「Xperia 5 II(エクスペリア ファイブ マークツー)」を持っていて楽天モバイルの契約を考えているけど、楽天モバイルで使えるかわからないということはありませんか。
本記事では、販売元がドコモ・au・ソフトバンク・SIMフリー版の「Xperia 5 II」が楽天モバイルに対応しているか解説。楽天モバイル契約前に知っておきたい準備や手順、Xperia 5 IIがどんな機種なのかについても紹介しています。
Xperia 5 IIは楽天モバイルに対応している?
まず、Xperia 5 IIが楽天モバイルの各種機能に対応しているか一覧表にまとめました。自分が所有している(または購入予定の)Xperia 5 IIの各キャリアモデル/SIMフリーモデルが、楽天モバイルの回線や通話に対応しているかチェックしてみてください。
販売元 | 4Gデータ通信 | 5Gデータ通信 | 通話 | SMS | APN自動設定 | ETWS(※1) | 110/119などでの高精度な位置情報測位 | eSIM対応 |
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ドコモ | × | × | × | × | 楽天モバイルによる動作未確認 | 楽天モバイルによる動作未確認 | 楽天モバイルによる動作未確認 | × |
au | ○ | × | ○ | ○ | 楽天モバイルによる動作未確認 | 楽天モバイルによる動作未確認 | 楽天モバイルによる動作未確認 | × |
ソフトバンク | × | ○ | × | × | 楽天モバイルによる動作未確認 | 楽天モバイルによる動作未確認 | 楽天モバイルによる動作未確認 | × |
SIMフリー | 楽天モバイルによる動作未確認 | × |
すべてSIMロック解除済みであることが前提
※1:緊急地震速報や津波警報などの受信
なお、APN自動設定に非対応の機種の場合、回線開通時に自身でAPN設定をおこなわないとインターネットに接続できないので注意が必要です。
ドコモ版「Xperia 5 II SO-52A」の場合

ドコモ版Xperia 5 II SO-52Aは楽天モバイルに非対応
ドコモ版Xperia 5 II SO-52Aの場合、4G・5Gデータ通信、通話、SMSといった機能を利用できないため、楽天モバイルで使用することはできません。

ドコモ版Xperia 5 II SO-52Aでも楽天モバイル回線に理論上は接続できるはずだが、動作確認の結果は利用不可と示されている
なお、ドコモが公表しているXperia 5 II SO-52Aの対応周波数を見てみると、楽天モバイル回線のバンド3とバンド28(楽天モバイルに割り当てられているプラチナバンドの700MHz帯)に対応していることが確認できます(5G回線に割り当てられているn77とパートナー回線であるau回線のバンド18/26には非対応)。
そのため、理論上はドコモ版Xperia 5 II SO-52Aで楽天モバイルを利用できる可能性はありますが、仮に楽天モバイル回線に接続できたとしても楽天モバイル回線のエリア外(パートナー回線でカバーするエリア等)では使えません。そもそも楽天モバイルによる動作確認で利用不可とされているため、楽天モバイルを契約しても使えないと考えるべきでしょう。
au版「Xperia 5 II SOG02」の場合

au版Xperia 5 II SOG02の場合、5Gデータ通信には対応しておらず、一部の機能の動作も確認できていないが問題なく利用できる
au版Xperia 5 II SOG02の場合、4Gデータ通信、通話、SMSに対応しています。5Gデータ通信は非対応で、APN自動設定など一部の機能の動作は未確認ですが、普段使いするぶんには問題なく利用できる可能性があります。
APN設定を自身でおこなうことを念頭におき、ETWS(緊急速報受信などの機能)の代わりに「Yahoo!防災」といったアプリの利用を検討してください。

au版Xperia 5 II SOG02でも理論上は楽天モバイルの5Gが使えそうだが、動作確認の結果は利用不可と表示されている
auが公表しているXperia 5 II SOG02の対応周波数帯一覧を見てみると、楽天モバイルの5G回線として割り当てられているn28とn77に対応していることが確認できます。
そのため、理論上はau版Xperia 5 II SOG02で楽天モバイルの5Gが使える可能性もありますが、そもそも楽天モバイルによる5Gデータ通信の動作確認では利用不可とされているため、5Gには対応していないと考えるのが妥当です。
ソフトバンク版「Xperia 5 II A002SO」の場合

ソフトバンク版Xperia 5 II A002SOは楽天モバイルに5Gのみ対応
ソフトバンク版Xperia 5 II A002SOの場合、5Gデータ通信に対応します。5Gエリア内ならインターネットは使えますが、4Gデータ通信や通話、SMSなどに対応していないため実用には耐えないと言えるでしょう。

楽天モバイル回線のバンド3とバンド28に対応していることが分かるが、楽天モバイルによる4Gデータ通信の動作確認では利用不可と示されている
ソフトバンクが公表しているXperia 5 II A002SOの搭載周波数帯一覧(※PDF)を見てみると、楽天モバイル回線のバンド3とバンド28に対応していることが確認できます(パートナー回線であるau回線のバンド18/26には非対応)。
そのため、理論上はソフトバンク版Xperia 5 II A002SOで楽天モバイルの4Gデータ通信に接続できる可能性はありますが、楽天モバイルによる4Gデータ通信の動作確認で利用不可と示されており、使えないと考えるのが妥当です。
SIMフリー版「Xperia 5 II XQ-AS42」の場合

楽天モバイルの対応製品ページにSIMフリー版Xperia 5 II XQ-AS42の記載はない
SIMフリー版Xperia 5 II XQ-AS42は、2025年6月時点で楽天モバイルによる動作確認がおこなわれていない端末です。

ソニーが公表している製品仕様を見てみると、楽天モバイル回線のバンド3とバンド28、バンドn77、パートナー回線のバンド18/26に対応していることが確認できます。
そのため、理論上はSIMフリー版Xperia 5 II XQ-AS42を楽天モバイルで利用できる可能性はあります。しかし、楽天モバイルによる動作確認ができておらず、楽天モバイルを契約しても使えないリスクが高いと考えられます。
Xperia 5 IIで楽天モバイルを契約する前の準備

楽天モバイルの回線を契約するには、契約後に利用する端末がSIMロック解除されていることが前提となります。契約前に手持ちのXperia 5 IIがSIMロック解除されているかどうかを必ず確認しましょう。
また、楽天モバイルの契約には本人確認のための身分証明書(運転免許証やマイナンバーカードなど)やMNP予約番号の発行(MNPワンストップ対応事業者の場合は不要)などが必要です。こちらも契約前に忘れずに準備しておきましょう。
- 楽天モバイルの公式サイトにアクセスし、プラン・オプション・SIMタイプを選択する
- 本人確認をおこなう
- 支払い方法を選択する
- 申し込み完了
- (SIMカードで申し込んだ場合)自宅に届いたSIMカードをスマホに挿し込む
その他、楽天モバイルでは他社からの乗り換えでポイントがもらえるキャンペーンも開催しています。1万ポイント以上の楽天ポイントを獲得できるキャンペーンもあるので、チェックしてみてください。
Xperia 5 IIはどんな機種?

- 6.1インチの大画面有機ELを採用した5Gスマホ
- 高性能CPUと大容量メモリを搭載し、スペックは文句なし
- 防水、防塵、おサイフケータイにも対応した全部入りモデル
- カメラは3眼、ハイブリッド手ブレ補正を搭載
Xperia 5 IIは6.1インチの有機ELを採用した5Gスマホです。本体サイズは68×158×8.2ミリで、大画面ながら横幅が狭いため片手でも持ちやすくなっています。重量も163グラムと軽量なので、長時間持って操作しても手の負担は少ないでしょう。
CPUは高性能なSnapdragon 865 5G Mobile Platformを採用し、メモリは8GB搭載します。内蔵ストレージも128GB(SIMフリー版256GB)と大容量で、1TBまでのmicroSDカードによる増設が可能です。Webページの閲覧やLINEといった普段使いが快適なことはもちろん、ゲームアプリも十分楽しめるスペックとなっています。
Xperiaシリーズおなじみの防水、防塵、おサイフケータイはもちろん対応。イヤホンジャックも搭載しており、いつも使っている有線イヤホンをそのまま使えることも嬉しいポイントです。ワンセグ・フルセグには対応しませんが、全部入りモデルなのでメインのスマホとして使うことができるでしょう。
カメラは標準、超広角、望遠がそれぞれ1220万画素の3眼で構成。標準レンズと望遠は光学式と電子式を組み合わせた、ソニー独自のハイブリッド手ブレ補正を搭載します。最近のスマホではおなじみとなっている超広角レンズも採用し、風景や集合写真の撮影にも最適です。また、ディスプレイ側の縁には800万画素のカメラを備えます。