGoogleドライブなどさまざまな種類がありますが、今回はWindows 11の標準クラウドストレージであるOneDriveを使った方法を紹介します。
Windows 11標準のOneDriveでファイルを送受信
Windows 11は標準でOneDriveを利用するので、Microsoftアカウントを作成します。無料の容量は5GBに限られるため、不足するようなら有料の追加を検討してください。なお、OneDriveはフォルダを同期する機能がありますが、ここではブラウザを使ってファイルをやりとりします。
パソコンからスマホにファイルを送る
OneDriveを使ってパソコンからスマホに送る手順を、iPhoneとAndroid端末に分けて解説します。
iPhoneの場合
iPhoneを使った手順を説明します。
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OneDriveにログインする
パソコンのブラウザでOneDriveにアクセスし、Microsoftアカウントでログインします。
Androidスマホの場合
Androidスマホを使った手順を紹介します。
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OneDriveにログインする
パソコンのブラウザーで以下のOneDriveにアクセスしてログインします。
スマホからパソコンにファイルを送る
OneDriveを使ってスマホからパソコンに送る手順を、iPhoneとAndroid端末に分けて解説します。
iPhoneの場合
iPhoneを使った手順を紹介します。
Androidスマホの場合
Androidを使った手順を紹介します。
AndroidスマホとWindows 11を連携する
Wi-Fiなどでパソコンとスマホを連携するアプリがいろいろと登場しています。ここでは、Microsoft純正の「スマホ同期管理アプリ」を紹介します。
スマホ同期は、パソコンからスマホを操作できる便利なアプリです。Android端末とWindows 11の組み合わせで利用でき、スマホの通知を見たり電話をかけたりできます。ファイルのやりとりは写真をダウンロードすることしかできませんが、用途は多いので重宝するはずです。
iTunesでファイルをやりとりする(iPhone)
Windowsパソコンにも、Appleの「iTunes」をインストールできます。このアプリをインストールしておくと、iPhoneとWindows 11搭載パソコンの間で手軽にファイルがやりとりできます。パソコンとiPhoneの連携はWi-Fiと有線接続が選べますが、ここでは有線接続を利用した方法を紹介します。
すでにiTunesをインストールしている人や、バックアップなどの用途もある人には便利な方法です。なお、ファイル転送のためだけに使うなら「SendAnywhere」などのアプリを利用するほうが手軽です。
メールやLINEで送る
ファイルを少し送りたい場合は、自分宛にメールやLINEで送信する手があります。この手順は紹介しませんが、iPhone、Android端末ともに共通で、難しいことは何もありません。ただし通信の容量は消費するので、ファイルサイズの大きなものには向きません。
LINEを利用する場合は、PC版LINEをパソコンにインストールし、LINEアカウントにログインします。具体的な使い方は下記記事を参照してください。
まとめ
パソコンとスマホでファイルをやりとりする方法は他にもたくさんあります。頻度やシチュエーションにもよりますが、頻繁にやりとりするならクラウドストレージが最も手軽で便利に利用できます。
また、パソコンを使ってる時間が長いなら、Android端末でスマホ同期を使うのもおすすめです。iPhoneで利用できないのは残念ですが、メールや通話を利用できるのはとても便利です。