「AQUOS wish4(アクオス ウィッシュフォー)」を持っていて楽天モバイルの契約を考えているけれど、楽天モバイルで使えるかわからないということはありませんか。
本記事では、販売元がドコモ・楽天モバイル・ワイモバイル・SIMフリー版の「AQUOS wish4」が楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」に対応しているか解説。楽天モバイル契約前に知っておきたい準備やAQUOS wish4がどんな機種なのかについても紹介しています。
AQUOS wish4は楽天モバイルに対応している?
まず、AQUOS wish4の各種機能に対応しているか一覧表にまとめました。自分が所有している(または購入予定の)AQUOS wish4のキャリアモデル/SIMフリーモデルが、楽天モバイルの回線や通話に対応しているかチェックしてみてください。
なお、APN自動設定に非対応の機種の場合、回線開通時に自身でAPN設定をおこなわないとインターネットに接続できないので注意が必要です。
2023年6月に「Rakuten UN-LIMIT VII」から「Rakuten最強プラン」に刷新されたことで、楽天回線エリア外に接続されるパートナー回線(au回線を使用)もデータ通信無制限となりました。
AQUOS wish4は、2024年6月に楽天モバイルが商用利用を開始したプラチナバンドにも対応していると思われます。プラチナバンドとは、ビル群や地下でも電波が届きやすい性質を持つ700〜900MHzの電波を中心とする周波数帯の俗称です。
プラチナバンドの対応エリアは主要都市部を中心に順次エリアを拡大している最中のため、端末が対応していたとしてもエリア次第では恩恵を受けられない可能性があります。
ドコモ版「AQUOS wish4 SH-52E」の場合

楽天モバイルによる動作確認端末のページにドコモ版AQUOS wish4 SH-52Eの記載はない
ドコモ版AQUOS wish4 SH-52Eは、楽天モバイルで動作確認がおこなわれていない機種です。そのため、楽天モバイルを契約しても思うように使えないリスクがあると考えられます。

理論上はドコモ版AQUOS wish4 SH-52Eでも楽天モバイルを利用できるはずだが、動作未確認のため使える保証はない
ドコモが公表しているAQUOS wish4 SH-52Eの対応周波数を見てみると、楽天モバイルが使用しているバンド3とn77、パートナー回線で使用するバンド18に対応していることが確認できます。楽天モバイルに割り当てられている700MHz帯のバンド28も記載されており、ドコモ版AQUOS wish4 SH-52Eはプラチナバンドに対応した機種であると考えられます。
そのため、理論上はドコモ版AQUOS wish4 SH-52Eでも楽天モバイルの回線を利用できるはずです。しかし、動作確認対象外の端末なので、楽天モバイルを契約してもデータ通信や通話などを満足に使えない可能性があります。
楽天モバイル「AQUOS wish4 SH-M27」の場合

楽天モバイル版AQUOS wish4 SH-M27であれば、すべての機能に対応している
当然ながら、楽天モバイル版AQUOS wish4 SH-M27はすべての機能に対応しています。APN自動設定やeSIMなども含め、すべての動作確認がとれているため、問題なく楽天モバイル回線を利用可能です。

楽天モバイルのプラチナバンドである700MHz帯(バンド28)が記載されている
楽天モバイルのWebサイトにて楽天モバイル版AQUOS wish4 SH-M27の対応バンドを確認してみると、プラチナバンドに割り当てられている700MHz帯のバンド28が記載されています。このことから、楽天モバイル版AQUOS wish4 SH-M27はプラチナバンドに対応した機種であると考えられます。
これからAQUOS wish4を購入する人は、すべての機能が動作確認済みの楽天モバイル版を購入するといいでしょう。
ワイモバイル版「AQUOS wish4」の場合

楽天モバイルの対応製品ページにワイモバイル版AQUOS wish4の記載はない
ワイモバイル版AQUOS wish4は、楽天モバイルで動作確認がおこなわれていない機種です。そのため、楽天モバイルを契約しても思うように使えないリスクがあると考えられます。

理論上はワイモバイル版AQUOS wish4でも楽天モバイルを利用できるはずだが、動作未確認のため使える保証はない
ワイモバイルが公表しているAQUOS wish4の搭載周波数帯一覧(※PDF)を見てみると、楽天モバイルが使用しているバンド3とn77、パートナー回線で使用するバンド18に対応していることが確認できます。楽天モバイルに割り当てられている700MHz帯のバンド28も記載されており、ワイモバイル版AQUOS wish4はプラチナバンドに対応した機種であると考えられます。
そのため、理論上はワイモバイル版AQUOS wish4でも楽天モバイルの回線を利用できるはずです。しかし、動作確認対象外の端末なので、楽天モバイルを契約してもデータ通信や通話などを満足に使えない可能性があります。
SIMフリー版「AQUOS wish4 SH-M27」の場合

SIMフリー版AQUOS wish4 SH-M27であれば、すべての機能に対応している
SIMフリー版AQUOS wish4 SH-M27の場合、すべての機能に対応しています。APN自動設定なども含め、すべての動作確認がとれているため、問題なく楽天モバイル回線を利用可能です。SIMフリー版AQUOS wish4 SH-M27はeSIM対応機種なので、eSIMで申し込むこともできます。

楽天モバイルのプラチナバンドである700MHz帯(バンド28)が記載されている
シャープのWebサイトにて対応バンドを見てみると、楽天モバイルに割り当てられている700MHz帯のバンド28が記載されています。このことから、SIMフリー版AQUOS wish4 SH-M27はプラチナバンドに対応した機種であると考えられます。
楽天モバイル版AQUOS wish4の在庫がない場合、楽天モバイルの契約にあたってECサイトなどでSIMフリー版を購入する手もあるでしょう。
AQUOS wish4で楽天モバイルを契約する準備と手順

AQUOS wish4
楽天モバイルの契約には本人確認のための身分証明書(運転免許証やマイナンバーカードなど)やMNP予約番号の発行(MNPワンストップ提供のキャリア・MVNOからの乗り換えの場合は不要)などが必要です。契約前に忘れずに準備しておきましょう。
なお、AQUOS wish4は2024年7月に発売された製品となるため、キャリア版でもSIMロック解除の必要はありません。MVNOやECサイトで購入できるSIMフリー版は当然SIMロックが掛かっていない端末です。
その他、楽天モバイルのキャンペーンや新規申し込み方法、乗り換えの手順なども必要に応じてチェックしてください。
AQUOS wish4はどんな機種?

- 割れにくい強化ガラスを採用した6.6インチの大画面液晶ディスプレイ
- アウトカメラは広角レンズのみのシンプルな構成でスマホ初心者にも使いやすい
- 1TBまでのmicroSDカードに対応
- 防水と防塵、おサイフケータイが使える全部入りモデル
2024年7月にしたAQUOS wish4は、AQUOSスマートフォンではベーシックモデルという位置づけのAndroid端末です。画面サイズは6.6インチの液晶ディスプレイで、リフレッシュレートは最大90Hzです(「なめらかハイスピード表示」設定時)。コンクリート上への落下想定試験をクリアした強化ガラスを採用しており、路上などで不意に落としてしまっても画面が割れにくくなっています。
メモリは4GB、ストレージは64GB搭載し、microSDカードで最大1TBまでストレージの拡張が可能。バッテリーは5000mAhと大容量で、音楽再生は約140時間、HD動画視聴は約21時間の駆動時間となっています。
アウトカメラは5010万画素の広角レンズのみのシングル。AQUOS wishシリーズ向けにチューニングした画質エンジン「ProPix lite」を搭載し、夜景やポートレートも目で見た印象を忠実に再現するといいます。一般的なスナップ写真の撮影であれば満足できそうです。
生体認証はマスク対応の顔認証と指紋認証に対応。防水と防塵、おサイフケータイはもちろん、イヤホンマイク端子も備えた全部入りモデルとなっています。