楽天モバイルの5GポケットWi-Fiを実機レビュー、2週間使ってわかった魅力と弱点

通信速度を実際に計測してみた
楽天の最新ポケットWi-Fiを2週間使い倒した本音レビュー、通信速度は前モデルから進化した?

2026年3月、楽天モバイルから待望の5G対応モバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket 5G」が登場しました。回線セットのキャンペーンを利用すれば一括2990円(税込)という破格の安さで手に入ることもあり、自宅用や持ち歩き用として購入を検討している人も多いのではないでしょうか。

そこで実際に2週間、Rakuten WiFi Pocket 5Gを自宅でも出先でも使い倒してみました。通信速度や繋がりやすさを都内で実測検証しながら、5Gの実力から気になるバッテリー持ち、料金プランなどコスパ面まで、カタログスペックだけではわからないメリット・デメリットを本音でレビューします。

税込み2990円で購入できる

Rakuten WiFi Pocket 5Gとは? 前モデルからの変化をおさらい

Rakuten WiFi Pocket 5G

Rakuten WiFi Pocket 5G

まずは「Rakuten WiFi Pocket 5G」の基本情報、および前モデルである「Rakuten WiFi Pocket Platinum」との比較・進化ポイントを紹介します。

項目 Rakuten WiFi Pocket 5G(最新モデル) Rakuten WiFi Pocket Platinum(前モデル)
製品名 Rakuten WiFi Pocket 5G Rakuten WiFi Pocket Platinum
発売日  2026年3月 2024年7月
金額

税込み1万6800円→キャンペーン適用で2990円

税込み1万820円→キャンペーン適用で1円
ホワイト ホワイト
サイズ(高さ/幅/厚さ) 約72.1 x 約114.3 x 約16.9 (mm) 約65 x 約96.5 x 約15.3 (mm)
重量 約177g 約103g
ディスプレイ(サイズ / 種類) 約1.4インチ / LCD 約1.4インチ / LCD
バッテリー容量 4000mAh 2440mAh
充電時間 約3.7時間 (ACアダプター(推奨充電器)) 約2.5時間 (ACアダプター(推奨充電器))
連続待受時間 約360時間 約260時間(LTE)
連続通信時間 約10時間(LTE)/約9時間(5G Sub6) 約10時間(LTE)
通信速度
  • LTE 受信時:400Mbps
  • LTE 送信時:75Mbps
  • 5G (Sub6) 受信時:2.14Gbps
  • 5G (Sub6) 送信時:218Mbps
  • LTE 受信時:最大 150Mbps
  • LTE 送信時:最大 50Mbps
SIMタイプ eSIM nanoSIM
Wi-Fi 規格 IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax IEEE 802.11 b/g/n
テザリング(Wi-Fi / USB) 24台 / 1台 16台 / 1台
USB USB Type-C / USB 3.1 USB Type-C / USB 2.0
対応OS(USBテザリング)
  • Windows 11 (64bit)
  • macOS 12/13/14/15 (64bit)
  • Windows 10 (32bit/64bit)
  • Windows 11 (64bit)
  • macOS 12/13/14 (64bit)
かんたん接続 WPS / QRコード WPS / QRコード
付属品 クイックスタートガイド / 無線LAN初期設定シール クイックスタートガイド / 無線LAN初期設定シール

楽天モバイルが初のオリジナルモバイルルーターとして「Rakuten WiFi Pocket Platinum」を発売したのが2024年7月のこと。「1円キャンペーン」などの影響もあり、手軽にWi-Fi環境を作れる端末として大きな話題を呼びました。

それから2年経った2026年3月、満を持して登場したのが2代目となる「Rakuten WiFi Pocket 5G」です。初代ユーザーが「ここが惜しい」と感じていたポイントを一気に解消しました。

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「プラチナバンド」に完全対応、ビルや地下の弱点を克服

最新モデルは、2024年に楽天モバイルが獲得した700MHz帯(Band 28)の「プラチナバンド」に対応。障害物を回り込んで電波が届くため、ビルの中や地下での繋がりやすさが向上しています。

プラチナバンド

電波には「周波数が低いほど、障害物をすり抜けたり回り込んだりしやすい」という特徴があります。プラチナバンドはこの力が強いため、コンクリートの壁に囲まれたビルの中や地下、奥まった部屋にも電波がしっかり届きます。

また、低い周波数の電波は空気中での衰えが少ないため、1つの基地局(電波を飛ばすアンテナ)でカバーできるエリアが非常に広くなります。そのため、山間部や地方でも繋がりやすくなるというメリットもあります。

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「5G(Sub6)」対応で超高速・大容量通信を実現

平日14時台の屋内での速度テスト結果(下り63.8Mbps・上り53.4Mbps)

平日14時台の屋内での速度テスト結果(下り63.8Mbps・上り53.4Mbps)

前モデルはLTEのみの対応で、最大受信速度は150Mbpsでした。しかし新モデルは「5G(Sub6)」に対応したことで、最大受信速度が2.14Gbps(約14倍)へと跳ね上がっています。光回線と同じまではいきませんが、かなり快適な通信環境を作れるようになりました。

実際に検証してみましたが、人が超密集するエリアや帰宅ラッシュ時の地下ホームでは一時的に数値が落ちるものの、「繋がらなくて困る」というシーンは一度もありませんでした。

外出先でPC作業をする人や、移動中に動画視聴・ゲームを楽しみたい人はもちろん、自宅で固定回線代わりに使いたい人にとっても満足できる実力を持っています。

一括税込2990円で購入できる

「Wi-Fi 6」対応で複数接続も安定

Wi-Fi

ルーターからスマホやPCへ電波を飛ばす「Wi-Fi規格」も、前モデルの古い規格から、最新の「Wi-Fi 6」に進化しました。これにより、通信の順番待ちによる遅延(タイムラグ)が解消されています。

同時接続できる端末の数も16台から24台へとアップしたため、家族で使いたい人や複数のガジェットを同時に繋ぎたい人もストレスなくサクサク使えます。

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バッテリー容量が約1.6倍に増量

前モデルの弱点でもあったバッテリー容量が、2440mAhから4000mAhへと大幅に増量されました。

ただしその分、重量は約103gから約177gへと重くなり、本体のサイズもひと回り大きくなりました。とはいえ、約177gは一般的なスマホと同等か少し軽いくらいなので、持ち歩く分には大きな負担にはならないでしょう。

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Rakuten WiFi Pocket 5Gの見た目をレビュー

毎日目にしたり、持ち歩いたりするものだからこそ、見た目やサイズ感は重要です。写真付きで詳しくレビューします。

ホワイトを基調としたシンプルなデザイン

裏面

「ホワイト」を基調としたシンプルなボディに、控えめな「R」と「5G」のロゴが光ります。中央には約1.4インチのディスプレイを搭載。バッテリー残量や電波状況がひと目でパッと確認できます。

背面はサラッとしたマットな質感で指紋が目立ちません。おなじみの「お買いものパンダ」のイラストがプリントされています。

本体上部

本体底面には、充電用のUSB Type-Cポートを配置。上部には電源ボタンと、対応機器との接続に便利なWPSボタンが並びます。物理SIMスロットがないeSIM専用機のため、ボタン周りも凹凸が少なく、非常にスッキリしています。

インテリアにも馴染みやすいデザイン

インテリアにも馴染みやすいデザイン

清潔感のあるスッキリとしたデザインなので、自宅のテーブルやオフィスのデスクにも馴染みます。出しっぱなしにしていても悪目立ちしません。

2990円キャンペーン開催中

サイズは前モデルから一回り大きくなった

縦約72.1mm × 横約114.3mm × 厚さ約16.9mm

サイズは、縦約72.1mm × 横約114.3mm × 厚さ約16.9mm

本体サイズは、縦約72.1mm × 横約114.3mm × 厚さ約16.9mmです。前モデルから、ひと回り大きくなりました。

丸みを帯びたフォルム

丸みを帯びたフォルムで手に馴染む

前モデルからサイズアップしたとはいえ、女性でも片手で持てるほどコンパクトです。丸みを帯びたフォルムに設計されているため、手のひらに馴染みます。

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約177gで軽量、持ち運びも楽々

女性でも片手で持てる

女性でも片手で持てる

重量は約177g。これは一般的なスマートフォンとほぼ同じか、少し軽いくらいの重さです。手に持ったときにズッシリとした負担がなく、長時間の移動でも気になりません。

ポケットにすっぽり収まるサイズ感

ポケットにすっぽり収まるサイズ感

ズボンのポケットに忍ばせても、シルエットが崩れたりかさばったりすることはありません。流行りの薄いサコッシュや、ビジネスバッグの内ポケットにもすっぽり収まります。

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使い勝手・バッテリー持ちをレビュー

日々使うものだからこそ、設定の分かりやすさや扱いやすさはとても重要です。2週間使ってみて、気づいたポイントをレビューします。

接続はQRコードを読み取るだけで簡単

面倒なパスワード入力は不要。QRコードを読み取るだけで接続完了

面倒なパスワード入力は不要。QRコードを読み取るだけで接続完了

本体上部の「WPS」ボタンを2回押すと、ディスプレイに接続用の「QRコード」を表示させることができます。それをスマホのカメラで読み取るだけで、一瞬でWi-Fi接続が完了します。

面倒なパスワード入力は一切必要ありません。友人にWi-Fiを貸してあげたいときも、QRコードを見せるだけで済むため非常にスマートです。

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「eSIM専用機」なのでSIMカードを入れ替える手間がない

どこにも物理SIMスロットがない

どこにも物理SIMスロットがない

本機は「eSIM専用」で物理SIMスロットがありません。SIMピンを使ってSIMカードを入れ替える手間がないのは嬉しいポイントです。

しかしその反面、他社のSIMカードを差し替えて使い回すことはできないため注意しましょう。

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充電ポートは汎用性の高いUSB Type-C

「USB Type-C」ポートが採用されている

「USB Type-C」ポートが採用されている

充電には、現在の主流である「USB Type-C」ポートが採用されています。Androidスマートフォンや近年のiPhone、iPad、ノートPCなどと同じ規格なので、普段使っている充電ケーブルをそのまま使い回すことができて便利です。

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バッテリー持ちはイマイチな印象

夕方にはバッテリーが心もとなくなる

17時台の画面表示。バッテリー残量が残りわずか(1メモリ)になっている

カタログスペック上は4000mAhの大容量バッテリーを搭載していますが、過信は禁物です。実際に外へ持ち出して使ってみると、正直なところ「バッテリーの持ちはイマイチ」という印象を受けました。

1日中外出した日は、朝100%の状態で家を出ても、お昼の時点ですでにバッテリーは半分(約50%)に。17時頃には20%程度(先ほどの写真の状態)まで低下してしまいました。

自宅やコワーキングスペースなど常に充電できる環境をベースに使うなら問題ありませんが、やはり充電器のない環境で丸1日持ち歩くには不安が残ります。

使わない時は「こまめに電源オフ」するのがおすすめ
1日中外出する際にはこまめに電源ボタンを長押ししてオフにするのがおすすめ

1日中外出する際にはこまめに電源ボタンを長押ししてオフにするのがおすすめ

地下や建物の奥まった場所など圏外や電波の弱い状態が続くと、ルーターはフルパワーで基地局を探し続けてしまいます。この行為がバッテリーを激しく消耗させてしまうのです。

外出先で丸1日使いたい人や長時間電波が悪い場所にいると分かっている場合は、こまめに電源をオフにしておくことでバッテリーの消耗をある程度は防ぐことができるでしょう。

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別売りの「専用クレードル」を装着すればさらに快適

別売り専用クレードル:3880円(税込)

別売りの専用クレードル(税込み3880円)

自宅で使いたい人におすすめなのが、別売りの「専用クレードル」です(税込み3880円)。クレードルとは、「充電スタンド型の拡張機器」のこと。本体を上からカチャッと差し込むだけで自動的に充電が開始されます。

別売りの「専用クレードル」を装着すればさらに快適に

別売りの「専用クレードル」を装着すればさらに快適

毎回ケーブルを抜き差しする煩わしい手間が省けるだけでなく、「家に帰ったらクレードルに置く」というルーティーンができるため、置き忘れや充電切れを未然に防げます。

クレードルの背面に「有線LANポート」が搭載されている

クレードルの背面に「有線LANポート」が搭載されている

また、クレードルの背面には「有線LANポート」が搭載されています。「Rakuten WiFi Pocket 5G」を、デスクトップPCやスマートテレビなどとLANケーブルで直接繋ぐことができ、Wi-Fi(無線)で接続するよりも通信が安定します。

「自宅で固定回線代わりに使いたい人」にとっては、まさに必須のアイテムです。自宅用と外出用、どちらの用途も妥協したくない人は、ぜひ本体とセットでの購入を検討してみてください。

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通信速度と繋がりやすさをレビュー

通信速度と繋がりやすさを検証するため、東京都内の3つのシチュエーション(屋内・地下・屋外)で実測調査を行いました。計測には、Google検索から手軽に利用できる「速度テスト」ツールを使用しています。

ネットの通信速度には、大きく分けて「下り(ダウンロード)」と「上り(アップロード)」の2種類があり、目的によって重視すべき数値が異なります。まずはそれぞれの役割を簡単におさらいしておきましょう。

下り速度とは?

下り速度は、Webサイトを見たり、動画を再生したり、データを手元の端末に持ってくる時の速さです。普段インターネットを利用する際、通信の8〜9割はこの「下り」の作業です。そのため、インターネットの快適さを決める一番重要な指標といえます。

  必要目安
Web検索・SNSの閲覧 1〜10Mbps
動画視聴 5〜25Mbps
オンラインゲームのプレイ 30Mbps〜
上り速度とは?

上り速度とは、自分の端末の中にあるデータを「インターネット上に向けて送り出す時の速さ」を指します。下り速度に比べると普段の生活で大量のデータを消費する機会は少なめですが、テレワークの普及やSNSの発達により、近年この上り速度の重要性が非常に高まっています。

  必要目安
ZoomなどのWeb会議 1〜3Mbps
SNSへの写真・動画投稿 3〜10Mbps
YouTube等でのライブ配信 6〜10Mbps

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昼と夜に「屋内」で検証してみた

建物の中で、昼と夜に通信速度を検証しました。

昼の時間帯で検証

平日14時台の屋内での速度テスト結果(下り63.8Mbps・上り53.4Mbps)

平日14時台の屋内での速度テスト結果(下り63.8Mbps・上り53.4Mbps)

東京都内のオフィスでの、昼14時台の速度テスト結果です。下り63.8Mbps・上り53.4Mbpsと、バランスのよい速度を記録しました。複数人で同時に接続しても遅延は一切なく、写真や動画のアップロード、Web会議もストレスなく快適にこなせます。

楽天モバイルは「建物の中に入ると電波が弱い」という印象でしたが、新たにプラチナバンドに対応した恩恵をはっきりと実感できました。

夜の時間帯で検証

夜20時台の屋内での通信速度テスト結果(下り61.7Mbps / 上り49.9Mbps)

夜20時台の屋内での通信速度テスト結果(下り61.7Mbps / 上り49.9Mbps)

同じ場所で、夜の混雑時間帯(20時台)に計測した結果です。一般的にネット回線は夜間に遅くなりやすいといわれますが、下り61.7Mbps・上り49.9Mbpsと、昼間と変わらない非常に高いパフォーマンスを維持していることがわかります。

オンラインで『原神』もプレイしましたが、ストレスなく操作できました。

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昼と夜に「地下」で検証してみた

「地下空間」で昼と夜に通信速度を検証しました。

昼の時間帯で検証

混雑する平日13時台の渋谷駅地下鉄構内での通信速度テスト結果(上り41.0Mbps/下り27.8Mbps)

混雑する平日13時台の渋谷駅地下鉄構内での通信速度テスト結果(上り41.0Mbps・下り27.8Mbps)

人が密集する平日13時台の渋谷駅の地下構内で検証しました。回線が混み合う環境でも下り27.8Mbpsをキープしており、Webサイトの閲覧や動画視聴もスムーズです。駅構内を移動している最中も、通信が切れることなく安定しています。

夜の時間帯で検証

夜20時台の地下鉄ホームでの通信速度テスト結果(下り8.46Mbps / 上り23.7Mbps)

夜20時台の地下鉄ホームでの通信速度テスト結果(下り8.46Mbps・上り23.7Mbps)

夜の帰宅ラッシュ時(20時台)の地下鉄ホームでの実測結果です。混雑と地下空間が重なり、下りは8.46Mbpsまで落ち込みました。

オンラインゲームは難しいかもしれませんが、標準画質の動画再生やメッセージの送受信、SNSの閲覧なら問題なくこなせるレベルです。実際に、YouTube Musicで音楽をストリーミング再生していましたが、駅と駅の間を移動している最中も通信が切れることなく安定していました。

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昼と夜に「屋外」で検証してみた

障害物のない屋外で、昼と夜に通信速度を検証しました。

昼の時間帯で検証

平日13時台の渋谷駅前での速度テスト結果(下り11.5Mbps / 上り18.5Mbps)

平日13時台の渋谷駅周辺での速度テスト結果(下り11.5Mbps・上り18.5Mbps)

平日の13時過ぎ人が密集する渋谷駅周辺での検証結果は、下り11.5Mbps・上り18.5Mbpsでした。屋外は、周囲にいる人の多さ(回線の混雑度)によって数値が左右される傾向にあります。

大勢の人が一斉にスマホを使うお昼時の渋谷駅前のため数値は少し控えめです。しかし、実際に使っていて「急激に通信が遅くなる」といった現象も起きておらず、日常使いには十分な速度を保っていました。

Webサイトの閲覧や地図アプリの操作はスムーズで、メッセージアプリ操作もストレスなくおこなえた印象です。

夜の時間帯で検証

夜20時台の都内屋外での通信速度テスト結果(下り34.7Mbps・上り32.6Mbps)

夜20時台の都内屋外での通信速度テスト結果(下り34.7Mbps・上り32.6Mbps)

夜の帰宅時間帯(20時台)に都内の屋外で計測した結果です。渋谷駅ほどの密集地帯ではなかったこともあり、下り34.7Mbps・上り32.6Mbpsと上下ともにバランスよく速度が出ています。移動中のマップ確認もストレスはありません。

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【総評】実際に使ってみて良かった点・微妙だった点まとめ

最後に、「Rakuten WiFi Pocket 5G」を2週間使い倒して、見えたリアルな本音をまとめます。

前モデルから進化を遂げた部分がある一方で、ライフスタイルによっては割り切りが必要なポイントもいくつか存在します。購入を迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

良かったポイント

都内で使う分には通信スピード・エリアともに申し分なし

一番感動したのは、やはり通信の快適さです。「5G(Sub6)」と「プラチナバンド」の恩恵により、都内のオフィスやカフェ、混雑する渋谷の街中、さらには電波が届きにくかった地下鉄の駅構内に至るまで、どこでも安定した通信が利用できました。

東京都内で徹底検証

もちろん、前述した実測データからも分かる通り、時間帯や周囲の混雑状況といった環境要因によって数値が変動するのは事実です。

帰宅ラッシュ時の駅などでは、一時的に速度が控えめになることもありました。しかし、そうした環境の変化を加味しても、「Webページが開かない」「動画や音楽のストリーミング再生が頻繁に止まる」といった著しい遅延やトラブルに遭遇することはなく、日常生活を送る上でのストレスはありませんでした。

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工事不要で手軽に無制限の「Wi-Fi環境」が作れる

自宅回線としての利用もおすすめ

Rakuten WiFi Pocket 5Gは自宅用のWi-Fiルーターとしての利用もおすすめ

通常、自宅に光回線を引こうとすると、数週間におよぶ工事の順番待ちや、数万円単位の初期費用・工事費が発生します。

しかしRakuten WiFi Pocket 5Gなら、初期費用はたったの2990円(税込)。面倒な配線工事や立ち会いも必要なく、端末が手元に届いたその日のうちに、Wi-Fi環境が完成します。

楽天モバイル 料金プラン

ランニングコストは、楽天モバイルの基本料金(どれだけ使っても月額最大3278円)のみ。動画もゲームも思いきり楽しめます。

さらに、これまで楽天モバイルの弱点とされてきた「屋内での電波の弱さ」も、プラチナバンド対応によってかなり改善された印象です。建物の奥まった部屋でも電波が入りやすくなったため、自宅のメイン回線としても十分に頼れるポテンシャルを持っています。

「自宅にネット環境は欲しいけれど、光回線を引くのはハードルが高い」と感じている人に特におすすめです。

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毎日持ち歩いても負担にならないサイズ感

カバンにもすっぽり収まるサイズ感

薄めのサコッシュにもすっぽり収まるサイズ感

大容量バッテリーを搭載して少し重くなったとはいえ、約177gという重量は最新のスマートフォンとほぼ同じです。ポケットや小さなミニバッグ、サコッシュに入れても邪魔になりません。

スマホや財布と一緒に毎日サッと持ち出せる身軽さは、長く使い続ける上で非常に大きなメリットだと感じました。荷物をなるべく減らしたいミニマリストな人にもおすすめできます。

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微妙だったポイント

バッテリーの持ちには不安が残る&充電スピードも遅め

充電スピードも遅め

充電スピードも遅めなのが気になった

実際に使ってみて、最大の弱点だと感じたのが「電源周り」です。前述した通り、電源をオンにしたままだと、勝手に電力を激しく消費するため、丸1日外出する日は夕方前にバッテリー残量が心もとなくなります。

さらに、バッテリー容量が4000mAhと大きくなった分、充電完了までに約3.7時間かかる点もややネックです。就寝前にしっかり充電しておくか、1日中外出する時はモバイルバッテリーをセットで持ち歩くなどの工夫が必要です。

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現在はデータ通信専用プランを選べない

プランは「Rakuten最強プラン」か「Rakuten最強U-NEXT」の2択(いずれも電話番号付き)

プランは「Rakuten最強プラン」か「Rakuten最強U-NEXT」の2択(いずれも電話番号付き)

実は楽天モバイルには、かつて音声通話やSMSを省いたデータ通信専用の「Rakuten最強プラン(データタイプ)」が存在していました。しかし残念なことに、2026年3月5日よりこのデータタイプの新規申し込み受付が一時停止となってしまいました。

そのため、現在一般の人が契約できる楽天モバイルのプランは、以下の2種類のみに絞られています。

「Rakuten WiFi Pocket 5G」は、純粋なWi-Fiルーターとして設計されているため、本体にスピーカーやマイク、通話用のボタンなどは一切搭載されていません。当然、電話をかけたり受けたりすることは不可能です。

それにもかかわらず、プランの仕様上、必ず「070」や「080」から始まる音声通話用の電話番号が1つ新規で割り振られる形になります。ルーター用として契約したにもかかわらず、です。

使うこともできない電話番号が発行されるのは違和感があります。「データ通信専用プランがあればいいのに」と感じてしまうのが正直なところです。

電話番号を活用するには?

Rakuten WiFi Pocket 5Gで使用しているeSIMをスマートフォンに移行することで、スマートフォンを使用して電話をかけることは可能です。

その際は、「my 楽天モバイル」アプリまたはウェブサイトでeSIM再発行の手続きが必要となります。

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単体購入だとキャンペーンの割引が適用されない

「Rakuten WiFi Pocket 5G」は楽天モバイルの既存ユーザーに限り、端末(本体)だけで購入することも可能です。しかし、端末だけで購入する場合、楽天モバイルが実施している各種割引キャンペーンの対象外となってしまいます。

最初は一括価格1万6800円が表示されている

最初は一括価格1万6800円が表示されている→

プラン申し込み選択後に割引が適用される

プラン申し込みを選択すると割引が適用される

通常価格(定価)は1万6800円(税込)ですが、回線契約と同時にセットで申し込むと、1万3810円もの割引が適用され、一括2990円(税込)という破格の安さで手に入ります。

つまり、端末だけで買おうとすると、セット購入に比べて1万3810円も多く支払わなければなりません。普通に端末だけを追加購入するのは非常にもったいないです。以下のように、工夫して割引を適用しましょう。

案1:今の回線はそのまま「2回線目」としてセット購入する

一番手軽でおすすめなのが、純粋に「2回線目の新規契約」としてルーターとセットで申し込む方法です。

楽天モバイル

楽天モバイルの「オリジナル製品 特価キャンペーン」は、過去に同様のキャンペーンを利用したことがない人であれば、2回線目以降の追加契約であっても問題なく割引が適用されます。

ただし、過去に旧モデル(Rakuten WiFi Pocket Platinumなど)をキャンペーン価格で購入したことがある人は対象外となるので注意しましょう。

案2:既存の回線を他社へ乗り換え、楽天モバイルはルーター専用の新規回線にする

「複数回線を持つと毎月の維持費が上がるのが気になる」という人は、今の楽天モバイルのスマホ回線を他社(povoやLINEMOなど)に乗り換え(MNP)、改めて楽天モバイルを契約するのがよいでしょう。

楽天モバイル ポケットワイファイ

楽天モバイルはデータ通信をどれだけ使っても無制限で月々3168円です。

自宅でも、外出先でも楽天モバイル回線にすべてのデータ通信を任せる形にすれば、スマホ側のプランは最低限の維持費(povoの基本料0円など)に抑えられるうえ、固定Wi-Fiの費用も削れます。トータルの通信費を大幅に節約できます。

EDITED BY
MOEGI