国内外のサッカーの試合を観たい人にとって、いまや「DAZN(ダゾーン)」は欠かせない動画配信サービスとなっています。Jリーグをはじめ、イングランド・プレミアリーグやスペイン・リーガエスパニョーラなど人気リーグを数多く配信し、DAZNでしか観られないものも少なくありません。
本記事では、DAZNで視聴できるリーグやサービスの魅力、反対に利用していくうえでの気になる点などを紹介します。
どんなリーグが視聴できる?
2019年3月時点で、DAZNでは主に下記リーグを視聴することができます。
日本 |
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欧州大会 |
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イングランド |
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スペイン |
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イタリア |
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フランス |
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トルコ |
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ドイツ |
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オランダ |
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オーストラリア |
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Jリーグは毎節全試合を生中継
DAZNで最もコンテンツが充実しているスポーツはサッカーです。中でもJリーグはJ1、J2、J3の全試合を毎節生中継しています。試合の中継だけではなく、毎節のハイライト番組や次節の注目ポイントをまとめたプレビュー番組も充実しており、試合がある日以外でもJリーグを楽しむことができます。
試合とは別の関連番組も充実している
海外の人気リーグや日本人選手所属チームの試合も配信
DAZNで観られるリーグはJリーグだけではありません。イングランド・プレミアリーグやスペイン・リーガエスパニョーラ、UEFAチャンピオンズリーグなど世界屈指の人気を誇るリーグも観ることができます。また、香川真司選手や長友佑都選手がプレーするトルコリーグや本田圭佑選手が所属するオーストラリア・Aリーグなど日本人選手が所属するリーグの試合も配信されています。
詳細はDAZNの番組表から参照することができます。番組表は会員登録をしていなくても見ることができるので、加入を検討している人は自分が観たい試合が配信されているかどうかを事前にチェックしてから登録するのもいいかもしれません。
DAZNの魅力とは
1. 利用料金はドコモユーザーならさらに安く
DAZNは、月額1750円(税別)というリーズナブルな料金で試合が見放題となっています。
2016年8月にDAZNのサービスが開始される以前は、多くのサッカーファンは「スカパー!」を通じて試合を視聴していましたが、当時の料金は月額5000円程度でした。現在のスカパー!も月額2759円(税別)で、視聴できる試合数はDAZNよりも少ないため、DAZNの料金体系は非常におトクと言えるでしょう。
また加入を検討している人は、本登録前に1カ月間の無料体験を試すこともできます。無料体験期間中は有料会員と同じコンテンツを視聴することができ、期間中に途中で退会しても料金は発生しません。
支払い方法はクレジットカード(VISA、MASTERCARD、JCB、AMERICAN EXPRESS)やPayPal、Apple IDを経由したアプリ内課金、Amazon端末からのアプリ内課金、Google Playからのアプリ内課金などさまざまな方法があります。
またDAZNはドコモと提携しており、「DAZN for docomo」というサービスを提供しています。これはドコモ回線を利用しているユーザーであれば月額980円(税別)でDAZNのコンテンツを視聴できるというもので、「dTV」や「ひかりTV」に加入している人はDAZNもセットにすることでさらにお得にサービスを利用することができます。
2. 見逃し配信で過去の試合をいつでもチェック
試合をライブで視聴できなかった場合でも、ライブ配信終了直後から見逃し配信でいつでも試合を視聴することができます。
ただし見逃し配信を視聴できる期限が設けられており、一定の日数が経過すると視聴できなくなってしまいます。見逃し配信期間はJリーグの場合はライブ配信終了後からおよそ30日間程度、その他の試合はおよそ数日間〜1週間程度ですが、権利上の都合で短くなる場合もあります。見逃し配信期間を過ぎるとその試合は観られなくなってしまいますので注意が必要です。
ライブ配信直後から見逃し配信が一覧に表示される
3. サッカー以外のスポーツも充実
DAZNで視聴できるスポーツはサッカーだけではありません。野球やバスケットボール、アメリカンフットボール、F1などさまざまなスポーツを配信しています。
野球 |
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バスケットボール |
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自動車トラックレース |
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バレーボール |
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ボクシング | ※対戦カードは随時発表 |
総合格闘技 |
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ダーツ |
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テニス |
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ゴルフ |
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自転車競技 |
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アメリカンフットボール |
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ラグビーユニオン |
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モータースポーツ |
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競馬 |
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すべてのコンテンツが基本料金に含まれているため、サッカー以外のスポーツを視聴しても追加料金が発生することはありません。
4. テレビでの視聴も可能
DAZNはスマホアプリやPCからはもちろん、ミラーリング機能を活用することでテレビで視聴することも可能です。テレビでDAZNの映像を視聴する主な方法は、次の4つがあります。
- 接続端子を使ってテレビに出力する(対応機器)
- Google Chromecast
- Apple TV
- SHARP AQUOSココロビジョンプレーヤー(AN-NP40のみ)
- ひかりTV対応チューナー ST-3400
- ドコモテレビターミナル
- ゲーム機を使ってテレビに出力する(対応機器)
- PlayStation3
- PlayStation4
- PlayStation4 Pro
- Xbox One
- Amazon Fire TV(Stick)をテレビに接続し、Amazon App StoreからDAZNのアプリをダウンロード
- HDMIケーブル使ってPCとテレビを接続し、表示されたDAZNの視聴画面を出力する
また、インターネット接続が可能なスマートテレビを持っている人であれば、DAZNのアプリをダウンロードして視聴することも可能です。
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DAZNを使っていて気になる点
1. 画質があまりよくない
スマホで楽しむ限りはそれほど気にならないのですが、PCやテレビなど比較的大きな画面で見るときの画質は、お世辞にもきれいとは言い難いのが現状です。
また、試合を観ていると映像が突然中断して読み込み中になったり、画質が一気に低下することがあります。SNS上でも同様の事例が指摘されており、不満の声が上がることも少なくありません。
突然映像が中断し、読み込み中になることも
2. 電話のカスタマー窓口がない
DAZNのカスタマーセンターは電話窓口がなく、何かトラブルがあった際や不明点があった際に不便さを感じるときがあります。
メールでの問い合わせも可能ですが、返答に2〜3日かかることがあるため、急ぎで確認したいことがある場合は24時間対応のライブチャットを使用するのがよいでしょう。ライブチャットのページを開くとオペレーターが反応し、聞きたい内容をテキスト入力すると答えてくれます。
3. 録画機能やダウンロード機能がない
DAZNには映像を録画する機能がありません。見逃し配信で過去の試合を観ることはできますが、見逃し配信期間が終了するとその試合を観ることができなくなります。中には気に入った試合を保存しておきたいという人もいるかもしれませんが、残念ながら現時点で試合を保存する方法はありません。
また、外出先で試合を観たい人にとってはNetflixのように映像を事前にダウンロードしてオフラインで視聴できたほうが便利なのですが、DAZNにはダウンロード機能も実装されていません。現在はスマホのデータ通信量が1/7になるデータセーブ機能もありますが、Wi-Fiのない環境で多くの試合を観るとその分だけ通信量を消費してしまいます。
DAZNは2018年8月にダウンロード機能を数カ月以内に実装することを表明していますが、現時点ではいつ実装されるのかは未定です。
データセーブ機能なら通信量が1/7になる
4. 海外の試合は実況・解説がいない試合も
Jリーグの試合は基本的には実況と解説が揃っているのですが、海外の試合だと実況のみで解説がいない、または実況・解説の両方がおらず英語実況という試合も少なくありません。
まとめ
サッカーの試合を観たい人にとって、DAZNが最適な動画配信サービスであることは間違いありません。サッカーの試合を配信しているサービスは「スカパー!」や「J SPORTS」などもありますが、中継されている試合数が少なく、一部DAZNと同じ試合を中継していることもあります。
またUEFAチャンピオンズリーグなどDAZNが日本国内の配信を独占している大会もあるため、より多くの試合を観たい人はまずDAZNの無料体験を試してみるのが良いでしょう。